10月29日に連句会「 刈り刈りて夏草の巻」
第9回かなぶん連句会「刈り刈りて夏草の巻」が10月29日(土)、神奈川近代文学館で開催されます。
参加者が五・七・五の長句と七・七の短句を互い違いに組み合わせて詠み、ひとつの作品世界を完成させます。選句をめぐる選者のお話しもお楽しみください。初心者や観覧のみの方も歓迎します。
参加者全員に読売新聞社から長谷川櫂『四季のうた 美しい日々』(中公文庫)がプレゼントされます。
刈り刈りて夏草の巻
発句 夏草や刈つても刈つても生えて来る 登(夏)
脇 戦車を襲ふ黒山の蟻 櫂(夏)
第三 国境の夜空をわたる風はるか ゆかり(雑)
四 上善如水で秋意尽くせり 登(秋)
五 丸々と夕顔の実も望月も 櫂(秋・月)
六 あらへうふらへう露のたましひ ゆかり(秋)
当日13:20までに第六句に続く七句目(雑〈無季〉で五七五)を葉書大の厚めの紙にサインペンで書いてご持参ください。おひとり様1句です。サインペンは当日の投句で使いますのでご持参ください。観覧のみの方は投句は不要です。
*次の句へのアドバイス(小島ゆかり)
月夜よし二つ瓢(ふくべ)の青瓢(あをふくべ)あらへうふらへうと見つつおもしろ
前句の夕顔の実と望月から北原白秋の歌を思い出しました。さらに中秋の名月の翌日、物の怪(生霊)にとりころされた『源氏物語』の夕顔を思い、あらひょうふらひょうと浮遊する、露のごとくはかないこの世の魂と付けました。
日 時:2022年10月29日(土)13:30開始(13:00開場)16:30頃終了予定
会 場:神奈川近代文学館大ホール
選 者:長谷川櫂、小島ゆかり、辻原登
参加料 :無料
申込方法:電話(045-622-6666)
申込フォームhttps://www.kanabun.or.jp/kanabunrenku2022/
詳 細:こちらをご覧ください→https://www.kanabun.or.jp/event/17033/