次のうたたね歌仙」第40巻は「円覚寺の南嶺老師と蛙の巻」です。第39巻が終わり次第はじめます。 発句は、
北鎌倉、円覚寺にて横田南嶺老師と対談
おりしも蛙の声聞こえ来れば
初蛙老師の声も朗々と 櫂(春)
参加される方は脇(春)からお送りください。
「うたたね歌仙」はネット投句会員なら誰でも参加できます。無料です。参加希望者は歌仙の「参加申し込み」からあらかじめお申し込みください。途中からの参加はできません。
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初蛙老師の声も朗々と 櫂(春)
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【特選】
まぼろしとなりゆくものに夕牡丹 11_埼玉 上田雅子
一つづついのちを水に田植かな 13_東京 神谷宣行
菜飯食むゆふべの深き酒を恥ぢ 23_愛知 青沼尾燈子
野の花や空爆止まぬこの大地 23_愛知 服部紀子
花筏影無きものを乗せてゆく 27_大阪 長谷川陶子
新緑は怒涛となりて山また山 27_大阪 澤田美那子
片栗の花の向かうに大平野 29_奈良 真知子眞知
新緑はや峡の深さは測り得ず 38_愛媛 豊田喜久子
@新緑の峡の深さを
大皿に花の姿よ桜鯛 42_長崎 川辺酸模
次のうたたね歌仙」第40巻は「円覚寺の南嶺老師と蛙の巻」です。第39巻が終わり次第はじめます。 発句は、
北鎌倉、円覚寺にて横田南嶺老師と対談
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初蛙老師の声も朗々と 櫂(春)
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批評が絶滅してしまった現在の俳句。きごさいは俳句の批評を復活させるために5月5日「HAIKU+今何が問題か」を開催します。
毎回「俳句で今何が問題か」をメインテーマに気鋭の俳人数人が15分のショートスピーチをします。初回のスピーカーは下記の4氏。スピーチごとに質疑応答を行います。
なお「HAIKU+」は「シンポジウム」ではありません。スピーカーの提示した問題について、参加したみなさんがそれぞれ考える機会にしてください。
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日 時:5月5日(土・こどもの日)14:30~16:30(14:10受付開始)
会 場:神奈川近代文学館・中会議室(横浜市、港の見える丘公園、みなとみらい線「元町・中華街駅」6番出口から徒歩10分)http://www.kanabun.or.jp/guidance/access/
テーマ:俳句で今何が問題か
参加費:2,000円(当日受付)
申し込み:きごさいホームページから、あるいは事務局に電話、ファクシミリでお申し込みください。「お問い合せ」からも申し込めます。HAIKU+に参加希望と記入してください。TEL&FAX 0256-64-8333。申込みなしの当日参加もできます。
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講演者(50音順)
阪西敦子(さかにし・あつこ)1977年生まれ。7歳より「ホトトギス」生徒・児童の部へ投句を開始。「ホトトギス」同人、「円虹」所属。
籠の影纏ふ卵や夏近し
木はオリーブ夏雲のいづこより
金魚揺れべつの金魚の現れし
鴇田智哉(ときた・ともや)1969年生まれ。結社「魚座」「雲」その後無所属。同人誌「オルガン」創刊参加。句集に「こゑふたつ」「凧と円柱」。
