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うたたね歌仙

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春着の海の巻/名表/九_再募集

うたたね歌仙 投稿日:2023年3月11日 作成者: dvx223272023年3月12日

投句する

六   このごろ流行る畜生働き   櫂(雑)
七  九十九髪結束帯の命乞ひ    櫂(雑)
八   荒地越え来る神の沈黙   光枝(雑)
九  オリーブ搾り油金色桶の中  光枝(秋)

次へ。

【付け句候補】
・◯
金色のオリーブ油絞り桶の中
・△
日月の上りて沈む水平線 (陽子)
滅亡の人類濡らす黒い雨 (酸模) 
被災地に満天の星ふり注ぐ(美津子) 
海底に今も沈める幾柱  (雅子) 
・●
十二年原発復権むくむくと
田も畑も水漬く朝の秋出水
大岩を湧き出づる湯に足ひたし
元ヒッピー父の青春ニヒリズム
膨張の宇宙の果てに草枕
たかだかと毛布にくるみ赤ん坊
雷鳥の親子潜める這松帯
身についたマスク不要と言はれても
うち振らん震災復興大漁旗
地下世界菌糸のつながり大宇宙
サーカスの象の目にあふるる涙

春着の海の巻/名表/九

うたたね歌仙 投稿日:2023年3月9日 作成者: dvx223272023年3月11日

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六   このごろ流行る畜生働き   櫂(雑)
七  九十九髪結束帯の命乞ひ    櫂(雑)
八   荒地越え来る神の沈黙   光枝(雑)
九

やれやれ再募集。

【付け句候補】
・◯
・△
・●
八反の田圃をつなぎ六世代
紅葉散る筧の水のしろがねに
・なぜ転換ができないか(話のつづき)
青空にロケット飛ばず種子島
海底の大和に遊ぶ魚の群れ
清らかなボーイソプラノ合唱団
大彗星長々き尾も百年ぶり
シェルターにバレー教室脈々と
しんしんと闇深みゆく霜の夜
大銀河今生まれたる星ひとつ
燃料デブリ苦しみの闇哀し
あばら骨浮く犬の目に日の落ちる
絶望の中で生まれし物語
なぐるける閉鎖病棟生地獄
流されし我子さがして十二年
人類の痕跡のこる焚火跡
愛娘捜索止めぬ津波跡
小羊の群れ進みゆく大草原
潮騒のなか白百合のほころびて
・問題外
網棚に何か忘れてきたやうな

春着の海の巻/名表/八

うたたね歌仙 投稿日:2023年3月8日 作成者: dvx223272023年3月9日

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五  朝顔市一鉢買つて縁先に   光枝(夏)
六   このごろ流行る畜生働き   櫂(雑)
七  九十九髪結束帯の命乞ひ    櫂(雑)
八   荒地越え来る神の沈黙   光枝(雑)

心の深みで受け止めた
すばらしい付句!
この句を得て
悲惨な前句に陰影が生まれました。
誰ですか。

次へ。

【付け句候補】
・◯
荒地越え来る神の沈黙
鶏遊ぶ小春日の庭(りえこ)
今朝はま白き雪被る富士(雅子)
・△
帰らぬ人を待ちゐる愛犬(常套)(陽子)
・●
夜な夜な耽るネットサーフィン
銘酒味はふ出版パーティー
鳶が鷹生み一座安泰(意味不明)
窓辺の雪に聖夜の灯り
エラー連発なれぬセルフレジ
夢に顕ちくる生き別れの子
・下手な鉄砲
宇宙へと行く夢叶へし一女医あり
子どもが足りぬおしくらまんぢゆう
・話のつづき
あけぼの色の鳥舞ふ流刑地
月光照らす無表情の顔
皆息をのむ撮影現場
・紋切り型(手柄なし)
僧形となり向かふ北国
家族で囲むきりたんぽ鍋
首級(しるし)をあげて勝鬨の声

春着の海の巻/名表/七

うたたね歌仙 投稿日:2023年3月7日 作成者: dvx223272023年3月8日

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五  朝顔市一鉢買つて縁先に       光枝(夏)
六   このごろ流行る畜生働き       櫂(雑)
七  九十九髪結束帯の命乞ひ        櫂(雑)

