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俳句的生活

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古志鎌倉ズーム句会(2026年5月10日)

俳句的生活 投稿日:2026年5月11日 作成者: 田中 益美2026年5月11日

第一句座
•藤英樹選
【特選】
少年に母の面影白牡丹                園田靖彦
白桃のしづかに熟れてまくれなゐ       きだりえこ
菖蒲風呂今宵一夜の奢りかな         長谷川櫂
【入選】
一切の皮脱ぎ捨てて若竹へ         木下洋子
竹皮の香りも旨し鮎の鮓          木下洋子
藍深き蔵王のお釜夏つばめ         金澤道子
くろがねの大釜で炒る新茶かな       長谷川櫂
葭切や伊佐沼の水ひろびろと        藤原智子
花ふたつ背中合せやアマリリス       葛西美津子
病床の子規に緑のさしゐたり        関根千方
熱き茶の運ばれて来し青簾         澤田美那子
網を揚ぐ源五郎鮒の太さかな        土井頼温

•長谷川櫂選(推敲例)
【特々選】
花の間に終らぬ戦花は葉に            神谷宣行
【特選】
腸も使ひ古しや昭和の日             イーブン美奈子
アマリリス背中合せに花ふたつ          葛西美津子
春逝くや岡野先生句点打つ            西川遊歩
【入選】
白玉や連休いよよ最終日             田中益美
竹皮の香りも旨し鮎の鮓             木下洋子
振りきつて滴あまさず一番茶           園田靖彦
常滑の古き急須へ一番茶            澤田美那子
推敲の行つたり来たり新茶かな         木下洋子

第二句座 (席題:裸、五月雨)
•藤英樹選
【特選】
太陽の影に真向ふ裸の子           神谷宣行
さつき雨里も獣の匂ひかな          森永尚子
裸馬ごしごし洗ふ裸かな           西川遊歩
五月雨の棚田千枚あふれしむ         園田靖彦
五月雨や戦もニュースにならぬ日の      藤原智子
山の子は裸になつて川遊び          木下洋子
【入選】
始まりも終わりも人は裸にて        きだりえこ
インターフォン鳴れば素早し裸の子     田中益美
父の裸母の裸のなつかしく         長谷川櫂
裸子の走れば家の明るさよ         関根千方
島の子は裸一丁勢ぞろひ          園田靖彦
裸子の泣いて天地轟かす          きだりえこ
五月雨にちかちか電光掲示板        葛西美津子
生きながら穴のあきたる裸かな       関根千方

•長谷川櫂選(推敲例)
【特々選】
茹で卵のやうな裸の子は宝           仲田寛子
【特選】
見得を切る裸うつくし菊五郎          藤英樹
羞恥心とうに失せたる裸かな          仲田寛子
島の子は裸一貫勢ぞろひ            園田靖彦
【入選】
インターフォン鳴れば素早く裸の子       田中益美
何着ても裸のままの心かな           関根千方
裸子の走れば家の明るさよ           関根千方
裸子の腕を抜ける素早さよ           金澤道子

 

ネット投句スクーリングZOOM句会(2026年5月6日)

俳句的生活 投稿日:2026年5月6日 作成者: dvx223272026年5月6日

長谷川 櫂 選

【特選】
ひらかんと花の莟の袋角 古味瑳楓
軒菖蒲葺いて昔は大所帯 加藤百合子
宣告の余命越えたり花茨 氷室茉胡
出して祝ふピアノの椅子も初節句 谷村和華子
【入選】
靴下を突つ込んであり登山靴 北側松太
花びらのひとつひらひら車中へと 北村修
雨やんで空をたちまち燕飛ぶ 齋藤嘉子
夏蜜柑花かぐわしき帰り道 土谷眞理子
村ぢゆうが茜に染まる代田かな 北側松太
村ぢゆうの水田まばゆき端午かな 北側松太
周航の歌を遙かに座禅草 青沼尾燈子
自在なる余生送らむ柏餅 氷室茉胡
夏に入る釣竿を手に線路ゆく 藤澤迪夫
万緑の底に沈める実家かな 春藤かづ子
山畑の草刈りを待つ穀雨かな 春藤かづ子
踊り場の摺硝子越し緑さす 藤澤迪夫

