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俳句的生活

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花の吉野句会(2024年3月30日、31日)

俳句的生活 投稿日:2024年4月1日 作成者: dvx223272024年4月7日

3月30日

きだりえこ選
【特選】
法螺貝は模様で選ぶ花の山 木下洋子
へうたんをぬけ出し花の吉野山 村松二本
満開の花の句座こそ一大事 田村史生
たれか捨てたれか拾ひぬ花の杖 長谷川櫂
花一分俳句ごくらく吉野山 川村杳平
【入選】
ととのへて桜花待つ吉野杉 花井 淳
明日ひらく脈打つ花の蕾かな 西川遊歩
むずむずとこの世へ生るる袋角 村松二本
をろをろと花を探すや吉野山 飛岡光枝
み吉野に焦がれて今宵花の句座 葛西美津子
せりせりと虚空を濯ぐ桜かな 玉置陽子
それでもなほ人を見捨てず桜かな 玉置陽子
村松二本選
【特選】
をろをろと花を探すや吉野山 飛岡光枝
せりせりと虚空を濯ぐ桜かな 玉置陽子
花の塵積もりて吉野山歳時記 飛岡光枝
花一枝腹の裂けたる備前壺 飛岡光枝
今朝息を整へてゐるさくらかな きだりえこ
【入選】
かをらせて永遠に幸の桜かな きだりえこ
初花やこの木の気息確かむる 谷村和華子
昼酒や花の蕾の天女魚焼く 稲垣雄二
巻き上げし屏風ひらけば花の満つ 谷村和華子
吉野雛杉の柾目の深々と 飛岡光枝
思ひ出はかの日のままや花の宿 木下洋子
足踏みの花追ひ越して金峯山 田村史生
宮滝へ水が水押す桜かな 葛西美津子
明日開く莟の声や吉野山 高橋 慧
満開の花の句座こそ一大事 田村史生
雲白し花なほ白し吉野山 玉置陽子
あ
長谷川櫂選
【特選】
花冷えやささらで洗ふ鉄の鍋 西川遊歩
花を呼ぶ法螺よ太鼓よ蔵王堂 田村史生
唇に大吟醸や花ひらく 村松二本
花一輪静御前の桜かな 高橋 慧
花の塵積もりて吉野山歳時記 飛岡光枝
笊に歌貼つて迎へる花の宿 稲垣雄二
花一枝腹の裂けたる備前壺 飛岡光枝
陀羅尼助頼みし人も花の塵 飛岡光枝
花の宿一つ朽ちゆく花の中 稲垣雄二
花はまだでござりますると蟇 田村史生
柿の葉鮓包みて花の鯛一片 稲垣雄二
春の宵木の香を競ふ製材所 田村史生
花びらで繕ふ障子花の宿 宮本みさ子
花は今日白の奈落といふべしや きだりえこ
【入選】
吉野山枡は桧や花の酒 稲垣雄二
さびさびと夕鶯や吉野山 飛岡光枝
み吉野の花の句会よ二十年 木下洋子
み吉野や白く儚き桜菓子 木下洋子
象川の水まだ冷た初桜 藤 英樹
法螺貝は模様で選ぶ花の山 木下洋子
花に酔ひ花の句に酔ふ一夜かな 三玉一郎
宮滝の味噌を力に木の芽和 きだりえこ
うたた寝の花を醒まさむ鳥の恋 玉置陽子
思い出はかの日のままや花の宿 木下洋子
初花や今年の笠の出来いかに 村松二本
山国や子守山守桜守 西川遊歩
明日開く莟の声や吉野山 高橋 慧
初つばめ花の奈落をすいすいと 飛岡光枝
雲白し花なほ白し吉野山 玉置陽子
奈良漬に酔うて猩々花の宴 飛岡光枝
あ
31日
きだりえこ選
【特選】
よべ莟なりしがけさは花の塵 長谷川櫂
南無権現われらもいつか吉野雛 長谷川櫂
それぞれの花びらを持て朝句会 花井 淳
また一人花の渚に座りけり 飛岡光枝
空を這ひ花のびやかに枝垂れをり 西川遊歩
【入選】
昨日来し道はもうない花の句座 三玉一郎
杉箸の軽きを土産花の旅 稲垣雄二
熊の皮虫干ししをり初桜 藤 英樹
けふのこの句座も終れば花の塵 三玉一郎
今朝ほこと開く音する山桜 ももたなおよ
若鮎の干物ひらけば顔ふたつ 宮本みさ子
花暮れて山のいづこに忘れ杖 長谷川櫂
ともしびに眠る白蛾や花の精 長谷川櫂
煮返して花の真闇の子鮎かな 玉置陽子
一草の萌え立つ吉野宮の跡 西川遊歩
風の形いくつ変へるや花吹雪 越智淳子
あ
村松二本
【特選】
あをによし奈良の金魚の水温む 飛岡光枝
佐保姫は花びらの湯をあふれしめ 玉置陽子
南無権現われらもいつか吉野雛 長谷川櫂
花浴びて我も木花咲耶姫 玉置陽子
【入選】
けふのこの句座も終れば花の塵 三玉一郎
目鼻なき木端仏も花のいろ 玉置陽子
ともしびに眠る白蛾や花の精 長谷川櫂
吉野雛花の屏風にふぶきけり 飛岡光枝
葛晒す桶も古りたり山桜 葛西美津子
鶯や天龍の歌聞かせてよ きだりえこ
あ
長谷川櫂
【特選】
佐保姫の鼾が揺らす吉野建 稲垣雄二
花浴びて我も木花咲耶姫 玉置陽子
葛晒す樽も古りたり山桜 葛西美津子
投げ入れて大甕に花ふぶきけり 葛西美津子
黒髪を花の枕に沈めけり 飛岡光枝
【入選】
墨の香や花の句一句二十人 ももたなおよ
酢で締めて花にくもるや鯖一片 玉置陽子
春愁や晒して白き桜菓子 飛岡光枝
けふのこの句座も終れば花の塵 三玉一郎
空をゆく役行者か花ふぶき 飛岡光枝
墨香る花の百句や吉野紙 飛岡光枝
み吉野の思へ出ひらく桜漬 木下洋子
咲きそめし幸の桜十二歳 木下洋子
のどけしや鬼が筆とる吉野紙 きだりえこ
奥千本かの日のままに花の杖 木下洋子
朝桜吉野の町の静けさよ 上松美智子
一晩で一分開きぬ山桜 木下洋子
賽銭のごとんと落つる遅日かな 村松二本

