姫はじめの巻/名裏/四_再募集
初句 闇の果て第九惑星あるらしく 尾燈子(雑)
二 玉手箱から煙たちのぼる 松太(雑)
三 八十を過ぎてまうけし子が三たり 松太(雑)
四 わらび肴にけふの晩酌 陽子(春)
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【付句候補】
・⚪︎
酢諸子肴に一合の酒
・△
「子育て施策」にのせられし春(尾燈子)
・×
愛玩の亀鳴くを待ちつつ
牧をひらくや遠嶺々の雪
赤飯で祝ふ春の叙勲
春の障子ははや穴だらけ
めでた目出たよ二人は双子
海女小屋の風呂のそく夕暮れ
医学部入学六浪の栄
空高々と十帖の凧
あっけらかんとチューリップ咲く
脛を濡らしてクレソンを摘み
蕗味噌に沸くけふの食卓
親猫の後子猫ぞろぞろ
おすなおすなの秘仏開帳
妾で違ふ田楽の味
堰のぼりゆく若鮎の群れ