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俳句的生活

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古志鎌倉ズーム句会(2023年3月12日)

俳句的生活 投稿日:2023年3月13日 作成者: 田中 益美2023年3月13日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
いくたびも撫でつけて鶏闘はす     イーブン美奈子
雪の水雪を走りて雪の中       長谷川櫂
海に出て小さき東京鳥帰る      神谷宣行
さへづりは命の丈を越えにけり    森永尚子
いくつもの戦越えきし雛かな     萬燈ゆき
朦朧といまだ眠れる春田かな      園田靖彦
【入選】
職退いてなんて大きな春の月     葛西美津子
撫肩の栄螺ばかりや籠の中      葛西美津子
戦争の塵もまじりて霾れり      関根千方
今もなほ人を待ちたる春炬燵     藤原智子
プリプリの宇和の鯛めし風光る    わたなべかよ
遺書かきて少しメランコリー花曇   湯浅菊子
恐るべき老人であれ草の餅       神谷宣行

•長谷川櫂選
【特選】
いくたびも撫でつけて鶏闘はす     イーブン美奈子
くれなゐの色に酔ひつつ雛飾る    萬燈ゆき
若鮎の色に染まりぬ千曲川      吉田順子
つばくろの掠めて花屋自転車屋    長井はるみ
恐るべき老人であれ草の餅      神谷宣行
【入選】
職退いてなんて大きな春の月     葛西美津子
まづは一献沖漬の蛍烏賊       金澤道子
どす黒き津波の海に春の月      藤英樹
剪定の音遠近に蜜柑山        きだりえこ
礒鷲の舞ヘル真下に魞を挿す     曽根崇
撫肩の栄螺ばかりや籠の中      葛西美津子
三万人帰らぬ故郷地虫出づ      藤英樹
我に見え君に見えざる蝶ひとつ    萬燈ゆき
東日本大震災忌米を研ぐ       藤英樹
乗込の鯛もおどろく汚染水       藤英樹
戦争の塵もまじりて霾れり       関根千方
青銅に殷の金文ひばり鳴く      仲田寛子
海に出て小さき東京鳥帰る      神谷宣行
亀鳴くや箍の外れた国に棲み     きだりえこ
プリプリの宇和の鯛めし風光る    わたなべかよ
白木蓮残し母屋の壊さるる      田中益美

第二句座(席題:馬刀貝、春泥)
•藤英樹選
【特選】
引き抜いて馬刀貝採りの果てもなや   澤田美那子
一塊の春泥なるや三笠山        きだりえこ
戦後てふ言葉は死にき春の泥      萬燈ゆき
馬蛤貝や余さずすするバター汁     森永尚子
馬刀掘るや顔に飛び来る塩の水     おほずひろし
春泥は白く乾きぬランドセル      長井はるみ
【入選】
5 洗つても落ちぬ春泥ラガーシャツ   木下洋子
14 春泥に蓆のせたり婚の家      曽根崇
34 馬刃貝の殻からからと風に鳴る   葛西美津子
39 盗塁を決めて誉の春の泥      木下洋子
46 ゆくところゆくところまた春の泥  関根千方
66 馬刀の身は殻のかたちに従ひぬ   長谷川櫂
70 馬蛤貝を掘るや一日長きこと    藤原智子
71 馬刃貝の愚鈍なる身を火の上へ   葛西美津子

•長谷川櫂選
【特選】
一塊の春泥なるや三笠山        きだりえこ
春泥の中なめらかに水流る       曽根崇
盗塁を決めて誉の春の泥        木下洋子
【入選】
引き抜いて馬刀貝採りの果てもなや   澤田美那子
馬刀掘るや顔に飛び来る塩の水     おほずひろし
馬蛤貝のうつかり顔を出しにけり    藤原智子

古志鎌倉ズーム句会(2023年2月12日)

俳句的生活 投稿日:2023年2月13日 作成者: 田中 益美2023年2月13日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
泥の上泥にまみれて鯥五郎     おほずひろし
立春の光に金魚翻る        神谷宣行
朝刊の冷え切つてゐる沈丁花    わたなべかよ
寒卵父情のごとく手のなかに    わたなべかよ
冬麗の塊ならん吉野葛       長谷川櫂
削ぎ削ぎて命のかたち鶯餅      神谷宣行
ふやけたる国へどつどと大雪崩    喜田りえこ
【入選】
原子炉はバベルの塔か冬の月     湯浅菊子
海苔搔く手けふはラ・カンパネラを弾く 長井はるみ
鬱勃と外苑の木々芽吹きけり    わたなべかよ
白魚の瞠目したる顔ばかり     関根千方
東京を潤すひと日春の雪      吉田順子
身綺麗にゐたしと思ふ梅真白    金澤道子
龍太忌や山の吐きたる息ひとつ   藤原智子

