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俳句的生活

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#04『俳句と人間』感想/村田鈴音

俳句的生活 投稿日:2022年2月7日 作成者: dvx223272022年2月8日

TVの「プレバト」を観て俳句を始めました。

俳句的生活のネット投句を始めて丸一年たちます。

『俳句と人間』を読んで
世相や歴史、宗教、文学等に俳句を介しての作者の頭脳明晰かつ理路整然とした思索にワクワクしました。
何度も読み返してしまいます。

「古池や蛙飛び込む水のおと」は
宇宙の中の二つの異次元が“切れ”で繋がるパラレルワールドを表現した壮大な句だったんですね。
17音の中に宇宙が潜んでいるなんて素敵ですよね。

作者のお墓の話(蛇やゲジゲジが出るのはイヤだ)は、面白かったです。
残された者としては、精神は消滅しても、魂は愛す人の元に寄り添っていてほしいと願っています。
実は、あの世とこの世の線引きはなくて曖昧なところで浮遊していてほしいです。

感想文は小学校の夏休みの宿題以来です。
とても面白く、また勉強になる本だと思いました。
拙い文章で失礼しました。
時節柄、ご自愛ください。

#03『俳句と人間』感想/伊藤寛

俳句的生活 投稿日:2022年2月5日 作成者: dvx223272022年2月7日

祝ベストセラー1位! エッセイがまとめられ、本になったことは先日のZoom句会で知りました。

ひとに自信を持って薦められる本って少ないですよね。『俳句的生活』はひとに薦めたし、何人かにあげました。この本もひとに薦めて、何人かにあげようと思っています。

数年前、医師である従兄弟から「あなたの俳句の先生は癌なんですか?」と訊かれてびっくりしました。彼は『図書』を読んでいて後日ぼくに送ってくれました。それからは地元の本屋に毎月『図書』を貰いに行って今も読みつづけています。『図書』は無料ですし、執筆者が多彩で面白いです。従兄弟はこんなことも言ってました。「あなたの先生は俳句だけじゃないんだね」

第62回全国俳句山寺大会に先生をお招きしたのは2019年7月のことでした。本から日にちをたどってみると、最初の切除手術の約一年後、三度目の切除を受けた年にあたります。何も知りませんでした。すみませんでした。ただ、選句室で先生が座布団を二つ折りにして腰に当てておられたのをおぼえています。

十数年前ですがぼくも大腸癌を切りました。古志に入会する前です。先生とは癌友ですね。今後ともよろしくお願いします。

『俳句と人間』新書週間ベストセラー1位に

俳句的生活 投稿日:2022年2月3日 作成者: dvx223272022年2月13日

写真は神田神保町の東京堂書店のベストセラーコーナーです。1月に刊行されたばかりの『俳句と人間が』新書部門で1位となっております。Amazonでは品切れがつづいていますが、しばらくお待ちください。

『俳句と人間』の感想を引き続き募集しております。右サイド「お問い合せ」からお送りください。採否についてはお任せください。

#02『俳句と人間』感想/長谷川冬虹

俳句的生活 投稿日:2022年1月30日 作成者: dvx223272022年2月5日

欲望と諦念——死についての知的な思索

 やがて来るだろう自身の死とどう向き合うのか、それをどう受け入れるのかは、人類永遠の課題だが、この問いと正面から向き合った著作はそれほど多くないし、とくにエッセイという形では少ないのではないだろうか。この新著は、自身の皮膚癌の診断・切除をとおして、この問いをめぐる俳人の思索である。「生と死について考え抜いたあげく、安らかな死などどこにもないという深い諦念の中で最期を迎える。これが人間らしい唯一の死に方ではないか」(p.194)というのが本書の結論である。「死は肉体と精神の消滅」にほかならず、「死後の世界」も「神」もフィクションだというのが著者の立脚点である(p.83)。古今を往還する自在で、博覧強記な引用と、強靱で、知的な、透徹した思索力が読者を魅了する。本書は、欲望と諦念を主調音として、死についての知的な思索とはどのようなものかを教えてくれる。

