豊かに明ける歌の国の巻/初裏/九 再募集②
六 おごれる胸の美しき夏 松太(夏・恋)
七 大阪の火照る夜空に月涼し 文(夏・月)
八 講義さぼつて寄席入り浸る 文(雑)
九 仇討ちの高田馬場へ駅ひとつ 櫂(雑)
次へ。
【付句候補】
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世忘れに馬鹿を尽くして何年目
石ひとつ置いて昨日の猫の墓
尾を振つて主人迎へる秋田犬
小説の言文一致道険し
同窓といへども票は入れませぬ
卒論は大衆文化の過去と今
妹に簪を買ふ銭もなし
スカウトは口三味線の妙手にて
闇深く明日さへ見えぬ政
頼みとせしは七色の声
故郷からどさりと届く宅急便
髷つけてイマドキの子も時代劇
故郷を出でて早くも五十年
ラグビー部レギュラー外れ球拾い
麻雀に勝ちて家賃が無しになり
弟子入りも地獄の修行に耐へかねて
