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俳句的生活

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古志鎌倉ズーム句会(2021年12月12日)

俳句的生活 投稿日:2021年12月13日 作成者: 田中 益美2021年12月13日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
青空を圧倒しつつ富士眠る         神谷宣行
極月の顔の行き交ふ兜町       木下洋子
雪へさす古風な傘や吉右衛門     西村麒麟
このごろは冬至南瓜も四半分     金澤道子
大空の青々とまだ年ゆかず      長谷川櫂
手みやげの包みしつとり今川焼    田中益美
【入選】
鮟鱇の笑つてゐたる鍋の中      西村麒麟
故郷のこどものころの寒さかな    長谷川櫂
海鼠にも話したき事ある如く     西村麒麟
一夜さのくれなゐ沈む冬の水     葛西美津子
御空へと我が初顔をマスクとる    森永尚子
煤掃や今年巡りし神の数       澤田美那子
日本の元気なころのちゃんちゃんこ  升谷正博
国語からこころが消ゆる漱石忌    喜田りえこ

•長谷川櫂選
【特選】
顔見世の顔のひとつの消えにけり   升谷正博
葉を落としきり瞑想に入る冬木    金澤道子
海底の地震におどろく海鼠かな    吉田順子
【入選】
ふんはりと重なつてをリ朴落葉    おほずひろし
幸せに生きたつもりよ氷面鏡     魚返みりん
はららごの赤くこぼるるのつぺかな  葛西美津子
極月の顔の行き交ふ兜町       木下洋子
冬ざれや釣人に家無き如く      西村麒麟
なお五年夢つむがんと日記買ふ    園田靖彦
朴落葉あつと言ふ間に山暮るる    木下洋子
闘魂がはみ出してゐるラガーシャツ  澤田美那子
顔見世や御贔屓もはや三代目     澤田美那子
ぬくぬくと落葉の中や山一つ     藤原智子
豊かなる湯気にかこまれ冬至風呂   神谷宣行
大鍋で樹皮と煮る罠猟用意      西川遊歩
国語からこころが消ゆる漱石忌    喜田りえこ
先祖代々あとかたもなし根深汁      イーブン美奈子
仏壇の親しき人も煤払        澤田美那子
背のまるき太陽の塔日向ぼこ     木下洋子
闘病して得る鴛鴦のこころかな    神谷宣行

第二句座 (席題:手毬、狸汁)
•藤英樹選
【特選】
そつとまた取り出してみる手毬かな  藤原智子
金色の絲よりほつれ手毬かな     葛西美津子
掌に弾まぬ手毬うつくしき      葛西美津子
眼鏡みな曇ってをりぬ狸汁      仲田寛子
手毬唄ひとりふたりと思ひ出し    長井はるみ
忘れめや母のうたひし手まり唄    おほずひろし
【入選】
日の暮れていつしか一人手毬唄    升谷正博
従姉妹たち集つてをり手毬つく    田中益美
手毬唄先に逝きたる妹よ       澤田美那子
狸汁生姜にんにくざくと葱         葛西美津子
眼裏に浮かび来る母手毬唄      わたなべかよ
雪分けて父帰りくる狸汁       湯浅菊子
俳諧の力となれよ狸汁        園田靖彦
狸汁あとは雑魚寝の狸腹       澤田美那子

•長谷川櫂選
【特選】
煮て焼いて食つてやるなり狸汁       イーブン美奈子
幸あれと手毬へ一糸一糸かな        イーブン美奈子
雪降れば思ひ出すなり手毬唄         藤英樹
【入選】
そつとまた取り出してみる手毬かな   藤原智子
金色の絲よりほつれ手毬かな      葛西美津子
日の暮れていつしか一人手毬唄       升谷正博
手毬唄ひとりふたりと思ひ出し       長井はるみ
杣人の手斧捌くや狸汁           喜田りえこ
眼裏に浮かび来る母手毬唄         わたなべかよ
手毬唄四つの先を忘じけり         わたなべかよ
俳諧の力となれよ狸汁           園田靖彦
雪分けて父帰りくる狸汁          湯浅菊子
忘れめや母のうたひし手まり唄            おほずひろし

 

古志鎌倉ズーム句会(2021年11月14日)

