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うたたね歌仙

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夫あらばの巻/名裏/三

うたたね歌仙 投稿日:2023年12月2日 作成者: dvx223272023年12月2日

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【名表】
十二  水化粧する山姥の秋     まさみ(秋)
【名裏】
初句 騙されて貢ぐもうれし五千万    文(雑・恋)
二   阿呆阿呆と暁烏鳴く      光枝(雑)
三  コロナ禍の予防接種も七回目    ⚪︎(雑)

次へ。

【付句候補】
・⚪︎
コロナ禍の予防接種も七回目
・△
俯いてみなスマホ見る電車内
・×
与太郎のパチンコ当ては上手なり
起請文抱きて帰る土手の道(初句に戻る)
失言で大臣のまた辞任して(本音いひ?)
学生を切り捨てフェニックス廃部
マウントを取つてオレ様頷きぬ
設計ミスまたも墜落オスプレイ
ノリでやる大麻でよもや廃部とは
春風と堤歩いて母の家
洪水が家族アルバム攫ひゆく
浅春の激辛キムチ一人鍋
仕送りはカンパと消えた学生時代
暴かれん与党政治の金まみれ
ゲーム発売野宿組いる長き列
壊すこと前提に建てる万博会場
目の前の手品で盗まる腕時計
ブラック企業パワハラ上司のさばつて
一人死す催涙弾を雨と浴び

夫あらばの巻/名裏/二

うたたね歌仙 投稿日:2023年12月1日 作成者: dvx223272023年12月2日

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【名表】
十一 月させばなほあでやかに残る菊  善子(秋・月)
十二  水化粧する山姥の秋     まさみ(秋)
【名裏】
初句 騙されて貢ぐもうれし五千万    文(雑・恋)
二   阿呆阿呆と暁烏鳴く       光枝(雑)

次へ。

【付句候補】
・⚪︎
阿呆阿呆と暁烏鳴く
・△
裏山の墓に燃ゆる狐火(善子)
・×
紅白見ないジャニーズのファン
恋に恋するイケメン好み
うちがおらんとどんならん人(意味不明)
不夜城の街欲望あふれ
夢の中にて背の翼消え
生き甲斐あれば何を憂ふる
裸足の子らの学ぶ学校
近ごろ流行るネット投げ銭
手練手管の蜜とろとろと
妖しく光るシャンパンタワー
部室に蔓延る悪しきスポ根
民は所詮は打ち出の小槌(意味不明)
神の子なんて親が言ふから
ピストル握りし宗教2世
紀州一国我が持ち山ぞ
宗教二世の訴へる声
あほうあほうと救急車が鳴く

夫あらばの巻/名裏/初句_再募集①

うたたね歌仙 投稿日:2023年11月30日 作成者: dvx223272023年12月1日

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【名表】
十   あなすさまじき酔ひ覚めの水  光枝(秋)
十一 月させばなほあでやかに残る菊  善子(秋・月)
十二  水化粧する山姥の秋     まさみ(秋)
【名裏】
初句 騙されて貢ぐもうれし五千万    文(雑・恋)

次へ。

【付句候補】
・⚪︎
騙されてホストに貢ぐ五千万
・△
・×
里人は通らぬ峠近道す
いまさらに帰還可能と言はれても
よーいやさ柿落としの緞帳あげて
ほれぼれと川面に映す己が影
鉄鍋でぐつぐつと煮る熊の肉
不死鳥は永遠の命をあかあかと
蟻の巣に指でつまんで毒薬流す
伝説の村に住みつき紙を漉く
横浜に九十人で巻く歌仙とや
一人舞ふ囃子は風の木々の歌
ゆつたりと五右衛門風呂に浸かりけり
ルージュさし女兵士は戦場へ
濁り川もつれた髪を流しをり
かぎ針でエコたわし編む卒寿の手
野宿する旅人夢にうなされて
モンローの溢れる笑みを競り落とし 
その奥に開けてはならぬ一間あり
走り根は散らばる骨のごとくあり

夫あらばの巻/名裏/初句_再募集

うたたね歌仙 投稿日:2023年11月28日 作成者: dvx223272023年11月29日

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【名表】
十   あなすさまじき酔ひ覚めの水  光枝(秋)
十一 月させばなほあでやかに残る菊  善子(秋・月)
十二  水化粧する山姥の秋     まさみ(秋)
【名裏】
初句