古志広島ズーム句会(2026年5月3日)

俳句的生活 投稿日:2026年5月3日 作成者: dvx223272026年5月3日

第一句座
矢野京子選
【特選】
大阿蘇をしぼりてここに滴れる        矢田民也
老いし日々独活といふ字のまぶしけれ     城山邦紀
木漏れ日の一片となり紋白蝶         高橋真樹子
憲法記念日新艦艇が並びをり         ももたなおよ
戦争を知らぬ子の子や鯉のぼり        石塚純子
【入選】
スーパーに竹の子肥後の土こぼす       神戸秀子
もういちど食べたき母の粽かな        大場梅子
自らの重さに耐へる牡丹かな         安藤文
天上へ届け真白きカーネーション       ももたなおよ
映る雲そつと踏み込み田植えかな       岡村美沙子
雷の追い駆け回すこどもかな         長谷川櫂
大樟の若葉へ千の投句かな          瑞木綾乃
奥深き俳句の世界キウイ萌え         上松美智子

長谷川櫂選(推敲例)
【特々選】
街をゆく人もみどりや菜種梅雨        高橋真樹子
花びらの重みに耐ふる牡丹かな        安藤文
【特選】
菖蒲湯や生きて闘ふ七十年          ももたなおよ
新艦艇並ぶ憲法記念の日           ももたなおよ
人の世を見ることもなし朴の花        斉藤真知子
洗鯉いのちうるはし包丁す          城山邦紀
【入選】
もういちど食べたき母の粽かな        大場梅子
母の手の皺いやふかし粽結ふ         矢田民也
寄せてくる静かな波の水俣忌         斉藤真知子
筍を茹でるときだけ使ふ鍋          神戸秀子
花食うて鹿の母子のかぐはしや        神戸秀子
奥深き俳句の世界キウイに芽         上松美智子
蟾蜍大愚は賢にまされるや          矢田民也

第二句座(席題:鯖、木下闇)

矢野京子選
【特選】
餓鬼のごとく鯖貪るを許されよ        長谷川櫂
ただいまの声待つ鯖の味噌煮かな       石塚純子
桃源の入り口あらん木下闇          安藤文
【入選】
鯛なんざ雑魚よ関鯖喰うてみよ        矢田民也
締め鯖や一献うまし病み上がり        城山邦紀
もらひけり生きる力の鯖の缶         ストーン睦美
骨につく身さへ余さず鯖を食ふ        長谷川櫂
大将の切り出す鯖の角立てり         瑞木綾乃

長谷川櫂選(推敲例)
【特々選】
木下闇抜け鎌倉の闇に入る          神戸秀子
【特選】
鯖見れば買はずにをれず夏が来る       矢野京子
華のある男勝りの鯖漁師           高橋真樹子
【入選】
鯛なんざ雑魚よ関鯖喰うてみよ        矢田民也
もらひけり生きる力の鯖の缶         ストーン睦美
大鯖をおつかなびつくり捌かんと       斉藤真知子

ネット投句(4月30日)特選

俳句的生活 投稿日:2026年5月2日 作成者: dvx223272026年5月2日
羊羹が一本あつた新茶汲む 埼玉 園田靖彦
隣してどれも孤独や蟻地獄 愛知 稲垣雄二
老眼でよければどうぞ目借時 京都 氷室茉胡
初物の蛸の卵のかぎろへり 兵庫 加藤百合子
薫風や色即是空の筆の先 奈良 きだりえこ
決然と戦さを拒む桜かな 和歌山 玉置陽子
雲居まで田植をしたる国なりき 岡山 齋藤嘉子
学ばねば忘れてしまふ昭和の日 長崎 ももたなおよ
春の夜の眠りの螺旋下りけり 大分 山本桃潤
とくとくと筍の吸ふ水の音 大分 竹中南行

