花の山姥の巻/初表/脇
【初表】
発句 花巡るいつぽんの杖ある限り 黒田杏子(春・花)
脇
再募集。
【付句候補】
・○
・△
もんぺの裾に光る春泥(恭子)
・×
形見に残る長閑なる風
ふところ温き草餅ふたつ
モンペ汚して春筍掘る
蛙に眠り鷽に目覚める
ふところ温き草餅ふたつ
鈴の音響く一生の遍路
峠越へ行く遍路の鈴音
囀りの降る過疎の山村
笛吹川をわたる鶯
春茜負ひひとつ深呼吸
蕗味噌のせて大飯くらふ
春暁に立つ女人結界碑
常世の国も春はあるべし
穴出でし蛇路上に長く
御身拭の経帷子で