•長谷川櫂選
【特選】
立春の雪の降りこむ屋台かな    木下洋子
月の面に人の降り立つ梅の花    藤原智子
深夜バス乗客眠る春の雪      田中益美
【入選】
産土を捨てた男に春満月      園田靖彦
母はまた疎開の話春火鉢      升谷正博
鬱勃と外苑の木々芽吹きけり    わたなべかよ
艶やかにぜんざい煮えて梅白し   澤田美那子
探梅やまづは天神様の梅      金澤道子

第二句座 (席題=雲雀 、海女)
•藤英樹選
【特選】
平城宮跡や雲雀の空となり     澤田美那子
突き上げし右手に獲物海女躍る   園田靖彦
青空は青き廃墟や揚雲雀      長谷川櫂
くちなはと対峙のままや親ひばり  園田靖彦
商ひも魚もうまし伊勢の海女    喜田りえこ
戦場へ続く大空鳴け雲雀      西川遊歩
【入選】
揚雲雀降り来る気配無かりけり   木下洋子
もくもくと疲れを知らぬ海女ひとり 吉田順子
海底の闇を脱ぎつつ海女浮き来   関根千方
落雲雀野は柔らかく愛ほしく    イーブン美奈子
河原では少年野球雲雀鳴く     田中益美
今もなほ雲雀あがるや大極殿    森永尚子
浅間山けふの静寂ひばり鳴く    西川遊歩

•長谷川櫂選
【特選】
腰綱を手繰る夫あれ海女の恋    湯浅菊子
磯なげき白き衣の八十年      森永尚子
天上へ舞ひ上るごと海女潜る    西川遊歩
【入選】
行商の海女の乗り込む伊勢電車   喜田りえこ
神棚の榊を替へて海女の朝     田中益美
揚雲雀降り来る気配無かりけり   木下洋子
海鳥を驚かせたり磯なげき     葛西美津子
命綱にぎり直して海女の夫     澤田美那子
もくもくと疲れを知らぬ海女ひとり 吉田順子
草野球眺めあきたる雲雀かな    森永尚子
金の糸引いて揚がれる雲雀かな   わたなべかよ
浅間山けふの静寂ひばり鳴く    西川遊歩
舟に放る鮑常節海女の籠      葛西美津子

古志鎌倉ズーム句会(2023年1月9日)

俳句的生活 投稿日:2023年1月10日 作成者: 田中 益美2023年1月10日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
狂言の女は強し初笑        木下洋子
八十の春をさづかり恵方道     園田靖彦
颯爽と自選十句の賀状来る     木下洋子
まつすぐに我が懐に初明り     吉田順子
しやがれたる声めでたけれ初鴉   金澤道子
初旅や極楽橋をまづ渡る      喜田りえこ
老ひざまをつぶさに書かん日記買ふ 曽根崇
負けなしの男の顔やラガー来る   園田靖彦
【入選】
祝箸墨で大きく赤子の名      木下洋子
双六や舟は走りて馬は駆け     藤原智子
喜怒哀楽八十年の初鏡       湯浅菊子
空爆の瓦礫が奏づもがり笛     澤田美那子
初湯して夢も忘れてしまひけり   おほずひろし
大神におひねりも飛ぶ謡初     長井はるみ
白山へまづ茜さす銀世界      長谷川櫂
戦争とコロナの年の初暦      おほずひろし
太陽のまだやはらかや粥柱     長谷川櫂
皺の手の音のかるさや歌かるた   関根千方

•長谷川櫂選
【特選】
竹馬の大き一歩もむかしかな    仲田寛子
年玉やカネの怖さをまだ知らず   関根千方
戦争とコロナの年の初暦      おほずひろし
【入選】
猿回し去りゆく肩の猿ちさく    関根千方
雀らの三三五五の御慶かな     金澤道子
能登の鰤はちきれん身を包丁す   藤英樹
産湯つかはせし五人の孫や新年会  吉田順子
負けなしの男の顔やラガー来る   園田靖彦
太箸やなんと嬉しきわれ傘寿    吉田順子
アカムツの喉まつ黒や雪の宿    わたなべかよ

第二句座 (席題:芹 、節分)
•藤英樹選
【特選】
芹踏めば音やはらかき大地かな   魚返みりん
何もかも芹の緑にまさらめや    長谷川櫂
せせらぎの氷ごと引く根芹かな   長谷川櫂
芹の水揺らして芹の一束      葛西美津子
芹の香や空ひろびろと秋津島    イーブン美奈子
山の子の手もあかあかと芹をつむ  長谷川櫂
【入選】
節分の鬼もてあます戦あり     升谷正博
飽食の世の片隅に芹を摘む     曽根崇
節分や今様役者の一升枡      長井はるみ
節分や日本はいまだ平和ぼけ    升谷正博
芹の根の白さ長さのめでたけれ   わたなべかよ
芹を摘む七つ違ひの妹と      わたなべかよ

