姫はじめの巻/名表十
【名表】
七 木漏れ日の微笑みだけが残りけり 光枝(雑)
八 白露ゆるる夕顔の花 陽子(夏)
九 光悦の墨したたらす筆の先 一郎(雑)
十
再募集。
【付句候補】
・⚪︎
・△
小鳥の声に目覚める朝(文)
笊いつぱいのしめじ舞茸(りえこ)
・×
ほそき尾を引き星の流るる
花野の夢をてくてく歩く
腹の膨れし蛇穴に入る
秋野に集く虫の鳴き声
国宝の多々海を渡れし
添水が響く真言の寺
峰峰かけて渡る大鷹
北山杉にかかる秋雲
ドラゴンボール求め花野へ
八洲生まれし海の秋光
雨漏りの音する長き夜
石を切り出す石工等の唄
紅葉且つ散り窯たく煙
こころ澄みゆく明け六つの鐘
金泥の空鶴来たるなり
夜風にそよぐ星の短冊
闇をひろげる邯鄲の声
玉鋼叩く秋気澄む音