*入選は「ネット投句」のページに掲載しています。

岡野弘彦先生、ご逝去

俳句的生活 投稿日:2026年5月2日 作成者: KAI2026年5月2日

岡野弘彦先生が4月24日、ご逝去されました。101歳でした。吉野山の句会に3度お見えになったのは大切な思い出です。「きごさい」では「恋の百首」を選んでいただきました。大岡研究会では「大岡信の恋」について語っていただきました。

古志仙台ズーム句会(2026年4月29日)

俳句的生活 投稿日:2026年4月30日 作成者: dvx223272026年4月30日

第一句座
長谷川冬虹選
【特選】
生れ出てまだ白玉のこころかな         三玉一郎
戦争のあとも戦争柏餅             長谷川櫂
片減りの包丁研ぐや昭和の日          武藤主明
戒名もなくて子猫の百余年           臼杵政治
【入選】
月のうらめぐりてもどる春の海         上村幸三
軽トラの集まつて来る代田べり         平尾 福
水撒くやねぎ苗の根に届くまで         宮本みさ子
群青の沈黙の海水俣忌             三玉一郎
葉ざくらを砦に原発建屋かな          宮本みさ子
償へぬ罪を背負うて遍路ゆく          長谷川櫂
俎板は音立てるべし蕗の味噌          及川由美子
孫すでに我の背を超す端午かな         及川由美子
太宰府のあちらこちらの田植かな        長谷川櫂

長谷川櫂選(推敲例)
【特々選】
その中を白い蝶々花吹雪            那珂侑子
富士を横に舟走らすや初鰹           齋藤嘉子
春山を舐め尽くしては火走る          武藤主明
【特選】
水撒くやねぎ苗の根の濡るるほど        宮本みさ子
太き指母に似て蕗剥きにけり          宮本みさ子
御料車に映る万朶の桜かな           佐伯律子
粽作らん一升枡の出番かな           長井はるみ
行く春とそぞろに歩く堤かな          齋藤嘉子
【入選】
食卓の大皿小皿独活づくし           佐藤和子
沈黙の群青の海水俣忌             三玉一郎
翻る洗濯物や五月富士             那珂侑子
さきみつる桜の街に陛下来たり         佐伯律子
指につく茉莉花の香りかと思ふ         石川桃瑪
風まかせ飛ぶも止まるもベニシジミ       佐伯律子
花水木咲けばもうすぐ誕生日          那珂侑子
城址はだだ広き野に鼓草            及川由美子
背後より山火事せまる木の芽かな        武藤主明
乳母車車輪つかりぬ汐干狩           齋藤嘉子
みちのくに地震の巣あり鳥曇          武藤主明
評判の餅屋訪ねん花の道            三玉一郎
よく晴れてさても初音の朝かな         長井はるみ
初燕けなげに古巣繕へり            青沼尾燈子

第二句座(席題:昭和の日、すずらん、むつごらう)
長谷川冬虹選
【特選】
泥の世を上目使ひのむつ五郎          上村幸三
空を飛ぶ練習してゐる鯥五郎          齋藤嘉子
むつごらうと呼ばれお前も末つ子か       臼杵政治
鈴蘭のどこに毒ある白さかな          佐伯律子
【入選】
建て替へてまた建て替へて昭和の日       臼杵政治
昭和の日街頭テレビの力道山          石川桃瑪
睦五郎大き眼で浦守る             宮本みさ子
黒焼きの鯥五郎出づ有明膳           石川桃瑪
捨てきれぬ赤いネクタイ昭和の日        武藤主明
昭和の日紙の兜の恐ろしき           上村幸三
睦五郎とる人もまた泥の中           平尾 福
干潟から乾坤一擲ムツゴロウ          及川由美子
身のはては高々と飛ぶむつごらう        上村幸三