かげろふを川向うから来て坐る
うすぐらいバスは鯨を食べにゆく
回るほど後ろの見えてくる疾さ
西村麒麟(にしむら・きりん)1983年生まれ。「古志」同人。句集に「鶉」「鴨」。
灯を提げて人美しき祭かな
手を舐めて脚舐めて蟻働かず
どの鴨も一回りする流れあり
マブソン青眼(まぶそん・せいがん)1968年、フランス生まれ。俳人、比較文学者、「檻の俳句館」館主。
放射状に爆発つづくさくらかな
ばら提げて独裁国家通りけり
平和なり牛のまだらに陽の斑あり
インタヴュアー:長谷川櫂(はせがわ・かい)
席題=菜飯、畦塗
【特選】
畦塗りて天つ光のあまねしや 光枝
へうたんの二つ並んで朝寝かな 光枝
今年また葉桜となりもの思ふ 光枝
春愁の縁に腰かけ帰りて来ず 光枝
吉野山たけのこ掘りも来たりけり 英樹
この畦に悪口雑言塗り込めん 英樹
オロオロと花を見に出づ弱法師 福
放生の泥鰌永らふ日和かな 福
畦塗の済みていつもの景のあり じろ
格別に旨きわけでもない菜飯 美津子
畦塗の泥にまみれて一日過ぐ 康子
角落ちてからんころんと谷底へ 梅子
再婚もなかなかよろし菜飯かな 尚子
呆けても変らぬ技量畦を塗る 一雄
目をつむり体ゆらして草の笛 道子
心ばかり花もまじれる菜飯かな 玲子
畦塗の足黒々と乾きけり 益美
質実にして剛健の菜飯かな 片山ひろし
【入選】
生ぬるき水かけあつて磯遊び 益美
誕生の記念樹選ぶ植木市 益美
一房は山田菩薩か八重桜 美津子
そら豆の走りとあらば皮のまま 美津子
レシピ見て夫の作りし菜飯かな 祥子
たんぽぽや小山となりしボタの山 祥子
喜寿過ぎて菜飯の中の青きもの 伊豆山
春水に浮かべる目鼻河馬二トン 伊豆山
天保後のよき句の木の芽起しせん 遊歩
花嫁の父花嫁と歩む春 遊歩
行く春や佇ちて唐三彩の馬 道子
花にして花にあらざる牡丹かな 英樹
畦塗の人帰りゆく昼餉どき おほずひろし
石たたき山吹の瀬にひもすがら 明子
風の日や大き蜂来て花林檎 秀子
金色に畦塗りあげて千枚田 佳余子
畦塗つて田中の道を帰りけり 順子
何恋へばかくも全身花ふぶき 尚子
牛蛙苦吟苦吟とはやしけり 玲子
愛冷めてゆくやうに花すぎゆきぬ 一郎
憲法記念日の5月3日(木)、東京・下北沢で日本国憲法について講演します。主催はリベラル日本研究会です。
【リベラル日本研究会主催 第6回憲法記念日講演会】
日 時:2018年5月3日(木)13:30〜15:30(13:15開場)
会 場:北沢タウンホール3階ミーティングルーム(世田谷区下北沢2−8−18)
資料代:1000円
予約・問い合わせ;090−2163−1451(やなださん)
二月が寒かったので今年の桜は遅いかと油断していたら、三月になって急に暖かくなり、桜は早々と咲き、早々と散り果ててしまった。
今年の吉野山の花の句会は四月七、八日だったが、今まではまだ花の咲いていない年もあったのに、今年ばかりは下千本はいうもおろか、中千本、上千本も葉桜。岡野弘彦先生と私と家内、吉野神宮前駅で近鉄電車を降りて金峯山寺まで車で登り、わずかに咲き残る奥千本の花を惜しんだ。
句会はその夜と翌朝の二回。数年前に閉じた櫻花壇の百畳の、といっても数えたことはないのだが大広間を借りて開いた。この大広間、吉野谷に向かう全面がガラス戸になっていて、花ざかりに巡り合えば、花の絵巻を目の当たりにすることになるのだが、今年は葉桜絵巻になってしまった。しかしながら、俳句にとっては散り果てた花を忍ぶのも格好の題材ではある。
句会で感銘を受けた句をいくつか。
その奥の花を見にゆくはなふぶき 三玉一郎
今宵どの桜吹雪に眠らうか
