豊かに明ける歌の国の巻/初裏/九
六 おごれる胸の美しき夏 松太(夏・恋)
七 大阪の火照る夜空に月涼し 文(夏・月)
八 講義さぼつて寄席入り浸る 文(雑)
九
再募集。
【付句候補】
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大ブーム乙女が踊る安来節
くうくうと高座で眠る名人芸
あらざらむ象牙の塔の饗応
酒止めて年々細き親の脛
業績悪化路頭に迷ふ一万人
サバ缶をあけてひとりのコップ酒
修行せし少女も今は高座の華
肝の臓なだめすかして酒を飲む
残業の灯のあかあかと夜が明ける
漱石が子規に勧める都市の妙
売れつ子のコメディエンヌの運転手
流行らない実存主義をたうたうと
直木賞五度の候補後やっと取る
ドタキャンの日曜討論さてその後
遥か日の学生運動明け暮れし
江戸つ子を気取れど抜けぬ国訛り
