日本近代文学館(東京・駒場)で「海、山、人、黙す――震災と言葉」展が開かれます。東日本大震災をテーマにした肉筆の詩歌が展示されます。
今年は13回目。会期は2025年2月22日(土)から3月29日(土)まで。
日本近代文学館(東京・駒場)で「海、山、人、黙す――震災と言葉」展が開かれます。東日本大震災をテーマにした肉筆の詩歌が展示されます。
今年は13回目。会期は2025年2月22日(土)から3月29日(土)まで。
「俳句」(角川文化振興財団)2025年1月号に新春詠「元日」7句。大谷弘至主宰、西村麒麟さんの新春詠10句も掲載されています。
第一句座
長谷川冬虹選
【特選】
眠りゐる胡桃の中のこどもかな 長谷川櫂
始まりは師走八日のカタカナ文 青沼尾燈子
父に似ず弟にも似ず初鏡 臼杵政治
冬ぬくし隣の席に盲導犬 那珂侑子
【入選】
つんつんと喜んでいる風呂の柚子 甲田雅子
手袋に欲望の手を隠しけり 長谷川櫂
黒々と輪郭のなき鯨かな 三玉一郎
若き日の顔しか知らず賀状書く 齋藤嘉子
大根の機嫌損ねる大根引き 佐伯律子
それぞれの間合で眠る真鴨かな 武藤主明
紅白の鶴折ることも年用意 上村幸三
鍋底の焦げを落として年の果 及川由美子
長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
我入れて喜んでゐる風呂の柚子 甲田雅子
遠き日の柚子の匂ひの女房かな 平尾 福
鎌倉の谷戸をめぐるや時雨雲 服部尚子
若水を掬びてひかり珠のごと 谷村和華子
大年の湯屋の花やぐ子らの声 川辺酸模
【入選】
小春日やでたらめに鳴く鳩時計 及川由美子
念入りに猫は顔撫で年用意 平尾 福
冬欅オリオンの歌聴いてをり 平尾 福
若き日の顔しか知らず賀状書く 齋藤嘉子
大根の機嫌うかがふ大根引き 佐伯律子
学長の職責重し初日記 長谷川冬虹
初雪や猫には猫の世界あり 服部尚子
木枯しや隣の席に盲導犬 那珂侑子
白菜を立てて包丁入れにけり 宮本みさ子
【第二句座】(席題:煤払ひ、ブロッコリー、若菜摘む)
長谷川冬虹選
【特選】
若菜籠草に浮かせて置きにけり 宮本みさ子
我がために若菜を摘んでくれし人 平尾 福
七草や万葉びととなりて摘む 石川桃瑪
【入選】
この畑に一叢見つけ若菜摘む 佐藤和子
筍もそろそろ出でよ若菜摘む 長谷川櫂
手際よき妻の指図や煤払ひ 川辺酸模
牛に声かけて牛小屋煤払 齋藤嘉子
勇ましき妻の襷や煤払ひ 川辺酸模
また同じ思ひ出ばなし煤払 三玉一郎
若菜籠揃ひたりとぞ妻の声 石川桃瑪
長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
去年摘みし若菜の原はいま戦野 服部尚子
妻が手のためつすがめつブロッコリー 青沼尾燈子
煤掃やかつて白蛇のをりし梁 上 俊一
【入選】
図書館の波郷全集煤逃す 長谷川冬虹
角力とるブロッコリーとカリフラワー 長谷川冬虹
竹長く小僧のけぞり煤払ふ 宮本みさ子
煤逃げの真白きベビーベッドかな 谷村和華子
ブロッコリー湯がいて春を待つとせん 平尾 福
若菜籠草に浮かせて置かれあり 宮本みさ子
勇ましき妻の襷や煤払ひ 川辺酸模
煤払ふ父に用意の風呂を焚く 甲田雅子
昨日きし移住の人と若菜摘む 甲田雅子
気がつけば蕾は花にブロッコリー 齋藤嘉子
ブロッコリー小さな山を一つ買ふ 那珂侑子
あをあをと匂へるものにブロッコリー 辻奈央子
煤逃やそのまま一人帰り来ず 上 俊一
第一句座
新年詠または当季雑詠
・鬼川こまち選
【特選】
鳥になる備へはいつも去年今年 川上あきこ
流れくる紫煙に恍と冬の寺 梅田恵美子
冷まじや血を流しをる民主主義 趙栄順
ディキンソンの詩のやうな句を十二月 近藤沙羅