再募集。

【付句候補】
・⚪︎
・△
・×
潮引けば鏡の池にくしけづる
連チャンで酒呑童子と飲み明かす
扱いにほとほと手を焼く奈良の鹿
髭面息子いつまでも甘えん坊
ひたひたと夜が奈落へ降りてゆく
雲海のかなた小さき富士一つ
よたよたなれど平気で生きて白寿
一匹の大蛇眠れる塚の上
歌会のお召しに右往左往して
腰と手の仕草ちぐはぐフラダンス
夜半過ぎ宿の戸叩く三度笠
廃屋に上達部の子横たはる
無惨にもロマンス詐欺にひつかかり
涙するとうに忘れた恋ありき
今朝もまた峠の茶屋に暖簾下げ
帰還せし夫は寡黙の人となり
わたくしを忘れし夫と暮す日々
象の背にゆられて日本一巡り
生臭き風が地球を一巡り

夫あらばの巻/名裏/初句

うたたね歌仙 投稿日:2023年11月27日 作成者: dvx223272023年11月28日

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【名表】
十   あなすさまじき酔ひ覚めの水  光枝(秋)
十一 月させばなほあでやかに残る菊  善子(秋・月)
十二  水化粧する山姥の秋     まさみ(秋)
【名裏】
初句

再募集。

【付句候補】
・⚪︎
・△
都大路野良犬たちに吠えつかれ(森恵)
ひるがへす羽織裏より金太郎(りえこ)
百年を生き楽しみは宵の酒(松太)
・×
おづおづとマスク外して街の中
初めてのジビエ料理に舌鼓
四人の影現はるる火焔山
食糧を求め人家に来たる熊
一生に一度登りたし富士の山
降り立てば醤油のかをる小豆島
アルバムに笑顔輝く昔あり
遊郭が観光地となる摩訶不思議
新人の舞子に東訛りあり
弟を逃がして海の藻屑たる
初孫のこの子いつたい誰に似て
雑踏にハマのメリーの後ろ影
お輿入れ一度も顔は見せぬまま
黄金の落ち葉を踏んで小さきカフェ
朗々と「祝ひめでた」の響く空
杖ついて朝日のあたる家を出づ
姉妹隆々ボディ競ひ合ひ

夫あらばの巻/名表/十二_再募集①

うたたね歌仙 投稿日:2023年11月26日 作成者: dvx223272023年11月27日

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【名表】
十   あなすさまじき酔ひ覚めの水  光枝(秋)
十一 月させばなほあでやかに残る菊  善子(秋・月)
十二  水化粧する山姥の秋     まさみ(秋)

次へ。

十一、修正しました。

【付句候補】
・⚪︎
秋場所に舞ふ座布団の花(酸模)
山姥帰る八月の山
・△
木つ端となりて鮎の落ちゆく(光枝)
・×
螺鈿の鏡秋しんかんと
金鵙猛る太陽浴びて
朝日に染まる富士の初雪
はるかな空へ雁のゆく
銀杏もみぢのかんざし揺るる
近づいてくるかりがねの声
銀河に釣糸たらす父をり
秋駒のよな娘の彼氏
余生さはやか得度の作家
ほのぼのと秋装へる妻
夜霧に浮かぶ東京タワー
ぽんとはじける桔梗の莟
はるかに聞こゆる虫売りの声

夫あらばの巻/名表/十二_再募集

うたたね歌仙 投稿日:2023年11月25日 作成者: dvx223272023年11月26日

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【名表】
九  ほんたうは神も仏もなき世界  美津子(雑)
十   あなすさまじき酔ひ覚めの水  光枝(秋)
十一 月させばなほはなやかに残る菊  善子(秋・月)
十二

再募集。

【付句候補】
・⚪︎
・△
・×
散る間際まで色づく紅葉
錦秋分けるトロッコ列車
徹子の部屋の卒寿の主
朝日に契る白露の玉
露に濡れたる鵙の早贄
花野彷徨ふ山姥の影
正倉院が眠る虫の音
朝の湿原丹頂来る
秋日かがやく慈童の面
村雨ゆきて立つ秋の虹
さざなみたてて秋の蘭鋳
あと一年の命の秋を
紫式部坐す紅葉寺
花野行く君の背を追いかけて
白露こぼし花背超えゆく
けふか明日かと鶴渡る夢
友禅流す爽涼の川
栗飯に沸くけふの食卓

夫あらばの巻/名表/十二

うたたね歌仙 投稿日:2023年11月24日 作成者: dvx223272023年11月25日

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【名表】
九  ほんたうは神も仏もなき世界  美津子(雑)
十   あなすさまじき酔ひ覚めの水  光枝(秋)
十一 月させばなほはなやかに残る菊  善子(秋・月)
十二

美しい句ゆえか
どう付ければいいか、よく考えて。
「なほはなやか」なものとは?

