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ネット投句(2020年11月15日)選句と選評

ネット投句 投稿日:2020年11月22日 作成者: KAI2020年11月22日

・投句のさい、これでわかってもらえるか、他人の目でご確認ください。自分の目ではなく他人の目。これができないといつまでも自立は無理。
・説明(理屈)は俳句からもっとも遠い。説明しようと思っていないか、チェックを。
・できるかぎり動きがでるように言葉を選ぶように。「片手の家路」よりは「片手に家路」。
・言葉を無理に押し込まない。削ること。秋小道→秋の道
・不必要な漢字を使わない。等、共など

【特選】
雪の夜を己が雪に変はるまで  01_北海道  柳一斉
・惜しいのは「を」。これが説明的精神の働き。雪の夜や
冬籠と思へば楽し入院日  13_東京  長井亜紀
父母の手のぬくもりや七五三  23_愛知  臼杵政治
・を、あるいは、の
漉きし紙人の温みの残りけり  26_京都  氷室茉胡
枯れ枯れて立つは菩薩でありしかな  27_大阪  安藤久美
蟷螂の石ごと枯れて石の上  27_大阪  古味瑳楓
冬苺見つけてはづむ山路かな  42_長崎  川辺酸模
襤褸布を繋ぎ詩にせん冬籠  42_長崎  百田直代
山茶花に鼻くつつける老いもよし  44_大分  山本桃潤
冬立つやここを栖の石たたき  44_大分  竹中南行
山茶花の咲きそろはんと蕾かな  44_大分  竹中南行
龍の玉仏の在す胸の中  44_大分  土谷眞理子

【入選】
はしゃぎ来る子らよ綿虫こそばいか  01_北海道  高橋真樹子
・はしやぎ。
初冬の人間しんと位置に着き  01_北海道  芳賀匙子
・着く
西国の空と光のみかん食む  01_北海道  芳賀匙子
・食ぶ
かな文字を大書したるや秋の雲  04_宮城  長谷川冬虹
・か
いくばくか日の差す方へ返り花  05_秋田  佐藤一郎
・上五ダメ。
町ぢゆうに熊の手配書うそ寒し  05_秋田  佐藤一郎
・季語再考。
車座に来よ亡き父母も蟋蟀も  07_福島  渡辺遊太
吊し切らる鮟鱇の科言ふてみよ  11_埼玉  園田靖彦
・言うて。「て」の前に「ふ」は来ないとでも覚えてください。
背文字まで陽のとどきをり冬の書庫  11_埼玉  佐藤森恵
・背表紙に
暁のむささび飛びて山眠る  11_埼玉  佐藤森恵
・暁や
池昏れて水鳥もみな昏れにけり  11_埼玉  上田雅子
うつし世の見飽きぬものに鳰  11_埼玉  上田雅子
此処母の終の棲家よ小鳥来よ  11_埼玉  藤倉桂
ジョギングで憂さを晴らすや鰯雲  12_千葉  谷口正人
・晴らさん
あらうれし冬立つ湯屋の掛け流し  12_千葉  池田祥子
・湯舟掛け流し
ヘルニアの膨らみ愛す小春かな  12_千葉  麻生十三
はやすでに疎ましきかな冬籠り  13_東京  いかいあつし
ちょい悪に見せる夫の冬帽子  13_東京  岡田栄美
・ちよい
腹立てど夜は揃いのちゃんちゃんこ  13_東京  岡田栄美
・揃ひ、ちやんちやんこ
日向ぼこ医院の前に椅子が出て  13_東京  岡惠
冬深き鮫の歯一つぺンダント  13_東京  岡惠
網棚にみやげの大根寛げリ  13_東京  市村さよみ
・くつろぎぬ
湯たんぽや今日も安堵の足三里  13_東京  市村さよみ
ボージョレのワイン片手の家路かな  13_東京  森徳典
・ボージョレの新酒、片手に
汗油落とす柚子風呂夜勤明け  13_東京  神谷宣行
・ゴリ押し俳句。ここのところ勘を喪失?
入院の我に届けよ金屏風  13_東京  長井亜紀
みどりの手空にさしいれ松手入  13_東京  長井亜紀
寒風や揺れる吊橋こはごはと  13_東京  楠原正光
・寒風に。や、とするほどの場面ではない。
冬めける行き交ふ人も早足に  13_東京  楠原正光
・冬めいて、冬めくや
冬あたたかゆつたり揺れるもやい船  13_東京  楠原正光
・もやひ
小春日や園帽の子等あそこにも  13_東京  堀越としの
夜の街も終電もなし年送る  13_東京  櫻井滋
黄落やことばは土に戻りけり  14_神奈川  越智淳子
熱の身を癒すりんごの力かな  14_神奈川  遠藤初惠
凩や久々に観る西部劇  14_神奈川  遠藤初惠
青空の真中に秋の女郎蜘蛛  14_神奈川  金澤道子
読み返す本に紅葉の栞かな  14_神奈川  三浦イシ子
日向ぼこみるみる老いてゆきにけり  14_神奈川  三玉一郎
そしてまた月曜がくる日向ぼこ  14_神奈川  三玉一郎
降り立ちて小春の中へ旅鞄  14_神奈川  松井恭子
吠えかかる見知らぬ犬よ短日よ  14_神奈川  松井恭子
谷底のあの辺に咲けり冬桜  14_神奈川  森川ヨシ子
・咲けり、不要。
柿食えばと言ひつつ柿を剥く子かな  14_神奈川  水篠けいこ
・食へば
愛犬の記憶新たに秋小道  14_神奈川  天野史郎
・秋の道
たくさんの鳶の舞ひゐて冬に入る  14_神奈川  那珂侑子
・上五いい加減。工夫せよ。
木の実なき山を下り来る母子熊  14_神奈川  片山ひろし
余生こそ枯木道とはするなかれ  14_神奈川  片山ひろし
・こそ、ヘン。
宙を飛ぶあまたの言葉や一茶の忌  15_新潟  安藤文
・や、不要。
深閑と木箱のりんご廊下かな  15_新潟  高橋慧
・りんごの木箱
鯉二匹泡二つや小六月  17_石川  花井淳
懐手してご隠居と呼ばしむる  17_石川  岩本展乎
・呼ばれゐる?
冬帽子目深にラジオ手放さず  17_石川  岩本展乎
あすあたり帰る燕の舞ふ夕べ  20_長野  金田伸一
神曲ダンテに新豆腐絹漉しに  20_長野  柚木紀子
一人来て障子の透ける日ざしかな  21_岐阜  夏井通江
・ゐて障子に
黄落やよちよちの子に走る子に  21_岐阜  三好政子
小春日やそこここに子と若き父  21_岐阜  三好政子
転ぶ子を枯草の香と共に抱く  23_愛知  宗石みずえ
笑む貌は少年のまま木の葉髪  23_愛知  宗石みずえ
・笑ひ顔
柿落葉隣の庭にニ三枚  24_三重  乾薫
・庭へ
若返る秘薬となさん鮟肝煮  26_京都  佐々木まき
顔に泥浴びて格闘泥鰌掘る  26_京都  氷室茉胡
茶の花や今は使はぬ登り窯  26_京都  氷室茉胡
まぼろしの琵琶に聴き入る夜長かな  27_大阪  安藤久美
天平の弓を弾けば鹿寄り来  27_大阪  安藤久美
立てるものみな鳴らしゆく凩は  27_大阪  古味瑳楓
天平の闇に冬立つおほぼとけ  27_大阪  古味瑳楓
一週間なにをしていてこの落葉  27_大阪  高角みつこ
・ゐて
狗尾草持ちてゆさゆさ街歩む  27_大阪  山中紅萼
身にしみてしばし途絶へる会話かな  27_大阪  内山薫
咳の人と隣りあはせやそぞろ寒  27_大阪  内山薫
霜月やコートにバツのしつけ糸  27_大阪  内山薫
吊し柿見守る日々のたのしかり  27_大阪  木下洋子
・下五アウト。
てつちりや景気悪いと言ひながら  27_大阪  木下洋子
・これが理屈の句。
原子炉は岬の蔭に小春凪  27_大阪  澤田美那子
資本論飛ばして読める夜寒かな  27_大阪  齊藤遼風
白菜の芯のあらはに真二つ  28_兵庫  加藤百合子
・芯も
朝毎に冬を迎ふる覚悟かな  28_兵庫  天野ミチ
ここが天国ハキダメギクは満開に  28_兵庫  藤岡美惠子
桐一葉ゆるりと舞いて着地せり  28_兵庫  髙見正樹
・舞ひて、舞うて
竹林を透かして朝の冬紅葉  29_奈良  田原春
冬紅葉オペラ独唱流れ来て  29_奈良  田原春
玉取の悲話の志度浦牡蠣太る  37_香川  丸亀葉七子
コンベヤー舟から小屋へ牡蠣流す  37_香川  丸亀葉七子
時雨の忌ものの気配を深く身に  37_香川  元屋奈那子
やまと歌仮名序心に桃青忌  37_香川  元屋奈那子
立冬の日のさしてきし机かな  37_香川  曽根崇
千年の戦世生きし枯木かな  42_長崎  川辺酸模
綿虫の世界も戦あるらしく  44_大分  山本桃潤

