花の山姥の巻/初裏/初句_再募集①
四 帰還の兵のあふるる甲板 恭子(雑)
五 夕暮れて自由の女神月照らす 文(秋・月)
六 悪夢ふたたびトランプの秋 文(秋)
【初裏】
初句 世界みな恋する星のごとくあれ 嘉子(秋・恋)
ここは景気よく。
次へ。
【付句候補】
・⚪︎
世界みな恋する星のごとくあれ
・△
幾億の声なき虫の声を聞け(文)
台風に慌てふためく大八洲(酸模)
ほくそ笑む武器商人の布袋腹(慧)
・×
特大のカナダの夕日雁の棹
二十連敗馬券はずれぬ渡り鳥
秋天に伸びにのびたりホームラン
千年を堂々色を変へぬ松
シャンパンのグラスのなかに秋思あり
星空に防空システム巡らせて
朝寒の新聞まづは川柳欄
鵙の贄弱い者からつぎつぎと
残る虫高層ビルの谷底に
わが畑の芋で太りし猪の肉