長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
昭和の日紙の兜の恐ろしき           上村幸三
【入選】
昭和の日肩寄せ合ひし防空壕          石川桃瑪
睦五郎とる人もまた泥の中           平尾 福
昭和の日たたけば映るテレビかな        齋藤嘉子
園児みな令和の生まれ昭和の日         長谷川冬虹
混沌の今が過ぎ行く昭和の日          川村杳平

古志金沢ズーム句会(2026年4月19日)

俳句的生活 投稿日:2026年4月20日 作成者: dvx223272026年4月20日

第一句座
当季雑詠
鬼川こまち選
【特選】
母屋無き能登の霧島躑躅咲く       花井淳
こでまりの咲き満つピアノ夜想曲     花井淳
一片の雲の涼しき初句集         飛岡光枝
一滴の閑かな宇宙一番茶         長谷川櫂
戦争や大鍋で煮る薔薇一斗        長谷川櫂

【入選】
闘病の句集を編むや春惜しむ       土谷眞理子
春眠の小舟転覆して醒める        趙栄順
かさこそと悔恨の音春落ち葉       稲垣雄二
人間に子殺しの闇柏餅          飛岡光枝
河童来て揺らしゐるらん花の雨      駒木幹正
背の高きものの苦難や藤の花       花井淳
春尽きてわが身にもどる心かな      橋詰育子
すべり台より駈けつけんしやぼん玉    宮田勝
燕飛ぶ昔学びし微積分          駒木幹正
乾かして花のかるさや桜海老       長谷川櫂

・長谷川櫂選
【特選】推敲例
野遊びの最後は草に大の字に       稲垣雄二
蛤は天女の羽衣ひらきたり        趙栄順
雨の中河童揺らす花の舟         駒木幹正

【入選】
湯浴みして上つて来たか春の月      酒井きよみ
通ひ道の桜の塵を蛇泳ぐ         安藤久美
盆栽の八百歳の松の芯          氷室茉胡
そら豆の花咲く頃か故郷は        橋詰育子
さえずりや子殺しの闇深かりき      飛岡光枝
来ては鳴く鳥のみえざる木の芽かな    酒井きよみ
森の奥泉見つけし朝寝かな        山本桃潤
夕闇の静寂にひらく牡丹かな       田中紫春
そこここに萌ゆる蕨や踏み場なく     梅田恵美子
春蘭の花掃き入れて塵取りに       山本桃潤
花の山破り捨てたる庵いくつ       玉置陽子
やどかりを遠出に誘ふ波の音       清水薫
梳けば匂ふ黒髪なりき水俣忌       玉置陽子

第二句座
 席題:「遠足」、「アスパラガス」
鬼川こまち選

【特選】
遠足にはち切れそうな前夜かな      田村史生
戦場の大地を割つてアスパラガス     長谷川櫂
紅顔の少年が立つアスパラガス      安藤久美
遠足や駄菓子も遥か遠くなり       清水薫
遠足の子の持ち帰る日の匂ひ       玉置陽子

【入選】
アスパラガス花つむやうに手折りきぬ   松川まさみ
遠足の子等神妙に社殿の前        近藤沙羅
一尺のあけぼののいろアスパラガス    長谷川櫂
吾が役はアスパラガスの袴削ぎ      田村史生
アスパラガス塩降るだけの酒のあて    松川まさみ
生きてゐる今が青春アスパラガス     玉置陽子
一両は遠足の声ぎゆうぎゆう詰め     稲垣雄二
遠足の中心花の豆博士          氷室茉胡
アスパラガス照り映ゆ庭の食卓で     越智淳子

・長谷川櫂選

【入選】推敲例
アスパラガス花つむやうに手折りきぬ   松川まさみ
楽しみは朝の畑のアスパラガス      梅田恵美子
今もぎてアスパラガスを朝餉とす     趙栄順