ネット投句(2020年10月31日)選句と選評

ネット投句 投稿日:2020年11月2日 作成者: KAI2020年11月2日

・取り合わせの句、物と物、現実と現実ではたかが知れている。次元の異なる取り合わせを。
・旧仮名は辞書で勉強、確認を。特別の本、不要。

【特選】
からからと落葉が歌ふ風の道  11_埼玉  上田雅子
酔芙蓉ふたいろに咲く寒さかな  13_東京  永井奈緒
障子貼る怒りの穴塞がれり  13_東京  永井奈緒
・怒りの穴も塞ぎけり
闇汁会闇をつくって始まりぬ  13_東京  岡惠
・つ
奥能登の道路元標先は冬  17_石川  花井淳
秋冷や検査受くべく朝湯浴み  21_岐阜  三好政子
・む
水澄みて空のからつぽ映しけり  21_岐阜  梅田恵美子
・からつぽの空
大花野氷河削りし谷の中  23_愛知  稲垣雄二
また一つ大恥かくや秋扇  23_愛知  稲垣雄二
君と居るこの空間の秋惜しむ  23_愛知  稲垣雄二
・上々
真直ぐに切る真直ぐな新豆腐  23_愛知  臼杵政治
秋の蚊の血に酔ふらしや叩きたり  23_愛知  宗石みずえ
駆除と言ひ殺処分と言ふ冷まじき  23_愛知  青沼尾燈子
秋蝶とぶほどの静けき昼の庭  26_京都  佐々木まき
削り取る白龍が牙すさまじく  27_大阪  安藤久美
捨てられし案山子さながら秋昼寝  27_大阪  古味瑳楓
枯れてゆく蟷螂は目を動かさず  27_大阪  澤田美那子
・蟷螂の目の動きけり
黄落や北に南に大御堂  27_大阪  齊藤遼風
思い出の味濃き柿の老樹かな  28_兵庫  藤岡美惠子
・ひ
骨の嵩カサリと崩る夜寒かな  46_鹿児島  大西朝子
・カサと崩るる

【入選】
かろがろと牛放ちやる大花野  01_北海道  高橋真樹子
・上五ダメ。
星月夜どこから話そう父のこと  01_北海道  高橋真樹子
・これは俳句の入口。この先を。
枯れながら秋のはちすは空を聞く  01_北海道  芳賀匙子
人間の骨と焼かるる赤のまま  01_北海道  柳一斉
・骨の
思い出すものみな遥か秋の雲  01_北海道  柳一斉
・ひ
読みさしのぎんどろ句集秋深む  04_宮城  長谷川冬虹
・深し
獲りてなほ猟夫に残る殺気かな  05_秋田  佐藤一郎
・狩終へて
落日を訪ねて行けば新酒あり  07_福島  渡辺遊太
いつの日か天駆け登れ穴惑ひ  11_埼玉  藤倉桂
・穴惑ひいつの日か天駆け登れ
錦繍の秋の山々柿の葉寿司  12_千葉  若土裕子
初霜や甘さ増したる百匁柿  12_千葉  若土裕子
ドングリを拾う母子の影が伸び  12_千葉  谷口正人
・ふ。影長く
ひとり打つ新蕎麦の香に包まれて  12_千葉  谷口正人
・包まれて、不要。 
新米やこのいち椀に生かされて  12_千葉  麻生十三
・るる
鶏頭の大きな頭考へる  13_東京  岡惠
・考へよ
うとましや生きながらえし秋蚊哉  13_東京  森徳典
・秋蚊さへ
鷹渡る原子力空母眼の下に  13_東京  神谷宣行
・原子力空母眼下に鷹渡る
空中に嚇と火種の烏瓜  13_東京  西川遊歩
・火種や
望郷の流人の絶唱をみなへし  13_東京  西川遊歩
・の、不要。
夕暮れの灯りあまたや冬に入る  13_東京  楠原正光
・灯り、ゆるい。
コスモスや雨戸を閉ぢしままの家  13_東京  畠山奈於
曼珠沙華人待ち顔の二、三本  13_東京  堀越としの
・に二三本
卓の林檎しなびはじめて剥かれけり  14_神奈川  越智淳子
炊きこむとせん薩摩芋さいころに  14_神奈川  金澤道子
秋ばらの園去りがたし女たち  14_神奈川  三浦イシ子
・き
何気なく来て真っただなかや紅葉踏む  14_神奈川  三浦イシ子
・真っ、不要。
灯を消して大きな秋に抱かれをり  14_神奈川  三玉一郎
キーを打つ窓の向かふを寒烏  14_神奈川  水篠けいこ
イーゼルを畳む背中に降る落葉  14_神奈川  水篠けいこ
方丈にわらふハロウィンの南瓜  14_神奈川  中丸佳音
童心のあかしろきいろ球根植う  14_神奈川  那珂侑子
干し菜とはいわず干い葉や会津道  14_神奈川  服部尚子
・干い葉?
我が心秘する如くに火を埋む  14_神奈川  片山ひろし
・秘するが如く。ただし埋み火の常識。
秋の田や何炊く白き煙上ぐ  15_新潟  高橋慧
結び目にこの婚礼の鶴来る  17_石川  花井淳
割烹の技の始まり柚の香り  17_石川  花井淳
鳴きほそる鈴虫を見る夜寒かな  20_長野  金田伸一
・のぞく
詩を語るゲーテに深みゆく秋ぞ  20_長野  金田伸一
百頭の牛の反芻牧の秋  20_長野  大島一馬
霧氷林「生なのに死」「死なのに生」  20_長野  柚木紀子
森は木精(もくせい)うすら氷(ひ)は谺  20_長野  柚木紀子
華やかに背高泡立草の土手  21_岐阜  夏井通江
トラックの過ぎて突風冬木立  21_岐阜  夏井通江
コスモスの原に鉄塔寡黙なり  21_岐阜  古田之子
堰こゆる水きらきらと峡の秋  21_岐阜  梅田恵美子
草の花こんなに地味でいま盛り  23_愛知  臼杵政治
懐かしき海に鳶舞ふ天高く  23_愛知  野口優子
鎌の手をしばし休めて草紅葉  24_三重  乾薫
・休めよ
脳ドック検査正常木の葉髪  26_京都  氷室茉胡
海苔巻きの玉子分厚き夜食かな  27_大阪  高角みつこ
会へば恋とどまらざらん火の祭  27_大阪  山中紅萼
言い合へる朝にも高き空のあり  27_大阪  内山薫
・ひ
青蜜柑むけば幼き日にかへる  27_大阪  内山薫
・むいて
草の実を飾りて灯す我が家かな  27_大阪  内山薫
瓢の笛吹いて故郷の友のこと  27_大阪  木下洋子
蓮の実見つめてをれば飛び出さぬ  27_大阪  木下洋子
・ず
ねむるにはあまりに静か十三夜  27_大阪  澤田美那子
母のこと妻とふたりの夜長かな  27_大阪  齊藤遼風
天地をくるりと回す新走り  27_大阪  齊藤遼風
・る
白帝のうつらうつらと雲の上  28_兵庫  加藤百合子
押し寄せる木犀の香や開く窓  28_兵庫  髙見正樹
・窓ひらく
十三夜待つや芒の二三本  29_奈良  喜田りえこ
どの角も金木犀の香りかな  29_奈良  喜田りえこ
・この
東京の子の怖々と零余子飯  30_和歌山  玉置陽子
雲切れて女名月先づ一献  30_和歌山  玉置陽子
今まさにそらみつ大和柿の空  33_岡山  齋藤嘉子
帚草紅葉づさぬきの山円か  37_香川  丸亀葉七子
・づ、不要。
凩一号干柿甘く甘くなれ  37_香川  丸亀葉七子
残り蚊に覗かれてゐる密事かな  42_長崎  川辺酸模
その脛は細つてをるぞ蚊の名残  42_長崎  川辺酸模
我が墓標枯野に一つ石置きて  44_大分  山本桃潤
・石を置く
秋風の柳やしばし夢を見し  44_大分  竹中南行
・て
馬肥ゆる空となりけり馬の塚  44_大分  竹中南行
干柿や縁側広く空高く  46_鹿児島  大西朝子
・空広く
秋深し亡児のカバン捨てし朝  46_鹿児島  大西朝子
・く

ネット投句(2020年10月15日)選句と選評

ネット投句 投稿日:2020年10月18日 作成者: KAI2020年10月18日

【特選】
大宇宙ぐらぐら揺らし雁渡る  01_北海道  高橋真樹子
一円も使はぬひと日天高し  13_東京  森凜柚
花野ゆく花野の果てのおそろしき  14_神奈川  松井恭子
男郎花見守るように女郎花  23_愛知  臼杵政治
・やうに
体育の日だつたはずの今日終はる  27_大阪  高角みつこ
冷まじやアドレス消去ワンタッチ  27_大阪  澤田美那子
我が影を隠して白き蕎麦の花  27_大阪  齊藤遼風
・白し
孫娘の凭れ掛かるや月を待つ  29_奈良  田原春
・の、不要。これ重大。
月浴びて涙のねずみ動き出す  33_岡山  齋藤嘉子
・走り出す?
詳細は聞かず語らず温め酒  37_香川  曽根崇
磯菊やタンカーすでに視野の外  38_愛媛  豊田喜久子
赤とんぼ展望台に山迫る  38_愛媛  豊田喜久子
よれよれの地球憂ふやけふの月  40_福岡  北井乃峰子
・地球を憂ふ
コスモスの光まぶしむ二人かな  42_長崎  川辺酸模
屏風絵が終の棲家や秋の蝶  42_長崎  川辺酸模
・棲家か
長き夜や飴山句集の書写をせん  42_長崎  百田直代
・の、不要。同じく。
爽やかや老いて無くせしもの多き  44_大分  山本桃潤
・あまた
色付きし言葉の森を歩む秋  44_大分  山本桃潤