残酷ですが
小説ならここは犯罪の場面。
お年寄り方
今一度、戸締まりご確認を。
強盗はここまで。

次へ。

【付け句候補】
・◯
・△
盗人にもかつてはありし三分の理(慧)
・●
空つぽの頭に響く金の音
倍速でスラムダンクを観る長子
昼の酒せいろ一枚手繰りつつ
海老蔵のお練にうつつぬかしをり
はづかしいと雲に隠るる今朝の富士
切つたのは己の身体かまいたち
刑務所も住めば都と常習犯
国連に百四十の手があがる
ガラス戸に貼つてセコムの赤マーク
電話鳴るコロナ病棟せわしなく
瓦版馬琴の新作発刊間近
稲刈機蝗追ひ立て追ひ立てて
西の空長く尾を引く箒星
留守電に設定したりはづしたり
地球揺るがす元KGB
息抜きに磨く形見の銀煙管
眉唾の人相書と瓦版
ゴールデンタイムは家族で時代劇

春着の海の巻/名表/六_再①

うたたね歌仙 投稿日:2023年3月6日 作成者: dvx223272023年3月7日

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三  イケてるやんガラ声の元タカラヅカ  松太(雑・恋)
四   人はよけれど頼りないぼん     淳子(雑・恋)
五  朝顔市一鉢買つて縁先に       光枝(夏)
六   このごろ流行る畜生働き      櫂(雑)

発想の貧困
どうかしましたか?

次へ。

【付け句候補】
・◯
・△
見知らぬやつらが我が家窺ふ(松太)
・●
余り糸刺す姉の雑巾
激論止まぬ免許返納
またも落選本屋大賞
なかなか進まぬ大名行列
遂に決めたる免許返納
マスク外して卒業写真(春)
逝きたる友の柩の重く
知らせ待ちゐる初孫誕生
・話のつづき
募金で開く花火大会
梅雨の晴れ間のどぶ板長屋
子へと火を継ぐ線香花火
英語も混じる切子の工房
鉄扉を開ける小兵の氷守
三代続くちゃきちゃき江戸っ子
夕空に乱蝙蝠の舞
昔語りに無血開城
いまだ納豆は臭ひなじめず

春着の海の巻/名表/六

うたたね歌仙 投稿日:2023年3月2日 作成者: dvx223272023年3月6日

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三  イケてるやんガラ声の元タカラヅカ  松太(雑・恋)
四   人はよけれど頼りないぼん     淳子(雑・恋)
五  朝顔市一鉢買つて縁先に       光枝(夏)
六

再募集。

【付け句候補】
・◯
・△
三年ぶりなりはとバスツアー(善子)
未だ出られぬ仮設住宅(雅子)
・●
窓にペタリと守宮の足裏
旧知の友と冷酒を酌む
次々過ぎる市民ランナー
戦地這ひゆく蔓は血の色
団扇ばたばた銭勘定し
なかなか癒えぬ足の水虫
飛ぶやうに売れタワー億ション
夕風入れて酌む冷し酒
二年目となる梅酒封切
次の一手にしばし長考
夕風なぶる行水の肌
帰省してはや飽きる三日目
メンデリズムを学ぶ中三
早起きをして澄みし風吸ふ
ブリトー自慢の古カフェオープン
今朝も元気なヤクルトレディ
子らに声かけ流しさうめん
家まで建てる日曜大工

春着の海の巻/名表/四_再募集③

うたたね歌仙 投稿日:2023年2月27日 作成者: dvx223272023年3月1日

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【名表】
初句 若き日の長江下り滔滔と      尾燈子(夏)
ニ   ハンドバッグに飴は切らさず    妖子(雑)
三  イケてるやんガラ声の元タカラヅカ  松太(雑)
四

再募集。

【付句候補】
・◯
・△
・●
新恋人はジャニーズメンバー
子供のごとく乳房しゃぶりて
胸に彫りたる君の名と薔薇
グイと抱き寄す弓なりの背
婦唱夫随で老いらくの恋
他はまみえず初恋のまま
墓を背にした老いらくの恋
壁にうごめく背徳の影
僕はジュースで君はコーヒー
視力を捨てて貫きし恋
昔「入れあげ」今は「推し」とか
所詮彼とは住む世界が別
通天閣から君の名を叫ぶ
恋はうぶなり永遠の乙女子
競つて貢ぐ沼落ちの娘ら
湯船で二人いつもデュエット
海霧の隠すか恋の曼荼羅
浄瑠璃を見て泣く我が邪恋

春着の海の巻/名表/四_再募集②

うたたね歌仙 投稿日:2023年2月26日 作成者: dvx223272023年2月28日

投句する

【名表】
初句 若き日の長江下り滔滔と      尾燈子(夏)
ニ   ハンドバッグに飴は切らさず    妖子(雑)
三  イケてるやんガラ声の元タカラヅカ  松太(雑)
四

恋の想像力
著しく欠如か?