 死に関して、本書が何を論じていないのかを考えることも、興味深い。老い、肉体や精神の衰え、近親者の死、残された者の喪失感などを、本書は扱っていない。本書の前提にあるのは、個人主義的な、自己を律することのできる強い主体である。「死は肉体と精神の消滅」であるということを直視することに人々は耐えられるのか。「死後の世界」も「神」もフィクションだとすると、私たちはどのようにしてニヒリズムを避けることができるのか、等々。本書は、現代人として、自身が死とどう向き合うのか、に関連した、きわめて根源的な、多くの問いを投げかけてくれる。

#01『俳句と人間』感想/喜田りえ子

俳句的生活 投稿日:2022年1月28日 作成者: dvx223272022年2月1日

 去年閉塞したなかでの楽しみの一つが毎月届く「図書」でした。今回一冊の本になって改めて内容の明晰さと深さを感じました。コロナ禍のなかで、一番考えたい必要なことが、この本には書かれています。

 俳句を嗜む人以外にも是非読んで欲しい本。そう思うのは私だけではないようです。奈良の本屋さんでは、目に付くところに平積してありました。帯の言葉「俳句は俳句だけで終わらない」に惹かれて手に取ってくれる人がきっといるような気がします。

 芭蕉は「かるみ」に徹しきれなかった。と本文にありますが、それは芭蕉だけではないのでは、そのことをもう少し考えたいと思っています。

岩波新書『俳句と人間』ができました

俳句的生活 投稿日:2022年1月27日 作成者: dvx223272022年2月1日

 人は死ななければならない。死後に天国もなければ地獄もない。あるのは無。その無のなかへ消えてゆく恐怖。これが本書の核となるテーマだろうか。
 皮膚がんという作者の病に、芭蕉や正岡子規、夏目漱石などの多くの死を透かし見た一冊であるといってもいい。多くの死に触れながらも、それほど息苦しさを感じないのは作者特有の鋭い切り口が、読むという楽しみをあたえてくれるからだろう。
たとえば、

人間はおそらく宇宙の唯一の意識だからである。宇宙は人間の意識を通して宇宙自身の姿を眺めている。

 という記述は、人間が存在しなければ宇宙の存在もない、人の死とともに宇宙も消滅する、そのことをいまさらのように思い知らせてくれる。
 生と死のことから世相のからくりまで解き明かしてくれる、重くて楽しい一冊である。(北側松太)

*『俳句と人間』の感想をお寄せください。右サイドの「お問い合せ」から送信してください。

古志金沢ズーム句会(2022年1月23日)

俳句的生活 投稿日:2022年1月26日 作成者: dvx223272022年1月26日

第一句座(当季雑詠)
・鬼川こまち選
【特選】
松一本舳先に能登は漁はじめ      安藤久美
しなやかな獣となれり皮手套      玉置陽子
ゆきをんな螺旋階段下で消ゆ      泉早苗
大つらら鬼の住処にあらねども     酒井きよみ
かくれんぼうの鬼とはさびし龍の玉   橋詰育子
かの谷の羊歯や野老や懸蓬莱      酒井きよみ
かんばせを袂に隠す冬牡丹       花井淳
下萌やはるかにマグマ動くらし     橋詰育子
白山の水に馴染みて初句会       間宮伸子
【入選】
さみしさの極まりて山笑ひけり     趙栄順
この国の福は袋に入るほど       稲垣雄二
凍滝の凍り始めを誰も知らず      氷室茉胡
マスクする目玉あふるる交差点     趙栄順
鬼ひそむ気配深々寒の闇        泉早苗
尉飛びて年新たなる茶室かな      山本桃潤
淋しさがわれを養ふ雪ごもり      酒井きよみ
動かざるものが生き延び寒の鯉     氷室茉胡
無となりて空に刺さるや冬木立     中野徹
千代の富士名入りの桝よ鬼やらひ    越智淳子
新海苔や真白き紙縒りまづほどき    越智淳子
底冷えの底に一灯わが家かな      安藤久美
旅人に花の干菓子や加賀の雪      稲垣雄二
うみねこへ一尾投げやる漁はじめ    安藤久美
天辺に生まれ大揺れ冬木の芽      稲垣雄二