【入選】
さみしさの先頭に立つ芒かな  01_北海道  芳賀匙子
天高し島ひとつ置き湖黙す  01_北海道  柳一斉
糸瓜忌や食ふことが一仕事とは  01_北海道  柳一斉
豊作の松茸お裾分けの山  03_岩手  川村杳平
・松茸の山お裾分け
手のひらにささめく木の実宇宙塵  07_福島  渡辺遊太
痛風のしんしんと来て秋の雨  11_埼玉  佐藤森恵
・しんしんと痛し
妻であり母である日々鳥渡る  11_埼玉  藤倉桂
一揺れに壊れてしまふ熟柿かな  11_埼玉  藤倉桂
・一揺れで
長き夜の夜汽車の窓に映るかほ  12_千葉  菊地原弘美
一両はべつたら市の帰り客  12_千葉  菊地原弘美
ベランダに夫の寝椅子を月今宵  12_千葉  若土裕子
箒木や農家の鶏放し飼ひ  12_千葉  若土裕子
・の、不要。
啄木鳥のまほら打つ音澄みわたる  12_千葉  池田祥子
すり鉢にぼてんと坐るとろろかな  13_東京  岡田栄美
警官のマスクの黒のそぞろ寒  13_東京  岡田栄美
秋草と並び座りぬ月の前  13_東京  岡惠
捧げ持つ皿を全き熟柿かな  13_東京  市村さよみ
・皿に
あつけなく抜けるスランプひよんの笛  13_東京  森凜柚
白き手の舞ふやグレコの枯葉散る  13_東京  西川遊歩
弟を棺に埋づめ燃ゆる菊  13_東京  西川遊歩
父がすり母がのばせるとろろ汁  13_東京  長井亜紀
・のばしぬ
草叢に確と立ちけり女郎花  13_東京  楠原正光
稲架の影伸びてひと日に事もなく  13_東京  堀越としの
・のびて一日何もなし
日々新た術後一年天たかし  13_東京  櫻井滋
秋風や異臭たちこむ秋津州  13_東京  櫻井滋
全校で落穂拾ひし山の村  14_神奈川  伊藤靖子
・拾へり
その皺の迷路楽しき胡桃かな  14_神奈川  越智淳子
窯変の果ての色なる柘榴かな  14_神奈川  金澤道子
お日様をぎゆつと詰めたる柘榴かな  14_神奈川  金澤道子
・お日様のぎゆつと詰まれる
コスモスを挿してひとりやティータイム  14_神奈川  金澤道子
・ひとりの
夕の日に仄かに染まる十日月  14_神奈川  原田みる
なかなかに形なさぬや鰮雲  14_神奈川  三浦イシ子
台風の大波岩に食ひ入るや  14_神奈川  三浦イシ子
夕映えの仕舞ひの色の熟柿かな  14_神奈川  松井恭子
蟷螂を月の草生に放ちたり  14_神奈川  水篠けいこ
氾濫の川を流れてゆく南瓜  14_神奈川  水篠けいこ
太股で磨く林檎や子は二十歳  14_神奈川  水篠けいこ
・太腿?
加はりてわれも揺れたし花芒  14_神奈川  中丸佳音
百目柿軒より吊るし故郷思う  14_神奈川  土屋春樹
・軒に吊して
蛇穴に入れば夢見る蛇となる  14_神奈川  湯浅菊子
・入りて
遠き日の少年となりひよんの笛  14_神奈川  片山ひろし
・少年現れよ
しんしんと隔離病棟夜は長し  15_新潟  安藤文
秋の虹二重とあらば殊の外  15_新潟  高橋慧
新米の迷はず卵かけご飯  17_石川  岩本展乎
仏壇は掌合はすところ荒尾梨  20_長野  金田伸一
敗戦の日職員室で食べた兎  20_長野  柚木紀子
枯れし蓮まだ枯れぬ蓮雨しづか  21_岐阜  夏井通江
雨のなか歩いてふいに野菊かな  21_岐阜  夏井通江
夕冷えて調子あやしき鉦叩  21_岐阜  古田之子
月山や花野の果ては空のはて  21_岐阜  梅田恵美子
秋雨や雫をきそふ蓮の葉  21_岐阜  梅田恵美子
瞑目の日がな一日鬼の子よ  21_岐阜  梅田恵美子
冬瓜の身の置き所なき世かな  23_愛知  稲垣雄二
・冬瓜も
鮎落ちて寂しき星となりにけり  23_愛知  稲垣雄二
無花果捥ぐ通学の子がおはやうと  23_愛知  臼杵政治
舟伏せて流木の浜秋夕焼  23_愛知  宗石みずえ
思ふこと一句にならぬ愚の秋よ  23_愛知  青沼尾燈子
まだ書けぬ便りのありて秋の暮  23_愛知  野口優子
名月や隣の瓦を照らしけり  24_三重  乾薫
・を、不要。
羽下げて枯れ木に休む蜻蛉かな  24_三重  乾薫
へそくりの場所忘れたり胡桃割る  26_京都  氷室茉胡
・忘れたる胡桃かな
池澄むや小魚ときに裏返り  26_京都  氷室茉胡
加減よき合はせ味噌玉秋日和  27_大阪  安藤久美
案山子の手かなしきまでに水平に  27_大阪  安藤久美
鹿の眼の中にも松の色変へず  27_大阪  古味瑳楓
俳句にも牛蒡引くにも筋肉よ  27_大阪  高角みつこ
バックパック開いたままなる夜長かな  27_大阪  高角みつこ
父の手を妹にゆずり鳳仙花  27_大阪  内山薫
・ゆづる
稔田を見たしと来しが苅田かな  27_大阪  内山薫
むき栗や皮むけぬ手のいとかなし  27_大阪  内山薫
大阪に都はありし今年米  27_大阪  木下洋子
・都の
豊年の力あふるる黄金波  27_大阪  澤田美那子
ひと筋の安堵の煙刈田中  27_大阪  澤田美那子
逆縁となるは一生温め酒  27_大阪  齊藤遼風
火の国に水豊かなり新ばしり  27_大阪  齊藤遼風
・火の国は
秋の海暮れてほのかに何の鳥  28_兵庫  加藤百合子
・ほのかや
月の宴はてたる後の月夜かな  28_兵庫  加藤百合子
どんぐりをにぎつたままで眠りをり  28_兵庫  千堂富子
とぎ汁は茶碗洗ひに今年米  28_兵庫  藤岡美惠子
敗荷や嘘と欺瞞の民主主義  29_奈良  喜田りえこ
御影堂やおん目の秋思深からむ  29_奈良  喜田りえこ
藁ぼつち太平洋を真正面  30_和歌山  玉置陽子
藁ぼつち夜はくれなゐの夢を見む  30_和歌山  玉置陽子
月浴びていやかぐはしきはざの稲  33_岡山  齋藤嘉子
新暦猫の写真が十二枚  37_香川  丸亀葉七子
声に出し秋明菊とはさみしき名  37_香川  丸亀葉七子
遠州の好みし茶碗秋の白  37_香川  元屋奈那子
月代やふところ深き山の宿  37_香川  元屋奈那子
石垣の石の温もり返り花  37_香川  曽根崇
祝ごと途絶えし日々や水引草  38_愛媛  豊田喜久子
括りたる新聞の嵩秋暑し  40_福岡  北井乃峰子
田の神のぼうと見てゐる田刈かな  42_長崎  川辺酸模
・ほうと
昼の虫虫歯きいきと穿らるる  42_長崎  百田直代
・上五ダメ。
コスモスや嫌はれ者になりきれず  44_大分  竹中南行
若き日の夫に会ひたし紅葉かな  44_大分  土谷眞理子
・会ひたる

ネット投句(2020年9月30日)選句と選評

ネット投句 投稿日:2020年10月8日 作成者: KAI2020年10月8日

・思うことをいうのが句の基本。思うことを五七五に当てはめてはいけない。

【特選】
火照る身をばさと浸さん秋の風  07_福島  渡辺遊太
鬼柚子やマスクの顔も慣れにけり  13_東京  岡 惠
マスク越し沁みくるかをり葛の道  13_東京  畠山奈於
鈴虫に負けじと螻蛄の鳴く夜かな  20_長野  金田伸一
夫寝ねて灯火親しも青インク  21_岐阜  三好政子
・自分だけの時間。
あかあかや命を染める赤蜻蛉  21_岐阜  梅田恵美子
・あかあかと命染まりぬ
親の知らぬ道も行くらし草虱  23_愛知  宗石みずえ
父と来て草に隠れる小鳥狩  27_大阪  山中紅萼
・れし
アユタヤの秋恋しがる子象かな  29_奈良  喜田りえこ
のどぐろや百万石の箸に秋  29_奈良  喜田りえこ
・箸の秋
てのひらに笹舟ひとつ秋うらら  44_大分  竹中南行
小宇宙集めて葡萄大宇宙  44_大分  土谷眞理子