近年とみに頭角を現してきた人である。前句は散る花とその奥の桜を二重に重ねて詠んだところ。後句は旅寝を装いながら、どの桜の下に眠ろうかとはいわず、桜吹雪に眠るといったところが卓抜である。ますますの研鑽を期待したい。
桜湯をゆらせばほのと花ひらく 澤田美那子
茶碗の桜湯を揺らす。するとそれに応えるかのように一輪の桜の花びらがほぐれる。肩の力の抜き方というか忘れ方がすばらしい。先ごろ、『さくらんぼ』というそれは美しい句集を出されたばかりだが、句集を編むことの功徳がこんな形で出てくるのであれば、これほどうれしいことはない。
無意識も意識も花のわが身より 上田忠雄
朝湯して黒髪花のごとくあり 上田悦子
忠雄さんの句は「花のわが身かな」だったのをこう直したのだが、いずれにしても観念を恐れず一句にした。悦子さんの句は黒髪の存在感が尋常のものではない。互いにまったく異なりながら相通じるところもあって、夫婦で句を作る理想に近い形がここにあるだろう。(「古志」5月号、「俳句自在」を転載)
・4月7日夜の句会
☆岡野弘彦選
【特選】
花の茣蓙かの世の人の席あけて 嘉子
天空へ花盛りあげて奥千本 豊
佐保姫の裔をわが子と賜りぬ 嘉子
【入選】
ひとひらに心ただよふ花ふぶき 悦子
もののふの魂鎮めてや花の山 豊
その奥の花を見にゆくはなふぶき 一郎
長閑さやすぐにきこゆる寝息かな 沙羅
御座の間に寝しもむかし花の山 沙羅
その奥に耳すましゐるさくらかな 一郎
山桜炎のごとき葉の芽ぶき 美智子
行く春に西行庵で追ひつきぬ 雄二
杉箸の細さ軽さや蒸鰈 光枝
花散りしあとの枝々やすらぎぬ 通江
奈落より千の光や花吹雪 りえこ
当歳の白犬の子よ名はさくら 櫂
春の星歌仙を巻いてをられるや 雪子
なつかしきこの花冷の百畳間 美那子
闇あらば闇へしだるる桜かな 忠雄
☆長谷川櫂選
【特選】
花曇しばらくぶりにものおもふ 貴子
今宵どの桜吹雪に眠らうか 一郎
その奥の花を見にゆくはなふぶき 一郎
桜湯をゆらせばほのと花ひらく 美那子
花びらの迷ひてゆくや吉野杉 史生
この宿を押し流さんと花吹雪 育子
家を出て春風のなかさまよひぬ 通江
幾千の髑髏眠らん花の山 嘉子
【入選】
ことしはや花とびちらふ信の忌 沙羅
ひとひらに心ただよふ花ふぶき 悦子
大岡忌ことしは花のふぶく中 美津子
散りつくし谷より返る花ふぶき 弘彦
大岡忌水なき空に桜かな 沙羅
売々てあと一笊の蕨かな 洋子
杖ついて花を見てをり西行忌 育子
国栖魚の腸のにがさも花のころ 二本
花散らす雨に集へるわれらかな 美津子
御座の間に寝しはむかし花の山 沙羅
菫咲くほとりに植うる若木かな 美津子
喜々として花に籠れる鳥は何 美那子
鬼植ゑし桜もあらん吉野山 雄二
みよしのの山ごと散りて花の暮 忠雄
夜桜におもかげしのぶ前登志夫 弘彦
今生の縁とおもふ花の句座 育子
花冷や黄泉路の妻のおもはるる 弘彦
忘れめや櫻花壇の花の冷 洋子
ひと口の酒で酔うたか花疲れ 貴子
塔いらか花の中なる吉野山 弘彦
なつかしきこの花冷の百畳間 美那子
折口も最後の弟子も桜守 遊歩
ごおとそおきようだいごいが空およぐ 宏(櫻花壇先代)
杖ついて花の絵巻の道をゆく 育子
・4月8日朝の句会
☆岡野弘彦選
【特選】
花守の子も花守となりしかな 櫂
麗はしの神の宿りし糸桜 りえこ
ひとひらの花散るごとく人逝けり 育子
わが子抱く春の重みといふべしや 竜樹
【入選】
遠き日や皆貧しくてつくしんぼ 雅子
幻の春の雪舞ふ吉野建 光枝
みよしのの花より白し春の雪 久美
はなびらの湯へと下りゆく吉野建 美那子
ほのぼのと闇さへ花の吉野かな 櫂
天上へ怒涛のごとく山桜 悦子
少年の一句かがやく山桜 洋子
ひやうひやうと笛を鳴らして大岡忌 二本