•長谷川櫂選
【特選】
芹生えて泥の地球に光さす       神谷宣行
芹の水揺らして芹の一束        葛西美津子
弘法のみ山訪ねん芹の水        イーブン美奈子
見事なる緑なれどもどぶの芹      おほずひろし
芹の根の白さ長さのめでたけれ     わたなべかよ
【入選】
馥郁と家ぢゅう香る芹の篭       曽根崇
氷りたる水の間から芹をひく      澤田美那子
寒風に髪をさらして芹菜摘む      湯浅菊子
生えもどる髪の若さや芹の水      神谷宣行
雪の辺の芹の水こそ冷たけれ      藤英樹
清らかな芹の産土おもひつつ      園田靖彦
飽食の世の片隅に芹を摘む       曽根崇
さぶさぶと水湧く田んぼ芹をとる    西川遊歩
芹の水恋を占ふ女かな         藤英樹
真白なる根の貴しや田芹摘む      萬燈ゆき
たつぷりの根つこが旨し芹の鍋     金澤道子
芹ひくや根もやはらかに付いてくる 澤田美那子
母と我のあいだに大き箕芹を摘む    長井はるみ
芹一つあれば七草粥となり     田中益美
古戦場いまも流るる芹の水     升谷正博
芹鍋やひげの根っこもうまかりき  森永尚子

 

古志鎌倉ズーム句会(2022年12月11日)

俳句的生活 投稿日:2022年12月12日 作成者: 田中 益美2022年12月12日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
年用意孫は来るのか来ないのか    澤田美那子
化かし合ひ終えて狐と狸かな     関根千方
目も鼻もどこかに忘れ日向ぼこ    葛西美津子
戦争に馴るる怖さよ冬の蠅      萬燈ゆき
羽一度打てば砕けむ冬の蝶      わたなべかよ
【入選】
雪国の雪の香りのル・レクチェ    葛西美津子
添ひ寝する母のごとくに山眠る    神谷宣行
彫り深き南アルプス今朝の雪     木下洋子
聖俗を呑み込んでゆく鯨かな     関根千方
わが死後はガラクタの山煤払     わたなべかよ
使ひ捨つマスク幾枚年惜しむ     萬燈ゆき

•長谷川櫂選
【特選】
体ぢゆう湯気立ててゐる神楽かな   藤英樹
猪の鍋神の血肉のまくれなゐ     喜田りえこ
呆けたる我が身は軽し冬至風呂    神谷宣行
【入選】
やはらかきなには言葉や近松忌    澤田美那子
引揚げの命つなぎし雑炊よ      園田靖彦
俳諧の鬼と向き合ふ冬籠       イーブン美奈子
こんなにも花殻ゆりの木の枯れて   金澤道子
わが死後はガラクタの山煤払     わたなべかよ
目も鼻もどこかに忘れ日向ぼこ    葛西美津子
使ひ捨つマスク幾枚年惜しむ     萬燈ゆき
小春日の暮れてしづかな夕餉かな   澤田美那子
戦争に馴るる怖さよ冬の蠅      萬燈ゆき
雪ばんば夕日まばゆきところから   仲田寛子
ひととせの駄句ほどはなし落葉掻   曽根崇
都鳥水上バスの発つ時刻       金澤道子
羽一度打てば砕けむ冬の蝶      わたなべかよ
旨さうな大き目玉も煮凝れる     葛西美津子
目眩むほどの日差しや布団干す    おほずひろし
枯蓮や決めねばならぬ事ひとつ    金澤道子
伊吹山あをき空より時雨けり     藤英樹
キエフには七時間後の冬の月     升谷正博
手になじむ沢庵石や冬に入る     木下洋子
うつばりの塵も掃はず冬籠      喜田りえこ
湯船には湯の花あふれ山眠る     仲田寛子

第二句座 (席題:書初、炬燵)
•藤英樹選
【特選】
友の家姉さんも居る炬燵かな     田中益美
山の字は山の如くに筆始       関根千方
書初や大地ふんばる膝頭       藤原智子
墨濃かれ詩大きかれ筆初め      葛西美津子
一句湧き一句捨てたる炬燵かな    藤原智子
尼御前の首まで入るる炬燵かな    喜田りえこ
【入選】
書初めの偏をはみ出す気合かな    升谷正博
炬燵といふ心地の悪きなまぬるさ   森永尚子
それぞれが好きな事する炬燵かな   金澤道子
書初やけさの日和の紙白く      長谷川櫂
正面に和上のおはす筆始       喜田りえこ
掘炬燵母が入るを待ってをり     澤田美那子
八十の春をことほぎ書初す      園田靖彦
推敲を続けし君の炬燵かな      藤原智子