俳句的生活 投稿日:2021年11月15日 作成者: 田中 益美2021年11月15日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
綿虫の一匹に話しかけてみん      藤原智子
展宏忌冬の桜の声を聞け        西村麒麟
花入れは花飾る毎枯れゆけり      西川遊歩
生きてゆく落葉のやうに呼吸して    森永尚子
その奥に白山眠る松林図        関根千方
たとふれば酢茎の味よわが齢      わたなべかよ
【入選】
長身を屈むる鴨居波郷の忌       わたなべかよ
しつとりと言葉降り積む展宏忌     園田靖彦
寂聴さん逝かれはらりと冬紅葉     イーブン美奈子
初雪の便りちらほら展宏忌       金澤道子
冬麗や掌に乗るほどの飛鳥仏      わたなべかよ
はろばろと響動もす海よ展宏忌     升谷正博
人間てふ管を涸らすな展宏忌      関根千方
純情を隠して照れて展宏忌       神谷宣行
せいのーと小春の空へ干すシーツ    喜田りえこ
•長谷川櫂選
【特選】
展宏忌冬の桜の声を聞け      西村麒麟
冬帽子まつさきに日の当たりけり  藤原智子
展宏忌めぐりきてほら花柊     葛西美津子
富岳より見え隠れしたる冬スミレ  魚返みりん
やや熱燗に展宏さんの忌なりけり   仲田寛子
【入選】
にこにこのお顔しか知らず展宏忌  澤田美那子
瀬戸の海に一句捧げん展宏忌    澤田美那子
戦争を挟みし昭和展宏忌      喜田りえこ
寂聴さん逝かれはらりと冬紅葉   イーブン美奈子
初雪の便りちらほら展宏忌     金澤道子
米沢は雪仕度済み展宏忌      藤英樹
いつの間にか消えてしまひし冬の蝶 おほずひろし
けふなぜかしづかな海や展宏忌   葛西美津子
蒼天の青どこまでも展宏忌     おほずひろし
一本が狂ひ咲きをり展宏忌     イーブン美奈子
化け物の虚子に見入られ展宏忌   西川遊歩
くちびる荒れて口笛冬の音     森永尚子
冬晴れほど楽しきものはなかりけり 森永尚子
その奥に白山眠る松林図      関根千方
テンゴクノサケハウマイカ展宏忌  神谷宣行
鮭上る大き頭をぶつけ合ひ     藤英樹

第二句座 (席題:懐手、鮫)
•藤英樹選
【特選】
群衆のすきを自在に鮫泳ぐ     長谷川櫂
小判鮫のごとき奴とは飲めぬなり  わたなべかよ
鮫一匹揚げて火を焚く浜辺かな   神谷宣行
懐手そらおそろしき男かな     イーブン美奈子
白き腹見せて大鮫船の下      曽根崇
空爆の前の静けさ鮫の海      神谷宣行
ざつくりと鮫に食はれし鉤の先   葛西美津子
【入選】
瞑想の淵に沈みぬ懐手       澤田美那子
干鮫の美味きところぞ土佐の国   森永尚子
反論を考えてゐる懐手       曽根崇
競られゐて鮫の目のなお恐ろしき  澤田美那子
鮫の目や森閑として無表情     長谷川櫂
久々の小町通りや懐手       金澤道子
笠智衆懐手してただ居りぬ     長井はるみ
宇和島は猛き町なり鮫喰らふ    おほずひろし
淡々と金の話や懐手        西村麒麟
•長谷川櫂選
【特選】
鮫来たれ妻の病巣食ひつくせ      神谷宣行
懐手そらおそろしき男かな       イーブン美奈子
淡々と金の話や懐手          西村麒麟
懐手してゐる国のありにけり      升谷正博
ざつくりと鮫に食はれし鉤の先     葛西美津子
【入選】
鮫捌く乙女の指や夕まぐれ     魚返みりん
干鮫の美味きところぞ土佐の国   森永尚子
鮫の身のあはれ真白や蒲鉾屋    葛西美津子
懐手ついに眠りに落ちにけり    関根千方
鮫一匹揚げて火を焚く浜辺かな   神谷宣行
子雀のあそび見てをり懐手     おほずひろし
鮫の眼が見ている水の暗さかな   森永尚子
懐手して顔ぶれの揃ふまで     金澤道子
笠智衆懐手してただ居りぬ     長井はるみ
宇和島は猛き町なり鮫喰らふ    おほずひろし
砂まみれうちあげられし小鮫かな  田中益美
空爆の前の静けさ鮫の海      神谷宣行
宇治橋を代々守る懐手       わたなべかよ

古志鎌倉ズーム句会(2021年10月10日)

俳句的生活 投稿日:2021年10月12日 作成者: 田中 益美2021年10月12日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
病む妻のひと足早き秋袷       澤田美那子
わが庭に小鳥来るころ玩亭忌        金澤道子
アフガンは逃れ逃れてゆく秋ぞ    関根千方
ひとつぶの露さへ命うるほせる    関根千方
秋耕やあれこれ思ふ春のこと     木下洋子
いつしかに身の軽くなる花野かな   金澤道子
草々に秋定まりぬ玩亭忌       澤田美那子
【入選】
たかだかと鷹渡りゆく玩亭忌     金澤道子
八十の手習ひをせん玩亭忌      澤田美那子
馬肥えてコロナ収束見えてきし    木下洋子
女ざかりは仕事ざかりや玩亭忌    木下洋子
月山の地酒にほろと玩亭忌      曽根崇
大切なわ行のゐとゑ玩亭忌      西川遊歩
今年酒競ひ並ぶや稲荷山       澤田美那子

•長谷川櫂選
【特選】
質の良き批評あれかし玩亭忌    神谷宣行
蛇穴に入るやジョイスを読むために 西村麒麟
墨をすり筆を浸して玩亭忌     おほずひろし
【入選】
花すすき白深まりぬ玩亭忌     仲田寛子
八十の手習ひをせん玩亭忌     澤田美那子
わが庭に小鳥来るころ玩亭忌    金澤道子
栃の樹の葉の散るころや玩亭忌   仲田寛子
てにをはの難しきこと玩亭忌    金澤道子
ひやおろし六腑に沁みる玩亭忌   升谷正博
浮舟のその後いかに玩亭忌     イーブン美奈子
鯉もまた日ざし好めり新松子    曽根崇
街路樹の色づく頃や玩亭忌     仲田寛子
月山の地酒にほろと玩亭忌     曽根崇
大切なわ行のゐとゑ玩亭忌     西川遊歩
咲きいそぐ秋の七草玩亭忌        曽根崇
ゆく秋の野球観戦玩亭忌         田中益美