ネット投句(2024年2月15日)特選

俳句的生活 投稿日:2024年3月30日 作成者: dvx223272024年4月1日
あかぎれは砲弾の傷より痛し 東京 岡田定
浮きが揺れ影また揺れて長閑かな 神奈川 臼杵政治
鬼やらひ能登の鬼ども生きとるか 富山 酒井きよみ
さてもなほ火を持たせんか春暖炉 長野 金田伸一
幾筋かは恋の通ひ路田螺径 京都 氷室茉胡
水仙のその雪の香を手向けけり 大阪 安藤久美
北陸の女の指に水温む 奈良 中野美津子
痛苦とは生あるあかし春時雨 岡山 北村和枝
百の春死ぬることさへ母忘る 長崎 川辺酸模
春大根提げて和尚は歩行禅 大分 山本桃潤

古志仙台ズーム句会(2024年3月24日)

俳句的生活 投稿日:2024年3月25日 作成者: dvx223272024年3月25日

第一句座              
長谷川冬虹選
【特選】
揚雲雀むかし多賀城ありし跡         平尾 福
呆けたる我を乗せゆく春の雲         上村幸三
鳴くことも叶はぬ国へ雁帰る         武藤主明
のびのびと産土遊べ初燕           川辺酸模
【入選】
椴松や親指ほどの芽吹きあり         臼杵政治
百歳になつても三月三日かな         那珂侑子
ひた走る数千キロや西行忌          川村杳平
霾るや僧玄奘の道難儀            石川桃瑪
窯開けのその朝ひとつ初桜          齋藤嘉子
白木蓮咲き満ち空に来迎図          齋藤嘉子
春と春ぶつかり合うて春一番         三玉一郎
蛇一匹わけ知り顔に穴を出づ         服部尚子

