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俳句的生活

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古志鎌倉ズーム句会(2025年8月10日)

俳句的生活 投稿日:2025年8月11日 作成者: 田中 益美2025年9月10日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
灼熱の秋立ちにけり原爆忌           吉田順子
心太八十年が沈みをり         森永尚子
終戦日死者へ生者へ梨をむく      関根千方
われわれにわれに八月十五日      おほずひろし
【入選】
干葡萄のごとき乳房をガザの夏        長谷川櫂
凌霄の花の闇へと蟻吸はる       仲田寛子
八十年日に日に汚れ秋暑し       神谷宣行
鶏殻かとみれば赤ん坊ガザの夏     長谷川櫂
死を語り生を語るや原爆忌       萬燈ゆき
普賢岳蛍袋に隠れけり         藤原智子
長崎忌重たき西瓜冷やさんと      藤原智子
天窓の四角に秋の来てゐたり      金澤道子
朝顔を上手に咲かす男かな       関根千方
やはらかく押し合うてゐる蓮の葉    久嶋良子
土曜日の夕刊蒸発酷暑かな       西川遊歩
甚平を着る間もなくて逝きにけり    澤田美那子
草刈つて俺の細道打ち開く       西川遊歩

•長谷川櫂選 (推敲例)
【特選】
夏空の果ては原爆資料館                                    藤原智子
灼熱の秋立ちにけり広島市           吉田順子
校庭は巨大火葬場いわし雲               森永尚子
【入選】
夏草に疲れの見ゆる小径かな          葛西美津子
細道や旅の終りの冷し酒            きだりえこ
八十年日に日に汚れ秋暑し           神谷宣行
妹は一番前に西瓜切る             関根千方
ヒロシマの八十年や土に草          イーブン美奈子
長崎や重たき西瓜冷やさんと          藤原智子
細道の旅の日焼か男ぶり            葛西美津子
八月の死者へ生者へ梨をむく          関根千方
われわれにわれに八月十五日              おほずひろし

第二句座  (席題:雁渡 、竜胆)
•藤英樹選
【特選】
竜胆はつめたき月へ咲きのぼり     関根千方
雁渡し近江平野は金色に        木下洋子
海ふいに色恐ろしく雁渡        イーブン美奈子
戦争をおそれぬ世代雁渡し       おほずひろし
竜胆や人に獣の匂ひあり        関根千方
【入選】
天上に青き道あり雁渡し        関根千方
竜胆の向こうに白き奥穂高       土井頼温
濃竜胆病の妻に恋をして        神谷宣行
雁渡し何を待つとて沖をみる      澤田美那子
香水の空瓶捨てず雁渡し        萬燈ゆき
竜胆の蒼きこころを我もまた      萬燈ゆき
足腰の弱り日に日に雁わたし      園田靖彦

•長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
天上に雁の道あり雁渡し           関根千方
笹餅の笹ほどきては雁渡し              仲田寛子
流れきて竜胆の露とどまりぬ             藤英樹
【入選】
りんどうや二人で育てる薬草園     きだりえこ
戦争をおそれぬ世代雁渡し       おほずひろし
御巣鷹は深山竜胆咲くころか      イーブン美奈子
龍胆やここから先は尾根づたひ     金澤道子
竜胆の茎に切つ先花鋏             仲田寛子
船の名はひできち丸よ雁渡し          久嶋良子
竜胆や山へ参りて四十年            藤原智子
きな臭き世となりゆくも雁渡し     おほずひろし

 

古志広島ズーム句会(2025年8月3日)

俳句的生活 投稿日:2025年8月3日 作成者: dvx223272025年8月3日

第一句座
矢野京子選
【特選】
軍歌なほ忘れぬ唇よ原爆忌        矢田民也
原爆忌死者も八十年生きたるや      矢田民也
打水のきらめく記憶あるばかり      長谷川櫂
ひとり来てひとり泳ぐや原爆忌      安藤文
石段の影が語り部ナガサキ忌       ももたなおよ
【入選】
原爆忌またねと別れきしものを      金田伸一
水に揺られてうたた寝の桃ひとつ     斉藤真知子
これしきの猛暑嘆くな原爆忌       大平佳余子
どの鉢にもたつぷり水を広島忌      大平佳余子
翅広ぐおほみづあをの秘色かな      大平佳余子
恫喝に核を使ふなちちろ鳴く       大場梅子
老いて今ゆるりと母の白上布       ももたなおよ
原爆忌薬は柿の葉薊の根         ももたなおよ
書に挟む恋文ひとつ土用干し       城山邦紀
合歓の花わが白髪を母知らず       神戸秀子
蝉時雨百年の家改修す          安藤文
デジタルで読む新聞や終戦日       安藤文

長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
水に揺られてうたた寝の桃ひとつ     斉藤真知子
すぐそこの闇を手繰りて踊るかな     矢田民也
カステラ屋すでに三代原爆忌       高橋真樹子
黒焦げの秋立ちにけり原爆忌       神戸秀子
爛れたる顔に柿の葉原爆忌        ももたなおよ
【入選】
軍歌なほ忘れぬ我へ原爆忌        矢田民也
快晴の空が真つ暗広島忌         石塚純子
朝の卓飯と味噌汁広島忌         斉藤真知子
長崎忌八十年の鐘ひびく         大場梅子
雲梯に木洩日あそぶ今朝の秋       神戸秀子
湯上がりのわが身をさらす蟬時雨     安藤文
広島忌今年また訪ふ大樹あり       矢野京子
孫二人ひ孫六人原爆忌          矢野京子
死に蟬のたましひ運ぶ蟻の列       安藤文