第二句座(席題:零余子、霧)
•藤英樹選
【特選】
朝霧の渡りゆくなり高野槙                  わたなべかよ
雲裂けて霧ほとばしる羽黒山      曽根崇
むかご飯小三治の死を惜しむべく    西村麒麟
大いなるものの息する夜霧かな     長谷川櫂
みちのくのくがねのやうな零余子飯    園田靖彦
【入選】
霧ふかき横川へつづく石灯籠     木下洋子
一句詠むやうに零余子のこぼれたる  西川遊歩
霧の海引摺鐘はあの寺に       西川遊歩
霧の音馬と一緒に聞いてをり     西村麒麟
摘むよりもこぼるる数の零余子かな  金澤道子
朝霧の湖ながれゆく速さかな     吉田順子
天辺の霧まだ深き弥山かな      喜田りえこ

•長谷川櫂選
【特選】
器みな古く小さしむかご飯                      西村麒麟
山ひとつ揺らしてむかご摘みにけり    藤英樹
半分はこぼしつつ採る零余子かな     曽根崇
ささやきの小路で零余子買ひにけり    喜田りえこ
大宇陀や縁先いっぱい零余子干す     曽根崇

【入選】
零余子落つ音にも時の静かさよ     関根千方
目をつけし零余子どこにも見当たらず  森永尚子
籠り居の余生つくづく零余子飯     升谷正博
むかご飯小三治の死を惜しむべく    西村麒麟
零余子取るこぼれたものはそのままに  澤田美那子
霧を抜けまた霧に入る八合目      木下洋子
摘むよりもこぼるる数の零余子かな   金澤道子
みちのくのくがねのやうな零余子飯   園田靖彦

古志鎌倉ズーム句会(2021年9月12日)

俳句的生活 投稿日:2021年9月12日 作成者: 田中 益美2021年9月16日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
生涯を葛の風吹く男かな        森永尚子
揺れながら秋明菊の開きたる      藤原智子
芋茎干す人の死数字で云ふなかれ    喜田りえこ
鬼やんま己の道を譲らざる      イーブン美奈子
さつさつと穴に入りたる蛇もあり   吉田順子
【入選】
かなかなや日暮るるころに晴れてきし 金澤道子
ご近所の秋を見廻る散歩かな     森永尚子
秋風やリアル句会のなつかしく    澤田美那子
コロナより総裁選か鉦叩       木下洋子
風の日や大揺れの萩見にゆかん    金澤道子
夕風や浅間のふもと大花野      吉田順子
もの思ふ秋の金魚となりにけり    木下洋子
楸邨に道楽ひとつ硯洗ふ       西川遊歩

•長谷川櫂選
【特選】
浅間山すそのすそまで露けしや    藤英樹
銀行は老人ばかり秋麗        田中益美
身にしむや妻に黒髪もどるまで    神谷宣行
羊羹を切りても一人けふの月     金澤道子
畦道の名残りここにも曼珠沙華    金澤道子
さやけしや前歯二本の赤ん坊     湯浅菊子
【入選】
ぐるぐるとやんま巡れる毛越寺    藤英樹
ご近所の秋を見廻る散歩かな     森永尚子
風の日や大揺れの萩見にゆかん    金澤道子
もの思ふ秋の金魚となりにけり    木下洋子
一反は出水まぬがれ今年米      神谷宣行
大砂丘越えてゆきたり秋日傘     曽根崇
白萩はけふが名残りか雨の中     葛西美津子

第二句座 (席題:割殻、うそ寒)
•藤英樹選
【特選】
うそ寒や夫ボリウムをまた上げて   長井はるみ
太陽もいつか落ちるぞうそ寒し    神谷宣行
体内に残る散弾うそ寒し       わたなべかよ
うそ寒き世のうそ寒き人々よ     長谷川櫂
いろの浜藻に鳴く虫を聞きとめて   わたなべかよ
うそ寒や重ねしままの絵の具皿    金澤道子
【入選】
老班を幼にきかれうそ寒し      曽根崇
マルエン全集埃まみれやうすら寒   喜田りえこ
うそ寒や一句われから詠めとこそ   葛西美津子
うそ寒や未来が見えぬ国に生き    木下洋子
口ばかり達者で元気うすら寒     喜田りえこ
うそ寒やニシンことこと甘露煮に   田中益美
はらからも少なくなりぬそぞろ寒   おほずひろし

•長谷川櫂選
【特選】
鳴きながら藻に住む虫のたゆたへり  金澤道子
うそ寒の日本の国となりにけり    升谷正博
【入選】
手の指の数の余生やそぞろ寒     おほずひろし
うそ寒や見えぬ在宅患者数      仲田寛子
われ生きてわれからのごとはかなしや 神谷宣行
割殻の見え隠れして磯の岩      田中益美
うそ寒やマスクの下の真の顔     仲田寛子
われからに古今の恋の秋思ふ     葛西美津子
白票に埋もれゆく国うそ寒く     関根千方
われからに耳傾けぬ世となりぬ    魚返みりん
いろの浜藻に鳴く虫を聞きとめて   わたなべかよ
わが顔に知らぬ面影うすら寒     関根千方
われからも早や寝入りたる浮藻かな  吉田順子
われからの海の底から恋の歌      藤原智子
われからのこもる水辺や闇深し    吉田順子

