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うたたね歌仙

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夏相撲の巻/初表/第三_再募集③

うたたね歌仙 投稿日:2023年6月5日 作成者: dvx223272023年6月5日

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【初表】
発句 大関の洒落た浴衣や夏相撲  平尾福(夏)
脇   ぐいと突き出す手へ初鰹  りえこ(夏)
第三

【投句一覧】
お囃子に躍る心や神田っ子
八ミリのフィルム越しの父の声
趣味探し教室巡り定年後
ゆつくりと卑弥呼の柩蓋開く
遠距離の通勤にずつしり弁当箱
つまずいて大統領選につまずけり
当たり前の夕べが来たり箸並ぶ
悠久の異星人より返事あり
鉄火場に一人正座の紅白粉
夕灯失意の夫待つ皿小鉢
襲名のまつてましたと大向かう
父の日が父のない子にまた巡る
資本論朝まで友と語り合ふ
雲梯を伝ひくる児の得意気に
夜明けゆく孔雀が羽根をひらくやう
父の墓新酒供へて上京し
蓑を負い翁のあとを廻る旅
山ひとつ買うて見下ろす太平洋
書簡集読み継ぐ午後のジャズ喫茶
手習いのエクセル教室七五歳

夏相撲の巻/初表/第三_再募集②

うたたね歌仙 投稿日:2023年6月3日 作成者: dvx223272023年6月5日

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【初表】
発句 大関の洒落た浴衣や夏相撲  平尾福(夏)
脇   ぐいと突き出す手へ初鰹  りえこ(夏)
第三

転換がうまくゆかない。

再募集。

【投句一覧】
・◯
・△
包丁研ぐ晩の献立思ひつつ(善子)
取つときのワイン栓抜く友も喜寿(まさみ)
・●
水切りの平らな小石つい探す
和綴本しをりなるなし鳶の羽根
リュックひとつアジアを巡る一人旅
淡々と譜面を辿る感想戦
いつまでも幕が上がらぬ澤瀉屋
畑のもの少し摘みきて朝の膳
飛び六方花道に消ゆ隙もなし
浜風にぽんぽんぽんと揚花火
夢を見る少女に豚の貯金箱
無医村の悲願叶ひて診療所
夕風に乗り来る豆腐屋の喇叭
夕凪を紅に染め日落ち行く
今しがた頭上の雲はもう遠く
糸巻の乙女が歌ふ鳥の唄
乳探す生まれたばかり羊の仔
悠々と草原駆ける汗血馬
骨二百ティラノサウルス組み上げて

夏相撲の巻/初表/第三_再募集①

うたたね歌仙 投稿日:2023年6月2日 作成者: dvx223272023年6月3日

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【初表】
発句 大関の洒落た浴衣や夏相撲  平尾福(夏)
脇   ぐいと突き出す手へ初鰹  りえこ(夏)
第三

再募集。

【投句一覧】
・◯
・△
七冠の祝ひに届く大吟醸(松太)
アオザイの少女は蓮の花抱へ(雅子)
差しつまた差されつ来し方語る夕(尾燈子)
・●
幻のホームランとぶ外野席
庭前のつくばいの影長くなり
一枚の紙に幾度も墨重ね
独り酌むふるさと未だ夢の中
山の鳥狭庭に鳴いて夜明けゆく
揚げたての唐揚げつまむ母のそば
仰臥して想像の翼はためかせ
今宵また一合の酒竹の盃
井戸端の飛び交ふ声の陰りなく
山小屋にハンマー化石並べられ
ジャズ鳴らし思ふ存分ひとり酒
田水張り迎への孫と帰りゆく
羞じらひに幼さ残し名人へ
線香の煙もとどく裏長屋
浅間山だけを描きて我が生涯
ごわごわに乾くジーパン取り込んで
日は高く森閑と乾きゆく糶場

夏相撲の巻/初表/第三再募集

うたたね歌仙 投稿日:2023年6月1日 作成者: dvx223272023年6月1日

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【初表】
発句 大関の洒落た浴衣や夏相撲  平尾福(夏)
脇   ぐいと突き出す手へ初鰹  りえこ(夏)
第三

再募集。

【投句一覧】
・◯
・△
・●
茶花展こころの奥まで洗はれて
雨の日は肥後守もて小鳥彫り
盲たる母を真中に小の字に
鹿威し離れの庵に招じられ
ふるさとの差入れに湧くどさ回り
森深く密やかに湧く泉あり
豆を炊く釜に火を入れる夜明け前
マンションの窓に小さき夕灯
鉄瓶がちんちんと鳴り朝の白湯
青空へ白き弧を描きひこうき雲
水やりをおへて軒下鉢三つ
モナリザの微笑山河の風の中
迷ひ入る魔の山ならぬ神の山
官邸に仲間を呼んでばか騒ぎ
路地裏に母と子二人線香花火
新刊の先づは香りを楽しみて
しんとして一家総出の大昼寝
のがれきて異国暮しの昨日今日
明日嫁ぐ娘と過ごす夕間暮