第二句座(席題:甚平、蜻蛉)
矢野京子選
【特選】
みづうみや蜻蛉も船を待つごとく     神戸秀子
甚平の熱く語るや量子論         駒木幹正
遠富士に甚平高く干す家かな       矢田民也
【入選】
呼び鈴に甚平の人ぬつと立ち       加藤裕子
鬼やんま原爆ドーム守るごとし      大平佳余子
甚平着て吾も横丁の顔役に        大平佳余子
虫籠の蜻蛉をすぐに放ちけり       斉藤真知子
颯爽と座敷をめぐる鬼やんま       長谷川櫂
甚平や木刀一本宝とす              加藤裕子

長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
甚平や老いにも花の旬のあり       矢田民也      
鬼やんま原爆ドーム守るごとし      大平佳余子     
夫と子の瓜二つなる甚平かな       瑞木綾乃    
とんぼうの乗りつぐ風の次々に      城山邦紀     
甚平着てけふからただの人となる     大場梅子    

【入選】
甚平の人ぬつと立つ戸口かな       加藤裕子      
甚平着て吾も横丁の顔役に        大平佳余子      
甚平や祖父に自慢の手負ひ傷       高橋真樹子
甚平を着て細脛の頼りなし        矢田民也      
黙祷の帽子に止まる蜻蛉かな       矢野京子     
黙祷の眼開けば蜻蛉飛ぶ        矢野京子       
甚平や木刀一本宝とす         加藤裕子        
遠富士に甚平高く干す家かな      矢田民也    

古志仙台ズーム句会(2025年7月27日)

俳句的生活 投稿日:2025年7月28日 作成者: dvx223272025年7月28日

第一句座
長谷川冬虹選
【特選】
吾もいつか宇宙のはての夏の星         甲田雅子
太陽を真直ぐに切るトマトかな         臼杵政治
鬼の面被りて歩く極暑かな           武藤主明
翳となり光となりて八月来           三玉一郎
かの世から風をもらひて昼寝かな        平尾 福
【入選】
涼しさは欄間の松の透かし彫り         及川由美子
桃の木の根方に屑桃埋めてやる         齋藤嘉子
一雨来食ふには惜しき茄子の紺         上 俊一
帰省して柱の傷と背くらべ           阿部けいこ
氷室出て汗の吹き出す氷かな          平尾 福
背泳ぎにどんどん空の広くなり         谷村和華子
夏の蝶粉々になる酷暑かな           佐伯律子
梅雨明け宣言ふじは半分顔出しぬ        那珂侑子
常臥の犬と目配せ梅雨晴間           青沼尾燈子
鴉らも空をさすらふ旱かな           長谷川櫂

長谷川櫂選(推敲例)
【特々選】
夏の朝犬はすやすや死んでゐた         青沼尾燈子
麦わら帽子サザンの歌をハミングす       及川由美子
一歩出て一歩ひるみぬ日の盛          佐伯律子
いつまでも夢みる人よハンモック        谷村和華子
舟溜り烏賊釣船も昼寝かな           川辺酸模
【特選】
逝きし人みな涼しげや油照り          谷村和華子
沖へ沖へ父泳ぎゆく遥かな日          谷村和華子
八月来記憶の杖をつきながら          三玉一郎
繕ひのあとが網戸に犬恋し           那珂侑子
かの世から風をもらひて昼寝かな        平尾 福
【入選】
炎天や人類の旅の西の果            長谷川冬虹
花に混じる西瓜の苗のいぢらしく        服部尚子
桃の木の根方に埋める屑の桃          齋藤嘉子
一雨や食ふには惜しき茄子の紺         上 俊一
あつさりと検診を終へ一夜酒          佐藤和子
瑠璃色の魚岩蔭に夏の果            平尾 福
一匹は水子の魂か夕蛍             佐藤和子
スマホなく過ごす一日の涼しさよ        川辺酸模
かいつむり眠る川面を夏の月          川辺酸模
アラビアの文字のごとくに草茂る        長谷川冬虹
帰国してなんと眩しき青田風          長谷川冬虹
極楽へつづく鍵とや夏の寺           青沼尾燈子
夏の月ひときは赤しアラビア文字        長谷川冬虹
黒揚羽粉々になる極暑かな           佐伯律子
平泳ぎ二人の兄のもう遥か           上村幸三
常臥の犬と目が合ふ梅雨晴間          青沼尾燈子
腎不全末期の友よ夏の果            川村杳平
撒水車祭のあとを冷ましゆく          平尾 福
桟橋にホットドッグ屋夏の果          平尾 福

第二句座 (席題:打水、鰻、常盤木落葉)
長谷川冬虹選
【特選】
外つ国の力士のやうな鰻かな          武藤主明
打水やじゆうつと焼きを入れしごと       上 俊一
掴まれてはつと蹴り上ぐ鰻かな         谷村和華子
水打ちて門前町を鎮めけり           武藤主明
水槽の底でウナギは世を覗く          宮本みさ子
【入選】
釘打たれ鰻はまなこ見開きぬ          佐伯律子
次々と鰻割かるる涼しさよ           川辺酸模
水を打つ旅の途中の隣家にも          那珂侑子
お隣の前に多めの水を打つ           平尾 福
ふかふかと夏の落葉を踏んでゆく        平尾 福
火柱のガザにキーウに水を打て         上村幸三
せめてその小さき墓へ打水を          三玉一郎