【入選】
飛べることうれしき空へ雁帰る  01_北海道  高橋真樹子
夕顔の実一つ畑の仕舞はるる  01_北海道  芳賀匙子
かんぺうをへろへろ剥きて真白かな  01_北海道  芳賀匙子
明日ありと閉づる眼や星月夜  01_北海道  柳一斉
白桃や乳房むさぼる赤子かな  04_宮城  長谷川冬虹
・白桃の
月代や団子積む妻たわいなし  05_秋田  佐藤一郎
・たわいなく
束の間の縁なりけり菊膾  07_福島  渡辺遊太
目が覚めて秋の呼吸になりてをり  11_埼玉  佐藤森恵
宇宙(コスモス)の色みな集め落ち葉かな  11_埼玉  佐藤森恵
新米来る田を守りゐる兄一人  11_埼玉  上田雅子
・田を守る兄一人より
姿なき遠吠えさまよふ霧の街  11_埼玉  湯浅寒葵
蒼天や毬栗笑栗出落栗  11_埼玉  藤倉桂
秋澄むや姉と口紅選ぶ昼  12_千葉  菊地原弘美
ごろごろと湯もみのやうや桶の芋  12_千葉  若土裕子
秋雨や傘で間をとるディスタンス  12_千葉  谷口正人
山雀の戻り来る垣秋高し  12_千葉  池田祥子
父背負い秋の山行く湯治かな  12_千葉  麻生十三
・ひ
自転車の曲線朱色秋めきぬ  13_東京  井上じろ
ぬくめ酒ちりめんさんしょのぴりからと  13_東京  横山直典
・さんせうぴりからと。旧仮名が読みにくければ漢字に。
手に触れし表紙ひやりと秋の暮  13_東京  岡 惠
色褪せしもんぺばかりの茸採り  13_東京  岡田栄美
蓑虫のこれ一筋のいのち綱  13_東京  岡田栄美
鬼の子の密を嗤ひて揺るるかな  13_東京  市村さよみ
骨納む何時か吾身も秋彼岸  13_東京  森徳典
大いなる自然のちから芋虫に  13_東京  神谷宣行
秋風やちりりとミント乾きゆく  13_東京  西川遊歩
土用波いよいよ富士は青くあれ  13_東京  長井亜紀
点滴がいのちのみずや滴れり  13_東京  長井亜紀
・づ
あをさぎや夏を揺らせよゆさゆさと  13_東京  長井亜紀
子等さりてあとかたもなき彼岸かな  13_東京  長尾貴代
秋風や我が身の内を通り抜け  13_東京  楠原正光
上寿まで杖一本や今日の菊  13_東京  畠山奈於
秋の朝脱ぎ着手を貸すこと多く  13_東京  畠山奈於
啄木鳥に戸を叩かれて八十路かな  13_東京  櫻井滋
不知火を待てど見えざりあの闇夜  14_神奈川  伊藤靖子
落ち葉踏む音むかふより来りけり  14_神奈川  遠藤初惠
虫売りが夕暮れ連れて来たりけり  14_神奈川  金澤道子
水澄むや空より青く映る空  14_神奈川  原田みる
後悔の雲に寝ころぶ夜長かな  14_神奈川  三玉一郎
十手先の秋を見てゐる扇かな  14_神奈川  三玉一郎
日の影にかくれてをりぬ赤蜻蛉  14_神奈川  松井恭子
味噌漬けの一切れうれし栗おこわ  14_神奈川  水篠けいこ
三畳間机代わりの林檎箱  14_神奈川  水篠けいこ
曼殊沙華恐ろしかりし下校途  14_神奈川  中丸 佳音
ちょつかいを出すなと怒るいぼむしり  14_神奈川  湯浅菊子
・ちよつかい
これぞ秋晴れどこまでも歩きたし  14_神奈川  那珂侑子
熊の仔と競いてさがす通草の実  14_神奈川  服部尚子
・ひ
車窓より富士の新雪まのあたり  14_神奈川  片山ひろし
色えんぴつ百本削り秋に入る  15_新潟  高橋慧
越中は刈田の中や西東  17_石川  花井淳
秋草やファールボールが転げ込む  17_石川  岩本展乎
鈴虫を飼へば真昼のこゑ高し  20_長野  金田伸一
鈴虫の総出に霧を吹きかくる  20_長野  金田伸一
人類は露つるかめあめつちに  20_長野  柚木紀子
「みんな長生きしないとね」炬燵猫千一つぴき  20_長野  柚木紀子
山宿の闇みづみづしずいき食ぶ  21_岐阜  夏井通江
噛んでみて絵本確かむややの秋  21_岐阜  夏井通江
稲刈や泥田の轍黒ぐろと  21_岐阜  古田之子
竜胆や龍太思ほゆ山の道  21_岐阜  梅田恵美子
雲遊ばせて金閣の秋の水  26_京都  氷室茉胡
吾が身の箍あちこち外れ木賊刈る  26_京都  氷室茉胡
こもりくの空の奥へと稲架を組む  27_大阪  安藤久美
望月は大き眼にあふれけり  27_大阪  古味瑳楓
校長は瓢箪ばかり遺しけり  27_大阪  古味瑳楓
秋の蜂信号待ちをからかひて  27_大阪  高角みつこ
涼しさや朝の戸開けの軽やかさ  27_大阪  山中紅萼
秋の日の母のリハビリ紙風船  27_大阪  内山薫
山路来て僧が手打の走り蕎麦  27_大阪  木下洋子
月仰ぎコロナ籠りもよからんや  27_大阪  澤田美那子
姿よき子芋選びて衣被  27_大阪  澤田美那子
・選びぬ
一刷毛の雲の行方や松虫草  28_兵庫  千堂 富子
家路なる暗き土手道夜寒かな  28_兵庫  髙見正樹
秋寒し舫う艀を洗う波  28_兵庫  髙見正樹
・ふ
立て札の百姓一揆彼岸花  29_奈良  田原春
大甕へばさと入れたる芒かな  30_和歌山  玉置陽子
秋風の忘れてゆきし茶杓かな  33_岡山  齋藤嘉子
秋の風すさみに削る茶杓かな  33_岡山  齋藤嘉子
青葡萄吾の資産は想ひ出の束  37_香川  丸亀葉七子
人去りて秋風ばかり天守閣  38_愛媛  豊田喜久子
うたた寝て顔なつかしき青瓢  42_長崎  川辺酸模
うたた寝の
風はるかよりはるかへと花野かな  42_長崎  百田直代
百幹の中の一幹竹を伐る  44_大分  竹中南行
おもしろや顔のゆがみし捨案山子  44_大分  土谷眞理子
生き死には表裏一体秋簾  44_大分  土谷眞理子
名月や遠回りして眼鏡橋  46_鹿児島  大西朝子
不機嫌な猫の瞳に月蒼く  46_鹿児島  大西朝子
・蒼し

ネット投句(2020年9月15日)選句と選評

ネット投句 投稿日:2020年9月29日 作成者: KAI2020年10月8日

・すっかり遅くなりました。

【特選】
葡萄狩る乳房のごとき一房を  11_埼玉  上田雅子
浅漬やこのひと塩に母の味  13_東京  岡田栄美
・ひと塩の
ふるさとの少年となり鰍突く  14_神奈川  片山ひろし
真夜中の飛蝗と遊ぶ一詩人  20_長野  金田伸一
街なかの水路に魚影水澄める  28_兵庫  髙見正樹
しやりしやりと二十世紀や口の中  28_兵庫  天野ミチ
・澄めり
ふがふがとオルガンを弾く夜長かな  30_和歌山  玉置陽子

【入選】
秋風のはやさで登るリフトかな  01_北海道  高橋真樹子
ぬるま湯にほろほろほどくはららごよ  01_北海道  芳賀匙子
歩きたし紫陽花のある旧家まで  01_北海道  柳一斉
二番花桔梗いよいよ群れ咲けり  04_宮城  長谷川冬虹
蒼穹の切り岸高し秋の蝶  07_福島  渡辺遊太
虫売りの虫に名前をつけて呼ぶ  11_埼玉  園田靖彦
・虫売は
嫁となる女性に一献菊の酒  11_埼玉  藤倉桂
・嫁となる人
団塊の我ら老人大銀河  12_千葉  池田祥子
かなかなや昨日のはやも懐かしき  12_千葉  池田祥子
・はやも昨日の
夜なべして栗むく指や懐かしき  12_千葉  麻生十三
虫売りの棲み処は誰も知らぬまま  13_東京  西川遊歩
・虫売は
自然薯の蔓を見つける一仕事  13_東京  楠原正光
・蔓探すのも
見に入むや暗渠となりし渋谷川  14_神奈川  金澤道子
・身
秋の野に泣く子走る子はだかんぼ  14_神奈川  原田みる
ドアノブに届けられたる秋なすび  14_神奈川  水篠けいこ
幼子の髪に一輪秋桜  14_神奈川  土屋春樹
牛群れて人を見に来る花野かな  14_神奈川  湯浅菊子
桐の葉や残暑の風になぶられて  14_神奈川  服部尚子
チェロ弾きが道を横切る星月夜  17_石川  岩本展乎
湿原に木道白し秋に入る  20_長野  大島一馬
・白し?
秋日和放心の蝶迷い来ぬ  20_長野  大島一馬
うすらひの絶対音感娘ハモ  20_長野  柚木紀子
恐竜の背中のやうなゴーヤ割く  21_岐阜  三好政子
露ふみてめざす山巓雲のなか  21_岐阜  梅田恵美子
山の宿水旨かりき星月夜  21_岐阜  梅田恵美子
・山宿の
森閑と耳鳴りを聴く良夜かな  22_静岡  池ヶ谷章吾
秋扇かすかに骨の音したり  23_愛知  稲垣雄二
振り向ける野良着の美貌葛の風  23_愛知  宗石みずえ
コンビニへいつもの道の虫時雨  23_愛知  宗石みずえ
長茄子に跨り父は西方へ  23_愛知  青沼尾燈子
秋風に丸ごと吹かれ大文字山  26_京都  佐々木まき
ウイルスの世に一抜けて行く夏よ  26_京都  佐々木まき
・世を
近頃は妻の言ひなりいぼむしり  26_京都  氷室茉胡
邯鄲の壊れさうなるうすみどり  27_大阪  古味瑳楓
蝶睦むきりきりと射す陽射し中  27_大阪  山中紅萼
虫売の今年は居らず虫の声  27_大阪  木下洋子
生き難き日の幾日ぞ蝦蛄を剥く  27_大阪  齊藤遼風
無花果を二三のこして白寿かな  27_大阪  齊藤遼風
ぎんどろのさやぐや白き秋の風  28_兵庫  加藤百合子
折鶴に命吹き込む秋の夜  28_兵庫  千堂富子
黙祷の一穂一穂や青田風  28_兵庫  藤岡美惠子
朝歩き玄関出ればそぞろ寒  28_兵庫  髙見正樹
上げ潮に波立つ河口秋の昼  28_兵庫  髙見正樹
初鴨の羽をやすめる水の音  29_奈良  喜田りえこ
鰯雲ラジヲの告ぐる死者の数  29_奈良  喜田りえこ
芳しき畦の匂ひや蜻蛉行く  29_奈良  田原春
稲刈るや西行庵を仰ぎつつ  30_和歌山  玉置陽子
たましひを夏のどこかに忘れけり  33_岡山  齋藤嘉子
雨粒の映える七色唐辛子  37_香川  丸亀葉七子
虚空よりひとかけの詩を水の澄む  37_香川  元屋奈那子
心中に一本の木や涼新た  38_愛媛  古志溢子
アルバムを開きしよりの秋思かな  42_長崎  川辺酸模
朗々と杜甫よむ夜学教師かな  42_長崎  百田直代
佇立して見上ぐるばかり今日の月  43_熊本  筑紫秋蘭
草の花自由の価値を知る香港  44_大分  山本桃潤
もう眠し眠らせてくれ酔芙蓉  44_大分  土谷眞理子