古志鎌倉ズーム句会(2021年8月8日)

俳句的生活 投稿日:2021年8月9日 作成者: 田中 益美2021年8月13日

第一句座
・藤英樹選
【特選】
新涼やうち揃ひたる得度の子       長井はるみ
濃く深く茄子の色も秋に入る    葛西美津子
富士山は見えねど裾野大花野    田中益美
寝転べばわが全身の天の川       澤田美那子
海峡の渦の真上や天の川      曽根崇
百年の一日を遊ぶ竹の花      升谷正博
玉砕島なぎさ漂ふ夜光虫        湯浅菊子
【入選】
八月や父の無口の日のふゆる    曽根崇
桃捥ぐや南アルプス見はるかし     木下洋子
遠雷やことばを探す闇の中       わたなべかよ
雨拭ふ大きな腕や草相撲        西村麒麟
今朝秋の雲の流るるガラスビル     金澤道子
さまざまな衰へ隠し日傘かな      森永尚子
天高し馬の大きな鼻に触れ       西村麒麟
透きとほる乙女の指や夜光虫     魚返みりん

・長谷川櫂選
【特選】
明易や術後の妻に会えぬまま    神谷宣行
竈馬静かに母を覗きをり      西村麒麟
寝転べばわが全身の天の川     澤田美那子
づたづたの心で歩く羽抜鶏     喜田りえこ
草に浮き草に沈んで草刈りぬ       関根千方
【入選】
濃く深く茄子の色も秋に入る       葛西美津子
鬼百合の蕊のりんりん山雨来る   金澤道子
手花火の次々終はつてゆく夏よ   藤原智子
炭焼きし跡ゆさゆさと青胡桃    曽根崇
炎天下解体中のビル一つ      金澤道子
葉を付けし桃を真中に桃の箱    木下洋子
頬に手を添へてそのまま昼寝かな  藤原智子
今朝秋の雲の流るるガラスビル   金澤道子
そば殻の枕や我は帰省の子     森永尚子
香水瓶きれいな夢の形かな     木下洋子
哲掘りし井戸ぞ忘れず浚ふべし(中村哲医師)西川遊歩
オリンピック何やら虚し冷奴    木下洋子
コロナとの付き合いも慣れ芋の秋  澤田美那子
海峡の渦の真上や天の川      曽根崇
木槿垣きのふの花を早よ掃かな   澤田美那子
花葛の匂ひ満ちたり日本海     藤英樹
惚けても忘れぬ八月一五日       澤田美那子
一年のひと日八月十五日        神谷宣行
死に近き人の寝顔へ団扇かな     イーブン美奈子
玉のごと一粒一粒梅を干す      わたなべかよ
玉砕島なぎさ漂ふ夜光虫       湯浅菊子

第二句座(席題:水の秋、蜩)
・藤英樹選
【特選】
水の秋山蘆の門が見えてきし     木下洋子
伊豆山をゆけばかなかな声のかぎり  葛西美津子
ひらひらとシーツが乾く水の秋    澤田美那子
水の秋一人一本オール持ち      藤原智子
東京を彷徨ふ足や水の秋       西村麒麟
【入選】
山寺やひぐらし鳴いてゐるころか   喜田りえこ
のびのびと猫のゆく土手水の秋    イーブン美奈子
街なかの小さな川も水の秋      金澤道子
秋の水ざぶざふ洗ふ畠のもの     喜田りえこ
蜩やいま落日の国にあり       関根千方

・長谷川櫂選
【特選】
腸もさらせば白し秋の水          関根千方
蜩やいま落日の国にあり       関根千方
東京を彷徨ふ足や水の秋       西村麒麟
【入選】
かなかなや根府川駅は崖の上          西川遊歩
かなかなや蛇笏の大き文机           木下洋子
蜩や蔵の二階で句会せん            木下洋子
かなかなの来る木伐られてしまひけり  金澤道子
立秋の水を湛えて池静か            わたなべかよ
ポンプより奔る秋水飯を炊く         湯浅菊子
百年の大樹ふるはせ蜩よ           升谷正博

古志鎌倉ズーム句会(2021年7月11日)

俳句的生活 投稿日:2021年7月13日 作成者: 田中 益美2021年7月17日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
暑き日や戦争もなく風もなく      神谷宣行
三輪山をすつと描き足す白団扇     西村麒麟
豊かなる頬よ寝茣蓙の跡つけて     わたなべかよ
土石流をまぬがれてきし髪洗ふ     川村玲子
梅雨出水家が家押し流れくる      澤田美那子
【入選】
かはたれの川辺にぎやか蚊喰鳥   曽根崇
この空を七夕竹よ祓ひたれ     藤原智子
イサム・ノグチ石を涼しくしてゐたり 西村麒麟
田の神へあをあを盛りぬ朴葉鮨   わたなべかよ
君とゐて君が恋しき胡瓜もみ    森永尚子