長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
不甲斐なき男がひとり鰻食ふ          上村幸三
深閑と目打ちを待てる鰻かな          川辺酸模
鎌倉は鰻の焼ける匂ひかな           平尾 福
【入選】
次々と鰻焼く火の涼しさよ           川辺酸模
ぬるぬるともんどりの中鰻かな         佐伯律子
鰻屋に夫婦で寄りぬ盆帰省           川村杳平
水打ちて一日伸びる命かな           佐伯律子
思い切つて匙を所望す鰻飯           佐藤和子
打水をせめて小さき犬の墓           三玉一郎

古志山廬句会(2025年7月21日)

俳句的生活 投稿日:2025年7月27日 作成者: dvx223272025年7月27日

第一句座
・雨宮更聞選

【特選】
夏の雲透けて竹林風の音         宮本みさ子
竹林に咲いてしづかに花茗荷       石川桃瑪
歳時記に挟む山廬の松落葉        金澤道子
これは真赤な更聞さんの李かな      長谷川櫂
竹箒旧りて山廬の夏日浴ぶ        石川桃瑪
この庭の夏の光を我も浴び        滝沢優子     

【入選】
老鶯の山廬の庭を席捲す         石川桃瑪
夏鶯のけだるき声や狐川         越智淳子
もう誰も座してはをらず夏炉かな     高橋 慧
竹藪の天に溽暑の空まさを        石川桃瑪
日盛りにかなしきほどの山々よ      高角みつこ
桃の香と静けさ箱に詰め合はせ      西川遊歩
炎天のすぐ下にある山廬かな       長谷川櫂
茫茫と葉をしたがへて桃熟るる      飛岡光枝
大玉の手塩にかけし桃ぞ此れ       西川遊歩
八ヶ岳踏まえて育つ雲の峰        齋藤嘉子
涼しきは後山をのぼる土不踏       高橋真樹子
冷やされてでんぐり返る桃ひとつ     葛西美津子
堰落ちる音の涼しき狐川         金澤道子
くろがねの如き影踏む雲の峰       谷村和華子
太々と火吹竹ある夏炉かな        飛岡光枝
カンカン帽父に似てきし秀實さん     藤 英樹
画眉鳥の句はできたかとけたたまし    越智淳子
どこまでも続きて遥か夏の山       谷村和華子
刃を入れて夏が真赤ぞ山李        飛岡光枝
大火鉢桃もすももも冷し食ぶ       石川桃瑪

・長谷川櫂選

【特選】
俳諧の寝起き一畳涼しかり        飛岡光枝
茫茫と葉をしたがへて桃熟るる      飛岡光枝
みんみんの声の始めは酔つてをり     宮本みさ子
縁あつて露の命の集ひけり        齋藤嘉子
入道雲一際高き山廬かな         高橋 慧
遺骨なき墓灼く陽ざし八十年       西川遊歩
刃を入れて夏が真赤ぞ山李        飛岡光枝

【入選】
竹林に咲いてしづかに花茗荷       石川桃瑪
甲斐や今翠巒をなす葡萄園        齋藤嘉子
明易し狸も出でくる狐亭         高橋 慧
虚空へと舞ひ上がりゆく夏の蝶      谷村和華子
冷されてでんぐり返る桃ひとつ      葛西美津子
堰落ちる音の涼しき狐川         金澤道子
くろがねの如き影踏む雲の峰       谷村和華子
熟れ熟れて桃も李も夏の果        葛西美津子
釜掛けて夏の火鉢の寂とあり       宮本みさ子
青竹の空大ゆれや雲の峰         飛岡光枝

第二句座
・雨宮更聞選

【特選】
秋近き山廬に吊るす竹箒         宮本みさ子
着流しの男の如く夏の富士        森永尚子
水分の神の育てし紅き桃         飛岡光枝

【入選】
誰がせしや夏炉の火箸灰に立つ      石川桃瑪
一徹の顎引く蛇笏夏羽織         西川遊歩
先人の息吹を宿す夏座敷         滝沢優子
獲り終へてほつとしてゐる桃畑      西川遊歩
篆刻のくれなゐ涼しき山廬かな      齋藤嘉子
涼しさやはるかを思ふ龍太の句      長谷川櫂
露白くむすぶ龍太の墨書かな       葛西美津子
雲の峰いくつ潜らん黒揚羽        谷村和華子
くれなゐを誉れとしたる甲斐の桃     齋藤嘉子
大夏木戦後八十年を見き         藤 英樹
富士山の麓の水を打ちてをり       宮本みさ子
山廬いま水引草のまくれなゐ       金澤道子

・長谷川櫂選

【特選】
夏深し山廬は竹の青の中         藤 英樹
掌に入れて優しく捥げよ桃        西川遊歩
白壁のうつくしき夏俳諧堂        藤 英樹
篆刻のくれなゐ涼しき山廬かな      齋藤嘉子
白雲のごとくしづかに百合の花      雨宮更聞
着流しの男の如く夏の富士        森永尚子
龍太の書流るる川の涼しさよ       関根千方