長谷川櫂選(推敲例)
【特々選】
春愁やつつけば閉ざす貝の口         佐伯律子
生きて拝む東日本大震災忌          宮本みさ子
【特選】
避難所のホール響す卒業歌          川辺酸模
一艘の舳先がひらく水の春          上村幸三
泥の田に腹ごしらへて鳥帰る         及川由美子
【入選】
被災せし町の傍ら苗木市           川辺酸模
春彼岸吹雪の墓へ詣でけり          川村杳平
ぬくもりの母の手放し入学す         川辺酸模
冷凍のぼたもち供へ春彼岸          阿部けいこ
春風の翼よ赤子歩き初む           齋藤嘉子
白木蓮咲き満ち空は来迎図          齋藤嘉子
みちのくの嘆きつづける桜かな        青沼尾燈子
揚ひばり隣のひばり茶化しをり        佐伯律子

第二句座(席題:しやぼん玉、初蝶、蓬)
長谷川冬虹選
【特選】
初蝶とぶ野原はありやガザの地に       服部尚子
吾子のゐるかの世へ飛ばすしやぼん玉     齋藤嘉子
太陽を閉じ込めてゐるシャボン玉       齋藤嘉子
バンクシーガザに描けよしやぼん玉      川辺酸模
【入選】
紋白蝶蕊深く翅ふるへをり          谷村和華子
さ迷へる地球は青きしやぼん玉        武藤主明
初蝶や半世紀過ぐ初任の地          川村杳平
初蝶のたれか探してゐるごとく        青沼尾燈子
セシウムやわが田畑は蓬生に         齋藤嘉子
病む子へと伯母が得意の蓬餅         及川由美子
きかん坊の兄追ひかける石鹸玉        佐伯律子
重たくてゆつくり回る石鹸玉         上村幸三
タワマンの上から一つシャボン玉       服部尚子

長谷川櫂選
【特選】
重たくてゆつくり回る石鹸玉         上村幸三
【入選】
シャボン玉陽気な風がやつて来る       平尾 福
初蝶のたれか探してゐるごとく        青沼尾燈子
初蝶の絡まりながら消えにけり        武藤主明
初蝶は風塵にして自在なる          及川由美子
初蝶やつれなき風に右ひだり         川辺酸模

古志金沢ズーム句会(2024年3月17日)

俳句的生活 投稿日:2024年3月18日 作成者: dvx223272024年3月18日

第一句座
 飴山忌または当季雑詠
・鬼川こまち選

【特選】
座礁せし船のごとくに春来たり      長谷川櫂
草餅はどつしりとあり師に師あり     間宮伸子
触れたきはことばの肌飴山忌       松川まさみ
鬼の腕ぬつとあらはる霾ぐもり      泉早苗
鎮魂のサイレン響く春の海        梅田恵美子
春の海打ち寄せ「四季」は七千回     近藤沙羅
早蕨となりことば立つ飴山忌       稲垣雄二
しんしんと麹生きをり飴山忌       安藤久美
酒蔵へ汽車で分け入る飴山忌       藤倉桂
大いなる翼かくせる春の月        趙栄順
白山の真さをに光る春の雪        宮田勝
飴山忌がれきの中の漆桶         泉早苗

【入選】
路地を行く日和の声や花ミモザ      藤倉桂
飴山忌四高雑誌にその名読む       清水薫
京に来て京の風花知りにけり       密田妖子
實忌のその日小松に新幹線        清水薫
健やかなまなこ育てむ飴山忌       川上あきこ
白山の風もあそべや雪柳         安藤久美
飴山忌展宏魚目語らふか         花井淳
蛇出でよ草もととのふ大地あり      橋詰育子
飴山忌国原の春動き出す         酒井きよみ
白山の雪の精霊花麹           安藤久美
何もかも忘れし紙の雛かな        長谷川櫂
おりいぶは太陽が好き飴山忌       田中紫春
能登いまだかすみの中をさまよへる    酒井きよみ
真つ直ぐに言葉重ねむ飴山忌       藤倉桂
錯乱のこの世にありて草の餅       松川まさみ

・長谷川櫂選

【特選】推敲例
椿から椿へ風の鵯は           近藤沙羅
種芋を日にあててをり實の忌       酒井きよみ
桜餅墓前に二つ實の忌          清水薫

【入選】
實忌の木の芽雨聴く床の中        玉置陽子
餡かけの白山とうふ飴山忌        泉早苗
夕空に白山しんと飴山忌         越智淳子
しんしんと麹生きをり飴山忌       安藤久美
おりいぶは太陽が好き飴山忌       田中紫春
大き目の子雀あそぶ實の忌        飛岡光枝
もろ蓋に眠る麹や飴山忌         玉置陽子
飴山忌がれきの中の漆桶         泉早苗