•長谷川櫂選
【特選】
けだるさやふた夜眠りし蓮ひらく    葛西美津子
青梅雨や底脱の井の底覗く       金澤道子
梅雨出水家が家押し流れくる      澤田美那子
燃えのこる炎のかたち蛇の衣      関根千方
【入選】
人災の肥大化やまぬ暑さかな    関根千方
草笛や山川草木合奏す       曽根崇
団扇もて観客もどる名古屋場所   吉田順子
虫干しや足袋に短パン狂言師    西川遊歩
海老蔵のぶつ通しなり夏芝居    藤英樹
田の神へあをあを盛りぬ朴葉鮨   わたなべかよ
大好きな山河ずたずた梅雨出水   仲田寛子
オリンピックこんなはずでは冷奴  木下洋子
合歓の花枝広々と水のうへ     藤英樹
子供らの喧嘩わけ入る団扇かな   升谷正博

第二句座(席題:金玉糖、赤潮)
•藤英樹選
【特選】
お使いの子供に包む金玉糖     田中益美
赤潮や網繕うてもう四日      葛西美津子
金玉糖すけて女の細き指      吉田順子
百歳を喜ばしたる金玉糖      長井はるみ
【入選】
赤潮を戻りし舟のけだるさよ    葛西美津子
赤潮にさびれてゆくや日照り町   森永尚子
赤潮の湾を占めたる速さかな    湯浅菊子
牡蠣いかだ易々と呑みくされ潮   曽根崇

•長谷川櫂選
【特選】
影の手が死魚を摑むやくされ潮   神谷宣行
心まで病むことなかれ琥珀糖    イーブン美奈子
一粒に心すずしく金玉糖      わたなべかよ
赤潮やただただつづく波の音    神谷宣行
かさと紙に触れたる音や金玉糖   藤原智子
【入選】
三色の金玉糖を仏壇に       田中益美
金玉糖父がつまんで行きにけり   西村麒麟
色々の三角四角金玉糖       西村麒麟
赤潮を戻りし舟のけだるさよ    葛西美津子
懐紙にとる金玉糖のなすびかな   木下洋子
新院の恨みなるらん腐れ潮     藤英樹
お使いの子供に包む金玉糖     田中益美
赤潮を兢々として魚師溜まり    湯浅菊子
赤潮は海の怒りの色ならん     関根千方
熱の子に欠けらふくます金玉糖   森永尚子
赤潮や網繕うてもう四日      葛西美津子
沖縄の海の青さよ金玉糖      仲田寛子
牡蠣いかだ易々と呑みくされ潮   曽根崇
百歳を喜ばしたる金玉糖      長井はるみ
赤潮や米を研ぐのも控えんと    藤原智子
深川の芸者手強し金玉糖      藤英樹

古志鎌倉ズーム句会(2021年6月13日)

俳句的生活 投稿日:2021年6月14日 作成者: 田中 益美2021年6月15日

第一座選句
•藤英樹選
【特選】
涼しさの塊として輪転機     長井はるみ
籠り居のときどき唸る冷蔵庫    升谷正博
今は昔句会の後の蜜豆も      金澤道子
今年竹国境越えてそよぎをり    木下洋子
あちこちに凹み麦茶の大薬缶    わたなべかよ
【入選】
泰山木神代の白の花ひらく    澤田美那子
さくらんぼ千の光の乱反射    園田靖彦
楸邨の存問はるか蟇       喜田りえこ
わが家の灯水田に映り涼しかり  曽根崇
出目金に聞いてもらひぬ世迷言  金澤道子
泰山木咲いて宇宙と交信中    仲田寛子
噴水や息ととのへてまた高く   葛西美津子
少年の心に戻り花火の夜     おほずひろし

•長谷川櫂選
【特選】
噴水や息ととのへてまた高く   葛西美津子
心太この世の始末この世にて   喜田りえこ
行水の盥小さくなりにけり    木下洋子
【入選】
鬼百合の雀斑ふえて清らなり    魚返みりん
6月や傘寿に集ふ子ら孫ら    吉田順子
白南風や孔雀は恋の羽広げ    わたなべかよ
万策の尽き一策の大昼寝     川村玲子
蟻の道象がとおつてゆきにけり  仲田寛子
籠り居のときどき唸る冷蔵庫   升谷正博
まだ動く蝶にたかれる蟻の列   曽根崇
南天の花かげ汗のマスクとる   森永尚子

第二座選  (席題:紙魚、脚気)
•藤英樹選
【特選】
日本国憲法食うて紙魚太る    喜田りえこ
天金の全集きらら寄せ付けず   葛西美津子
定家卿生まれかはりて雲母虫   森永尚子
家系図の初めを紙魚に食はれけり わたなべかよ
きらら虫食ひ甲斐ありき大漢和  長谷川櫂
【入選】
きららとふ銀色の翅見てみたし  葛西美津子
皇軍や脚気の足をひきずりて   喜田りえこ
万葉をはるばる愛し雲母虫    イーブン美奈子
紙魚といふ見たこともなき魚かな おほずひろし
きらら虫と父の蔵書を手放しぬ  川村玲子
艶本に籠りし紙魚に恋の夢    神谷宣行