【入選】
軒すだれ確と龍太の文机         雨宮更聞
獲り終へてほつとしてゐる桃畑      西川遊歩
手斧目の涼しきここに句会かな      齋藤嘉子
露白くむすぶ龍太の墨書かな       葛西美津子
秋近き山廬に吊るす竹箒         宮本みさ子
真昼間を玉虫よぎる山廬かな       飛岡光枝
炎天や一途に刻む石の文字        高角みつこ
鬼やんま水に触れしはまた空へ      関根千方

古志金沢ズーム句会(2025年7月20日)

俳句的生活 投稿日:2025年7月21日 作成者: dvx223272025年7月21日

第一句座
当季雑詠
・鬼川こまち選

【特選】
つゆ草やひと日を生きてひと日老い    梅田恵美子
青山椒龍太の山の青さかな        趙栄順
眠りてもまた眠りても熱帯夜       土谷眞理子
いつのまに子どもの寝息青葉かな     川上あきこ
大玉も小玉も目玉西瓜買ふ        宮田勝
空蝉やすつからかんを晴れやかに     藤倉桂
物言はぬ母の涙や土用餅         藤倉桂

【入選】
うつし世に振り回さるやひからかさ    土谷眞理子
藁縄の解かれて涼し鉾の梁        花井淳
七夕や遇ひたき人はみな彼岸       田中紫春
犬小屋の前にも一つ蚊遣かな       橋詰育子
旅したき一つがスイーと流れ昆布     酒井きよみ
清方の美人に小皺や古団扇        稲垣雄二
花茣蓙や家の裏までつつぬけに      飛岡光枝
暑に喘ぐ我は火を噴くゴジラかな     長谷川櫂
土用波富士山洗ふ大飛沫         山本桃潤
輸送中卵孵化する溽暑かな        間宮伸子
年老いて得たるえにしや星逢う夜     梅田恵美子
川風に潮の香りや鮓熟るる        玉置陽子
あつけなく人殺さるる夏芝居       田村史生

・長谷川櫂選

【特々選】推敲例
いつの日か老いのたのしみ白上布     安藤久美
うちふるふ紀伊一国や土用波       玉置陽子
雨音と思へば木々か夕涼し        近藤沙羅
よしとせん薄き乳房も酷暑かな      川上あきこ
物言はぬ母の涙や土用餅         藤倉桂

【特選】
七夕や今年はひとり坊を守る       安藤久美
草刈るやあらくれものの蔓ばかり     宮田勝
形代のすぐに沈みて事もなし       飛岡光枝
真青なる空へひまはり幾柱        松川まさみ
山百合の白かたくなに背き合ふ      安藤久美
青山椒龍太の山の欠片かな        趙栄順
なにもかも残念な世へ昼寝覚       稲垣雄二
夏草やかつて能登にも鉄路ありき     清水薫
弁慶を呼んで曳かせん長刀鉾       清水薫

【入選】
なんとまあ小粒な土用蜆かな       川上あきこ
藁縄の解かれて涼し裸鉾         花井淳
目つむれば若き父母星まつり       安藤久美
犬小屋の前にも一つ蚊遣豚        橋詰育子
露草や一日を生きて一日老ゆ       梅田恵美子
青空に透ける半月背泳ぎす        田村史生
初蝉やまづ耳鳴りを疑ひぬ        密田妖子
ざざ降りや軒に浮かべる玉忍       飛岡光枝
鉾の縄ざつくり切りて賜りぬ       花井淳
今年竹香りて青き茶杓かな        山本桃潤
日に焼けてきらきらの眼の女の子     土谷眞理子
七夕竹あまた短冊しなひけり       田中紫春
捩花の吾にも勝る捩じれ振り       清水薫
解かれてなほ芳しき鉾の縄        花井淳
半生を過ごせし庭に端居かな       橋詰育子
無花果の葉陰大きな緑の実        山本桃潤
つぎつぎに川床に灯の入る涼しさよ    橋詰育子
茫々と昭和百年梅雨に入る        趙栄順
掌に吸ひ付いてくる茄子かな       藤倉桂

第二句座
 席題:「七夕」、「夏落葉」
・鬼川こまち選

【特選】
ふる里も母も彼方へ夏落葉        清水薫
世の移り燃やせぬ庭や夏落葉       密田妖子
ささやきに似て七夕の笹の音       松川まさみ
吾を迎ふ舟漕ぎて来よ星祭り       飛岡光枝
民主主義いまだ実らず夏落葉       趙栄順
七夕や死は銀河より遠きこと       稲垣雄二

【入選】
七夕や子らよりおほき願いごと      酒井きよみ
図書館に朝の列あり夏落葉        田村史生
七夕竹幼き兄を頼りとし         橋詰育子
ささやきに似て七夕の笹の音       松川まさみ
久々に紅さす星の手向けかな       安藤久美
戦世を嘆きしきりと夏落葉        清水薫
炎天をからからと降る枯葉かな      長谷川櫂
七夕の葉擦れさやけき冷泉家       安藤久美
車椅子止めをく岸辺夏落葉        松川まさみ
境内はかつて遊び場夏落葉        花井淳

・長谷川櫂選

【特選】推敲例
羽衣の切れ端揺るる七夕竹        稲垣雄二
寂しさの始まりならん星祭        越智淳子
七夕竹伐りしばかりを草の上       安藤久美
能登こよひ瓦礫に挿して七夕竹      川上あきこ