•長谷川櫂選
【特選】
ずぶ濡れの猫放り込む炬燵かな    イーブン美奈子
山の字は山の如くに筆始       関根千方
墨濃かれ詩大きかれ筆初め      葛西美津子
【入選】
墨太く初孫の名を書初めす      曽根崇
来年の句会予定や置炬燵       木下洋子
今年こそ書ける句欲しや筆始     金澤道子
ひもすがら炬燵に暮らす猫と婆    西川遊歩
浮世絵の女まどろむ炬燵かな     萬燈ゆき
八十の春をことほぎ書初す      園田靖彦
推敲を続けし君の炬燵かな      藤原智子
ちちははの亡くて炬燵をまだ出さず  金澤道子
一家六人ぎゆうぎゆうにして炬燵かな イーブン美奈子
尼御前の首まで入るる炬燵かな    喜田りえこ
書初に取り出してくる大硯      木下洋子

古志鎌倉ズーム句会(2022年11月13日)

俳句的生活 投稿日:2022年11月14日 作成者: 田中 益美2022年11月14日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
まなざしやぽつんと一つ冬菫   関根千方
枯蟷螂祈りのままに影一つ    関根千方
やぶ柑子展宏さんの立ち姿    おほずひろし
焼藷といふ郷愁を懐に      澤田美那子
敗蓮にまだ色残る展宏忌     曽根崇
熱燗や春夏秋冬全句集      喜田りえこ
これ以上冬木となれず冬木あり     イーブン美奈子
【入選】
兄弟の喧嘩久々のつぺ汁     田中益美
セーターの似合ふ男や漁師町   木下洋子
釣人の竿の先まで小春なり    升谷正博
熱燗に鰺のたたきを展宏忌    曽根崇
展宏の椅子あたたかくここにあれ イーブン美奈子
落葉籠日向の匂ひ掻き寄せて   金澤道子
はにかんで展宏さんの冬すみれ  葛西美津子
その音を聞きたくてゆく落葉道  曽根崇
熱燗に眼鏡くもれり展宏忌    仲田寛子

•長谷川櫂選
【特選】
遠く近く海鳴するや展宏忌    園田靖彦
【入選】
熊笹のうつくしき冬来たりけり  葛西美津子
展宏忌長き昭和へ深く礼     喜田りえこ
秋風や山の上なる父の墓     おほずひろし
からたちの棘の真つ青展宏忌    金澤道子
凩や国失ひし子どもたち      萬燈ゆき

第二句座(席題:耳袋、銀杏落葉)
•藤英樹選
【特選】
耳袋哀しきまでに老いにけり   萬燈ゆき
早起きのうさぎ当番耳袋     西川遊歩
母逝きてのこせし箱に耳袋    升谷正博
耳袋聞こえなければそれも良し  金澤道子
銀杏落葉しめりてきたる夕まぐれ 長井はるみ
耳袋地獄耳とは知らざりき    長谷川櫂
【入選】
おはようと新聞少年耳袋     園田靖彦
耳袋遠く叱るは父の声      神谷宣行
東京を埋める銀杏落葉かな    長谷川櫂
マスクして耳袋して老いる他なし 澤田美那子
汝と我むかし揃いの耳袋     仲田寛子
銀杏散る気づかぬうちに戦争へ  木下洋子
耳袋して幼めく媼かな      わたなべかよ
ひそかなる自殺願望耳ぶくろ   おほずひろし

•長谷川櫂
【特選】
耳袋哀しきまでに老いにけり     萬燈ゆき
早起きのうさぎ当番耳袋     西川遊歩
母逝きてのこせし箱に耳袋    升谷正博
【入選】
おはようと新聞少年耳袋        園田靖彦
赤ん坊のお鼻は真つ赤耳袋    澤田美那子
一を聞き十を知りたる耳袋    藤英樹
汝と我むかし揃いの耳袋     仲田寛子
銀杏散る気づかぬうちに戦争へ  木下洋子
落葉して鎌倉一の銀杏かな    金澤道子

古志鎌倉ズーム句会(2022年10月9日)

俳句的生活 投稿日:2022年10月10日 作成者: 田中 益美2022年10月10日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
雪匂ふ出羽の落穂のうまからん   森永尚子
大喜利に座布団残し秋の風     仲田寛子
おひたしに菊のはなびら玩亭忌   仲田寛子
衣被戦争ありて平和賞       藤原智子
無常句に恋ほのめくや玩亭忌    長谷川櫂
【入選】
夕空を一つ落として熟柿かな    喜田りえこ
亡き夫に話しかけたる夜寒かな   吉田順子
年ごとに親しくなりぬ玩亭忌    木下洋子
波音を楽しんでゐる芒かな     金澤道子
恋の句の太祇ばりなり玩亭忌    長谷川櫂
旧仮名は日本のこころ玩亭忌    升谷正博
赤とんぼ雲のごとくに湧いてきて     藤原智子

•長谷川櫂選
【特選】
乙三の長寿もうれし玩亭忌       藤英樹
【入選】
亡き夫に話しかけたる夜寒かな    吉田順子
風格ある批評出でよ玩亭忌      神谷宣行
色好み何はばかるや玩亭忌               園田靖彦

