十一 花守の髭は千丈酒を酌む 祥子(春・花)
折端
べた付け、遣り句ばかり。
再募集。
【付句候補】
・◯
・△
波洗ふたび馬蛤貝の穴(亜紀)
・×
霞たなびく歌垣の山
おたまじゃくしを両手で掬ふ
二重に見ゆるおぼろ夜の月
遥か海より春風届く
春の水にて禿頭(とくとう)冷やす
夫婦揃うて貪る朝寝
釣瓶濡らしてふれる春雨
千鳥ヶ淵の亀鳴くころか
命惜しめと亀の鳴くなる
語り明かしてうぐひすを聞く
朝寝むさぼる親のない鬼
床に散らばる菜飯のみどり
はやうとうとと佐保姫の夢
尾長鶏が告ぐ春のあけぼの
おぼろ夜に見る龍宮の夢
ほのぼのとなる新茶の香り
今宵は低く亀の鳴くなり
こけし夢見るみちのくの春