・長谷川櫂選
【特選】
ご神水春まだ遠き水の声        梅田恵美子
底冷えの底に一灯わが家かな      安藤久美
湖氷る獣の声をあげながら       山本桃潤
【入選】
松一本舳先に能登は漁はじめ      安藤久美
舞ひ降りし花ひとひらや花びら餅    趙栄順
大つらら鬼の住処にあらねども     酒井きよみ
千代の富士名入りの桝よ鬼やらひ    越智淳子
ほほ痛き風もうれしや初山河      梅田恵美子
とびきりの鯛選ばんや初戎       田村史生
冬ぼたん太地喜和子の大笑ひ      花井淳
かの谷の羊歯や野老や懸蓬莱      酒井きよみ
根深汁家族九人でありし頃       密田妖子
子はそれぞれ一家を成せり福寿草    氷室茉胡
冬日向君の影なき寒さかな       稲垣雄二
目の悪き友より一行の賀状       清水薫
うみねこへ一尾投げやる漁はじめ    安藤久美

第二句座(席題=探梅、鯛焼)
・鬼川こまち選
【特選】
園丁とふたことみこと梅探る      酒井きよみ
白壁によき日のありて梅探る      酒井きよみ
しんがりで皆の声聞く探梅行      中野徹
探梅や一輪ながら心満つ        密田妖子
振りかへる海に影なし探梅行      安藤久美
探梅やまづ貫之の邸まで        橋詰育子
【入選】
この道の果てに崖あり探梅行      中野徹
鯛焼きの一尾で愛を語りけり      稲垣雄二
鯛焼やひふみよいつむ焼きあがる    長谷川櫂
探梅や土佐の山里かけめぐり      橋詰育子
鯛焼やいちごの味に生まれしか     田村史生
海のなき国に鯛焼並びをり       田村史生
残業の机に届く鯛焼きよ        稲垣雄二
鯛焼や小走り運ぶ母のもと       越智淳子
探梅に一輪摘みて終ひ風呂       清水薫
ささ鳴きの道がいざなふ野梅かな    泉早苗

・長谷川櫂選
【特選】
誰がさきに梅を探りし雪の跡      酒井きよみ
鯛焼きの一尾で愛を語りけり      稲垣雄二
探梅や空美しき辺りまで        山本桃潤
探梅や一輪ながら心満つ        密田妖子
探梅や町の上なる日本海        松川まさみ
【入選】
いそいそと鯛焼胸に抱きゆく      松川まさみ
この道の果てに崖あり探梅行      中野徹
探梅や莟ほどけし一つにて       橋詰育子
園丁とふたことみこと梅探る      酒井きよみ
あの人の家見ゆ辺り探梅行       山本桃潤
影もまた固き蕾や探梅行        安藤久美
鯛焼きのぬくもり抱へ青年くる     梅田恵美子
鯛焼の列に並びてかしましく      近藤沙羅
探梅やかたき蕾の空ばかり       梅田恵美子
探梅やすこし奥まで卯辰山       泉早苗
鯛焼や漱石の猫塀の上         花井淳
海のなき国に鯛焼並びをり       田村史生
残業の机に届く鯛焼きよ        稲垣雄二
思はざる吹雪にあふて鯛焼屋      鬼川こまち
探梅やまづ貫之の邸まで        橋詰育子

『四季のうた 美しい日々』ができました

俳句的生活 投稿日:2022年1月17日 作成者: dvx223272022年1月17日

 以下は巻頭の文章「美しい日々」からの抜粋です。

二伸
わたしの晩年は俳諧のおかげて
ずしぶん楽しいものになりました。
ご厚情に感謝します。ありがたう。

二〇一二年
六月ニ十日午後

その年の十月十三日、丸谷さんが亡くなる四か月前の手紙である。死の気配が漂うのはそのせいだろう。背景を少々説明しておくと、数年前から岡野弘彦(おかのひろひこ)さんと三人で毎月、歌仙(連句)を巻いていて、ここに「俳諧」とあるのがそれである。
私は大きなため息をついた。というのは当時を思い出しだからではない。手紙をいただいたときはただの連絡用、ただの日常の一コマとしか考えていなかったのに時を経て手にすると、どれも奇蹟のように美しい光に包まれているではないか。
歳月が日常を奇蹟に変えたのか、それとも日常は日常のままはじめから輝いているのか、いま考えているところである。—–