第二句座
 席題:「春の月」、「蜂」
・鬼川こまち選

【特選】
人の世の後ろにそつと春の月       梅田恵美子
春の月地上は未だ殺し合ひ        山本桃潤
俳諧のみちのはるけさ春の月       宮田勝
高空から一片の花熊ん蜂         酒井きよみ
蜜蜂を招き狂はす花ミモザ        藤倉桂
遥かなる師を思ひけり春の月       橋詰育子
青年の耳朶の紅潮春の月         松川まさみ
子のお産手伝ひ明けて春の月       間宮伸子

【入選】
蜜蜂や花粉黄金に馥郁と         越智淳子
春月のぽつてり甘き雫かな        松川まさみ
避難所から一歩寄り添ふ春の月      花井淳
まきさんの忌日大きな春の月       趙栄順
摩天楼の街を濡らして春の月       山本桃潤
花もぐる逆さの尻や熊ん蜂        梅田恵美子
すずめ蜂無抵抗の吾を見逃せり      密田 妖子
春の月果実のごとく香るかな       趙栄順
蜂の子を食つて鬼舞ふ奥三河       稲垣雄二
橄欖の蜜蜂の巣を盗みけり        長谷川櫂

・長谷川櫂選

【特選】推敲例
はんざきの卵木箱に春の月        藤倉桂
春月やがれきに混じる鬼の腕       安藤久美
夕暮れのまだ花めぐる熊ん蜂       酒井きよみ

【入選】
蜂の巣のひつそりとして怖ろしき     趙栄順
酒蔵を守る蜂の巣大いなる        飛岡光枝
まきさんの忌日大きな春の月       趙栄順

古志広島ズーム句会(2024年3月2日)

俳句的生活 投稿日:2024年3月2日 作成者: dvx223272024年3月2日
第一句座
・矢野京子選
【特選】
真つ先に子供が見つけ菫かな 斉藤真知子
(亜紀さんは菫となりて)
春光の怒濤崩れてまた怒濤 長谷川櫂
満開の後はうやむや梅の花 石塚純子
春菊の芽のほろ苦し實の忌 駒木幹正
五体投地の音痛きまで春の闇 石塚純子
【入選】
鳥雲に書きて驚く我が齢 斉藤真知子
もどり来よ古巣はいまだそのままに 大場梅子
麗しのボストンの春征爾逝く 大場梅子
もういない共に朝寝をしたき人 大平佳余子
柔らかき一番摘みの菜花かな 上松美智子
春の池大鯉ゆるりと遅れ来る 駒木幹正
春の雪火入れ見にゆく男かな 高橋真樹子
地に深く苗木一本卒業す 石塚純子
年とらぬ雛飾りて老いにけり 矢田民也
独り身も楽しきものぞ雛祭 安藤文
さきがけの菜花コップに利休の忌 神戸秀子
健啖家子規のたのしみ桜もち 大場梅子
広重のやうに傘むけ春の雨 瑞木綾乃
北窓開くわれ八十歳の世やいかに 石塚純子
青海苔掻く尻の向かふに太平洋 駒木幹正
生涯の友達を得て卒業す 安藤文
若き日の朝寝が恋し雀来よ 菅谷和子
春雨や心もとなき二次試験 林弘美
管理人燕の古巣捨てないで 菅谷和子
母留守の水屋にありし椿餅 神戸秀子
海原の嘆きを掬ひ若布刈る 城山邦紀
あ
・長谷川櫂選
【特選】
湧水や青麦畑も工業地 加藤裕子
妻へ注ぐ娘のくれし桃の酒 今村榾火
泥雛欠け雛死雛能登の春 矢田民也
あ
【入選】
あけくれに薬を数ふ余寒かな 矢田民也
その昔空爆ありきげんげ畑 今村榾火
地に深く苗木一本卒業す 石塚純子
独り身も楽しきものぞ雛祭 安藤文
青海苔掻く尻の向かふに太平洋 駒木幹正
春菊の芽のほろ苦し實の忌 駒木幹正
あ
第二句座(席題:白魚、黄砂)
・矢野京子選
【特選】
アルプスを盾に物干すよなぐもり 金田伸一
丼に花ふぶくごと白魚かな 夏井通江
百歳の白魚の指包まるる 瑞木綾乃
【入選】
霾やチンタオ生まれの母眠る ももたなおよ
黄砂来る関門海峡ひとまたぎ 斉藤真知子
母の忌の日輪ぼうと霾れり 神戸秀子
霾や原爆ドームに万客に 瑞木綾乃
白魚の一尾するりと網をぬけ 斉藤真知子
あ
・長谷川櫂選
【特選】
さつきまで泳いでゐしを白魚汁 矢野京子
つちふるや桜いよいよ枝垂れけり 岡村美沙子
丼に花ふぶくごと白魚かな 夏井通江
【入選】
アルプスを盾に物干すよなぐもり 金田伸一
母の忌の湯気ほのぼのと白魚椀 神戸秀子
霾るやぬつと出で来し馬の顔 原京子
白魚の目のつぶつぶとかきあげに 大平佳余子
大牟田の煙突高し蒙古風 今村榾火
母の忌の日輪ぼうと霾れり 神戸秀子
舌にのせ生白魚の味微か 上松美智子
白魚の下に白魚透けゐたり 矢田民也
太陽は黄砂の向かふ北京の春 ストーン睦美
蒙古風只一本の道続く 加藤裕子