夏相撲の巻/初表/第三

うたたね歌仙 投稿日:2023年5月31日 作成者: dvx223272023年6月1日

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【初表】
発句 大関の洒落た浴衣や夏相撲  平尾福(夏)
脇   ぐいと突き出す手へ初鰹  りえこ(夏)
第三

再募集。

相変わらず
前句に振り回されている句多し。

つつましくもしずかな句が望まれている
ということが読めないと。

【付句候補】
・◯
・△
・●
生粋の江戸つ子なれど浪花好き(つきすぎ)
奉還の図式書きたる土佐の人(小理屈)
江戸つ子の大ぼら話膨らんで(つきすぎ)
掘り出し物見つける目つき鋭くて
モンゴルへ錦を飾る汗血馬(発句に戻る)
速報のjアラートに起こされて(下手なロケット)
山ガール熊鈴の音カラカラと
列島は東も西も揺れに揺れ
この国の包丁評判砥石また(つきすぎ)
青き地球に刻々と雲の渦
太陽の塔まつすぐに雲の上
オンラインで返杯重ぬいごつそう(小理屈)
子供らが料理ふるまふ父の日よ(話のつづき)
白雲をうち払うてや五月富士
岬に朽ちる砲台の跡(つきすぎ)
風待ちて大海原へ船を出す(つきすぎ)
ブレイキンダンスで目指すパリ五輪
避雷針空の妖気に身構へり
朝焼けの浜に白南風吹きそめて(つきすぎ)
オークション金の茶道具三億円

夏相撲の巻/初表/発句、脇

うたたね歌仙 投稿日:2023年5月30日 作成者: dvx223272023年5月31日

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【初表】
発句 大関の洒落た浴衣や夏相撲  平尾福(夏)
脇   ぐいと突き出す手へ初鰹  りえこ(夏)

次へ。   

【付句候補】
・◯
ぐいと突き出す手へ初鰹
・△
団扇の波へ満員御礼(妖子)
肩を掠めて飛ぶ夏燕(松太)
金魚掬ひは誰にも負けぬ(美津子)
大川端に早や涼み舟(陽子)
夏空高くスカイツリー立つ(雅子)(夏)
・●
卓埋めつくすビールのジョッキ
湯上りさます宵の涼風
泥鰌鍋食ふ茶屋の跡継ぎ
簾捲きたる軒の涼しさ
鯉の洗ひに冷えた本直し
川面まぶしむ絵日傘のひと
いつものマス席白い貴婦人
雷を呼ぶ呼出の声
十の橋掛け川の涼しき
巨きな手から覗くラムネ瓶
川面に凉し屋形舟の灯
出番待つ横綱の尻大団扇(出直し)
旨し旨しと泥鰌鍋食ふ
風あをあをと昼寝大の字

白魚の巻 満尾

うたたね歌仙 投稿日:2023年5月29日 作成者: dvx223272023年5月29日

《連衆》玉置陽子、松川まさみ、密田妖子、松井恭子、高橋慧、上田雅子、三玉一郎、川辺酸模、喜田りえこ、青沼尾燈子、越智淳子、佐々木まき、安藤文、岩井善子、飛岡光枝、佐藤森恵、楠原正光、おほずひろし、西川遊歩、中野美津子、北側松太、長谷川櫂(捌)

二〇二三年三月二十七日~五月二十九日
【初折の表】
発句   白魚のいのちのひかり汲みにけり     上條多恵(春)
脇     けさ高々と残雪の富士         光枝(春)
第三   蜜蜂の巣箱かついで花の旅        酸模(春・花)
四     みちのくの街津波に消えて       善子(雑)
五    首長竜隕石見上ぐ月煌々         森恵(秋・月)
六     どんぐり抱へ栗鼠の子眠る       光枝(秋)
【初折の裏】
初句   秋空へぐんぐん伸びるホームラン     酸模(秋)
二     西へ西へとアメリカの夢        光枝(雑)
三    広島の朝高々とキノコ雲         酸模(雑)
四     恋も知らずに燃えし乙女ら       美津子(雑・恋)
五    キリストの精子冷凍目覚め待つ      りえこ(雑)
六     火星で過ごす二年目の夏        文(夏)
七    ふるさとのひまはり畑偲ばるる      一郎(夏)
八     寝台車に射す月光凉し         善子(夏・月)
九    大いなるわが青春の大江逝く       文(雑)  
十     春の雪降る学園闘争          松太(春)
十一   就職の背広に花の散りかかる       光枝(春・花)
折端    モンゴルの砂花粉混じれり       松太(春)
【名残の表】
初句   太陽が二つに見ゆる海の町        陽子(雑)
二     詩とは何かと世界さまよふ       遊歩(雑)
三    坩堝へと赤錆びた鉄投げ込んで      一郎(雑)
四     暗い炎の生み出す言葉         美津子(雑)
五    今宵また妻の寝言に眠られず       酸模(雑・恋)
六     月の窓辺にくちなし香る        善子(夏・月)
七    故郷の家も畑も草の原          櫂(雑)
八     龍宮といふキャバクラありき      櫂(雑)
九    夕暮れの通天閣に灯がともる       松太(雑)
十     屋台を引いて元相撲取         善子(秋)
十一   大切な恋女房と今日の月         酸模(秋・月・恋)
十二    羽釜押し上げ新米香る         りえこ(秋)
【名残の裏】
初句   悠々と大海亀が空泳ぐ          ひろし(夏)
二     永遠薫る泡盛の壺           光枝(夏)
三    ジャニーズが出たらチャンネル切り替へて 櫂(雑)
四     病深しと亀は鳴くなり         恭子(春)
五    赤ん坊の瞳に映る花万朶         光枝(春・花)
挙句    一生掛けたる句集出る春        櫂(春)

