木下洋子 says:2012年3月24日 at 11:40 PM
◆俳句の質問 006
作句とともに選句の力をつけることも大事だと思います。句会で選をするとき、気をつけることがありますか。
返信
kai says:
2012年3月25日 at 2:42 AM (Edit)
【回答】
俳句を選するとき、注意することはいくつかありますが、ひとつは「即座にする」ということです。句会についていうと、清記用紙が回ってきたら句の善し悪しを一目で判断して、いい句を書きとめ、速やかに用紙を次の人に回すように心がけてください。
なかには清記用紙に書いてある句を全部ノートに書き写している人がいます。それが句を作った人への敬意と思われているようです。しかし、それはとんでもない見当違いであるばかりか、全部書き写すのは百害あって一利なしです。
①第一にいい句だけでなく悪い句も書き写すわけですから、悪い句の癖やリズムが自然、身についてしまいます。
②次に時間がかかるので、句会の進行の妨げになる。
③さらに全部書き写している人は、選句といいながらそのときは選をしていません。あとでゆっくり選をしようと思っているわけですが、人生にはそれができないこともある。仮にその人がそこで死んでしまえば、選した句ではなく、書き写した句がそのまま残ることになります。これは馬鹿げたことです。
人生はつかの間のことなので、人はいつ死んでもいいようにできるかぎりのことはその場で(つまり即座に)すましておかなくてはなりません。俳句の選もそのひとつです。
具体的にいえば、1枚の清記用紙から1句選んでおけば十分です。こうして一瞬のうちに句の善し悪しを見極めることを心がけることによって、選句の力、さらに作句の力も上達するはずです。