白息が炎となれるソウルかな 趙栄順
包丁のさつとくもれり寒の鰤 酒井きよみ
紀ノ国の大日溜まりや若菜摘む 玉置陽子
鯨来る流星群を浴びながら 田村史生
歌かるた古筆のにほふばかりなり 酒井きよみ
【入選】
手術の朝までで途切れし古日記 土谷眞理子
はなやかに嘆き憂ふや歌かるた 玉置陽子
城いくつ踏み崩してや霜柱 泉早苗
でこぼこの能登離れえず冬すみれ 酒井きよみ
沢庵で清める茶碗正座して 密田妖子
地の底のマグマの機嫌去年今年 間宮伸子
連れ立ちて福を分かたむ歳の市 田中紫春
鬼柚子の鬼の力を冬至風呂 稲垣雄二
菊焚かる一等賞の菊もまた 藤倉桂
ぎんなんの爆ぜし焚火に縄文人 川上あきこ
夫植ゑし柚子三つ成る逝きてより 密田妖子
掌を当つる傷の乳房や冬至風呂 藤倉桂
三人のはらから老いて初笑 花井淳
餅搗いて搗いて真白を輝かす 趙栄順
・長谷川櫂選
【特選】推敲例
木枯や丸めて黒き陀羅尼助 安藤久美
天晴れな皺でえらびぬ干し大根 泉早苗
包丁のさつとくもりぬ寒の鰤 酒井きよみ
鯨泳ぐ流星群を浴びながら 田村史生
氷りつつ時折動く竹瓮かな 玉置陽子
【入選】
能登はなれ心ならずも年迎かふ 酒井きよみ
古日記手術の朝で途切れけり 土谷眞理子
柚子のごと浮く夫抱へ柚子風呂に 鬼川こまち
新年やディキンソンの詩を超える句を 近藤沙羅
解体を待つ家並ぶ年新た 花井淳
おでん酒母を亡くせし者ばかり 稲垣雄二
地の底のマグマの機嫌去年今年 間宮伸子
鬼柚子の鬼の力を冬至風呂 稲垣雄二
雲深き村は紙漉く水の音 玉置陽子
紀の国の大日溜まりに若菜摘む 玉置陽子
掌を当つる乳房の傷や冬至風呂 藤倉桂
三人のはらから老いぬ初笑 花井淳
第二句座
席題:「湯冷め」、「寒禽」
・鬼川こまち選
【特選】
湯冷めしてをさなの顔となりにけり 趙栄順
寒禽の飢えに飢えたる声ならん 趙栄順
手荒げにパジャマ被せり湯冷めの子 越智淳子
渾身の一句もろとも湯ざめかな 田村史生
寒禽や朝の光を切り裂きて 藤倉桂
寒禽やさざめく声の透き通る 近藤沙羅
一湾に日矢さしてをり冬かもめ 酒井きよみ
【入選】
湯ざめの子湯ざめの母に追はれをり 田村史生
喰はれつつ子鳥の羽の散る寒さ 安藤久美
田の隅や寒禽一羽動かざる 橋詰育子
湯ざめして遠き原ゆくここちせり 松川まさみ
サンタクロース見届けたき子湯冷めして 間宮伸子
猫が待つ布団や湯冷めの足を入れ 梅田恵美子
鳴きもせず一坪庭へ冬の鳥 花井淳
・長谷川櫂選
【特選】推敲例
寒禽の飢えに飢えたる声ならん 趙栄順
一献の酔ひ残りけり湯ざめして 玉置陽子
恍惚と風を聞きゐる湯冷めかな 安藤久美
渾身の一句もろとも湯ざめかな 田村史生
金星に月近づきて湯ざめかな 田村史生
【入選】
湯冷めしてをさなの顔となりにけり 趙栄順
寒禽の枝移りつつ我が前へ 橋詰育子
闘ひの羽毛散らせり冬の鳥 鬼川こまち
ふと気付く湯冷めの妻の愁ひかな 氷室茉胡
湯ざめして妻の布団に潜り込む 稲垣雄二
木の中に寒禽の影動きをり 近藤沙羅
鏡中に湯冷めの顔のたよりなし 安藤久美
短髪はすぐ乾くなり湯ざめせず 土谷眞理子
「俳壇」(本阿弥書店)1月号(12月14日発売)から連載「二度目の俳句入門」がはじまります。
第1章は「発想に始まって推敲に終わる」。
12月12日(木)の熊本日日新聞に連載「故郷の肖像」第1章「海の国の物語」第8回が掲載されています。「舟出浮き」、水俣忌のことなど。
第1章はこれで終わり、2025年1月からは第2章がはじまります。
よいクリスマスとよいお年をお迎えください。
第一句座
•藤英樹選
【特選】
乙丸も女房に買ふか寒の紅 葛西美津子
浅間山人へばりつく初日かな 長谷川櫂
蓬莱の山のひとつは能登の海 藤原智子
ひととせの地獄極楽冬至風呂 萬燈ゆき
