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俳句的生活

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木下洋子 says:2012年4月24日 at 1:03 AM

俳句的生活 投稿日:2012年4月24日 作成者: dvx223272012年4月24日

句集『唐津』(長谷川櫂著、花神社)は『松島』『富士』に続く旅の句集である。富士、吉野、近江、そして唐津での作品が1ページに1句、余白が読者の想像力を喚起する。

天地いま鞴のごとし青嵐

以前、刀鍛冶の実演を見た折に鞴の使い方も教えてもらった。天地を吹きぬける青嵐を「鞴のごとし」と捉えたのは新鮮でぶぉーっという音まで聞こえてきそうだ。

我すでにそこにはあらず籠枕

そこにいた我は「籠枕」を残してどこに行ったのだろうか。いろいろな想像ができる句である。

けふここに花の人また松の人

十年ほど続く吉野山観桜句会での作。時に、花びらが舞い込む大広間に三十人余りが集う。「花の人」「松の人」の表現がすっきりとしていて気分がいい。

湯のごとく花浴びてゐる女かな

吉野山ならではのスケールの大きい花吹雪を「湯のごとく」浴びている女。たおやかでありながら、豪快な一句。

空よりも大きな月の上りけり

比叡山観月句会での作。空より大きな月などあり得ないと思っていたら、この句は詠めない。比叡山で観る名月を「空よりも大きな」と感じるのが、俳人の力だと思う。

法灯をいくたび霧の襲ひけん

霧には視野を遮る得体の知れない不安を感じることがある。比叡山延暦寺の不滅の法灯は、「いくたび霧の襲ひけん」という状況を乗り越え永永と守り続けられてきた。受け継がれてきたその思いの深さをしみじみと感じる。

老松のほろとこぼせし松露かな

唐津には五キロにわたってクロマツが続く虹の松原がある。老松と松露。松の世界に遊んでいるようでほのぼのとする。

桃の花ごつと山ある唐津かな

帯にもある花のある大きな句。余計なことは言わない。が、まさに唐津だと思う。「ごつと山ある」は、唐津焼にも通じる素朴な手触りのある言葉だ。

切れ味のいい旅の俳句は、読後、気分爽快になる。長谷川櫂は句会の時に「いつ死んでも悔いのないようにしなさい」とよく言うが、自身も存分に生きるべく魂はいつも天地を自由自在に旅しているようである。さて、次の旅は何処であろうか。

飛岡光枝 says:2012年4月5日 at 5:21 PM

俳句的生活 投稿日:2012年4月7日 作成者: dvx223272012年4月7日

『花の歳時記』(長谷川櫂著、ちくま新書)は四季折々の代表的な「花」の句をとりあげ解説した本である。明瞭な鑑賞文の魅力もさることながら、この本のほんとうの力は、日本人にとって花とは何か、また、俳句にとって花とは何かを示唆してくれることである。読み終えた時、「花とは何か」を考え続けることが俳句を作ることなのだという思いに至った。

表紙は清々しい葉を従えた杜若(かきつばた)。51の項目は、ほぼ草木の名前だが、「沖縄」「蓬莱島」などの地名や「源氏物語」「おくのほそ道」などの文学作品もある。1項目に6句が取り上げられ、そのうちの1句を2ページに渡り解説している。あたかも切り取った花を活けるように、古今の306句を変幻自在に読者の目の前に展開してくれる。

筆頭は「松」の項目である。「花とは何か」を考える時、「松」は「花のなかの花」に他ならない。「芭蕉は桐の火桶に火を熾こそうとしていた」に始まる「金屏の松の古さよ冬籠」の句が誕生した瞬間を描いた一文は筆者がそこに居合わせているような緊張感に満ちている。この四年前に詠んだ句が本句の源であったというくだりに、俳句は生き物だという思いを深くした。

鑑賞文は、句の作者の生い立ちに着目したり、句の「ことば」に思いを寄せたり、筆者自身の旅の話に及んだり、時には一編の小説のようにと様々に展開する。どのスタイルであろうと、たちまちその俳句の誕生の場に読者を立ち会わせてくれる。

特に印象的だったのは「梅咲いて庭中に青鮫が来ている」(金子兜太)の鑑賞である。「あいつが近づいてくるとき、海は静まり返る」で始まる文は「それから、何も見なかったかのようにゆっくりと朝飯を食べ終えると、いつものように家を出て東京の職場へ向かった」で終わる。その朝、金子兜太が見たものは何だったのか。この句が生まれた時に兜太が纏ったであろう生々しい匂いまでも感じさせてくれる一文である。

本書を彩る115枚の写真(玉木雄介氏撮影)が美しい。この一冊を一月近く手元に置いていてわかったことがある。冒頭で表紙の写真について触れたが、一年を通して手元に置いて読むには、夏の花がいちばんしっくりするのではないか。著者は機がある度に述べている、耐え難いほど蒸し暑い夏がある日本は全てにおいて「夏を旨とすべし」と。『花の歳時記』も、しかり。