「太宰府全国俳句大会」3月13日投句締め切り

俳句的生活 投稿日:2024年3月1日 作成者: dvx223272024年3月26日

◎募集句
投 句  当季雑詠三句一組(何組でも可)
応募料  一組三句
千円左記の大会募集句応募用紙とともに、小為替を同封又は現金書留。
※入選句結果を希望の方は八十四円切手二枚同封のこと。
応募締切 令和六年三月十三日(水)当日消印有効
表 彰  太宰府天満宮表彰、その他
応募先  〒830-1212 北野郵便局留
「第一回太宰府天満宮奉納全国俳句大会」募集句係 上瀧玲子行
入選発表 大会当日
選 者 長谷川擢(朝日俳壇選者)、井上泰至(日本伝統俳句協会副会長)、小澤 實(「澤」主宰)、川越歌澄(第一回北斗賞受賞)

募集要項ダウンロード

◎俳句大会
日 時  令和六年五月十八日(土)九時より受付
会 場  太宰府天満宮 余香殿(御本殿左)  太宰府市宰府四丁目七番一号
交 通  西鉄太宰府駅より徒歩五分  ※車でお越しの方は周辺駐車場をご利用ください。
吟行地  太宰府天満宮及びその周辺(観世音寺・大宰府政庁跡等)
参加料  1,000円(当日受付にて)
投句締切 十二時三十分(吟行句及び当季雑詠 三句)
開 会  十三時
選 者  金子清黙 木下万沙羅 月渓花代 中原南大喜 永田寿美香 味酒安則 (五十音順)

第一部  十一時~十二時(余香殿)某調講演 前権官司 味酒安則氏(当家四十二代)「なぜ、梅は飛んだか 菅原道真公の詩歌の世界」

第二部  十三時~十六時( 予定)
俳句大会

古志仙台ズーム句会(2024年2月25日)

俳句的生活 投稿日:2024年2月26日 作成者: dvx223272024年2月26日

第一句座              
長谷川冬虹選
【特選】
麦青むかつては瓦礫置き場かな        宮本みさ子
目も口もあらずほほゑむ紙ひひな       長谷川櫂
ずたずたの雪間となりぬ千枚田        武藤主明
蔵王は父月山は母みな春山          長谷川櫂

【入選】
蘆の角津波襲ひし校舎跡           阿部けいこ
牛の背の向かうに廃炉原発忌         青沼尾燈子
今どこで何してゐるや震災忌         佐伯律子
原発忌置かれしままのランドセル       青沼尾燈子
三月やあれから君は龍宮か          及川由美子
鶯はなかなか枝を決められず         平尾 福
小さきもの小さく死にけり原発忌       服部尚子
波をたて波をなだめつ紙漉き師        石川桃瑪

長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
十三年前になくしたままの春         三玉一郎
また眠る山また山や春の雪          武藤主明
原始我ら火を畏れけり原発忌         臼杵政治
原発忌それでも海は捨てられず        三玉一郎
春の風かうして海は鬼となりき        三玉一郎