【入選】
今朝立てし七夕竹や夕香る        越智淳子
七夕竹幼き兄を頼りとし         橋詰育子
白波は怒濤となりぬ星の恋        趙栄順
ささやきの七夕竹の音の中        松川まさみ
夏落葉朽ちゆく家に降り積もれ      飛岡光枝
アパートへ運ぶ七夕竹高し        酒井きよみ
七夕竹三百竿のそよぎかな        近藤沙羅
吹き溜まる夏の落葉の行方かな      梅田恵美子
七夕竹立てて山家の一軒家        橋詰育子

古志祇園会句会(2025年7月17日)

俳句的生活 投稿日:2025年7月20日 作成者: dvx223272025年7月20日

※☆特特選、◎特選、○特選

第1句座

氷室茉胡選

◎居合はせし人の拍手や鉾の建つ    土佐 欣也
◎祇園会や縄を締めゆく力瘤      宮本みさ子
◎鉾屋根の衆の張り付く辻廻し     土佐 欣也
◎生稚児の誉の雨を忘れめや      田村 史生
◎見納めと思へる日まで祇園祭     越智 淳子
○乱れ世の雨風はらふ鉾柱       花井  淳
○美しきトルソーのごと裸鉾      越智 淳子
○人垣に其角もゐたり鉾祭       木下 洋子
○次々と空のまほらへ鉾建ちぬ     玉置 陽子
○注連切つて千年先へ鉾の道      安藤 久美
○降りやまぬ雨も力ぞ辻廻し      田村 史生
○鉾粽巻くや正座の京をみな      田原 眞知
○祇園囃子御所の鼬も迷ひ出て     安藤 久美
○山鉾を半分巡り胡瓜食ふ       田村 史生
○祇園会を口実にして君に会ふ     木下 風民
○宵山や案内す君にそそと寄る     木下 風民
○父母の愛かぎりなく藍浴衣      長谷川 櫂
○藍浴衣少女ほのぼの匂ひたつ     諏訪いほり

長谷川櫂選

☆人殺す長刀ならず長刀鉾       坂元 初男
◎包丁や花と開きて鱧の骨       きだりえこ
◎宵山や団扇で我を呼ぶは誰      木下 洋子
◎宵山の酔ひのたちまち寿       田村 史生
◎雨の鉾こんなに軽く廻るとは     藤  英樹
◎でで虫の力も借りて鉾廻す      きだりえこ
◎保昌山恋の粽の軽きこと       稲垣 雄二
○生稚児は水蜜桃の匂ひして      きだりえこ
○美しきトルソー立てり裸鉾      越智 淳子
○恍惚と雨しづくせり祭鉾       玉置 陽子
○鉾衆のどやしどやされ鉾立ちぬ    田村 史生
○棒切れの手足がぬつと鉾浴衣     飛岡 光枝
○宵山や漫ろ歩きの手に団扇      土佐 欣也
○人垣に其角もゐたり鉾祭       木下 洋子
○次々と空のまほらへ鉾建ちぬ     玉置 陽子
○世にひびく錫杖の音太子山      飛岡 光枝
○射干を活くるきほひも宵祭      安藤 久美
○法螺貝に山伏山の動き出づ      飛岡 光枝
○狂ほしく長刀鉾を追うてゆく     諏訪いほり
○生稚児の左右双子の禿かな      木下 洋子
○祇園会の昔を語る京の人       木下 風民
○降りやまぬ雨を力に鉾廻す      田村 史生
○雨の鉾水打たずとも廻りけり     藤  英樹
○存分に山鉾洗へ今朝の雨       きだりえこ
○穢れたるちまき戻るや鉾の裏     宮本みさ子
○目も鼻もなくて涼しき鮎の菓子    飛岡 光枝

第2句座

氷室茉胡選

◎都路の蒸せる暑さを思ひ出に     田原 眞知
◎大丸で紅引き直す宵祭        稲垣 雄二
◎鶏鉾今年ほまれの大車輪       安藤 久美
○肩上げの浴衣の少年鉦を打つ     飛岡 光枝
○まぼろしのシルクロードを鉾進む   玉置 陽子
○鉾の道何があらうと鉾すすむ     木下 洋子
○君に買ふ保昌山の粽かな       きだりえこ
○船鉾が静かに渡る雨の街       きだりえこ
○素つ気なく呆気なく鉾解かれけり   藤  英樹
○宵山や秘かに撫でる大車輪      土佐 欣也
○保昌山内緒話の舞妓かな       田村 史生
○鉾町の誇りこめたる粽かな      木下 洋子
○風狂の祭を囃す今日の雨       きだりえこ

長谷川櫂選

☆生むが安し山一番の占出山      安藤 久美
◎君に買ふ保昌山の粽かな       きだりえこ
◎コンチキチン金魚の水のゆれにけり  飛岡 光枝
○祇園会やしうねき暑さ存分に     花井  淳
○肩上げの浴衣少年鉾の鉦       飛岡 光枝
○乱れても帯は直さず宵祭       稲垣 雄二
○鉾と山すべて巡らむ心意気      氷室 茉胡
○妻留守の茄子の輪切りの一夜漬    土佐 欣也
○鉾町の誇りの空の粽かな       木下 洋子
○青笹をはらりととけば水饅頭     玉置 陽子

古志鎌倉ズーム句会(2025年7月13日)