ネット投句スクーリング 軽井沢紅葉句会のお知らせ

ネット投句 投稿日:2020年9月1日 作成者: KAI2020年9月5日

会費は10月に入ってからお振込みください。参加希望者にはあとで口座番号をお知らせいたします。
ズームによる句会です。参加できるのはネット投句の会員です。

・2020年11月3日(火)午後1時半から
・前日午後5時までに専用の投句フォームから5句投句してください。
・選句は当日午前10時までに5句選句。席題3句の2座目は当日説明いたします。
・会費は2000円です。
・定員は特に設けませんが、10月20日までにお申し込みください。申し込みはこちらです。http://gokoo.main.jp/001/?p=10751

ズームの接続試験については10月下旬に行います。

ネット投句(2020年8月31日)選句と選評

ネット投句 投稿日:2020年9月1日 作成者: KAI2020年9月1日

・俳句は通じるように。
・作ったら必ず見直してください。これで通じるかどうか。

【特選】
これ以上優しく持てぬ白桃よ  11_埼玉  藤倉 桂
・ず、は
海深き父の硯を洗ひけり  12_千葉  若土裕子
畦道の蝗追ゐし日ひもじかり  13_東京  森徳典
今朝の秋聞こえる音のみな静か  13_東京  森凜柚
・ゆ
地獄の門残暑の真つ只中に立つ  14_神奈川  金澤道子
あけ放つ家に色なき風の吹く  14_神奈川  森川ヨシ子
・を
子の逝けば選るさへ悲し草の市  23_愛知  宗石みずえ
梨剥けば故郷の水の香りかな  26_京都  氷室茉胡
・せり
池の水抜く話しなど秋暑し  27_大阪  高角みつこ
青空の天辺に秋来てゐたり  27_大阪  澤田美那子
秋来しと気合ひ入れねば秋の来ず  27_大阪  高角みつこ
・秋は
塔ふたつ空に漂ふ今朝の秋  29_奈良  喜田りえこ
・を
真つ白なマスクごしにも涼新た  44_大分  土谷眞理子

【入選】
老ひし犬坂登りくる今朝の秋  01_北海道  高橋真樹子
抽斗を開けるやどこも秋の風  01_北海道  柳一斉
同じ眉男子揃うて墓洗ふ  04_宮城  長谷川冬虹
・子、不要
其際にほほゑみしことすいつちよん  07_福島  渡辺遊太
稲の花死者の戻つて来る野道  07_福島  渡辺遊太
・稲と野、ダブル
公園のベンチにひとや秋昼寝  11_埼玉  おほずひろし
・ひと、不要
雲の峰八方に湧き何ごとぞ  12_千葉  谷口正人
参道を一歩一歩の秋日傘  13_東京  岡田栄美
明日より六十路を歩く残暑かな  13_東京  荒木大和
秋の日や灼かれて熱き駅出口  13_東京  神谷宣行
・に
八月やははの倍生き傘寿越え  13_東京  畠山奈於
山荘も代替はりして芒かな  13_東京  櫻井滋
横浜の夜空球音涼新た  14_神奈川  井上じろ
・夜は
胴声の合間板漕ぎ芋洗ふ  14_神奈川  越智淳子
羽根のみを残して蝉は喰はれけり  14_神奈川  遠藤初惠
さゆらぎもせずに残暑のさるすべり  14_神奈川  金澤道子
ベビーカー秋の暑さを押して来る  14_神奈川  金澤道子
金箔の一片の虫鳴きにけり  14_神奈川  三玉一郎
ほほづきの中ひとつづつ恋の歌  14_神奈川  三玉一郎
亡き人の夢見たしとや天の川  14_神奈川  松井恭子
・夢が見たかり。原句、他人事。
逃げてゆく後ろ姿の秋の蚊ぞ  14_神奈川  那珂侑子
編笠のおとがひ清し風の盆  14_神奈川  服部尚子
実ざくろや父の訃を聞く転任地  14_神奈川  片山ひろし
ドロップ缶カサコソと鳴る朝顔の実  15_新潟  高橋慧
・リズムを
外野手が飛球の下に鰯雲  17_石川  岩本展乎
・下へ
残暑とはすなはち猛暑列島火  20_長野  金田伸一
しづかにもちかづく火振り香魚めざめよ  20_長野  柚木 紀子
コロナ禍をわすれて河原に夏惜しむ  21_岐阜  古田之子
・忘れ河原の
皺くちやの笑顔たふとし生身魂  21_岐阜  梅田恵美子
あの世よりこの世は暑し門火焚く  21_岐阜  梅田恵美子
分け入りて藪に小さき栗拾ふ  23_愛知  野口優子
砂糖黍かじる故郷遠かりし  23_愛知  野口優子
・き
白百合や空家の庭に凛と立ち  24_三重  乾 薫
・つ
柳散る籠り暮しの今もなほ  26_京都  佐々木まき
・る
秋の早来てゐる御所の小川かな  26_京都  氷室茉胡
夕立の中へ駆け出す待ち合はせ  27_大阪  内山薫
麻痺の手のいと柔らかし秋の風  27_大阪  内山薫
玉音は人声なさず敗戦日  27_大阪  澤田美那子
日本の哀しみの月八月行く  28_兵庫  加藤百合子
近道と入りし叢露しとど  28_兵庫  髙見正樹
夕顔の雫で硯洗ひけり  29_奈良  喜田りえこ
明け方の露にまみれて芦を刈る  29_奈良  喜田りえこ
老ひの背に厳しき残暑左官職  29_奈良  田原春
・い
老ひぬことかなしからずや星の恋  33_岡山  齋藤嘉子
・い。理屈
水落す屋号を記す板の堰  37_香川  丸亀葉七子
・ごちゃごちゃ
小気味よき音ひびかせて木賊刈る  37_香川  曽根崇
蔵壁の白のまぶしき残暑かな  38_愛媛  豊田喜久子
古りしまま馴染みて秋の簾かな  38_愛媛  豊田喜久子
・める
おもいつきり鳴いて秋蝉とび立てり  38_愛媛  豊田喜久子
・つ、不要
秋澄むや九重連山指呼の中  42_長崎  川辺酸模
雲ばかり見て夏休み果てにけり  42_長崎  百田直代
終戦日名簿にはなき関連死  44_大分  竹中南行
生き死には単純がよし稲光  44_大分  竹中南行
台風を呑み込んでゐる台風かな  99_不明  園田靖彦

ネット投句(2020年8月15日)選句と選評

ネット投句 投稿日:2020年8月21日 作成者: KAI2020年8月21日

・戦争の句は、『俳句の宇宙』に書いた忌日の句同様
 真情がすべて。
・旧かなは『伊勢物語』で学んでください。

【特選】
敗戦忌青柚のごとき学徒らよ  04_宮城  長谷川冬虹
草も木も黙る八月人間は  07_福島  渡辺遊太
・人間も?
梅干すや座り心地を梅に聞き  11_埼玉  藤倉桂
流れゆく鮎も釣師も水の影  13_東京  西川遊歩
胸に汗真一文字の手術跡  13_東京  櫻井滋
七十五年後の少年敗戦日  13_東京  櫻井滋
気に入らぬことあるらしき団扇かな  14_神奈川  金澤道子
大いなる残火八月十五日  14_神奈川  三玉一郎
手から手へわたす八月十五日  14_神奈川  三玉一郎
炎天や不協和音の交差点  14_神奈川  天野史郎
この年は短冊一枚星祭り  15_新潟  高橋慧
胃切りしむかしありけり生身魂  20_長野  金田伸一
老の守る遺髪は黒し終戦日  23_愛知  宗石みずえ
灯籠のほのほのいのちほのぼのと  27_大阪  古味瑳楓
この坂も懐かしからむ門火たく  28_兵庫  藤岡美惠子
八月や哀しみの翼垂れてあり  33_岡山  齋藤嘉子
・八月の
朽ちゆける鉄扉八月十五日  40_福岡  北井乃峰子
美しや人を欺く熱帯魚  44_大分  土谷眞理子
星合ひの壱岐や対馬や浪とどろ  99_不明  園田靖彦
取って置き今年切り出す七夕竹  99_不明  園田靖彦
・取つて
コロナ後も変わらぬものに心太  99_不明  高角みつこ
・変はらぬ