【入選】
耳遠き連れと大声梅見かな          上 俊一
取り分くる箸に鶯餅歪む           石川桃瑪
鳴く鳥よ瞬く星よ震災忌           谷村和華子
春潮や津波砂漠の三陸へ           及川由美子
ずたずたの雪間となりぬ千枚田        武藤主明
分け合ひて蒲鉾ちさし雛の膳         服部尚子
そしてまた花を待つ日々震災忌        三玉一郎
十年(ととせ)経て記憶は忌憶大震災     石川桃瑪
汚染水言へば失職原発忌           川辺酸模
漂着のわかめに髪のにほひあり        宮本みさ子
奔流に押し戻さるる流し雛          武藤主明
今さらに地震列島原発忌           上 俊一
春日向十三年も経ちたるか          長谷川冬虹
フクシマも燕来るころ原発忌         川辺酸模
散骨の日和賜り春の海            宮本みさ子
いまごろは桃の咲くころ被爆村        川辺酸模

第二句座(席題:田螺、野焼き、柳の芽)
長谷川冬虹選
【特選】
草を焼く猛獣使ひの男ども          三玉一郎
眠さうな顔をしてゐる田螺かな        平尾 福
野火果てしカルデラ高く鳶の舞ふ       川辺酸模
天と地をつなぐ焔よ野火猛る         上村幸三
信長となりて全山焼き払ふ          臼杵政治

【入選】
少年が立ち止まり見る野火のいろ       及川由美子
母恋し乳房恋しと田螺かな          長谷川櫂
煌めいて遠目に著し柳の芽          及川由美子
芽柳のほぐるる四十九日かな         臼杵政治
水際へ追立てらるる野焼きの火        武藤主明
村中を眠らせ田螺鳴いてをり         平尾 福
人は火を畏れ操り山を焼く          齋藤嘉子
芽柳や越後杜氏の帰る頃           武藤主明

長谷川櫂選(推敲例)
【特選】
眠さうな顔をしてゐる田螺かな        平尾 福
日のさして田螺の家族うごめきぬ       川村杳平
今はもう田螺の味も忘れたり         武藤主明

【入選】
長靴の中ちやぷちやぷと田螺とる       佐伯律子
水際へ追立てらるる野焼きの火        武藤主明
枯草はもんどりうつて野火になり       上村幸三
煙から男逃げくる野焼きかな         上村幸三
水口へ田螺の曳きし道数多          佐藤和子

「天皇陛下御製皇后陛下御歌展」日本書道美術館

俳句的生活 投稿日:2024年2月22日 作成者: dvx223272024年3月1日

2023年10月1日~12月17日、「天皇陛下御製皇后陛下御歌展」が日本書道美術館にて開催されました。-「御製御歌を書にしたためて」ーと題された本展には、天皇御即位五年、ご成婚三十年に祝意を表し、両陛下の歌会始の和歌七十二首を書家はじめ各界の七十二名がしたためた書が並びました。

音楽、工芸、文学、スポーツ、政治など各界の方々の書は特に個性的で、料紙もそれぞれが選ばれたのか、画一的でないのがとても好もしく感じました。

両陛下の和歌は歌会始の記事などで目にはしていましたが、じっくりと拝読するよい機会となりました。

長谷川櫂さんの書は、御製「はるかなる時空を越えて今見ゆる星の世界をすばるは探る」。宇宙へ飛び出さんばかりの力強い作品です。

本展の図録には、長年にわたり和歌御用掛を勤められた岡野弘彦先生の「心とことばをふりしぼって、祈りの歌を」の一文と四首が、第八歌集『美しく愛しき日本』から転載されています。東日本大震災の翌年に出版された同歌集の存在感をあらためて思う機会ともなりました。図録は同美術館で購入可能です。(飛岡光枝)

古志金沢ズーム句会(2024年2月18日)

俳句的生活 投稿日:2024年2月18日 作成者: dvx223272024年2月18日

第一句座
 当季雑詠
・鬼川こまち選

【特選】
刀傷舐めて出てゆく猫の恋        山本桃潤
躪られて毀されてなほ木の芽吹く     玉置陽子
いちはやきミモザの花の虚空かな     梅田恵美子
一塊の銅となり乾び鮭          玉置陽子
十七音詩となるまで耕さむ        玉置陽子
岩海苔や隆起して海涸れ果てつ      長谷川櫂

