ネット投句(2106年10月15日)選句と選評
①他人の句の発想を借りるなかれ。
②入選は「ネット投句」のページに。
【特選】
秋天の天守のやうな一句こそ 04_宮城 長谷川冬虹
かやつり草その吊り方は忘れけり 11_埼玉 上田雅子
自然薯に零余子も添へて届きたり 12_千葉 若土裕子
夢のせて走れ南瓜の四輪馬車 13_東京 西川遊歩
*我のせて
初鴨に青年らしき鴨交じり 13_東京 徳武信子
*交じる
サシバゆく伊良湖岬の霧の中 14_神奈川 伊藤 靖子
秋の声大根切れば大根から 14_神奈川 三玉一郎
*より
日曜の家族ばらばら秋うらら 14_神奈川 山本孝予
*日曜は
朝顔と風船蔓相撃てり 15_新潟 柴田清栄
*撃てる
新蕎麦やいつもの店の隅の席 15_新潟 柴田清栄
踏切は街の詩である鰯雲 21_岐阜 夏井通江
あれやこれ落とすが得意秋の風 26_京都 諏訪いほり
銀漢の渦の真ン中我ら住む 27_大阪 安藤久美
*住む我ら
新走神輿ぶつけて祝ひけり 27_大阪 安藤久美
毬割つて勝気な栗の子が三つ 27_大阪 澤田美那子
枯蟷螂しばしこの世の日溜りに 27_大阪 澤田美那子
蚯蚓鳴く頃となりしや妻の留守 27_大阪 齊藤遼風
*なりけり
唯識の識のこころやとろろ汁 28_兵庫 加藤百合子
*こころの
唐草の大風呂敷や西鶴忌 28_兵庫 千堂富子
*や→を
ひらひらもふらふらもゐて秋の蝶 28_兵庫 藤岡美惠子
枝撓むほど鬼の子のすずなりに 37_香川 丸亀葉七子
*鬼の子の枝撓むほど
年々に寂しくなりぬ十三夜 37_香川 曽根崇
生まれし子あつといふ間に蜻蛉追ふ 38_愛媛 岡崎陽市
*赤子生まれ
ここからはみちのくとなる茸汁 38_愛媛 木下誠
せせらぎの風を叩くよ石叩 42_長崎 川辺酸模
月天心ここまで登つて来いといふ 43_熊本 池桃太