•長谷川櫂選
【特選】
かもしかのわが足なれど脚気とは  園田靖彦
紙魚一つ大言海を泳ぎけり     関根千方
一ページ毎に一句や雲母虫     西村麒麟
【入選】
日本国憲法食ふて紙魚太る     喜田りえこ
本の闇のがれてゆくはきららかな  おほずひろし
雲母虫花の定座を好みけり     木下洋子
膝打たる瑞穂の国の脚気かな    西川遊歩
定家卿生まれかはりて雲母虫    森永尚子
いまさらの鬼十訓や紙魚まみれ   喜田りえこ
膝小僧叩きひと言脚気です     葛西美津子
大御所の軍師なれども脚気かな   藤英樹

古志鎌倉ズーム句会(2021年5月9日)

俳句的生活 投稿日:2021年5月10日 作成者: 田中 益美2021年5月11日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
まだ動く新婚からの冷蔵庫      森永尚子
木漏れ日にまみれて遊ぶ鹿の子かな  澤田美那子
白牡丹水晶の水こぼれけり      長谷川櫂
はつなつや花は白から金色に     川村玲子
【入選】
一木をしめあげのぼるすひかづら    川村玲子
夏みかん昔のままの酸つぱさよ     木下洋子
大皿に茗荷大葉や初鰹        田中益美
笑ふ嬰に父母も笑ふや更衣      木下洋子
その名佳し花はなほ佳し白雲木    金澤道子
勤勉が腕振つてゆく昭和の日     喜田りえこ
北斎の青を透かして心太       関根千方

•長谷川櫂選
【特選】
母の日や母はうるさきものと知れ   澤田美那子
寝過ごしてしまつた顔のはじき豆   澤田美那子
しんしんと地球に朝や夏木立     西村麒麟
【入選】
木の花の匂ひ重たし更衣       金澤道子
うかうかと黴の御殿の主たり     わたなべかよ
顔ひとつ水中眼鏡に吸ひ付かれ    西川遊歩
咲き満ちてまさしくなんぢやもんぢやの木 金澤道子
緊急事態宣言中も浮巣見に      わたなべかよ
まだ動く新婚からの冷蔵庫      森永尚子
更衣十年をまた新鮮に        葛西美津子
江東に潮の風ふく更衣        森永尚子
薫風やもはや用なき旅鞄       曽根崇
木漏れ日にまみれて遊ぶ鹿の子かな  澤田美那子
さ牡鹿に憂さのはじめの袋角     澤田美那子

第二句座 (席題:昼寝覚 、代田)
•藤英樹選
【特選】
一面の代田のゆきつく日本海     森永尚子
飯なにとすぐ言ふ夫の昼寝覚     長井はるみ
枝先に雨の名残や昼寝覚め      金澤道子
夕暮れにまた一巡りする代田     澤田美那子
一生のこと何もかも代田べり     長谷川櫂
【入選】
大代田富士の全容映しけり      長谷川櫂
鯉と大河をおよぎつくして昼寝覚   川村玲子
朝の日に水閑もれる代田かな     葛西美津子
天涯の崖から落ちて昼寝覚      川村玲子
代田づくり機械にまかせ涎れ牛    神谷宣行
代を掻く息荒々と三歳馬       長井はるみ
一村の沈むばかりの代田かな     曽根崇
西国のまん丸き山代田かな      藤原智子

•長谷川櫂選
【特選】
けぶる如五月の雨の代田かな     澤田美那子
たましひのひるがえりけり昼寝覚   川村玲子
夕暮れにまた一巡りする代田     澤田美那子
【入選】
我といふ役にも飽きて昼寝かな    関根千方
飯なにとすぐ言ふ夫の昼寝覚     長井はるみ
天涯の崖から落ちて昼寝覚       川村玲子
田水張る白山颪まだつめた      藤英樹
しづかさを探しては猫また昼寝    関根千方
つぎつぎと水張られゆく代田かな   おほずひろし
羽越線代田の上を滑りゆく      藤英樹
昼寝覚小さき蟹が歩きをり      西村麒麟
空うつすしずかな代田あるばかり   仲田寛子

古志鎌倉ズーム句会(2021年4月11日)

俳句的生活 投稿日:2021年4月14日 作成者: 田中 益美2021年4月15日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
山吹も葺きてほろほろ花御堂    葛西美津子
湯に映る百の椿や箱根山      西村麒麟
花冷えや旅に護衛の正露丸     西川遊歩
春の月裸をのせる体重計      森永尚子
【入選】
桜湯の米寿卒寿に白寿かな     升谷正博
穿きなれたジーパンやさし花大根  湯浅菊子
春陰や湧き水のぞく子供たち    おほずひろし
水切つて芹ざくざくとかき揚げに  田中益美
百歳の母と桜の話など       神谷宣行

•長谷川櫂選
【特選】
入学式道ゆく人に祝はるる     藤原智子
櫛一つ譲り受けたり花の旅     西村麒麟
夕桜会はねば遠き人ばかり     曽根崇
二才の子タンポポごとにしやがみこむ 田中益美
【入選】
甘茶仏小さし甘茶の杓小さし    金澤道子
灌仏の日よ野の花も木の花も    葛西美津子
菜の花や海を穢すな汚染水     吉田順子
初獲りや栄螺突き上げ海女浮かぶ  園田靖彦
水切るや芹ざくざくとかき揚げに  田中益美
湯に映る百の椿や箱根山      西村麒麟
春の月裸をのせる体重計                           森永尚子
杣出しを終へて一服花ふぶき    木下洋子
チューリップ心を覗く如覗く    藤英樹
八重桜けふも退屈昼下がり     葛西美津子
いつか又かの墨堤の桜餅      澤田美那子