【入選】
腸に一太刀浴びん梅の花         土谷眞理子
かたはらにひねくれ一茶冬ごもり     安藤久美
無愛想な和菓子屋なれど桜餅       清水薫
倒れ伏す能登の柱や春動く        梅田恵美子
きさらぎのをんな黒衣をひるがへす    安藤久美
龍太忌の龍太のことば冴返る       趙栄順
廃屋の雪解雫は涙かな          密田妖子
雪しづく術後四年と十か月        藤倉桂
ストックの香に目覚めたる遺影かな    間宮伸子
梅が枝餅食めば我が内梅一輪       梅田恵美子
春の道能登へ能登へとブルドーザ     稲垣雄二
大地震に耐へしぶらんこ風に立つ     清水薫
春めくや爪に血のいろ戻り来ぬ      松川まさみ
荒鮭の氷頭一塊を切り出しぬ       長谷川櫂
汚れちまつたなどと言ふまひ寒の紅    藤倉桂

・長谷川櫂選

【特々選】推敲例
下萌をよろこぶ犬の腹這へり       橋詰育子
江ノ電の海岸線の春動く         間宮伸子
立ち上がる冬怒涛こそ能登の国      安藤久美

【特選】
なおざりの体いたはる朝寝かな      土谷眞理子
厨より見ゆる菜の花日和かな       橋詰育子
朝市に春の光を並べけり         趙栄順
梅の花からあらはれて目白かな      近藤沙羅
近江市場春の霙の人出かな        越智淳子

【入選】
無愛想な和菓子屋なれど桜餅       清水薫
能登の人あやふき家に春を待つ      酒井きよみ
白山の大空へ龍昇りけり         趙栄順
七十年無口な漢ふきのたう        飛岡光枝
一塊の銅となり鮭乾ぶ          玉置陽子
風呂屋では皆男前春来る         田村史生
深雪晴尾長次々飛び来るも        藤倉桂
能登の海降りては消ゆるぼたん雪     飛岡光枝
鶯笛唇につめたき音すなり        飛岡光枝
山に住み薩摩紅梅愛でるひと       宮田勝
春遅々と仮設住宅から手紙        宮田勝
東京の雪の一日潤目鰯焼く        飛岡光枝

第二句座
 席題:「雛」、「桜鯎」
・鬼川こまち選

【特選】
われを呼ぶ鳰の声とは知らざりき     安藤久美
波の間に別れ別れや内裏雛        藤倉桂
花うぐひ光もろとも喰ひにけり      趙栄順
千年の闇知り尽くす吉野雛        玉置陽子
この国のよき日忍ばん雛祭り       山本桃潤
立山のよく見ゆる日や花うぐひ      宮田勝
幾万の雛何処へ能登の雪         飛岡光枝
天袋よりあらはれし雛かな        田村史生
目じりに花宿したり吉野雛        玉置陽子

【入選】
薄紙をこぼるる雛の吐息かな       松川まさみ
弟の畏まりたる雛の間          松川まさみ
古雛びらびら簪ゆれもせで        松川まさみ
凪ぐ海へ押し出す舟は雛を積み      密田妖子
くすくすと楽しさふなり夜の雛      藤倉桂
菱餅のなくなってをり雛祭        橋詰育子
避難所にせめて一対雛飾り        清水薫
誰か住む谷の奥より流し雛        長谷川櫂

・長谷川櫂選

【特選】推敲例
ひひなより娘は早く老いにけり      稲垣雄二
花鯎したたる水も花の色         安藤久美
花うぐひ光もろとも喰ひけり       趙栄順
目じりに花宿したり吉野雛        玉置陽子

【入選】
甘露煮の苦みも桜うぐひかな       趙栄順
水のなか桜うぐひの花明かり       梅田恵美子
波の間に別れ別れや紙雛         藤倉桂
犀星のわけても桜うぐひかな       鬼川こまち
この国のよき日忍ばん紙雛        山本桃潤
いつの世の恋を語るや雛一対       泉早苗
みよしのの瀬音ははやし花うぐひ     安藤久美

日本近代文学館で「震災を書く」展

俳句的生活 投稿日:2024年2月13日 作成者: dvx223272024年3月10日

会期:2月20日(火)ー3月30日(土)9時30分ー16時

会場:日本近代文学館展示室(京王井の頭線 駒場東大前駅 西口徒歩7分)

観覧料:一般300円 中学高校生100円

日本近代文学館のサイトはこちらから

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読売新聞「四季」から

今年てふ未来ありけり初鏡      田辺麦甫

 これから来る時間を未来というと、何だか輝いているような気がする。それはこの言葉の音の力。美しいmとrの子音があり、aiもある。それに対して過去という言葉は最後の母音oで沈みこむ。初鏡は年が明けて初めてのぞきこむ鏡。『鳥渡る』