見送らん山超えてゆく春の人 光枝
桜蕊降る音を聞く吉野かな 嘉子
鳶高音押しひらきゆく花の山 久美
明易し法螺貝の声満山に 史生
わすれ雪ほのかに花の香りかな 久美
植えてなほ花のこぼるる苗木かな 沙羅
すこやかなやや授からん糸桜 悦子
ぱつと花咲かすことばや大岡忌 遊歩
春の雪ひとつ灯ともす如意輪寺 美那子
奈良茶粥花のほぐれてゆくごとく 美津子
それぞれの花の別れといふべしや 竜樹
☆長谷川櫂選
【特選】
鬼もまた花に憑かれてさまよふか 雄二
葉桜となりてゆさゆさ吉野山 二本
吉野から手足はみ出し朝寝かな 一郎
麗はしの神の宿れり糸桜 りえこ
いつか見し櫻花壇の花ふぶき 通江
無意識も意識も花のわが身より 忠雄
朝湯して黒髪花のごとくあり 悦子
奈良茶粥花のほぐれてゆくごとく 美津子
【入選】
花冷やいまひとたびの鶉粥 嘉子
花酔の顔を揃へて茶粥かな 史生
この宿を寿がんとや花に雪 史生
押鮨や花びらにして桜鯛 光枝
雪なのか幻なのか花なのか 通江
山の蜾蠃家に入りきて出てゆかず 弘彦
舞塚やかげろふ高くまた低く 嘉子
花冷や大峰山の豆腐売り 洋子
西郷と月照のこと草の餅 竜樹
この山の花びらかしら雪かしら 美津子
花の宿廊下は森の小道めく 通江
さらさらと茶粥すするや花疲れ 二本
紙衣一枚ふたりで分かつ花の冷 嘉子
一夜明け雪の別れとならうとは 雪子
日のあたる桜のやうにもの思ふ 竜樹
山中の鬼呼び寄せて花会式 遊歩
吉野川のぼつて花見鰻かな 雄二
葉桜の山に白山桜かな 育子
この宿の柱にもたれ花惜しむ 竜樹
なつかしき額かかげあり花の宿 二本
姿よしすでに花つけ若桜 雅子
杉樽に水のあふれて花うぐい 忠雄
人が植ゑ鬼が育てし山桜 美那子
富士を見て帰る東京さくらもち 美津子
深吉野は雪もて春を送りけり 嘉子
花冷を灯して眠る一夜かな 一郎
吉野紙花守しるす花の歌 竜樹
健やかな花の寝息の一夜かな 光枝
すがすがしき風わたりくる桜かな 豊
夜明けから湯けむり上る花の宿 洋子
花冷の背中まるめて朝寝かな 一郎
目つむれば吉野は花の盛りなり 二本
草餅や弟手伝ひ兄もまた 美津子
子がくれて草餅のまだやはらかき 久美
☆岡野弘彦
老いの身のふるさと近き花の山
☆長谷川櫂
花守の子も花守となりしかな
①この調子で。
【特選】
生きているものは口あけ大干潟 11_埼玉 上田雅子
花まちて光のなかへ種下ろす 12_千葉 池田祥子
老人の陽炎を出つ入りつかな 13_東京 井上じろ
目つむれば思ふことみな春の夢 13_東京 井上じろ
骨焼いて灰は絶家の花の塵 13_東京 神谷宣行
佐保姫のまどろむ吉野雪舞へり 13_東京 西川遊歩
誘はれて奥へ奥へと桃の花 13_東京 長井亜紀
たつぷりと寝て眠さうな子猫かな 14_神奈川 金澤道子
さみしさの餌食となりし朝寝かな 14_神奈川 三玉一郎
花ふぶき走り書きボブディランの如 20_長野 柚木紀子
@の如、不要
存分に咲きし花より花の塵 23_愛知 稲垣雄二
@花なり、よりがうるさい。
吾旅はひとり寝の旅花吹雪 23_愛知 青沼尾燈子
わたつみのご機嫌よろし桜鯛 27_大阪 安藤久美
花は葉にはやなつかしき吉野山 27_大阪 木下洋子
@吉野山はやなつかしや花は葉に、か?
花びらに雪もまじるや奈良茶粥 27_大阪 澤田美那子
菅笠の散り積む花の遍路かな 27_大阪 齊藤遼風
@菅笠に
まな板は檜にかぎる桜鯛 38_愛媛 豊田喜久子
蛇穴を出て祖国などとうになく 38_愛媛 木下誠
皮引かれなほくれなひの桜鯛 38_愛媛 木下誠
@皮引いてなほくれなゐや
『俳句の誕生』、藤沢周さんの書評が「東京新聞」(4月1日)に載っています。