西川遊歩 says:2012年3月23日 at 4:58 PM

俳句的生活 投稿日:2012年3月23日 作成者: dvx223272012年3月23日

長谷川櫂著『海の細道』(中央公論社刊)書評

永遠の旅人、芭蕉が夢見ていた西国への旅

 『海の細道』は、芭蕉が心に描き、果たせなかった「西国への旅の夢」を辿った本である。
俳人、長谷川櫂に初めて会った日のことを、私は鮮明におぼえている。「『おくのほそ道』のようにその場の雰囲気が伝わるような俳句が、本文の中に置かれている形式の紀行文を今の時代で書ける人がいないだろうか、と思っている。長谷川さんがいつか・・・」と、言った瞬間に「芭蕉は西国へは旅をしていませんよね」俳人はつぶやいたのだ。1990年代の中頃のことである。
 長い年月を経て、その構想は実現する。まずルートをどう設定するか。芭蕉の弟子の桃燐の記述によれば、旅の最終目的地は長崎をイメージしていたようだ。だが、著者は芭蕉が現代の人であったなら、必ずや中国大陸へ渡っていただろうと確信しルートを広げる。芭蕉が眠る琵琶湖のほとりから、あこがれの詩人、杜甫が死んだ湘江までを一本の巨大な水路でつながっていると捉え、芭蕉の夢は長谷川櫂のはるかなる『海の細道』としてスタートした。
 芭蕉さんだったらどのような場所を訪れたいかを想像し、今を生きる著者の旅心を駆り立てる土地を選択しながら、『海の細道』は形作られていった。初出の原稿は、読売新聞の夕刊の一面に、一回分約700字という限られたスペースの中で書かれたものである。削ぎ落とされた簡潔な文章で、一目的地、一回で完結していく。次の訪問地は何処か、の楽しみとそのデスティネーションがどう描かれるかという、目の付け所がこの本の醍醐味である。
 旅人は旅先で風景に向かいつつ、時空を越えてその場にふさわしい古人の世界を思い浮かべることが多かったようだ。呼び寄せられた人物の物語は、詩歌やエピソードで語られてゆく。随所に引用される詩歌のもつイメージのひろがりと力は、本を閉じるとき改めて感じるはずだ。また、海の細道沿いには、源平盛衰記の戦いの海ばかりでなく、原爆が落とされた広島、長崎があり、沖縄やかの国の旅の記述にも戦争と平和への思いが強く語られる。 海外の旅では、『李陸史詩集』をみちしるべとして歩いたという韓国の旅が興味深い。「わがふるさとの七月は たわゝの房の青葡萄」にはじまる十二行詩を軸に展開する韓の国の物語が心に残っている。
 而して旅はゴールすることになるが、作品としての『海の細道』は著者の手を離れてのひとり旅がこれから始まる。芭蕉翁の夢を引き継いだこの本が、多くの人に読み継がれ、語り合われることを願っている。その土地の空気が伝わるような長谷川櫂の俳句も土地ごとに楽しめる。待ち望まれた紀行文学の誕生かもしれない。

木下洋子 says:2012年2月28日 at 6:16 PM

俳句的生活 投稿日:2012年2月28日 作成者: dvx223272012年3月23日

 長谷川櫂著『一億人の「切れ」入門』(角川学芸出版)を読んだ。気づく事が多々あり、満ち足りた気分でいる。俳句雑誌の連載で少しずつ読む楽しさとはまた違う「全貌を一気に」の面白さである。「切れとは何か」に始まり「切れの基本」に入ってゆく。冒頭、「俳句の選をしていると、形はきちんとできているのにつまらない句にしばしば出会います。(中略)では、なぜ形ばかりの句が大量に詠まれつづけるのか。それには俳句を教える側と習う側の双方に問題があります。」と現状に対する問題提起。「なぜ俳句の約束があるのか」「定型や季語や切れがなぜ俳句にとって大事なのか」の理由をきちんと教え、理解することが伝えたいことを伝え、俳句の約束に縛られることなく自由自在な句を詠むことにつながるということがよく理解できた。私は、この本の「俳句は前後で切れる」の章に心ひかれた。芭蕉は『おくのほそ道』の中で俳句を詠んでいるが「散文の心(日常の心)」から「韻文の心(俳句の心)」への切り替わりが、俳句の前後の切れを生み出している、さらには「もっとも根源的な切れ」として『万葉集』の長歌、能のシテとワキの語りと謡が「日常の言葉」「非日常の言葉」として前後で切れているという詩歌に共通する「切れ」の指摘に気づく事があった。能、狂言に俳句と通じるわくわく感を感じていたのだが、今までそれをうまく表現できなかった。「切れ」は「間」を生む。「心のスイッチ」が切り替わる楽しさと、それによって生まれる間にわくわくしていたのだ。
 「名句の切れ」では、(涼しさのかたまりなれやよはの月)(ふくろふに真紅の手毬つかれをり)などの名句を挙げ、いろいろな角度から書かれていて読み応えがある。あとがきには、この『一億人の切れ入門』が『一億人の俳句入門』(講談社)『一億人の季語入門』(角川学芸出版)とともに俳句入門三部作であると書いてある。それに加え『句会入門』(講談社現代新書)『決定版 一億人の俳句入門』(講談社現代新書)の五冊について長谷川櫂は、「私が俳句入門として書きたいと思ったことは、この五冊でほぼ尽きている。今後は新たなテーマが出てこないかぎり入門書は書かないだろう。」と述べている。それだけの思いのこもった本である。