第二句座(席題:遍路、野蒜)
•藤英樹選
【特選】
遍路笠草に坐れば草あはれ     長谷川櫂
店番の子や庭先に野蒜売る     長井はるみ
タンカーのよろよろ寄るや遍路道  園田靖彦
お四国の子はみなやさし遍路杖   澤田美那子
道草も欲の一つや遍路ゆく     関根千方
【入選】
海鳥の声ばかりなる遍路道     西村麒麟
日と月の間をひとり遍路かな    長谷川櫂
遍路道茶店の犬に案内され     木下洋子
徒遍路歩幅日に日に狭くなる    曽根崇
真つ新な杖お四国の土に突く    金澤道子

•長谷川櫂選
【特選】
早朝の大きな月や遍路笠      西村麒麟
杖の音つづく遍路の夕まぐれ    升谷正博
遍路笠月を目指してゐる如く    西村麒麟
一合の酒にとろりと花遍路     藤英樹
遍路笠やうやく破れきたるかな   イーブン美奈子
道草も欲の一つや遍路ゆく     関根千方
【入選】
遍路道仲よくなりし二人かな    田中益美
遭ふ人に鈴ひと振りや遍路笠    曽根崇
足挫きすがる形見の遍路杖     神谷宣行
ぼろぼろの地図懐に遍路ゆく    関根千方
遍路笠二つ並んで山寺へ      木下洋子
父母の間を歩く遍路の子      わたなべかよ
掘り出だす玉の光りの野蒜かな   西川遊歩
遍路道すこし外れて西行庵     澤田美那子
すつと抜く玉のひかりの野蒜かな  葛西美津子
酒臭き僧が道づれ花遍路      神谷宣行
真つ新な杖お四国の土に突く    金澤道子

古志鎌倉ズーム句会(2021年3月14日)

俳句的生活 投稿日:2021年3月15日 作成者: 田中 益美2021年3月18日

•藤英樹選
【特選】
残生てふ言葉しみじみ飴山忌      澤田美那子
比良よりの水こんこんと飴山忌     木下洋子
白山に吹く春風の甘からん       西村麒麟
いとけなきまま神となる菫かな     関根千方
はくれんやあいさつもなくひとの逝く  おほずひろし
春泥を撫づれば子の名十とせかな    長井はるみ
ふつくらと大きな月や飴山忌      西村麒麟
日の永くなりしと思ふ飴山忌      金澤道子
【入選】
微笑みの写真一枚實の忌         葛西美津子
大阪の初花のころ實の忌         長谷川櫂
あら汁の椀は荒海桜鯛          西川遊歩
淡海の明るむころや實の忌        長谷川櫂
飴山忌俳句は胸にふれてこそ       関根千方
八方に雪解の音や飴山忌         曽根崇
大賞は ♪ 入りの句春の虹 (子ども俳句大会)西川遊歩
なによりも新鮮であれ飴山忌       神谷宣行
品書きのあさり酒むし真砂女の忌     わたなべかよ
浅漬けのやうな句が欲し飴山忌      金澤道子
おぼつかな能登の昼空飴山忌       湯浅菊子

•長谷川櫂選
【特選】
微笑みて写真一枚實の忌        葛西美津子
子どもみな春疾風なりサッカーす    藤原智子
米を研ぐ水も温みぬ飴山忌       藤原智子
この寺の塵はおほかた椿かな      金澤道子
三月のせはしき日々に飴山忌      藤英樹
日の永くなりしと思ふ飴山忌      金澤道子
【入選】
すぐそこに桜前線飴山忌        葛西美津子
實の忌かの世の花も鋤き込みて     喜田りえこ
飴山忌俳句は胸にふれてこそ      関根千方
八方に雪解の音や飴山忌        曽根崇
庭先の畑に一日實の忌         森永尚子
きらきらと顔の並ぶや雛の家      喜田りえこ
かぎろうて箔新しき金閣寺       澤田美那子
遅き日や二万二千の南無阿弥陀     藤英樹
マスクはづし老いに驚く山桜      森永尚子
鳥雲に離農の鍬をもてあまし      園田靖彦
俳諧は新鮮であれ飴山忌        神谷宣行
實忌や男ひとりの昼の酒        おほずひろし
会うたことなくて親しき飴山忌     金澤道子
浅漬けのやうな句が欲し飴山忌     金澤道子
栃の木のごつと芽吹きぬ實の忌     仲田寛子
牛小屋に牛ゐなくなり蕗の薹      田中益美
雪解の樹々ひびきあふ飴山忌      イーブン美奈子

第二句座
席題(春の雷、ミモザ)
•藤英樹選
【特選】
春雷や乳房のごとき雲の間に       関根千方
会へる日を指折り数へ花ミモザ      木下洋子
春雷の鳴りつくしたる明るさよ      仲田寛子
笑い上戸くすぐったがり花ミモザ     川村玲子
春雷の激しく長きひと日なり       わたなべかよ
浅間なる白き山辺や春の雷        吉田順子
【入選】
庭中にミモザの生ふる画家の家      おほずひろし
和太鼓の連打ミモザの只中に       升谷正博
あの窓にいつも猫ゐる花ミモザ      金澤道子
春雷や顔触れの良き歌舞伎座に      西村麒麟
江ノ電の二両連結春の雷         金澤道子
春雷や皇居外苑能舞台          森永尚子
ミモザの黄見とれてをれば目の痒し    澤田美那子
春の雷女の臍のちぢこまる        森永尚子
まどろみの山を起こすや春の雷      喜田りえこ