再募集。

【付句候補】
・⚪︎
・△
短い秋を惜しむみちのく(一郎)
・×
手花火かざす糟糠の妻(夏)
闇に一声森のむささび
ホストの沼を抜け出せぬ秋
秋を惜しみて舞ふ尉と姥
大海原へ秋は去りゆく
露霜を踏み連鉢の僧
クレーン使ひ大芋煮会
東の空に雁の棹見ゆ
新米で祝ふ結婚記念日
古書堆き獺祭忌の机
ことし盛んに長崎くんち
小坊主の頭に轡虫のる
新蕎麦を打つ山の辺の里
虫の音にすら恋ふるふるさと
鬼灯ほぐす小唄の師匠
祈りの御歌したためて秋
秋刀魚の煙たなびく小路

夫あらばの巻/名表/十一

うたたね歌仙 投稿日:2023年11月23日 作成者: dvx223272023年11月24日

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【名表】
九  ほんたうは神も仏もなき世界  美津子(雑)
十   あなすさまじき酔ひ覚めの水  光枝(秋)
十一 月させばなほはなやかに残る菊  善子(秋・月)

次へ。

【付句候補】
・⚪︎
月させばなほはなやかに残る菊
・△
あかあかと月の中なる歌舞伎町(文)
忖度の部下ばかりなり月の宴(りえこ)
長き長き療養を終へ今日の月(松太)
・×
山奥の終着駅を照す月
恍惚の老母の笑まふ十三夜
たらちねのいかにいますやけふの月
ぽっかりと詩仙称へしけふの月
鉄鉢と山河流離ふ今日の月
人類の途絶えし地球月照らす(戦争に戻る、日本語もだめ)
ぼつねんと戦場の月見上げをり(戦争に戻る)
水害に耐えし家にて十三夜
妻のなき荒ら家渡る今日の月
月の舟どんちやん騒ぎ転覆す
残欠の地球を照らす今日の月(戦争に戻る)
終戦の日の虚ろなる月上る(戦争に戻る)
Jアラートに叩き起こされ月煌々(戦争に戻る)
殺戮のニュース流るる月見酒(戦争に戻る)
月の涙屍の山に降り注ぐ(戦争に戻る)

夫あらばの巻/名表/十

うたたね歌仙 投稿日:2023年11月22日 作成者: dvx223272023年11月23日

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【名表】
七  侵略の戦車の轍地を抉り    りえこ(雑)
八   生まれてすぐに死ぬ赤子らは  雅子(雑)
九  ほんたうは神も仏もなき世界  美津子(雑)
十   あなすさまじき酔ひ覚めの水   光枝(秋)

2人の美津子さんは
ご本人がよければ
姓名でどうですか。

次へ。

【付句候補】
・⚪︎
あなすさまじき酔ひ覚めの水
霧に彷徨ふ若き学僧(金閣を焼く)(まさみ)
・△
瓦礫の隅の朝顔真白(陽子)
鉦や太鼓や六斎念仏(りえこ)
百万円の壺すさまじき(松太)
・×
森羅万象何で決まるや
霧の中行く一匹の修羅
死者を葬るたんぽぽの原
カリスマ教祖も秋天に消え
花野を染める大きな夕日
殺戮の空あくまでも高く
草に消え入る邯鄲のこゑ
自転しながら秋の道に入る
ツァラトゥストラの声冴え返る
囮に来たる母熊子熊
内なる声の唯我独尊
ヒトてふ悪魔地にはびこりて
広島の空長崎の空

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次のうたたね歌仙第71巻の発句です。

雪明かり遠き昔の姫はじめ 長谷川冬虹(春・恋)

参加される方は脇(春)からお送りください。71巻が終わり次第始まります。

「うたたね歌仙」はネット投句会員なら無料で参加できますが、zoomによるレクチャーを受けることが参加の条件になります。
レクチャーは一巻につき一回切りです。 レクチャーのテキストは71巻の「夫あらばの巻」。あらかじめプリントアウトしてください。 レクチャーを希望される方は下記のフォームからお申し込みください。ZoomのURLを通知いたします。 レクチャ-は満尾の日の午後8時から約1時間です。 

      

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