第二句座 (席題:間引き菜、鳴子)
•藤英樹選
【特選】
道端の鳴子みな引く下校の子    曽根崇
寂しがる旅人もなく鳴子かな    関根千方
青空に雀飛び立つ鳴子かな     おほずひろし
間引菜の笊いつぱいの軽さかな   吉田順子
ベランダや幸せそうにかいわれ菜  澤田美那子
【入選】
間の抜けた男なれども鳴子守    長谷川櫂
千枚田縄一本で鳴る鳴子      曽根崇
間引菜の土ころころと付いてきぬ  関根千方
出羽のくに夢の中まで鳴子なる   萬燈ゆき
千年も一日のごとく鳴子守     長谷川櫂

•長谷川櫂選
【特選】
出羽のくに夢の中まで鳴子なる     萬燈ゆき
寂しがる旅人もなく鳴子かな      関根千方
間引菜の笊いつぱいの軽さかな     吉田順子
【入選】
からからと鳴子は夜も鳴りつづけ  吉田順子
引いたことなくて引きたし鳴子綱  金澤道子
鳴子引くまた引く家を捨てやうか  イーブン美奈子
ひと晩でたるんでをりぬ鳴子綱   金澤道子
虫食ひもあはれ抜菜を洗ひけり   葛西美津子
道端の鳴子みな引く下校の子    曽根崇
千枚田縄一本で鳴る鳴子         曽根崇
間引菜を洗へばほんの少しかな   藤原智子
鳴子鳴らしためらひもせず来るものよ 森永尚子

古志鎌倉ズーム句会(2022年9月11日)

俳句的生活 投稿日:2022年9月12日 作成者: 田中 益美2022年9月12日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
威風堂々秋天の今朝の富士     升谷正博
邯鄲や夢より覚めて鳴きはじむ   長谷川櫂
咲き継ぎていつしか秋のさるすべり 金澤道子
青空の深き眠りを鷹渡る      葛西美津子
枝豆やぽつりぽつりと世を嘆き   曽根崇
【入選】
桃剥いて一日のをはり安らかに   萬燈ゆき
女王の生涯照らす良夜かな     木下洋子
おもろないと大阪弁の秋扇     森永尚子
静かなる浅間のふもと夕花野    吉田順子
売り食いでしのぐ三代へちま棚   喜田りえこ
島中がすまふすまふの隠岐相撲   園田靖彦

•長谷川櫂選
【特選】
衣被母の驚くわが齢        森永尚子
君逝くや酒温むる暇なく      藤英樹
女王の孤独は知らず今日の月    木下洋子
【入選】
桃剥いて一日のをはり安らかに   萬燈ゆき
とろろ汁老いてはらから良く似たる わたなべかよ
散歩にはまだ暑けれど酔芙蓉    おほずひろし
わが心森閑とせり秋昼寝      おほずひろし
弓張の串は痛かろ鰯干す      園田靖彦
すいと寄りついと離るるとんぼかな 長井はるみ

第二句座 (席題:牛蒡引く、猿酒)
•藤英樹選
【特選】
修験者が味見して行くましら酒   木下洋子
猿酒われ幽谷の風となる      神谷宣行
スサノヲの髭抜く如く牛蒡引く   関根千方
猿酒こよひは月のあかあかと    萬燈ゆき
【入選】
土の香とも牛蒡の香とも掘りながら 森永尚子
牛蒡引く豊かな土の匂いかな    木下洋子
あやしては引きし牛蒡や丈五尺   葛西美津子
たれもまだ見たことのなきましら酒 おほずひろし
うまうまと大蛇ひとなめ猿酒    湯浅菊子
これでもかまだ掘りきれぬ大牛蒡  長井はるみ

•長谷川櫂選
【特選】
土ぬくく土やはらかく牛蒡掘る   葛西美津子
猿酒こよひは月のあかあかと    萬燈ゆき
蕪村にも放浪の頃ましら酒     藤英樹
【入選】
牛蒡掘る香のみちみちて高き空   吉田順子
土の香とも牛蒡の香とも掘りながら 森永尚子
女房は夕餉の支度牛蒡引く     わたなべかよ
修験者が味見して行くましら酒   木下洋子
牛蒡引く移住一家も加はりて    木下洋子
息子には負けるものかと牛蒡引く  升谷正博
牛蒡引く豊かな土の匂いかな    木下洋子
奥宇陀の土豊かなり牛蒡引く    喜田りえこ
分け入りし月山はるか猿酒     葛西美津子
農高生どろまみれなり牛蒡ひく   田中益美
これでもかまだ掘りきれぬ大牛蒡  長井はるみ

古志鎌倉ズーム句会(2022年8月20日)