【入選】
地にふれしほおづき一つやおらあか  01_北海道  芳賀匙子
・文語体の新かな、アウト。以下同じ。
迎火や道の真中に鳥の糞  01_北海道  芳賀匙子
いわし雲一言でいいなにか言へ  01_北海道  柳一斉
まがまがしき令和二年の敗戦日  04_宮城  長谷川冬虹
天を衝けねぶり流しの魔除幣  05_秋田  佐藤一郎
熱帯夜羽化せし蝉の静かなり  11_埼玉  佐藤森恵
夏草刈る赤銅色の腕あり  11_埼玉  上田雅子
あと幾日粒数え食う黄蜀黍  11_埼玉  湯浅寒葵
ゲリラ雨通り過ぎたる金魚鉢  12_千葉  若土裕子
捕へしはあまたの影や補虫網  12_千葉  若土裕子
鍵あける鈴の音かすか夜涼かな  12_千葉  若土裕子
くたびれてズーム終わるや西日射す  12_千葉  谷口正人
今朝秋の枝に見慣れぬ鳥一羽  12_千葉  池田祥子
夜濯のほそき水音響きけり  12_千葉  麻生十三
骨壺の無きひともいる霊迎え  12_千葉  麻生十三
世はことのほかなれど雲の峰すつく  13_東京  井上じろ
鳴き出してみんみん空の何か呼ぶ  13_東京  井上じろ
胸張りてマスクはずすは炎天下  13_東京  永井奈緒
松虫や闇へ闇へと誘われぬ  13_東京  岡  惠
・誘はるる
夕星や我は茗荷の花刻み  13_東京  岡  惠
・刻む
流星を待ちて眠ってしまひし子  13_東京  岡  惠
蝉鳴いて父命日やあと三日  13_東京  岡田栄美
大見出しは疫病み累計原爆忌  13_東京  市村さよみ
逆縁や墓石潤す盆の朝  13_東京  森徳典
八月やことさら寒き十五日  13_東京  神谷宣行
竹取の翁とならん星祭  13_東京  神谷宣行
地に降りて真水吸ふ群れ揚羽蝶   13_東京  西川遊歩
ねこじゃらし骨壺のあり花瓶あり  13_東京  長井信彦
毎年の会釈をかはし墓参り  13_東京  楠原正光
夏の海少しゆがんでゴッホの椅子  13_東京  畠山奈於
孫と見る戦争映画星涼し  13_東京  堀越としの
咲ききって首を垂れおり向日葵よ  14_神奈川  伊藤靖子
さまざまな蝉競ふ声昼下がり  14_神奈川  伊藤靖子
アウシュビッツに子供が死せり晩夏光  14_神奈川  越智淳子
干草の匂ひ立ちおり野の真昼  14_神奈川  遠藤初惠
送る荷の隅に二匹のかぶと虫  14_神奈川  遠藤初惠
崖の上の鉄砲百合に見下ろさる  14_神奈川  遠藤初惠
箱庭に撒いて土産の星の砂  14_神奈川  金澤道子
ともしびの如く咲きけり鶏頭花  14_神奈川  原田みる
かなかなや一村染むる大夕日  14_神奈川  原田みる
夏海やこの淋しさのゆゑ知らず  14_神奈川  三浦イシ子
この場所が吾子のふるさと虹架かる  14_神奈川  松井恭子
撫子の花のおもゐをぬいとりぬ  14_神奈川  森川ヨシ子
短編に栞挟んで氷水  14_神奈川  水篠けいこ
朝焼や二日つづきの夢をみて  14_神奈川  中丸佳音
目を瞑り暑さに耐へむ原爆忌  14_神奈川  中丸佳音
故郷やしんしんと聞く虫の闇  14_神奈川  天野史郎
敗戦忌学徒の叔父は未だルソン  14_神奈川  土屋春樹
アリ神輿蝉の躯を担ぎ行く  14_神奈川  土屋春樹
仏壇に白桃妖し影落とす  14_神奈川  湯浅菊子
八月を管長さまと坐禅組む  14_神奈川  那珂侑子
えのころや買い物帰りに二、三本  14_神奈川  服部尚子
火の神を鎮めて御山洗かな  14_神奈川  片山ひろし
栗うまし焼いてはじけてひとつづつ  14_神奈川  片山ひろし
しんしんとスカイツリーの秋さびし  15_新潟  安藤文
蝉の声いやに大きいこの夏よ  15_新潟  安藤文
ゆうゆうと窓を過ぎゆく蜻蛉かな  15_新潟  安藤文
学生棋士の目元涼しき一手かな  17_石川  花井淳
遅れくる音やはらかく遠花火  17_石川  岩本展乎
今生の句集成りたり赤のまま  20_長野  金田伸一
もうつぎの句集の夢を白木槿  20_長野  金田伸一
・句集を夢に
山鳩は繰り言並べ敗戦忌  20_長野  大島一馬
ゆび触るる兎(と)罠猪罠かるいざわ  20_長野  柚木紀子
雨上がり路にうつりし夏の蝶  21_岐阜  夏井通江
葉の裏を青虫毛虫蝉の殻  21_岐阜  古田
・に
万歳は終生すまじ敗戦日  21_岐阜  三好政子
宙を舞ふ馬のしつぽや雲の峰  21_岐阜  梅田恵美子
盆の月竹馬の友は化石化中  22_静岡  池ヶ谷章吾
プチトマト次々爆ぜる残暑かな  23_愛知  稲垣雄二
七転八倒くしやくしやの夏布団  23_愛知  青沼尾燈子
高原に二羽の秋蝶出会ひけり  23_愛知  野口優子
灯にすける小さき指の守宮かな  24_三重  乾 薫
燃えながら残る暑さの日が西に  26_京都  佐々木まき
生きている限りは八月十五日  26_京都  佐々木まき
・は、不要
裏方に徹す来し方稲の花  26_京都  氷室茉胡
燈籠の水よりあはく流れゆく  27_大阪  安藤久美
白粉の黒き実どなたでもどうぞ  27_大阪  古味瑳楓
遠花火忘れきりたる思ひふと  27_大阪  山中紅萼
大やかん傾けて注ぐ麦茶かな  27_大阪  内山薫
熱帯夜たたみの上をごろりごろり  27_大阪  内山薫
コロナ禍に読書が力秋に入る  27_大阪  木下洋子
炎天に闇を見てゐし敗戦日  27_大阪  澤田美那子
・円天の、ゐる
茄子の馬お役目終へて食はれけり  27_大阪  澤田美那子
産土に父母なくて雲の峰  27_大阪  齊藤遼風
舌下にしぶく夏大根の辛味かな  28_兵庫  加藤百合子
閃光の果の灼熱蓮の種  28_兵庫  加藤百合子
老と幼ふたつの背中魂祭  28_兵庫  加藤百合子
手花火や小さき膝が輪をつくり  28_兵庫  千堂 富子
じゃあじゃあと聞こゆる声や残る蝉  28_兵庫  天野ミチ
きりり結び今宵箸置き茗荷の葉  28_兵庫  藤岡美惠子
良夜かな知人と出会う散歩道  28_兵庫  髙見正樹
家ぢゆうの戸口開きて秋入れむ  29_奈良  喜田りえこ
椋鳥や狙ひすまして犬の餌へ  29_奈良  田原春
大瑠璃やシャッター忘れ聴き惚れて  29_奈良  田原春
夕べまだ草いきれある散歩径  37_香川  丸亀葉七子
空蝉に猫との想ひ出あまたあり  37_香川  丸亀葉七子
・と、不要
したしたと 死者の書つむぐ 蓮の糸  37_香川  元屋奈那子
大津皇子 いらつめ織りし 蓮衣  37_香川  元屋奈那子
・一字あけ、不要。
石切場灼けし足場に立ちくらむ  37_香川  曽根崇
土用干わが生涯を曝しけり  37_香川  曽根崇
終戦日引き揚げの荷に琴の爪  38_愛媛  豊田喜久子
影を濃くして八月の白い道  38_愛媛  豊田喜久子
夜のうちに繕ひてあり蜘蛛の網  40_福岡  北井乃峰子
蚊帳の海幼き兄と泳ぎしが  40_福岡  北井乃峰子
沖縄の星霜醸す古酒(くうす)かな  42_長崎  川辺酸模
いつもとは違ふ寂しさ盆まいり  42_長崎  百田直代
炎昼の透きとほりたり壁のごと  43_熊本  筑紫秋蘭
雲海や釈迦さみしげに眠りたまふ  43_熊本  筑紫秋蘭
風鈴のリズムを貰へよき言葉  44_大分  山本桃潤
新涼や意のままに伸ぶ鉋屑  44_大分  竹中南行
桃缶が真ん中にある冷蔵庫  99_不明  高角みつこ