俳句的生活 投稿日:2025年7月14日 作成者: 田中 益美2025年7月15日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
炎天のまま夜に入る摩天楼         長谷川櫂
朝採つて夕べも採つて胡瓜かな       藤原智子
沖縄忌真白きシャツの子どもたち      藤原智子
【入選】
こんちきちん暑さ忘れてまた行くか     澤田美那子
一日は蟻みてすごす楸邨忌         きだりえこ
全身を夜が過ぎゆく海月かな        西川遊歩
江ノ島の月の光を土用波          長谷川櫂
駒下駄をおろして四万六千日            金澤道子
駅前は人の渦巻く雷雨かな             吉田順子

•長谷川櫂選 (推敲例)
【特選】
昼顔の花よるべなき真昼かな                                    葛西美津子
母の背に眠る子鯨星涼し          佐藤森恵
バナナの葉葺いてこさへん海の家      葛西美津子
沖縄忌真白きシャツの子どもたち      藤原智子
炎天も意外に楽し風が吹く         澤田美那子
【入選】
こんちきちん老いを忘れてまた行くか    澤田美那子
一日は蟻みてすごす楸邨忌         きだりえこ
甲板は白く灼けたり雲の峰         葛西美津子
同級生みんな年寄冷奴           仲田寛子
風の音噴水の音昼休み           久嶋良子
祇園会の団扇が卓に五六本         澤田美那子
あをあをと蕗に濡れたり新聞紙       葛西美津子
眠るにも力使ふや土用入          金澤道子
花入にさしてとりどり団扇かな       関根千方
朝採つて夕べも採つて胡瓜かな       藤原智子
亡き母の言葉を胸に梅を干す        吉田順子
メロンに刃しづかに入るるうれしさよ    おほずひろし
鮎飯や大釜で炊く茶屋の朝         西川遊歩
東京に月のでてゐる茅の輪かな       森永尚子
考ふる力失せゆく涼しさよ         萬燈ゆき
生きてゐる我より熱し墓の石            森永尚子
風鈴のもつれてにごる音やよし            園田靖彦
駅前に人の渦巻く雷雨かな             吉田順子

第二句座 (席題:蝉,夜の秋)
•藤英樹選
【特選】
夜の秋窓の外にはひとの声         おほずひろし
朝蝉や夫の声かと墓の前          吉田順子
若冲は大雅に如かず夜の秋         長谷川櫂
懐かしき人のはだへも夜の秋        長谷川櫂
初蟬の水をくぐつてきしごとく       藤原智子
須磨の波音を荒げぬ夜の秋             イーブン美奈子
【入選】
包丁の峰拭きあぐる夜の秋         仲田寛子
肉球をねぶれる虎や夜の秋         長谷川櫂
読み返す奥の細道夜の秋          木下洋子
朝の窓待ち受けをりや蝉しぐれ       鈴木榮子
山寺や遠くにこだま蝉の声         おほずひろし
海をみる顔が映りぬ夜の秋         葛西美津子

•長谷川櫂選 (推敲例)
【特選】
うたたねの妻はそのまま夜の秋       仲田寛子
朝蝉は夫の声なり墓の前              吉田順子
舟に乗り蝉聴きにゆく厳島         葛西美津子
大音量そのままに蝉転がり来        イーブン美奈子
初蝉や住職今日も無愛想              田中益美
【入選】
妻子ゐて明るき部屋の夜の秋                                        関根千方
初蝉や羽釜でよそふ奈良茶粥        きだりえこ
初蝉と気づかぬほどのかそけさよ      森永尚子
包丁の峰拭きあぐる夜の秋         仲田寛子
鯉はぬる音におどろく夜の秋            藤英樹
老犬が寺の守りの夜の秋             きだりえこ
夫の留守ときに嬉しや夜の秋        萬燈ゆき
素手でとる蝉取り競争負けられず          園田靖彦

講演録「西脇順三郎と故郷小千谷」

俳句的生活 投稿日:2025年7月9日 作成者: KAI2025年8月22日

「西脇順三郎を偲ぶ会」の会報「幻影」第42号に、今春、小千谷で行った講演「西脇順三郎と故郷小千谷」の講演録が掲載されています。

購読、同会への入会は同会へ。メールアドレスは、hontoka@city.ojiya.niigata.jp

古志広島ズーム句会(2025年7月6日)

俳句的生活 投稿日:2025年7月6日 作成者: dvx223272025年7月6日

第一句座
矢野京子選
【特選】
不機嫌を絞り絞つて胡瓜揉        ももたなおよ
誰彼の星を探さん籐寝椅子        ももたなおよ
六月の雛さながらの御姿         長谷川櫂
ほうたるとなりて逢はんや墓じまひ    神戸秀子
音もなく地球の歪みゆく夏よ       斉藤真知子
【入選】
こんなにも熱き大地を蟻の列       斉藤真知子
わが胸の骨浮き出たる暑さかな      石塚純子
夏雲やパンダは人を記憶せず       神戸秀子
遺したきもののあれこれ箱庭に      ももたなおよ
笹の葉も吉野育ちや鮎届く        神戸秀子
茗荷の子いつから好きになつたかな    大平佳余子
一息に殺すが礼儀ごきかぶり       安藤文
人ならば笑ふなどせよ竹夫人       金田伸一
ねぎらひのビールをちよつと糠床へ    神戸秀子
煽られて風に溺るるヨットかな      長谷川櫂
電線の影さへ頼り炎暑かな        原京子