(註:文中の「丸谷さん」は丸谷才一(まるやさいいち)さんのこと。)

ネット投句、年間賞(冬)は夏井通江さん

俳句的生活 投稿日:2022年1月2日 作成者: dvx223272022年1月2日

【大賞】
綿虫の無より涌き出てさまよへり  岐阜  夏井通江
【次点】
朽ち果てて月光になる鯨かな    神奈川 三玉一郎
裸木の村に帰りぬブリューゲル   石川  花井淳
あちこちに寄り道したる炬燵かな  大分  竹中南行
帰省子のこころの丈も伸びてをり  東京  畠山奈於
スケーター白き孤独のただ中へ   大阪  澤田美那子
【候補】
耳たしかペンまたたしか夜の長き  長野  金田伸一
宇宙から帰る人あり十三夜     東京  森徳典
かはいがるやうに無花果むきはじむ 石川  松川まさみ
われさきと迎えにくるよ雪螢    北海道 高橋真樹子
木枯や聞こえぬ耳を欹てて     福島  渡辺遊太
あかあをき卓の林檎よ今朝の冬   神奈川 越智淳子
大いなる佐渡の晴れ間の日向ぼこ  新潟  安藤文
烏瓜一つは命一つは死       愛知  稲垣雄二
焼芋や百歳にして母恋し      奈良  喜田りえこ
はづかしゆうない無花果吸え往還  長野  柚木紀子
すみれいろの夕暮包むマントかな  和歌山 玉置陽子
あわてても齢七十寝正月      長崎  川辺酸模
旅人のこころで拾ふ落葉かな    北海道 芳賀匙子
あこがれのものぐさ太郎大旦    東京  神谷宣行
吊られたる外套同士ひそひそと   愛知  青沼尾燈子
雪女郎今夜あたりと言ふ今夜    京都  佐々木まき
音かろく胸にひびかせ初箒     大阪  安藤久美
寝室の奥まで白む雪の朝      広島  鈴木榮子

古志金沢ズーム句会(2021年12月19日)

俳句的生活 投稿日:2021年12月20日 作成者: dvx223272021年12月21日

第一句座(当季雑詠)
・鬼川こまち選
【特選】
首振つて御慶をのぶる張子かな     近藤沙羅
柔らかき白き鎧のマスクかな      田中紫春
君の席に蝶の来てゐる日向ぼこ     稲垣雄二
胎の子と二人でひとつ夢はじめ     玉置陽子
野の風をくるりと結び掛け柳      篠原隆子
十二月八日少年兵のまま老いぬ     玉置陽子
掘り上げし蓮根に一つ氷の芽      長谷川櫂
荒鮭の残骸息をしてゐたり       長谷川櫂
【入選】
まさぐりて足に湯たんぽ届かする    佐々木まき
煤払ふ羽にほのめく飛天かな      泉早苗
対岸の火事見るごとく日々過ごし    間宮伸子
楡の幹凍裂の音天にまで        間宮伸子
後悔も欲も捨てたる布団かな      山本桃潤
失念の山となりたる落葉かな      松川まさみ
大皿に男料理を三日かな        清水薫
正月といふ大きな遊び心かな      長谷川櫂
青空の竹にまたがり懸大根       近藤沙羅
臼杵に雪もかをるや年の市       酒井きよみ
数へ日や神々愚痴を言い募る      中野徹
この星の涙は尽きず流れ飛ぶ      田中紫春
神棚に大らかな雲年迎ふ        花井淳
葉牡丹や渦巻くばかり人の世は     宮田勝
蕉翁の亡骸行きし冬の川        氷室茉胡