俳句的生活 投稿日:2022年8月21日 作成者: 田中 益美2022年9月3日

第一句座
【特選】
•藤英樹選
敗戦日ビルマの山のしづもれる   イーブン美奈子
いちぢく熟る天地開闢さながらに 仲田寛子
心だけ君と心中天の川      森永尚子
八月や空想列車に百閒と     長井はるみ
新婚のあとかたもなき長崎忌   園田靖彦
まつ白な秋をひらける切符あり  イーブン美奈子
父母のもとへ帰りて西瓜かな   藤原智子
白桃や凡ての終る秋見んと    おほずひろし
戦争のつづく夜空に星祀る    長谷川櫂
【入選】
生身魂隊歌はいまも諳んじて   曽根崇
赤ん坊のへその莟へ天瓜粉    長谷川櫂
朝顔の藍ほどけゆく静寂かな   澤田美那子
鞭痕を背中に刻み終戦忌     園田靖彦
片腕はお国のために生身魂    木下洋子
天高し船より拝む厳島      金澤道子
秋の夜の夜汽車の中を霧流る   長谷川櫂
流星群待てば夜の音夜のにほひ  澤田美那子
戦まだ止めぬ地球の終戦忌    喜田りえこ
過去などとよもや思へず敗戦日  萬燈ゆき
煩悩を気ままに育て冬瓜かな   喜田りえこ
捻り花矢数俳諧二万余句     湯浅菊子
泣き言は言はず語らず終戦忌   園田靖彦
気のむいたときだけ返事生身魂  長井はるみ

•長谷川櫂選
【特選】
浜木綿の花むんむんと闇の中   藤英樹
八月や戦死の数に餓死あまた    西川遊歩
消えかかる精霊船に鉦一途     曽根崇
【入選】
気まぐれな風とあそびぬ芋の露  仲田寛子
ピカドンに消へて帰らず夏帽子  神谷宣行
夏休み終わり近づくカレーかな  田中益美
敗戦日ビルマの山のしづもれる  イーブン美奈子
鞭痕を背中に刻み終戦忌     園田靖彦
秋出水退きぬ水馬のせしまま   関根千方
迎火を焚くや我より若き父    神谷宣行
潮の香のまぢる川風盆おどり   森永尚子
唐辛子庭ぢゅうに干し秋暑し   曽根崇
戦争の居座つてゐる残暑かな   藤英樹
大仏に僧ぶら下がる今朝の秋   升谷正博
秋めくや親子で洗車水しぶき   田中益美

第二句座 (席題:秋風、蜉蝣)
【特選】
•藤英樹選
本屋なき街となりけり秋の風   萬燈ゆき
草蜉蝣あしたの塵に交じりけり  長谷川櫂
秋風や声よくとどく風蓮湖     長井はるみ
おはりなき地獄草子や秋の風   萬燈ゆき
蜉蝣は夜明けの翅をひらきたり  葛西美津子
秋風や人と歩いて人恋し     曽根崇
【入選】
秋風やピーマンに赤一つ生り   関根千方
秋の風白河の関ふきぬくる    園田靖彦
蜉蝣や句集作るに命かけ     木下洋子
ライオンのたてがみに今朝秋の風 森永尚子
蜉蝣は岩魚の口に落ちにけり   葛西美津子
蜉蝣の翅の流るる静寂かな    葛西美津子

•長谷川櫂選
【特選】
おはりなき地獄草子や秋の風     萬燈ゆき
ライオンのたてがみに今朝秋の風 森永尚子
獅子頭顎外されて秋の風     関根千方
秋風や植ゑたはずなき草の丈   金澤道子
すつぽんの首隆々と秋の風    藤英樹
【入選】
秋風やピーマンに赤一つ生り   関根千方
秋風や不要不急の用なれど    澤田美那子
秋風やコロナ隔離の身の軽し   イーブン美奈子
かげろふのゆめまぼろしの羽化ならん 西川遊歩
影長きローマ街道秋の風     長井はるみ
秋風や雲の動きにあきもせず   田中益美
床タイル蜉蝣ひそと死んでをり  イーブン美奈子
背丈ほどのギター弾く子へ秋の風 萬燈ゆき
秋風や行年二十と遍路墓     曽根崇
秋風や故国を思ふピアノ弾き   わたなべかよ

 

古志鎌倉ズーム句会(2022年7月10日)

俳句的生活 投稿日:2022年7月11日 作成者: 田中 益美2022年9月3日

第一句座
【特選】
•藤英樹選
墨色も女体もふかく楸邨忌      西川遊歩
泉ありその一掬を兵の塚       長井はるみ
ねぶた去り今日から青田かかりきり  園田靖彦
月光の鮑の殻に鮑かな        仲田寛子
夜光虫ひらりと舟に燃えうつる    長谷川櫂
鬱然と冷たき水に山椒魚       長谷川櫂
凌霄の花に傾く日差しかな      金澤道子
夜の間に星を沈めり茄子の花     湯浅菊子
【入選】
蚕豆を莢ごと焼いて楸邨忌      わたなべかよ
月と日の真中に和上蓮の花      喜田りえこ
こんこんと死の戸を叩く夏の咳    神谷宣行
小屋に置くバイクももいろ鮑海女   仲田寛子
山梔子の花の汚れを愛でるなり    長井はるみ
蟇と声合はせて唱へ楸邨忌      喜田りえこ
昼下り鵜匠の家は深閑と       木下洋子
朝焼や塒より翔つ二羽三羽      葛西美津子
からつぽの生家優曇華吹かれをり   わたなべかよ
おろおろと軍鶏でありしが羽抜鳥   湯浅菊子