長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
わが乳房肋浮き出る暑さかな       石塚純子
霧島も阿蘇も火を噴く大南風       加藤裕子
音たてて地球の歪みゆく夏よ       斉藤真知子
【入選】
推敲の髪切虫の容赦なく         城山邦紀
こんなにも熱き大地を蟻の列       斉藤真知子
貧なれど貪婪ならず冷し瓜        矢田民也
夏至の日の水車重たき水落す       大平佳余子
恨むなり笑ふなりせよ竹夫人       金田伸一  

第二句座(席題:泳ぐ、花火)
矢野京子選
【特選】
裸の子泳ぎはじめは盥かな        大平佳余子
病棟のカーテン全開大花火        岡村美沙子
ゆきずりの人と見てゐる遠花火      大場梅子
【入選】
遠泳を達成したる皇女かな        大場梅子
初泳ぎ祖父の犬搔き真似をして      上松美智子      
遠泳の子の白帽子一直線         今村榾火
逃ぐるがに追ふがに鼠花火かな      矢田民也
黒潮を貫き泳ぐ鯨かな          駒木幹正

長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
ロザリオをつけ海人の子は泳ぐなり    ももたなおよ
水練の子ら金色の軀かな         瑞木綾乃
【入選】
妹が此処まで来よと立泳ぎ        ももたなおよ
こどもらは服着たるまま泳ぎをり     安藤文
満ちてくる潮かき分けて泳ぎけり     ももたなおよ
出航の花火遠のくデツキかな       斉藤真知子
湖のかそけき波よ花火果つ        高橋真樹子
逃ぐるがに追ふがに鼠花火かな      矢田民也
一億年前の噴火よ湖泳ぐ         高橋真樹子

古志仙台ズーム句会(2025年6月29日)

俳句的生活 投稿日:2025年7月1日 作成者: dvx223272025年7月1日

第一句座
長谷川冬虹選
【特選】
千年の山椒魚の昼寝かな            上村幸三
子等と立つ十国峠や夏の富士          甲田雅子
百年の母の一生茄子の花            川辺酸模
風鈴は炎の記憶鳴らしけり           三玉一郎
夏草や親きやうだいを弑し跡          青沼尾燈子
【入選】
猪垣に取り囲まるる田草採り          武藤主明
訥々と語るおばあや沖縄忌           川辺酸模
いろこの宮神のすさびの虎魚かな        齋藤嘉子
夏潮へ漕ぎ出す小舟白ふどし          石川桃瑪
青田波神と崇むる山遠く            阿部けいこ
顎はづし鼠のみこむ青大将           上 俊一
恥ぢらうて岩田帯巻く夏座敷          佐藤和子
一匹の蝿に遊ばる可笑しさよ          谷村和華子
旱雲怠けし魂の八十年             青沼尾燈子
皇后の涼しき一語一語かな           長谷川櫂

長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
被災地の誰も帰らぬ茂りかな          臼杵政治
薫風の中に夫ゐる忌日かな           及川由美子
家しづか瓶にゆらめく青梅かな         及川由美子
杉板に焼き鮎並ぶ郡上かな           服部尚子
小屋掛けて藺田のほてりに昼寝かな       齋藤嘉子

【入選】
マスクメロン大きく切って夫を待つ       臼杵政治
藍深き切子に溢れ冷し酒            及川由美子
いろこの宮神のすさびの虎魚かな        齋藤嘉子
飯豊山の雪より白し雲の峰           佐藤和子
山椒魚千年の昼寝かな             上村幸三
百年の一生母の茄子の花            川辺酸模
忙しや古木に実梅二十キロ           齋藤嘉子
一匹の蝿に遊ばる可笑しさよ          谷村和華子
旱雲怠け怠けて八十年             青沼尾燈子
知らぬ間に枇杷の実熟るる葉蔭かな       平尾 福
夏草や親きやうだいを弑し洞          青沼尾燈子

第二句座(席題:昼寝、蛍袋、百足)
長谷川冬虹選
【特選】
きな臭き地球の隅に大昼寝           川辺酸模
うかうかと八十年を昼寝かな          齋藤嘉子
悪党になり損なひの百足かな          上村幸三
あたふたと罪を負ふかに逃ぐ百足        谷村和華子
【入選】
美しき足の運びや大蜈蚣            川辺酸模
ヘッセ詩集顔に被せて午睡かな         及川由美子
一人居の祖母よ蜈蚣に話掛け          臼杵政治
昼寝ざめ邯鄲の夢ならずとも          服部尚子
百足虫這ふどこが貌やら尻尾やら        武藤主明
昼寝覚かなしみが目を覚ましけり        三玉一郎
川音に身をゆだねたる昼寝かな         武藤主明
父母の写真の下に昼寝覚め           武藤主明
玉音のながれし地べた百足行く         上村幸三
腐葉土の百足虫の城を毀しけり         宮本みさ子

長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
片方の足はかの世か昼寝覚           上村幸三
うかうかと八十年を昼寝かな          齋藤嘉子
家主の快癒を祈るむかでかな          三玉一郎
根付きたる蛍袋の白き花            佐藤和子
授業中微動だにせず昼寝かな          齋藤嘉子
【入選】
蛍袋見え隠れする虫の尻            谷村和華子
昼寝から覚めてうかがふ妻の顔         平尾 福
悪党になり損なひし百足かな          上村幸三
この国は八十年を昼寝かな           臼杵政治
昼寝覚かなしみが目を覚ましけり        三玉一郎
登校す蛍ぶくろを抱へては           宮本みさ子
父母の写真の下に昼寝覚め           武藤主明
玉音のながるる地べた百足行く         上村幸三
腐葉土の百足虫の城を毀しけり         宮本みさ子