ネット投句(2020年7月31日)選句と選評

ネット投句 投稿日:2020年8月4日 作成者: KAI2020年8月4日

・何よりも心に届く句を。
・それだけ考えていれば、細かなことは自ずから身についてきます。
・そうならなければ、心の持ち方の問題。
・これで相手に届くかどうか、推敲をお忘れなく。
・器用に作った句はダメ。

【特選】
コロナ禍の彩も切なき花火かな  05_秋田  佐藤一郎
巣籠もるや五色並べて奈良団扇  11_埼玉  藤倉桂
術衣着て待つ私以外全部夏  13_東京  長井亜紀
驚きし蜥蜴やわれもおどろきぬ  13_東京  堀越としの
星空へ抱き上げられて遠花火  13_東京  齊藤拓
・られし花火かな
蜘蛛の巣を払へば糸のまつわり来  14_神奈川  越智淳子
滝壺を水おとなしく出てゆけり  14_神奈川  金澤道子
夕風に息するつぼみ紅芙蓉  14_神奈川  原田みる
蓮の花肩に担ひて帰りけり  14_神奈川  水篠けいこ
梅雨出水見る間に橋が流れ去り  14_神奈川  土屋春樹
・去る
爽やかな文字の遺句帖特攻へ  14_神奈川  那珂侑子
白桃の箱をそおつと開けるとき  14_神奈川  那珂侑子
天空に地球が赤く燃える夏  20_長野  大島一馬
永うながう谺しはるか富士は花影  20_長野  柚木 紀子
初盆や激しき性も石の下  23_愛知  青沼尾燈子
・激情もいま
みな河馬の顔(かんばせ)となる昼寝覚  26_京都  氷室茉胡
・われ河馬の
噴水の穂の柔らかき夜風かな  28_兵庫  千堂富子
短夜や明けて無慚な最上川  28_兵庫  天野ミチ
虚空より一筋の青糸とんぼ  28_兵庫  藤岡美惠子
・虚空飛ぶ
海はエロス真白なヨット走らせて  44_大分  山本桃潤
死んだ子がいつも待ってる墓参り  46_鹿児島  大西朝子
・待つてる

【入選】
夏木立コロポックルや見えかくれ   01_北海道  高橋真樹子
・コロポックルは
漂へる三日月湖蓮はまぼろし  01_北海道  芳賀匙子
万緑を落ちゆく水の一直線  01_北海道  柳一斉
コロナ禍に眼を休めたる若葉かな  01_北海道  柳一斉
・コロナ禍の
立葵更地の続くシャッター街  04_宮城  長谷川冬虹
・更地またある
打水の跳びゆく先の無明かな  07_福島  渡辺遊太
耳鳴りのことさら激し今朝の秋  11_埼玉  園田靖彦
立ち上る浅間のけぶり今朝の秋  11_埼玉  園田靖彦
母の手に古きアルバム八月来  11_埼玉  藤倉桂
オルゴール不意に鳴り出す暑さかな  12_千葉  菊地原弘美
速さうな瓜茄子選び魂迎  12_千葉  若土裕子
・茄子や胡瓜や
ご自慢は鱧の骨切り逝き給ふ  12_千葉  若土裕子
長き長き自粛の日々や百日紅  13_東京  岡 惠
草むしりクッキー焼きて母を待つ  13_東京  岡田栄美
梅雨曇りママは真っ赤なワンピース  13_東京  岡田栄美
・真赤な
片影に一息入れて駅舎まで  13_東京  森徳典
・片陰で、でを嫌うなかれ。
膝抱へ塗るペディキュアや夏の果  13_東京  森凜柚
見えてゐて見てゐぬ場所に黴の花  13_東京  森凜柚
志野碗のなかの静寂夜の秋  13_東京  神谷宣行
籐椅子は我が全身を待ちゐたり  13_東京  西川遊歩
物置の鎌を取出し残暑かな  13_東京  楠原正光
・取り出す
薄くうすく新玉ねぎの甘さかな  13_東京  堀越としの
・甘さ、が甘い。
明日開く百合のかほりや雨あがり  13_東京  櫻井滋
・かをり
百合の香やまづ東京を換気せん  13_東京  櫻井滋
夕暮れてピアッツア噴水の音ばかり  14_神奈川  越智淳子
写経の手休め目を遣る半夏生  14_神奈川  遠藤初惠
まつ先に声さらはれて滝の前  14_神奈川  金澤道子
・るる
林間を進むごとくに蓮見舟  14_神奈川  金澤道子
梅雨寒の部屋の真中にだんご虫  14_神奈川  原田みる
・真中を
あの夏の京都で買うた帽子かな  14_神奈川  三玉一郎
朝空の玄関に立ち蝉時雨  14_神奈川  森川ヨシ子
・立つ
手拍子に噴水空を駆け上る  14_神奈川  水篠けいこ
・上がれ
東京の夏がぼやけるマスクかな  14_神奈川  中丸佳音
機内食窓の向かふに雲の峰  14_神奈川  土屋春樹
一筋の風に置かれし籐寝椅子  14_神奈川  湯浅菊子
梅雨明を待ちきれず蝉鳴きだしぬ  14_神奈川  那珂侑子
日生港籠をはみ出す蝦蛄の足  14_神奈川  服部尚子
かなかなや死者を伝へるテレビ画面  15_新潟  安藤文
マスクして客やって来る暑さかな  15_新潟  安藤文
・やつて
泥つけしまま草立ち上がる出水後  15_新潟  高橋慧
おねしよしたこともありなん豆ごはん  17_石川  花井淳
・ありけり
鮎釣りや九頭竜居眠りしてをりぬ  17_石川  花井淳
雨はらむ雲井に登る凌霄花  17_石川  花井淳
・雲井へ
息殺し人を待ちをり毒茸  20_長野  大島一馬
積乱雲一瞬陽光移動せり  20_長野  大島一馬
抽象化無理だなんて闇ほうたる蛍  20_長野  柚木 紀子
夫出かけ家は閑かや蓮の花  21_岐阜  夏井通江
蜘蛛の巣に顔を捕られて四苦八苦  21_岐阜  古田之子
・しまひけり
ほしいまま遊びし雲の夕焼けや  21_岐阜  三好政子
・夕焼けて
町暑し抜苦与楽と大き文字  21_岐阜  三好政子
バッグより本出して待つ白雨かな  21_岐阜  三好政子
草いきれ雨のあがりし大八洲  21_岐阜  梅田恵美子
大梅雨や闇おそろしき泥の川  21_岐阜  梅田恵美子
しんしんとシーラカンスの夏来る  22_静岡  池ヶ谷章吾
・しんかんと
電柱の影に身を置く炎暑かな  22_静岡  池ヶ谷章吾
まづ蠅が降り来る南方帰還船  23_愛知  臼杵政治
胎の児と戦死嘆けり終戦日  23_愛知  宗石みずえ
・嘆きぬ 
このよはひあまたのつみや冷奴  23_愛知  青沼尾燈子
昼寝覚うゐのおくやまけふもゆく  23_愛知  青沼尾燈子
亡き人の声の聞ゆる夕端居  23_愛知  野口優子
・端居かな
鵜篝の弾けて深き山河かな  23_愛知  野口優子
・闇夜かな
夕焼けに向かいてさげるレジ袋  24_三重  乾 薫
・向ひてゆくや
涼風やこけしのやうな顔と顔  27_大阪  高角みつこ
天道虫帽子の底へ転げ落つ  27_大阪  高角みつこ
ひるがへる燕の腹の白さかな  27_大阪  内山薫
大阪は西風が頼りよ夕焼けて  27_大阪  澤田美那子
つまらなきものを楽しく夜店の灯  27_大阪  澤田美那子
・つまらなきものきらきらと夜店かな
さみどりは少年の色ソーダ―水  27_大阪  齊藤遼風
思ひ出を香水瓶に詰め込みし  28_兵庫  千堂富子
明日といふ不思議迎へん冷奴  28_兵庫  藤岡美惠子
夏シャツの下の筋肉キャッチボール  29_奈良  田原春
葛切や水ゆらゆらと運ばるる  30_和歌山  玉置陽子
蝉しぐるる中を行かねばならぬかな  33_岡山  齋藤嘉子
・蝉しぐれ中を
百日紅いのち長くば恥多し  37_香川  曽根崇
老の愚痴さらりと受けてビール注ぐ  37_香川  曽根崇
・かはし
雷鳴といふ小気味よきものの中  38_愛媛  豊田喜久子
水害の村に燃ゆるよ百日紅  42_長崎  川辺酸模
麦茶飲み決めの一手や棋聖戦  42_長崎  百田直代
・一手へ
通らねばならぬこの道灼けに灼け  42_長崎  百田直代
・灼けてをり。力んでもダメ。
あぢさゐのほのとあかるき草枕  43_熊本  筑紫秋蘭
・あかるし
夕刊を広げ爪切る原爆忌  46_鹿児島  大西朝子

ネット投句(2020年7月15日)選句と選評

ネット投句 投稿日:2020年7月21日 作成者: KAI2020年7月21日

・何よりも心を打つ句を。そのためには心の据えどころが肝心。方法、文法など瑣末な問題はすべてそのあとをついてくる。
・旧かなの場合、特別の本を読む必要はありませんが、怪しいと思ったら必ず辞書を引いてください。小さく旧かなが書いてありまあす。ネットの辞書にはありません。