•長谷川櫂選
【特選】
暑き日や人撃たれたるの次の日も   関根千方
みちのくの魂たぎらせて佞武多来る  園田靖彦
怖ろしき草のなかへと蟻の列     森永尚子
【入選】
水羊羹山荘を処分する話など     おほずひろし
あをあをと千畳へ夏御影堂      喜田りえこ
治療後の髪よ伸びよと鰻食ふ     神谷宣行
夏帽子幾人死せば戦果つ       萬燈ゆき
声かけていいのか迷ふサングラス   田中益美
歪みゐるのは世か我か半夏生     イーブン美奈子
しやうが飯昔は風の通りしを     森永尚子
ほうたるの闇の力や母蘇生      神谷宣行
飛行機の頭上飛びかふかき氷     田中益美
目鼻口かつと開きし佞武多来る    園田靖彦
壮年の山荘の日々籐寝椅子      おほずひろし
月光の鮑の殻に鮑かな        仲田寛子
なまぐさきこの世の風や古団扇    木下洋子
九頭竜の荒ぶる水へ鮎の竿      藤英樹
洗ひ鯉高原に灯のともるころ       おほずひろし
おろおろと軍鶏でありしが羽抜鳥     湯浅菊子

第二句座  (席題:竹床几、船虫)
•藤英樹選
【特選】
億年を生きて船虫人嫌ひ       曽根崇
舟虫の窟を開けてしまひけり     関根千方
ジャカルタの大渋滞や竹床几     森永尚子
袋小路多き鎌倉竹床几        金澤道子
夕立に出したるままの竹床几     おほずひろし
散髪のいい匂ひさせ竹床几      葛西美津子
やせ犬が下にねそべる竹床几     森永尚子
【入選】
舟虫や百骸九竅塒とす        喜田りえこ
国引きの昔のままに船虫は      仲田寛子
舟虫のただひたすらに逃げにけり   升谷正博
船虫の右往左往や稚児が淵      金澤道子
舟虫や万の嘆きのその中に      葛西美津子
怒濤より強き船虫巌に立つ      神谷宣行
停戦の腹を探るや竹床几       喜田りえこ
麩饅頭名代の老舗竹床几       長谷川櫂
高層マンション群見上ぐ竹床几    森永尚子

•長谷川櫂選
【特選】
舟虫や百骸九竅塒とす                      喜田りえこ
竹床几俳句は自由闊達に       藤英樹
やせ犬が下にねそべる竹床几     森永尚子
【入選】
舟虫や嵐の匂ひ近づき来       イーブン美奈子
夕立に出したるままの竹床几     おほずひろし
泡盛の酔ひを醒まさん竹床几     仲田寛子
その下は蟻の国なり竹床几      関根千方
ふな虫や座礁の船にうようよと    木下洋子
かわほりの空の下なる竹床几     升谷正博

古志鎌倉ズーム句会(2022年6月12日)

俳句的生活 投稿日:2022年6月13日 作成者: 田中 益美2022年6月13日

第一句座
【特選】
•藤英樹選
ひらがなの国に生まれて衣がへ   長谷川櫂
時代てふ顔なき巨人青嵐      萬燈ゆき
夕焼に人呼ぶ声やウクライナ    イーブン美奈子
冷やしたぬきそば命したたかなりにけり 森永尚子
ほうたるや風にぶつかりつつ交む  曽根崇
執着を捨てて涼しき四畳半      喜田りえこ
一突きの時の流れの心太      西川遊歩
【入選】
ぼうふりの天地定めぬ浮沈かな   湯浅菊子
けさ空にひとつ泰山木の花     葛西美津子
生臭し蝙蝠のゐて人がゐて     イーブン美奈子
追憶はサマードレスの数ほどに   萬燈ゆき
狡さ我が五臓に棲めり額の花    イーブン美奈子
尻重し頭重たし蟻地獄       関根千方
高速でメール打つ子やソーダ水   木下洋子
ジャムを煮てひと日籠れり梅雨の家 葛西美津子

•長谷川櫂選
【特選】
竹の節ごつとありけり渋団扇     澤田美那子
シュプレヒコール遥か六月十五日  喜田りえこ
点滴とつながれしまま梅雨に入る  園田靖彦
ほうたるの闇やはらかく人うごく  曽根崇
逆巻いてうねる吾が髪梅雨に入る  わたなべかよ
【入選】
時代てふ顔なき巨人青嵐      萬燈ゆき
けさ空にひとつ泰山木の花     葛西美津子
向日葵も戦士のかほをしてゐたる  藤英樹
しんかんと我が宇宙なり籐寝椅子  湯浅菊子
崩さねば崩れてしまふかき氷    関根千方