第2回 大岡信記念/富士山俳句大会の入賞作

俳句的生活 投稿日:2026年4月17日 作成者: dvx223272026年4月19日

長谷川櫂・村松二本選

【大賞】
富士山(ふじ)仰ぐことこそ大岡信の忌 秋田市 荻原都美子
【入選】
切り取りし折々のうた初蝶来 神戸市 松川佐登美
森閑とことばの砦大岡忌 横浜市 三玉一郎
源兵衛川は師のふるさとや春の月 磐田市 一条ユリ子
目覚めては富士は歌ふよ大岡忌 東京都大田区 趙栄順
金属もプラスティックもうたふ大岡忌 西東京市 神谷宣行
言の葉の花ふぶきたり大岡忌 和歌山市 玉置陽子
富士山の溺るる春の深空かな 札幌市 松尾伸
湧水のまこと冷たき富士の春 東大阪市 一石劣
ラフマニノフの音の渦より春生まる 八千代市 中野朱夏
水切りの音や暮れゆく春の川 福岡市 中村陽喜
媼にはみえる富士山春霞 神奈川県寒川町 石原美枝子

当日句会(特選のみ)

・長谷川櫂選

咲きみちて富士は大きな花ならん 趙栄順
袋角真紅に燃ゆる夜もあらん   飛岡光枝
日と水のあはひ静かに蝶生る   趙栄順
富士山は水よと喝破大岡忌    越智淳子

・村松二本選

咲きみちて富士は大きな花ならん 趙栄順
袋角真紅に燃ゆる夜もあらん   飛岡光枝
木蓮や白にはあらぬ乳の色    趙栄順
春や富士ことばは裾野広げけり  三玉一郎

ネット投句(4月15日)特選

俳句的生活 投稿日:2026年4月16日 作成者: dvx223272026年4月16日
生きのびて幼木に花山桜 北海道 芳賀匙子
塩むすび一片の花舞ひ降りぬ 東京 岡田定
なかなかに慣れぬ義足や豆の花 神奈川 松井恭子
置きどころなき身をけふは花の中 愛知 稲垣雄二
腸へチューブ一本春は行く 兵庫 吉安とも子

*入選は「ネット投句」のページに掲載しています。

二〇二六年 吉野山花の句会報告

俳句的生活 投稿日:2026年4月15日 作成者: dvx223272026年4月15日

夜の句会(四月十三日 太鼓判 花夢花夢) 十五名  十句出句 五句選

村松二本 選  
特 選
白々と孤独のふぶくさくらかな         三玉一郎
逆立ちの鮎しんかんと焼かれをり        髙橋真樹子
入 選
花の空真珠曇りといふべしや          長谷川櫂
カムカムとしだるる桜けふの宿         葛西美津子
桜散り花は散らざる吉野かな          三玉一郎
ある時は鳥の目差し桜守            玉置陽子

長谷川櫂 選  *推敲例を掲載
特 選
象川の水が唄ふよ花の鮎            玉置陽子
花の句座この世の花のあればこそ        木下洋子
花の句の屏風を今も山の宿           田村史生
入 選
転びつつ西行庵へ花の道            飛岡光枝
吉野山花は散るとも花疲れ           田村史生
逆立ちの鮎しんかんと焼かれをり        髙橋真樹子
あぎとへる花の天女魚に串を打つ        飛岡光枝
花の下一夜の庵結びけり            村松二本

朝の句会(四月十四日 太鼓判 花夢花夢) 十六名  十句出句 五句選

村松二本 選  
特 選
一口で桜餅食ふ別れかな            長谷川櫂
寝かされて花に朽ちゆく大看板         葛西美津子
花びらに削られてゆく肋かな          三玉一郎
かき均す春炉の灰の花の色           飛岡光枝
一斉に法螺貝を吹く桜かな           飛岡光枝
入 選
勤行の太鼓の響く朝寝かな           田村史生
曇天へ花吹き上げる春子かな          玉置陽子
命日や父の句友と花の宿            木下風民
権現の足裏あをあを桜かな           髙橋真樹子
満開の花の寝息の吉野山            三玉一郎
憤怒とは祈りなりけり御開帳          木下洋子
大岡忌花の下にて逝つてみせ          西川遊歩