再募集。

【付句候補】
・◯
・△
断頭台へくれなゐの薔薇(りえこ)
・●
記者の目しのびホテル街へと
港の見ゆる墓地裏のキス
結婚相談所長に口説かれ
腕からませて宵闇の街
初デイトした純喫茶店
氷を融かす直球の恋
新種の薔薇につける君の名
豊けきししむら薔薇色に染め
まさか君から告白なんて
袂にそつとレター挿し入れ
ぽろりとこぼす「戦前」とは
交換日記は下駄箱の中
男の胸に抱かれ眠る
膝枕に聞く君のさへづり
節操もなく惚れつぽい兄
痩せても枯れてもおなごはおなご
見込み違ひで今恐妻家
のみの夫婦と呼ばるるも平気
奪ひし恋の禁断の味

春着の海の巻/名表/四_再募集

うたたね歌仙 投稿日:2023年2月25日 作成者: dvx223272023年2月28日

投句する

【名表】
初句 若き日の長江下り滔滔と      尾燈子(夏)
ニ   ハンドバッグに飴は切らさず    妖子(雑)
三  イケてるやんガラ声の元タカラヅカ  松太(雑)
四

再募集。
素敵な恋の句を。   

【付句候補】
・△
早くも当確選挙速報(一郎)
あはれオッチャン手玉に取られ(相手にされず?)(まさみ)
似ても似つかぬ理想のアバター(淳子)
二人で開くたこ焼きの店(善子)
・●
今日で五日目タヒチのホテル
LGBT法未だ足踏み
ぬか漬け自慢の年下の夫
胃袋掴むシェフにぞつこん
ベルバラの切符並んで買へず
日照り雨きて街をひと拭き
テレビカメラに癌の告白
腰に腕まわし相乗りバイク
みんなのうたでテレビカムバック
女の園の絡み合ふ恋
祖父の遺品にお宝AV
大階段をよろめき奈落へ
絶倫の夫もてあます妻
ラブレターそつと手渡す電車かな(575)
口から先に生まれてきたの

春着の海の巻/名表/三

うたたね歌仙 投稿日:2023年2月24日 作成者: dvx223272023年2月25日

投句する

折端  春塵つもる兵馬俑軍        遊歩(春)
【名表】
初句 若き日の長江下り滔滔と      尾燈子(夏)
ニ   ハンドバッグに飴は切らさず    妖子(雑)
三  イケてるやんガラ声の元タカラヅカ  松太(雑)

この大阪弁、おかしければご連絡を。

次は?

【付句候補】
・◯
声枯れがちよつと気になるプリマドンナ
・△
膝寄せて生保レディの聞き上手(りえこ)
離婚してますます人気夫婦漫才(戦略とちゃう?)(光枝)
お好みは箸使はんとへらで食べ(ほんまかいな?、そうかいな)(遊歩)
日一日足裏擦り減るビリケンさん(何を悠長に)(まさみ)
水の都赤い灯青い灯照り映えて(笑われまっせ!)(まき)
大阪のおばちやんうぶな恋をして(あんたもや!)(尾燈子)
・●
孫に会ふ途ミサイル警報
大リーグ風船ガムもベンチ入り
立候補もう黙つては居られずに
武蔵野の俤消えるメガポリス
値上がりに悩める主婦の独り言
名画座で明かす二人のオフタイム
坑道にカナリア連れて危機管理
AED町のあちこち備へられ
延々と井戸端会議お昼まで
ぶっ飛ばすルート66七半で
小心者のちらちら脅す核兵器
年年に妻は逞し付いて行く

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2023年度の会費について

2023年度のネット投句の会費(6,000円)は3/20までにご送金ください。4/1が会員継続の切替日になります。

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ゆうちょ銀行  〇二九店  当座  0082817 ネット投句

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次の歌仙は「白魚の巻」

次のうたたね歌仙第68巻の発句です。

白魚のいのちのひかり汲みにけり 上條多恵(春)

参加される方は脇(春)からお送りください。67巻が終わり次第始まります。

「うたたね歌仙」はネット投句会員なら無料で参加できますが、zoomによるレクチャーを受けることが参加の条件になります。
レクチャーは一巻につき一回切りです。 レクチャーのテキストは67巻の「春着の海の巻」。あらかじめプリントアウトしてください。 レクチャーを希望される方は下記のフォームからお申し込みください。ZoomのURLを通知いたします。 レクチャ-は満尾の日の午後8時から約1時間です。

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