白魚の巻/名裏/挙句

うたたね歌仙 投稿日:2023年5月28日 作成者: dvx223272023年5月29日

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【名裏】
三  ジャニーズが出たらチャンネル切り替へて 櫂(雑)
四   病深しと亀は鳴くなり        恭子(春)
五  赤ん坊の瞳に映る花万朶        光枝(春・花)
挙句  一生掛けたる句集出る春        櫂(春)

発句を読めば
この挙句しかない。

これにて満尾。

【付句候補】
・◯
・△
・●

遠霞する高層ビル群
木漏れ日の中揺るる.ぶらんこ
産湯に光る春色の肌(アウト)
鮎の子昇る急な堰口
春空の涯銀河の彼方
マスク外して街をゆく春
水のにほひの春の青空
渡しの竿も水温むころ
卒寿を祝ふ若草の餅
春を行かしむ出船の汽笛
代替りして初の開帳
軒を掠めて燕飛び交ふ
ずぶ濡れ仔猫やつと拾はれ
コマ送りして春の雪降る
蝌蚪の国にも生の争ひ
若鮎のぼる渓のせせらぎ
今朝生まれたる仔馬三匹
眩しき海を雛流れ行く

白魚の巻/名裏/五再募集

うたたね歌仙 投稿日:2023年5月27日 作成者: dvx223272023年5月28日

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【名裏】
ニ   永遠薫る泡盛の壺          光枝(夏)
三  ジャニーズが出たらチャンネル切り替へて 櫂(雑)
四   病深しと亀は鳴くなり        恭子(春)
五  赤ん坊の瞳に映る花万朶        光枝(春・花)

次は挙句。

【付句候補】
・◯
赤ん坊の瞳に映る花万朶
・△
・●
もろ肌を脱いで大見得花吹雪
鳴り響くいのちの電話花ふぶく
生涯を歌に捧げて花詠まん
浄瑠璃の鏡の中を花吹雪く
世知辛きこの世を渡る花吹雪
逃れ来し難民に吹く花吹雪
花莚見知らぬ人も誘ひ入れ
焦土へと一輪の花舞ひ落つる
知らぬ間に雲蔽ひ出て花翳る(意味不明)
花の色葉の香に治る心の根
一雨の花の蕾を濡らしゆく
今生の花見納めし花の杖
花びらを掬ふ青空鯉の口
横たはる君に花の枝届けんと
親馬鹿がそろって騒ぐ花の宴
晩節の岸辺に忽と返り花
鬼哮る闇世の嵐花果てぬ(意味不明)
桜咲くウクライナにもロシアにも

白魚の巻/名裏/五

うたたね歌仙 投稿日:2023年5月26日 作成者: dvx223272023年5月27日

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【名裏】
ニ   永遠薫る泡盛の壺          光枝(夏)
三  ジャニーズが出たらチャンネル切り替へて 櫂(雑)
四   病深しと亀は鳴くなり        恭子(春)

再募集。

【付句候補】
・◯
花莚だれも知らない人唄ふ(妖子)
・△
壊れゆく地球の空へ飛花(酸模)
花守のうたた寝守る三毛の猫(光枝)
花吹雪けふも忙しいのちの電話(ひろし)
花冷えの早や大岡の七回忌(遊歩)
引き籠り花の盛りを知りもせず(美津子)
・●(前句読めず、読まず)
大いなる花の怒涛や吉野山
長命を祝ひ一族花の宴
花篝り影濃く淡く散り尽くす
人の世のかくも深きに花の闇(深)
優しさの花吹雪とて君逝けり
花追ふて夢かうつつの人の影
この星を一周りする花吹雪
見納めの花の向かうに舞台あり(舞台?)
散りてなほ深くなりゆく花の闇(深)
五十回目満開に花は咲けども
しがらきの狸のそばで花見酒

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