長谷川櫂 選  *推敲例を掲載
特 選
天翔る花びらとなれ山伏は           西川遊歩
かき均す春炉の灰も花の色           飛岡光枝
ことごとく吉野の花の塵ならん         村松二本
鹿一頭かの世へ帰る花の山           三玉一郎
入 選
勤行の太鼓の響く朝寝かな           田村史生
金泥の写経の果ては花の塵           齋藤嘉子
紅顔のはやあせなんと吉野雛          飛岡光枝
遠ざかるほどに大きな桜かな          三玉一郎

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読売新聞「四季」から

新茶汲む水やはらかき国に生れ    原田紫野

 立夏を過ぎると、出はじめる新茶。時鳥や卯の花とともに夏の到来を知らせるものの一つ。晩春、茶畑で摘まれたお茶の葉が数日のうちに新茶になるのだが、春から夏への季節の変わり目とぴったり一致する。作者は茶所、静岡の生まれ。『海煌』

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    • 7月19日(日)金沢ズーム句会
    • 7月25日(土)朝カルズーム講座「1億人の俳句入門」
    • 7月26日(日)仙台ズーム句会

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    『「おくのほそ道」を読む 決定版』
    中公文庫
    800円+税
    2026年2月刊行


    『「おくのほそ道」を読む 決定版』
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    『四季のうた 雨ニモマケズ』
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    『和の思想』
    岩波新書
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    『俳句と人間』(3刷)
    岩波新書
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    2022年1月刊行


    100分de名著『おくのほそ道』(10刷)
    NHK出版
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    『四季のうた 美しい日々』
    中公文庫
    800円+税
    2022年1月刊行


    句集『太陽の門』
    青磁社
    2200円+税
    2021年8月刊行


    『四季のうた 天女の雪蹴り』
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    2021年1月刊行


    大岡信『折々のうた』選 俳句(二)
    長谷川櫂 編
    岩波新書
    780円+税
    2019年12月刊行


    『四季のうた 普段着のこころ』
    中公文庫
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    2019年12月刊行


    大岡信『折々のうた』選 俳句(一)
    長谷川櫂 編
    岩波新書
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    『歌仙一永遠の一瞬』
    岡野弘彦、三浦雅士、長谷川櫂
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    2019年1月刊行


    『歌仙はすごい』
    辻原登、永田和宏、長谷川櫂
    中公新書
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    『四季のうた 至福の時間』
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    2018年12月刊行


    『九月』
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    俳句 長谷川櫂
    英訳 デイヴィッド・バーレイ&田中喜美代(紫春)
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    『俳句の誕生』(4刷)
    筑摩書房
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    『四季のうた 想像力という翼』
    中公文庫
    700円+税
    2017年12月刊行


    『芭蕉さん』
    俳句・芭蕉 絵・丸山誠司
    選句解説・長谷川櫂
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    『震災歌集 震災句集』
    青磁社
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    2017年3月刊行


    『四季のうた 文字のかなたの声』
    中公文庫
    600円+税
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    藤英樹著『長谷川櫂 200句鑑賞』
    花神社
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    『文学部で読む日本国憲法』
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    『日本文学全集12』松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶
    松浦寿輝、辻原登、長谷川櫂選
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    『四季のうた 微笑む宇宙』
    中公文庫
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    『芭蕉の風雅 あるいは虚と実について』
    筑摩選書
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    『入門 松尾芭蕉』
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    『歌仙一滴の宇宙』
    岡野弘彦、三浦雅士、長谷川櫂
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