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読売新聞「四季」から

今年てふ未来ありけり初鏡      田辺麦甫

 これから来る時間を未来というと、何だか輝いているような気がする。それはこの言葉の音の力。美しいmとrの子音があり、aiもある。それに対して過去という言葉は最後の母音oで沈みこむ。初鏡は年が明けて初めてのぞきこむ鏡。『鳥渡る』

2月11日(水) 古志雪中ズーム句会

  • 2月11日(土)、午後1時30分から二座行います。
  • 雪の句を十句ご用意ください。席題はありません。
  • 会費は2,000円(参加者にはあとで振込口座をお知らせいたします)
  • 申込締切=1月31日
  • 古志の同人・会員でないと参加できません。

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      • 1月25日(日)仙台ズーム句会
      • 2月1日(日)広島ズーム句会
      • 2月7日(土)HAIKU+
      • 2月8日(日)鎌倉ズーム句会
      • 2月11日(水、建国記念日)雪中ズーム句会
      • 2月14日(土)朝カルズーム講座「『おくのほそ道』をよむ」」
      • 2月15日(日)金沢ズーム句会
      • 2月22日(日)ネット投句のスクーリング
      • 2月23日(月、天皇誕生日)句会仙台ズーム句会
      • 2月28日(土)朝カルズーム講座「1億人の俳句入門」
      • 3月1日(日)広島ズーム句会
      • 3月7日(土)朝カルズーム講座「『おくのほそ道』をよむ」」
      • 3月8日(日)鎌倉ズーム句会
      • 3月14日(土)きごさい全国小中学生俳句大会(東京、白川清澄公園)
      • 3月22日(日)金沢ズーム句会
      • 3月28日(土)朝カルズーム講座「1億人の俳句入門」
      • 3月29日(日)仙台ズーム句会

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      800円+税
      2023年1月刊行


      『和の思想』
      岩波新書
      980円+税
      2022年7月刊行


      『俳句と人間』(3刷)
      岩波新書
      860円+税
      2022年1月刊行


      100分de名著『おくのほそ道』(10刷)
      NHK出版
      1,000円+税
      2014年10月刊行


      『四季のうた 美しい日々』
      中公文庫
      800円+税
      2022年1月刊行


      句集『太陽の門』
      青磁社
      2200円+税
      2021年8月刊行


      『四季のうた 天女の雪蹴り』
      中公文庫
      800円+税
      2021年1月刊行


      大岡信『折々のうた』選 俳句(二)
      長谷川櫂 編
      岩波新書
      780円+税
      2019年12月刊行


      『四季のうた 普段着のこころ』
      中公文庫
      800円+税
      2019年12月刊行


      大岡信『折々のうた』選 俳句(一)
      長谷川櫂 編
      岩波新書
      780円+税
      2019年11月刊行


      『歌仙一永遠の一瞬』
      岡野弘彦、三浦雅士、長谷川櫂
      思潮社
      2200円+税
      2019年1月刊行


      『歌仙はすごい』
      辻原登、永田和宏、長谷川櫂
      中公新書
      880円+税
      2019年1月刊行


      『四季のうた 至福の時間』
      中公文庫
      700円+税
      2018年12月刊行


      『九月』
      青磁社
      1800円+税
      2018年8月刊行


      『Okinawa』
      Red Moon Press
      $15
      俳句 長谷川櫂
      英訳 デイヴィッド・バーレイ&田中喜美代(紫春)
      2018年5月刊行


      『俳句の誕生』(4刷)
      筑摩書房
      2300円+税
      2018年3月刊行


      『四季のうた 想像力という翼』
      中公文庫
      700円+税
      2017年12月刊行


      『芭蕉さん』
      俳句・芭蕉 絵・丸山誠司
      選句解説・長谷川櫂
      講談社
      1500円+税
      2017年3月刊行


      『震災歌集 震災句集』
      青磁社
      2000円+税
      2017年3月刊行


      『四季のうた 文字のかなたの声』
      中公文庫
      600円+税
      2016年12月刊行


      藤英樹著『長谷川櫂 200句鑑賞』
      花神社
      2500円+税
      2016年10月刊行


      『文学部で読む日本国憲法』
      ちくまプリマー新書
      780円+税
      2016年8月刊行


      『日本文学全集12』松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶
      松浦寿輝、辻原登、長谷川櫂選
      河出書房新社
      2,600円+税
      2016年6月刊行


      『四季のうた 微笑む宇宙』
      中公文庫
      700円+税
      2016年3月刊行


      『芭蕉の風雅 あるいは虚と実について』
      筑摩選書
      1,500円+税
      2015年10月刊行


      『沖縄』
      青磁社
      1,600円+税
      2015年9月刊行


      『入門 松尾芭蕉』
      長谷川櫂 監修
      別冊宝島
      680円+税
      2015年8月刊行


      『歌仙一滴の宇宙』
      岡野弘彦、三浦雅士、長谷川櫂
      思潮社
      2000円+税
      2015年2月刊行


      『吉野』
      青磁社
      1,800円+税
      2014年4月刊行
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      そのほかの本

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