飛岡光枝 says:2012年2月3日 at 7:36 PM

俳句的生活 投稿日:2012年2月4日 作成者: mitsue2012年3月23日

 木下洋子さんの第一句集『初戎』(花神社)を読みました。

絵筆置きあらと思へば春の雪

 この句から始まり、春、夏、秋、冬、新年を二回りする構成は軽やかで、生き生きとした247句が並びます。読み進むうちに、やはり木下さんはとても人間が好きなんだなという思いに至りました。

 夜明けから夫婦でつくる草の餅
 休まれし人の分まで花詠まん
 町ぢゆうで守つてをりぬ座禅草
 貰ひたる柚子ありがたき柚子湯かな
 冬帽子桜の山を見回りに

 どの句も人への愛情に溢れ、人に寄りそって詠まれています。その愛情は、また、虫や動物、植物へも注がれます。

 花びらにしばし休むかあめんぼう
 どこまでも揚がるつもりの雲雀かな
 青梅や梅酒になるか梅干か
 どんぐりの一つ一つに未来あり
 猫じやらしあたたかさうに枯れてをり

 そして、今生、一緒に過ごしているすべてのものに。

 風鈴のやつと鳴りたるうれしさよ
 凩にさらはれさうなラーメン屋
 雪の雲こらへきれずに降りだしぬ
 若菜粥五臓六腑よありがたう

 みなが陥り易い小利口な表現の誘惑を軽々と飛び越えて、森羅万象への愛情を素直に大らかに詠います。木下さんの目指す俳句は、親しんでいる狂言に通じるものがあるのかもしれません。

 お腹から声で笑はん初稽古
 できないと言へばできると初稽古

 そして、もうひとつ。何度も句座を共にしてきた私には、愛情深い木下さんの句はともすればその思いがストレートに出過ぎる印象がありました。でもこの句集ではみごとに思いが昇華されて、普遍的な佳句が並びます。「句集を編む」ことの意義を改めて感じさせてくれる一冊でもありました。

 人波や我も飛び込む初戎

北側松太 says:2012年1月26日 at 2:47 PM

俳句的生活 投稿日:2012年1月26日 作成者: dvx223272012年3月23日

 『震災句集』を読んだ。震災後すぐに出版された『震災歌集』は、怒りと絶望が火の玉のように飛んでくる歌集であったが、このたびの『震災句集』には、その荒々しさはない。一章から九章まで季節別に収録された百二十五句、その冒頭、一章におさめられた十六句は、一見、震災とは無縁なところで詠まれているかのようである。

  正月の来る道のある渚かな
  松かざる舟で詣でん瑞巌寺
  白鳥のかげろふ春の来たりけり

 「一年後」と題したあとがきのなかの、「俳句で震災をよむということは大震災を悠然たる時間の流れのなかで眺めることにほかならない。それはときに非情なものとなるだろう。」という言葉をヒントにすれば、たとえ大災害であっても、自然によってもたらされたそれは、人間にとっては「悠然たる時間の流れのなか」の一こまに過ぎないということになるのかもしれない。これら一章の中におさめられたおだやかな句の数々は、むごい体験をした人々が辛いながらも取り戻さねばならない日常であろうか。
 とはいえ、大震災の生々しい傷あとがそう簡単に清算できるわけでもない。

  燎原の野火かとみれば気仙沼
  幾万の雛わだつみを漂へる
  焼け焦げの原発ならぶ彼岸かな
  みちのくの山河慟哭初桜
  生きながら地獄をみたる年の逝く
  日本の三月にあり原発忌

 『震災歌集』でみせた絶唱は、この『震災句集』でも鎮魂の祈りとなってわたしたち前にあらわれる。
 震災後、間をおかずに出版された『震災歌集』としばらく時を置いてから出版された『震災句集』、この二冊は読みくらべるべき二冊である。短歌と俳句の距離、時間の経過なかであらわれてくるもの消えてゆくものなどがおのずと見えてくるに違いない。

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まひまひや深く澄みたる石二つ   村上鬼城

 水澄ましがくるくると水面に輪を描いて回る。ふと気がつくと、澄みきった水の底にくっきりと石が二つ。その石の形が水澄ましの波動で揺らめいているのだろう。動と静と、その交響と。蝸牛もマイマイだが、ここでは水澄ましのこと。『定本鬼城句集』

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