【特選】
ウポポイや言祝ぐやうに樺の花  01_北海道  高橋真樹子
深閑と留守か居留守か蟻地獄  07_福島  渡辺遊太
家といふものの儚く出水かな  12_千葉  麻生十三
大降りを喜ぶ蓮の広葉かな  14_神奈川  金澤道子
草取りて空つぽになる頭かな  14_神奈川  原田みる
滑り台すべる子鴉末恐ろし  14_神奈川  那珂侑子
花野行くわれは学生大雪山  14_神奈川  伊藤靖子
昼寝覚やつと我が家に辿り着く  14_神奈川  那珂侑子
雨戸開く音を覚えし目高かな  14_神奈川  那珂侑子
存外に不愛想なる目高飼ふ  17_石川  岩本展乎
呼ぶ声のまだ遠かりし昼寝覚  23_愛知  野口優子
草原を過ぎる揚羽の思ふこと  27_大阪  山中紅萼
雷や鴟尾の隔つる西東  29_奈良  喜田りえこ
炎天へ腹かつさばく鰯かな  29_奈良  喜田りえこ
今生の紅来世の白蓮花  29_奈良  喜田りえこ
ひきこもる一人暮らしに咲く風蘭  34_広島  三好芳枝
鯉の背を目高の群の流れゆく  37_香川  曽根崇
したたかに生きてしわしわソーダ水  42_長崎  百田直代

【入選】
廃坑にかの世のこゑや青嵐  01_北海道  高橋真樹子
あを鳩の阿呆阿呆と囃しよる  01_北海道  芳賀匙子
水無月の水輪奏づるシンフォニー  01_北海道  柳一斉
・水無月(今の七月)の語感、確認を。
音のなく雲移りゆく植田かな  01_北海道  柳一斉
オンライン授業を加へ夏期講座  03_岩手  川村杳平
・ご報告で終わらないように。とくにほかの2句。
手の中で逝く鳥哀れ走り梅雨  04_宮城  大内美保
読書てふ果てなき旅路雲の峰  04_宮城  長谷川冬虹
タワービル崩るるごとく昼寝覚  07_福島  渡辺遊太
犬死せり我が手に暑き尿置いて  07_福島  渡辺遊太
・熱き
決断は秘してもらさず心太  11_埼玉  園田靖彦
・何か不明。
新しき読み手現われ一茶の忌  11_埼玉  佐藤森恵
・現はれ
荒梅雨や画面流るる泥の川  11_埼玉  上田雅子
巻貝は波の形見よ夏の雲  11_埼玉  上田雅子
てふてふと見紛ふ産着麻の花  12_千葉  菊地原弘美
・麻の花、余計。
はやばやと父母の座にゐる霊迎  12_千葉  若土裕子
・座にあり
生き延びし特攻の叔父海紅豆  12_千葉  池田祥子
・海紅紅、ありきたり。
亡き姉の泰山木や花咲けり  13_東京  永井奈緒
警備員赤子のやうな昼寝かな  13_東京  岡田栄美
入院の荷に加へたし竹婦人  13_東京  長井亜紀
夕立や土をたたゐて日の匂  13_東京  楠原正光
今朝の卓友の梅ジャム加はりて  13_東京  堀越としの
・加へけり。主体として生きているかの問題。
新茶汲む味や香りや口々に  13_東京  堀越としの
これがまあ首都の選挙か梅雨ぢめり  13_東京  櫻井滋
・じ
コロナ禍や扇とじたり広げたり  13_東京  櫻井滋
・ぢ
向日葵は蕾そろひて待つ炎天  14_神奈川  伊藤靖子
受診待つ緑に雨の降る見つつ  14_神奈川  伊藤靖子
とりあえず待てぬ男に冷奴  14_神奈川  遠藤初惠
・あへず
梅雨寒や午後に少しの眠りぐせ  14_神奈川  遠藤初惠
首里城は焼け落ちしまま花梯梧  14_神奈川  金澤道子
・花梯梧、付きすぎでしょう。
我もまた訝しきもの鴉の子  14_神奈川  金澤道子
もう秋の声しかしない喉仏  14_神奈川  三玉一郎
夏帽子去年の夏が箱の中  14_神奈川  三玉一郎
向日葵や引き潮に道あらはるる  14_神奈川  松井恭子
蟹の背に蟹重なりて蟹転ぶ  14_神奈川  水篠けいこ
半夏生草咲く仮の世にゐるような  14_神奈川  中丸佳音
河鹿啼き夕餉が迫る山の宿  14_神奈川  土屋春樹
捨て畑に地力みなぎる竹煮草  14_神奈川  湯浅菊子
万緑といへども緑とりどりに  14_神奈川  服部尚子
・季語の解説、しなくていい。
東京をつつむ憂鬱朔太郎忌  15_新潟  安藤文
・朔太郎忌、付きすぎ。
流されしマスクぽつんと出水かな  15_新潟  安藤文
・ぽつんと、マスクの感じしない。
五月雨に甲斐は遠けれ道祖神  17_石川  花井淳
・五月雨の甲斐は遠しと
梔子の香や音立てて夕刊来  17_石川  花井淳
情熱の嵐再び冷奴  17_石川  花井淳
・再び、中途半端。
荒梅雨や山川すべて膨潤す  20_長野  大島一馬
・季語の解説、不要。
兄貴ら「内向の世代」啼けぶつぽふそう  20_長野  柚木 紀子
収穫せし辣韮ひとつづつ洗ふ  21_岐阜  夏井通江
夫つくりし辣韮漬けなり配りけり  21_岐阜  夏井通江
濁流の削る崖烏瓜の花  21_岐阜  古田之子
金蛇の清き姿や山がれ地  21_岐阜  古田之子
大出水人新世を我等生く  21_岐阜  三好政子
恋心閉じ込めてあり花氷  21_岐阜  梅田恵美子
風景画ところどころに木下闇  22_静岡  池ケ谷章吾
・ところどころ、無駄。
脳味噌を開きにしたや梅雨晴間  22_静岡  池ケ谷章吾
梅雨出水のすべてを呑んで海静か  23_愛知  稲垣雄二
・上五、理屈。
出水後蝶の水飲む泥地獄  23_愛知  稲垣雄二
・同然。
ごきぶりもウィルスもゐて地球かな  23_愛知  臼杵政治
気立てよし化粧やゝ濃し花カンナ  23_愛知  宗石みずえ
夏草は死者を悼みて戦ぎをり  23_愛知  青沼尾燈子
寝床にて昔を思ふ梅雨の音  23_愛知  青沼尾燈子
咲く花と落ちる花あり白木槿  24_三重  乾 薫
雨あがり白き木槿に蜂来る  24_三重  乾 薫
晩学も時には蓮の浮葉かな  26_京都  佐々木まき
兄の夢弟の夢熱帯魚  26_京都  佐々木まき
これこれと母に団扇で叱られし  26_京都  佐々木まき
戻りたくなき現世や昼寝覚  26_京都  氷室茉胡
うねりつつ黒潮さし来夏茶碗   27_大阪  安藤久美
検温で始まる朝や濃紫陽花  27_大阪  高角みつこ
荒梅雨といふよりこれは狂ひ梅雨  27_大阪  高角みつこ
愕然と祇園囃子のなき年よ  27_大阪  高角みつこ
夜光虫波間に私の骨光る  27_大阪  山中紅萼
老犬や梅雨の晴れ間を引かれ行く  27_大阪  内山薫
避けられて気づくやマスク忘れしを  27_大阪  内山薫
梅雨出水いつもの川がおそろしき  27_大阪  木下洋子
白髪や洗へば黒く濡れてをり  27_大阪  澤田美那子
俳諧の志あり蛞蝓  27_大阪  齊藤遼風
己が角振り回してやなめくじら  27_大阪  齊藤遼風
梅雨寒や人を隔てて人を恋ひ  28_兵庫  加藤百合子
・ふ
この夏はことに愉しき鳥の声  28_兵庫  加藤百合子
遠雷や心の奥の閑かなる  28_兵庫  加藤百合子
白百合の膨らみかけて供花に剪る  28_兵庫  千堂 富子
上潮に波立つ河口晩夏光  28_兵庫  髙見正樹
中空に青き半月秋近し  28_兵庫  髙見正樹
大木に満つる花合歓池の端  29_奈良  田原春
黒揚羽はばたきながら蜜を吸ふ  29_奈良  田原春
ふるさとの山河よ桃のかぐはしく  33_岡山  齋藤嘉子
・桃はかぐはしき
わが一生原爆忌ありコロナ禍あり  34_広島  三好芳枝
夜濯のマスク満ち欠けしたる月  37_香川  丸亀葉七子
夏薊杖忘れ来しこと忘れ  37_香川  丸亀葉七子
梅雨入穴遠回りして遍路寺へ  37_香川  丸亀葉七子
丈ながき 大和撫子 いただきぬ  37_香川  元屋 奈那子
偶々の生をながらへ星祭  40_福岡  北井乃峰子
捨てられてマスク汚物と化す夏野  40_福岡  北井乃峰子
夏草の沖からこつと戦闘機  42_長崎  川辺酸模
まくなぎの吶喊止まぬ夕べかな  42_長崎  川辺酸模
師を選び我ら炎天歩みける  44_大分  山本桃潤
・ゆく
これからも不器用ならん蟇  44_大分  竹中南行
膝小僧アカチン丸く裸足の子  46_鹿児島  大西朝子
南風時化や船噛む波もシナの海  99_不明  横山直典
木槿咲く嫁は隣りの娘とや  99_不明  佐藤一郎
梅雨寒やホットコーヒー焙煎で  99_不明  森徳典
草の虫しづかに眠る梅雨滂沱  99_不明  神谷宣行
・眠れ

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