・長谷川櫂選
【特選】
冬籠の穴抜け出して句会かな      近藤沙羅
胎の子と二人でひとつ夢はじめ     玉置陽子
臼杵に雪もかをるや年の市       酒井きよみ
車まで臼ころがして年の市       酒井きよみ
輪一つ天よりくだり掛け柳       篠原隆子
【入選】
ぼたん雪ささやきながら降つて来る   趙栄順
首振つて御慶をのぶる張子かな     近藤沙羅
トロ箱や鮟鱇の目の無愛想       梅田恵美子
寒鰤の胃袋焼いて天狗舞        稲垣雄二
君の席に蝶の来てゐる日向ぼこ     稲垣雄二
八十を越へても女春支度        佐々木まき
賢なるや愚なるや鮟鱇大頭       松川まさみ
仰ぎ見る太陽の門初景色        清水薫
マスクして目力強き寂聴尼       氷室茉胡
帰らねばならぬ家あり冬苺       玉置陽子

第二句座(席題:初参、寒紅)
・鬼川こまち選
【特選】
太陽と水は命や初参り         間宮伸子
寒紅のもろ肌をぬぐ楽屋かな      篠原隆子
火の鳥のごとき寒紅引きにけり     安藤久美
寒紅や女の業は花のごと        長谷川櫂
寒紅のはつしと返す言葉かな      松川まさみ
神様をはしごしてゆく初参       田村史生
【入選】
人の世にすこし疲れて寒の紅      梅田恵美子
初詣持ちつ持たれつ雪の道       佐々木まき
恋はるか寒紅褪せてゆきにけり     趙栄順
愛といふごちやごちやのもの初みくじ  間宮伸子
寒紅の華やかなりし間宮さん      花井淳
融雪の水蹴散らせて初参        花井淳
堪忍の知恵さづからん初詣       安藤久美
にこやかな遺影に残る寒の紅      密田妖子
寒紅を引いて定まる心かな       氷室茉胡
願ひより感謝の心初詣         氷室茉胡

・長谷川櫂選
【特選】
静かなる老いし鏡や寒の紅       稲垣雄二
寒紅の女の言の葉静かなり       山本桃潤
寒紅のはつしと返す言葉かな      松川まさみ
白雪のかかるめでたさ初詣り      佐々木まき
凡夫われまた一よりぞ初参       安藤久美
堪忍の知恵さづからん初詣       安藤久美
初みくじ開きてそつともう一つ     酒井きよみ
【入選】
今年また菩薩顔して寒の紅       稲垣雄二
もう半歩神の前へと初参り       清水薫
鯛焼屋いちばん人気初詣        酒井きよみ
人の世にすこし疲れて寒の紅      梅田恵美子
家族中の願ひ託され初詣        氷室茉胡
寒紅のもろ肌をぬぐ楽屋かな      篠原隆子
八仙のひとりはをなご寒の紅      鬼川こまち
寒紅や心にひとつ志          玉置陽子
敷きむしろ水づく参道初詣       密田妖子
紀ノ海のいや眩しきや初詣       玉置陽子
火の鳥のごとき寒紅引きにけり     安藤久美
明日香路の空の広さや初詣       趙栄順
寒紅を軽くおさへる人のあり      近藤沙羅
融雪の水蹴散らせて初参        花井淳
にこやかな遺影に残る寒の紅      密田妖子
寒紅や震える手元ままならず      田中紫春
大土佐のまほらの寺や初詣       橋詰育子
初詣礼儀正しき小悪党         稲垣雄二

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読売新聞「四季」から

今年てふ未来ありけり初鏡      田辺麦甫

 これから来る時間を未来というと、何だか輝いているような気がする。それはこの言葉の音の力。美しいmとrの子音があり、aiもある。それに対して過去という言葉は最後の母音oで沈みこむ。初鏡は年が明けて初めてのぞきこむ鏡。『鳥渡る』

2月11日(水) 古志雪中ズーム句会

  • 2月11日(土)、午後1時30分から二座行います。
  • 雪の句を十句ご用意ください。席題はありません。
  • 会費は2,000円(参加者にはあとで振込口座をお知らせいたします)
  • 申込締切=1月31日
  • 古志の同人・会員でないと参加できません。