この冬の養生の葱下仁田より 葛西美津子
【入選】
眉大事あとは顔色初鏡 田中益美
しんしんと重ね千枚蕪の樽 葛西美津子
新春句無き楸邨の一句集 西川遊歩
道やがて落葉の山に埋もれん 藤原智子
傷みたる心紙子をなづるなり 森永尚子
ひととせを生きて穢れて年湯かな 関根千方
ありがたや八十二才初御空 吉田順子
•長谷川櫂選 (推敲例)
【特選】
新春句なし楸邨の一句集 西川遊歩
【入選】
まつ黒に焦がせば根深湯気漏らす 葛西美津子
みかづきの眉を大事に初鏡 田中益美
蛇の神御目ほそめて初日かな イーブン美奈子
青空の角を曲がればたい焼き屋 きだりえこ
江ノ島にローマ風呂あり初湯せん 西川遊歩
ひととせを生きて穢れて年湯かな 関根千方
初富士やすぐそこに目がくらむほど 田中益美
家ごもり養生の葱下仁田より 葛西美津子
第二句座 (席題:冬帽子、歯朶)
•藤英樹選
【特選】
星の句を詠んでいるのか冬帽子 仲田寛子
瘦せたねと声掛けられず冬帽子 田中益美
晩年の父目深なる冬帽子 萬燈ゆき
冬帽子人は消えゆき詩は残る イーブン美奈子
【入選】
冬帽も棺に入れればいつもの君 森永尚子
歯朶原に沈みて歯朶を刈る人ぞ 長谷川櫂
禿頭を隠すにあらず冬帽子 おほずひろし
けふもまた一人吟行冬帽子 萬燈ゆき
古本屋めぐる一日や冬帽子 木下洋子
冬帽子羆にばたり出つくわす 園田靖彦
宙にいる詩人を仰ぐ冬帽子 仲田寛子
•長谷川櫂選 (推敲例)
【特選】
裏白の乳房の如く垂れゐたり 関根千方
冬帽子十五万人デモの渦 森永尚子
人は去り詩は残りけり冬帽子 イーブン美奈子
天にいる詩人を仰ぐ冬帽子 仲田寛子
【入選】
伊吹山雪の匂ひの歯朶を刈る 藤英樹
歯朶飾る先の先まで対称に 澤田美那子
裏白や日の燦燦とひもすがら 久嶋良子
裏白の夕には乾ぶ一間かな 葛西美津子
裏白を瀧と垂らして飾りけり イーブン美奈子
子規はよむ江戸の裏白京の歯朶 吉田順子
第一句座
・矢野京子選
【特選】
目を覚ます虎おそろしき屛風かな 斉藤真知子
初日仰ぐわが故郷は海の民 長谷川櫂
雁空に「く」の大文字を書初めぬ ストーン睦美
狂ひ咲く花のしじまや詩人逝く 安藤文
日の本の伸びよ伸びしろ雑煮餅 大平佳余子
【入選】
鈍色の佐渡の空こそ初御空 安藤文
母逝きしより白々と古暦 加藤裕子
書きかけとなるもやしれぬ日記買う 矢田民也
熱燗や秩父音頭を唄はんか 大場梅子
冬眠の寝息あちこち森の中 斉藤真知子
太箸や吉野の杉をかをりよく 高橋真樹子
湯たんぽの肋重ねて金物屋 大平佳余子
戦場の子らにもサンタクロース来よ ストーン睦美
餌運ぶ鴉勤労感謝の日 林弘美
暫くはたか女にならん紅葉寺 ももたなおよ
大海原蹴つて赤子の初日かな 石塚純子
雪下ろし新幹線に飛び乗って 岡村美沙子
新しき年に幸あれ窓みがく 米山瑠衣
手を拭ひ外す厨の古暦 石塚純子
身辺を片付け過ぎし寒さかな 神戸秀子
・長谷川櫂選(推敲例)
【特々選】
十二月今朝も軍艦目の前に 米山瑠衣
冬の苺七十を母に祝はるる 矢野京子
討入も一揆もなき世寝正月 大場梅子
【特選】
古暦母逝きてより白々と 加藤裕子
寒風に藺草を植うる女たち 加藤裕子
新調の入れ歯を逃げる生海鼠 金田伸一
我もまたやがて盲か冬北斗 金田伸一
身辺を片付け過ぎし寒さかな 神戸秀子
【入選】
鈍色の空こそ佐渡の初御空 安藤文
書きかけとなるやもしらず日記買ふ 矢田民也
繰り返す推敲の果て湯冷めかな 城山邦紀
亡き母の角巻かけて寝る夜かな 岡村美沙子
歯固めの小石添へたり小豆粥 ももたなおよ
湯たんぽの肋を積んで金物屋 大平佳余子
餌運ぶ鴉勤労感謝の日 林弘美
楽しみにしてゐたころの年賀状 矢田民也
凩の夜を灯して二人かな 夏井通江
第二句座(席題:おでん、焚火)