第二句座 (席題:蜥蜴、蚊遣)
•藤英樹選
【特選】
明日売る牛に最後の蚊遣焚く    曽根崇
大蜥蜴ぬつと行く手を阻みけり   イーブン美奈子
それぞれの家の香りの蚊遣火よ   藤原智子
懐かしく切なきものよ蚊遣香    田中益美
父ありし日の縁側の蚊遣豚     おほずひろし
【入選】
昼着きて蚊遣の宿の記帳かな    森永尚子
蚊遣香夢の中まで匂ひけり     曽根崇
蚊遣焚く事よりはじめソロキャンプ 金澤道子
蚊遣火を腰にぶらさげ銃を持つ   関根千方
つつがなく法事も終わり蚊遣香   田中益美
蚊遣火の渦消ゆるまで推敲す    関根千方
笠智衆しづかに点す蚊遣香     西川遊歩
蚊遣火やもう帰るとは言ひ出せず  イーブン美奈子

•長谷川櫂選
【特選】
蜥蜴の尾生々しくも光りけり    吉田順子
動くもの蜥蜴ばかりの空き家かな  田中益美
蚊遣火の渦消ゆるまで推敲す    関根千方
切られたる蜥蜴の尻尾呆然と    西川遊歩
瑠璃蜥蜴金毘羅さまの神橋に    曽根崇
【入選】
明日売る牛に最後の蚊遣焚く    曽根崇
古書店は店ぢゆう匂ふ蚊遣かな   藤英樹
生家とはふかく沁みたる蚊遣香   萬燈ゆき
蚊遣火や女の白きふくらはぎ    葛西美津子
川風にまたも燃え立つ蚊遣の火   葛西美津子
蚊遣香山ほど持たせ送り出す    長井はるみ
懐かしく切なきものよ蚊遣香    田中益美
探鳥や腰に吊るして蚊遣香     金澤道子
夕暮れのにほひと思ふ蚊遣りかな  喜田りえこ
父ありし日の縁側の蚊遣豚     おほずひろし

 

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読売新聞「四季」から

若草に口ばしぬぐふ烏かな 凡兆

 烏は悪者扱いされるが、詩歌にとっては味のある題材。芭蕉をはじめ数々の名句がある。その弟子、凡兆も烏への思い入れが一入だった。ご馳走を平らげて草の葉で嘴を拭いているところ。艶のある黒い羽が柔らかな草の緑に映えること。『嚝野後集』

 

「神宮外苑再開発計画」についてご意見をお寄せください

東京都心、神宮外苑(港区、新宿区)の再開発計画が進んでいます。再開発を計画しているのは三井不動産、明治神宮、日本スポーツ振興センター(JSC)、伊藤忠商事。

明治天皇没後、大正時代に植えた樹齢100年を超える樹木971本を伐採するという無謀な計画です。

この問題についてのご意見をおもちの方は簡潔にまとめ、見出しをつけて下のメニューの「お問い合せ」から事務局へお送りください。このサイトで公開します。個人、団体への誹謗、中傷、匿名のご意見は掲載しません。

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    • 4月16日(日)鎌倉ズーム句会
    • 4月22日(土)朝カルズーム講座「1億人の俳句入門」
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    • 4月30日(日)仙台ズーム句会

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    2018年3月刊行


    『四季のうた 想像力という翼』
    中公文庫
    700円+税
    2017年12月刊行


    『芭蕉さん』
    俳句・芭蕉 絵・丸山誠司
    選句解説・長谷川櫂
    講談社
    1500円+税
    2017年3月刊行


    『震災歌集 震災句集』
    青磁社
    2000円+税
    2017年3月刊行


    『四季のうた 文字のかなたの声』
    中公文庫
    600円+税
    2016年12月刊行


    藤英樹著『長谷川櫂 200句鑑賞』
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    2016年10月刊行


    『文学部で読む日本国憲法』
    ちくまプリマー新書
    780円+税
    2016年8月刊行


    『日本文学全集12』松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶
    松浦寿輝、辻原登、長谷川櫂選
    河出書房新社
    2,600円+税
    2016年6月刊行


    『四季のうた 微笑む宇宙』
    中公文庫
    700円+税
    2016年3月刊行


    『芭蕉の風雅 あるいは虚と実について』
    筑摩選書
    1,500円+税
    2015年10月刊行


    『沖縄』
    青磁社
    1,600円+税
    2015年9月刊行


    『入門 松尾芭蕉』
    長谷川櫂 監修
    別冊宝島
    680円+税
    2015年8月刊行


    『歌仙一滴の宇宙』
    岡野弘彦、三浦雅士、長谷川櫂
    思潮社
    2000円+税
    2015年2月刊行


    『吉野』
    青磁社
    1,800円+税
    2014年4月刊行
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