2月11日(水) 古志雪中ズーム句会

  • 2月11日(土)、午後1時30分から二座行います。
  • 雪の句を十句ご用意ください。席題はありません。
  • 会費は2,000円(参加者にはあとで振込口座をお知らせいたします)
  • 申込締切=1月31日
  • 古志の同人・会員でないと参加できません。

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      • 1月24日(土)朝カルズーム講座「1億人の俳句入門」
      • 1月25日(日)仙台ズーム句会
      • 2月1日(日)広島ズーム句会
      • 2月7日(土)HAIKU+
      • 2月8日(日)鎌倉ズーム句会
      • 2月11日(水、建国記念日)雪中ズーム句会
      • 2月14日(土)朝カルズーム講座「『おくのほそ道』をよむ」」
      • 2月15日(日)金沢ズーム句会
      • 2月22日(日)ネット投句のスクーリング
      • 2月23日(月、天皇誕生日)句会仙台ズーム句会
      • 2月28日(土)朝カルズーム講座「1億人の俳句入門」
      • 3月1日(日)広島ズーム句会
      • 3月7日(土)朝カルズーム講座「『おくのほそ道』をよむ」」
      • 3月8日(日)鎌倉ズーム句会
      • 3月14日(土)きごさい全国小中学生俳句大会(東京、白川清澄公園)
      • 3月22日(日)金沢ズーム句会
      • 3月28日(土)朝カルズーム講座「1億人の俳句入門」
      • 3月29日(日)仙台ズーム句会

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      『四季のうた 美しい日々』
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      句集『太陽の門』
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      『四季のうた 天女の雪蹴り』
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      大岡信『折々のうた』選 俳句(二)
      長谷川櫂 編
      岩波新書
      780円+税
      2019年12月刊行


      『四季のうた 普段着のこころ』
      中公文庫
      800円+税
      2019年12月刊行


      大岡信『折々のうた』選 俳句(一)
      長谷川櫂 編
      岩波新書
      780円+税
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      『歌仙一永遠の一瞬』
      岡野弘彦、三浦雅士、長谷川櫂
      思潮社
      2200円+税
      2019年1月刊行


      『歌仙はすごい』
      辻原登、永田和宏、長谷川櫂
      中公新書
      880円+税
      2019年1月刊行


      『四季のうた 至福の時間』
      中公文庫
      700円+税
      2018年12月刊行


      『九月』
      青磁社
      1800円+税
      2018年8月刊行


      『Okinawa』
      Red Moon Press
      $15
      俳句 長谷川櫂
      英訳 デイヴィッド・バーレイ&田中喜美代(紫春)
      2018年5月刊行


      『俳句の誕生』(4刷)
      筑摩書房
      2300円+税
      2018年3月刊行


      『四季のうた 想像力という翼』
      中公文庫
      700円+税
      2017年12月刊行


      『芭蕉さん』
      俳句・芭蕉 絵・丸山誠司
      選句解説・長谷川櫂
      講談社
      1500円+税
      2017年3月刊行


      『震災歌集 震災句集』
      青磁社
      2000円+税
      2017年3月刊行


      『四季のうた 文字のかなたの声』
      中公文庫
      600円+税
      2016年12月刊行


      藤英樹著『長谷川櫂 200句鑑賞』
      花神社
      2500円+税
      2016年10月刊行


      『文学部で読む日本国憲法』
      ちくまプリマー新書
      780円+税
      2016年8月刊行


      『日本文学全集12』松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶
      松浦寿輝、辻原登、長谷川櫂選
      河出書房新社
      2,600円+税
      2016年6月刊行


      『四季のうた 微笑む宇宙』
      中公文庫
      700円+税
      2016年3月刊行


      『芭蕉の風雅 あるいは虚と実について』
      筑摩選書
      1,500円+税
      2015年10月刊行


      『沖縄』
      青磁社
      1,600円+税
      2015年9月刊行


      『入門 松尾芭蕉』
      長谷川櫂 監修
      別冊宝島
      680円+税
      2015年8月刊行


      『歌仙一滴の宇宙』
      岡野弘彦、三浦雅士、長谷川櫂
      思潮社
      2000円+税
      2015年2月刊行


      『吉野』
      青磁社
      1,800円+税
      2014年4月刊行
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