・矢野京子選
【特選】
おでん屋の親爺にしたきお人かな 大場梅子
今年から小ぶりの鍋でおでんかな 米山瑠衣
おでん酒詩の一片も浮かばざる 斉藤真知子
【入選】
角取れし友のさびしきおでん酒 矢田民也
おでん鍋かしはの下に大根あり 長谷川櫂
さ迷へる地球の隅で焚火かな 今村榾火
方言のあまた飛び交ふ焚火かな 安藤文
大焚火世界の夜明けまだ来ぬか 安藤文
ねぢりこみ焼く文ひとつ落葉焚 石塚純子
スマホ撮りあと一心におでんかな 今村榾火
・長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
おでん酒一片の詩の浮かびこよ 斉藤真知子
けふだけの心の友とおでん酒 ストーン睦美
こよひまた梅酒の妻とおでん酒 金田伸一
【入選】
町中の枯葉を焼いて大焚火 ストーン睦美
部屋で焚く薪ストーブを焚火とす 金田伸一
佐渡ことばあまた飛び交ふ焚火かな 安藤文
大焚火世界の夜明けまだ来ぬか 安藤文
今年から小ぶりの土鍋おでんかな 米山瑠衣
しみじみと生きる喜びおでん酒 上松美智子
第一句座
長谷川冬虹選
【特選】
すさまじや足首残る猪の罠 川辺酸模
煎餅がぱりつと割れて展宏忌 上村幸三
千年のうつらうつらや日なたぼこ 石川桃瑪
しづかなる力をおもへ鏡餅 長谷川櫂
木守柿二個青空に奉る 川村杳平
【入選】
どうしても思い出せぬ名忘年会 宮本みさ子
貝塚や鰤の欠片があちこちに 宮本みさ子
夫も子も猫も乗られよ宝船 谷村和華子
心地よく死んでゐるなり日向ぼこ 上村幸三
弓も矢も的も息止め弓始 三玉一郎
りんご風呂両手で囲むりんごかな 佐伯律子
高祖父の屋号を訪ね懐手 川村杳平
配達夫首の喇叭が熊除けよ 臼杵政治
長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
雪のひらみな眠りつつ降つてくる 平尾 福
腥き乾坤の間去年今年 青沼尾燈子
弓も矢も的も息止め弓始 三玉一郎
消えたれば狐火となれ牡丹の火 武藤主明
綿虫は遠い国から来たごとく 平尾 福
【入選】
すさまじや足首残る猪の罠 川辺酸模
天狗党の慰霊碑いづこ紅葉谷 川村杳平
命惜しめ牡丹の榾は燃ゆるなり 長谷川冬虹
独楽廻し子らに負けじと七十四 川辺酸模
鴨汁の後は蕎麦がき土鍋かな 田中益美
足だけが達者勤労感謝の日 那珂侑子
火吹き竹牡丹の燠を息づかす 武藤主明
逃げ足のさぞ遅からむずわい蟹 上 俊一
原発を毫も忘れず牡丹焚く 武藤主明
新米にかぼすも入りて届きけり 那珂侑子
第二句座(席題:大晦日、火鉢、福寿草)
長谷川冬虹選
【特選】
大寺に火鉢を据えて葬儀かな 平尾 福
九十の祖父にも仕事火鉢守 那珂侑子
子は誰も自分の部屋に大晦日 臼杵政治
身のうちの錘りをはずす大晦日 上村幸三
【入選】
灰を掻く父の背偲ぶ長火鉢 佐藤和子
熱冷めぬうち洗ふ臼大晦日 宮本みさ子
玄関にもう置いてある福寿草 青沼尾燈子
大みそか最終便の子を待ちぬ 那珂侑子
角火鉢上座は父の指定席 武藤主明
推敲の堂々巡り瀬戸火鉢 三玉一郎
一輪にして咲きみてり福寿草 長谷川櫂
日の匂ひ土の匂ひの福寿草 平尾 福
窓大きこけし工房福寿草 三玉一郎
長谷川櫂(推敲例)
【特選】
今は金魚飼ふ伝来の大火鉢 齋藤嘉子
老人力じつと養へ大晦日 上 俊一
【入選】
熱冷めぬうち洗ふ臼大晦日 宮本みさ子
かじかみて三人姉妹瀬戸火鉢 長谷川冬虹
おろおろと一年過す大晦日 川辺酸模
新築の家はなやかに福寿草 川辺酸模
玄関にもう置いてあり福寿草 青沼尾燈子
まだ除染済まぬ村あり福寿草 宮本みさ子
「短歌往来」(ながらみ書房)12月号に「天空山水」10句が掲載されています。特集「都市を詠む」、今年2024年夏の東京です。