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      • 2月7日(土)HAIKU+
      • 2月8日(日)鎌倉ズーム句会
      • 2月11日(水、建国記念日)雪中ズーム句会
      • 2月14日(土)朝カルズーム講座「『おくのほそ道』をよむ」」
      • 2月15日(日)金沢ズーム句会
      • 2月22日(日)ネット投句のスクーリング
      • 2月23日(月、天皇誕生日)句会仙台ズーム句会
      • 2月28日(土)朝カルズーム講座「1億人の俳句入門」
      • 3月1日(日)広島ズーム句会
      • 3月7日(土)朝カルズーム講座「『おくのほそ道』をよむ」」
      • 3月8日(日)鎌倉ズーム句会
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      • 3月22日(日)金沢ズーム句会
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      • 3月29日(日)仙台ズーム句会

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      朔出版
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      中公文庫
      800円+税
      2023年1月刊行


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      岩波新書
      860円+税
      2022年1月刊行


      100分de名著『おくのほそ道』(10刷)
      NHK出版
      1,000円+税
      2014年10月刊行


      『四季のうた 美しい日々』
      中公文庫
      800円+税
      2022年1月刊行


      句集『太陽の門』
      青磁社
      2200円+税
      2021年8月刊行


      『四季のうた 天女の雪蹴り』
      中公文庫
      800円+税
      2021年1月刊行


      大岡信『折々のうた』選 俳句(二)
      長谷川櫂 編
      岩波新書
      780円+税
      2019年12月刊行


      『四季のうた 普段着のこころ』
      中公文庫
      800円+税
      2019年12月刊行


      大岡信『折々のうた』選 俳句(一)
      長谷川櫂 編
      岩波新書
      780円+税
      2019年11月刊行


      『歌仙一永遠の一瞬』
      岡野弘彦、三浦雅士、長谷川櫂
      思潮社
      2200円+税
      2019年1月刊行


      『歌仙はすごい』
      辻原登、永田和宏、長谷川櫂
      中公新書
      880円+税
      2019年1月刊行


      『四季のうた 至福の時間』
      中公文庫
      700円+税
      2018年12月刊行


      『九月』
      青磁社
      1800円+税
      2018年8月刊行


      『Okinawa』
      Red Moon Press
      $15
      俳句 長谷川櫂
      英訳 デイヴィッド・バーレイ&田中喜美代(紫春)
      2018年5月刊行


      『俳句の誕生』(4刷)
      筑摩書房
      2300円+税
      2018年3月刊行


      『四季のうた 想像力という翼』
      中公文庫
      700円+税
      2017年12月刊行


      『芭蕉さん』
      俳句・芭蕉 絵・丸山誠司
      選句解説・長谷川櫂
      講談社
      1500円+税
      2017年3月刊行


      『震災歌集 震災句集』
      青磁社
      2000円+税
      2017年3月刊行


      『四季のうた 文字のかなたの声』
      中公文庫
      600円+税
      2016年12月刊行


      藤英樹著『長谷川櫂 200句鑑賞』
      花神社
      2500円+税
      2016年10月刊行


      『文学部で読む日本国憲法』
      ちくまプリマー新書
      780円+税
      2016年8月刊行


      『日本文学全集12』松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶
      松浦寿輝、辻原登、長谷川櫂選
      河出書房新社
      2,600円+税
      2016年6月刊行


      『四季のうた 微笑む宇宙』
      中公文庫
      700円+税
      2016年3月刊行


      『芭蕉の風雅 あるいは虚と実について』
      筑摩選書
      1,500円+税
      2015年10月刊行


      『沖縄』
      青磁社
      1,600円+税
      2015年9月刊行


      『入門 松尾芭蕉』
      長谷川櫂 監修
      別冊宝島
      680円+税
      2015年8月刊行


      『歌仙一滴の宇宙』
      岡野弘彦、三浦雅士、長谷川櫂
      思潮社
      2000円+税
      2015年2月刊行


      『吉野』
      青磁社
      1,800円+税
      2014年4月刊行
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      そのほかの本

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