•長谷川櫂選
【特選】
イタリアは愛のミモザの満ちるころ    仲田寛子
一欠片ミモザの花をハンカチへ      西村麒麟
うどん屋に雨宿りする春の雷       田中益美
春雷の鳴りつくしたる明るさよ      仲田寛子
【入選】
黄金の煙わき立つミモザ咲く       西川遊歩
大股にミモザ抱へて近づき来       長井はるみ
抱き寄せらるるミモザひと抱えごと    長井はるみ
春雷や一気にとける比良の雪       木下洋子
ひだるさの子どものまなこ花ミモザ    藤英樹
浅間なる白き山辺や春の雷        吉田順子

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読売新聞「四季」から

今朝からは春の水なり漱ぐ     下坂富美子

 春の水といえば春の野山にあふれる水のこと。この句は蛇口からほとばしる水道の水に春の水を感じた。まだ手を切るように冷たいけれど、きのうと違う水の感触。作者の思いは水道管をたどって春の野山へとさかのぼっていっただろう。『パピルス』

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    • 2月15日(日)金沢ズーム句会
    • 2月22日(日)ネット投句のスクーリング
    • 2月23日(月、天皇誕生日)句会仙台ズーム句会
    • 2月28日(土)朝カルズーム講座「1億人の俳句入門」
    • 3月1日(日)広島ズーム句会
    • 3月7日(土)朝カルズーム講座「『おくのほそ道』をよむ」」
    • 3月8日(日)鎌倉ズーム句会
    • 3月14日(土)きごさい全国小中学生俳句大会(東京、白川清澄公園)
    • 3月22日(日)金沢ズーム句会
    • 3月28日(土)朝カルズーム講座「1億人の俳句入門」
    • 3月29日(日)仙台ズーム句会

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    中公文庫
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    『四季のうた 雨ニモマケズ』
    中公文庫
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    2023年1月刊行


    『和の思想』
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    『俳句と人間』(3刷)
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    100分de名著『おくのほそ道』(10刷)
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    2014年10月刊行


    『四季のうた 美しい日々』
    中公文庫
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    2022年1月刊行


    句集『太陽の門』
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    『四季のうた 天女の雪蹴り』
    中公文庫
    800円+税
    2021年1月刊行


    大岡信『折々のうた』選 俳句(二)
    長谷川櫂 編
    岩波新書
    780円+税
    2019年12月刊行


    『四季のうた 普段着のこころ』
    中公文庫
    800円+税
    2019年12月刊行


    大岡信『折々のうた』選 俳句(一)
    長谷川櫂 編
    岩波新書
    780円+税
    2019年11月刊行


    『歌仙一永遠の一瞬』
    岡野弘彦、三浦雅士、長谷川櫂
    思潮社
    2200円+税
    2019年1月刊行


    『歌仙はすごい』
    辻原登、永田和宏、長谷川櫂
    中公新書
    880円+税
    2019年1月刊行


    『四季のうた 至福の時間』
    中公文庫
    700円+税
    2018年12月刊行


    『九月』
    青磁社
    1800円+税
    2018年8月刊行


    『Okinawa』
    Red Moon Press
    $15
    俳句 長谷川櫂
    英訳 デイヴィッド・バーレイ&田中喜美代(紫春)
    2018年5月刊行


    『俳句の誕生』(4刷)
    筑摩書房
    2300円+税
    2018年3月刊行


    『四季のうた 想像力という翼』
    中公文庫
    700円+税
    2017年12月刊行


    『芭蕉さん』
    俳句・芭蕉 絵・丸山誠司
    選句解説・長谷川櫂
    講談社
    1500円+税
    2017年3月刊行


    『震災歌集 震災句集』
    青磁社
    2000円+税
    2017年3月刊行


    『四季のうた 文字のかなたの声』
    中公文庫
    600円+税
    2016年12月刊行


    藤英樹著『長谷川櫂 200句鑑賞』
    花神社
    2500円+税
    2016年10月刊行


    『文学部で読む日本国憲法』
    ちくまプリマー新書
    780円+税
    2016年8月刊行


    『日本文学全集12』松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶
    松浦寿輝、辻原登、長谷川櫂選
    河出書房新社
    2,600円+税
    2016年6月刊行


    『四季のうた 微笑む宇宙』
    中公文庫
    700円+税
    2016年3月刊行


    『芭蕉の風雅 あるいは虚と実について』
    筑摩選書
    1,500円+税
    2015年10月刊行


    『沖縄』
    青磁社
    1,600円+税
    2015年9月刊行


    『入門 松尾芭蕉』
    長谷川櫂 監修
    別冊宝島
    680円+税
    2015年8月刊行


    『歌仙一滴の宇宙』
    岡野弘彦、三浦雅士、長谷川櫂
    思潮社
    2000円+税
    2015年2月刊行


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    青磁社
    1,800円+税
    2014年4月刊行
    ----------

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