豊かに明ける歌の国の巻/名表/初句 再募集③
十 血気に逸る春の大雪 陽子(春)
十一 花筵うたた寝の口あんぐりと 恭子(春・花)
折端 うぐひすは糞ぽとりと落とす 松太(春)
【名表】
初句
再募集。
のどかな別の情景をつければいいと
誰でも思うのですが
すでに十一で描かれている。
となると
逆の情景となるのですが
戦争しか思い浮かばないところが
問題か。
【付句候補】
⚪︎
△
×
暗闇の戦禍の町の医師患者
赤子泣く殺伐とした世に生まれ
見上げをり天地創造天井画
推し活が地獄の道とはつゆ知らず
小坊主の鐘をつくのを忘れたり
だし巻きに御飯がすすむ宿の朝
うたた寝の夫に冷笑目借時
あれこれの秘密を胸に裁判員
名産の竹籠を編む昼下がり
ごみ置き場鞄の中のニ億円
ドローンは兵器になりたく生まれしか
グランドに球音弾けキャンプ入り
軒並に党重鎮の議席失す
ロングラン女形の美醜に取り憑かれ
一日で八十年を台無しに
雨の夜半丹塗りの剥げし寺の門
