北側松太 says:2012年8月17日 at 6:10 AM
かまくら歌仙
満尾となりました。お疲れ様でした。
江ノ島の巻
【初表】
発句 江ノ島を闊歩してゐる裸かな 二本(夏)
脇 猫といつしよに昼寝の時間 光枝(夏)
第三 読みかけの本のしをりが吹きとんで 桃瑪(雑)
四句目 秋海棠は好きな花なり 弘美(秋)
五句目 起されて床より見たる今日の月 洋子(秋・月)
六句目 煎じてにがきさるのこしかけ 松太(秋)
【初裏】
初句 竹刀ふる白寿の父の声高く 善子(雑)
二句目 庭一面に暁の霜 二本(冬)
三句目 かたはらにまだ眠りゐる恋人よ 櫂(雑・恋)
四句目 好きなら好きとはつきり言へば 櫂(雑・恋)
五句目 IHヒーターゆつくり冷めてゆく 桃瑪(雑)
六句目 蜩の鳴く町に越しきて 英樹(秋)
七句目 持ち寄りの肴囲みて月見酒 光枝(秋・月)
八句目 雁渡りくる越の大沼 遊歩(秋)
九句目 松亭々水引き入れて庭づくり 善子(雑)
十句目 奥の座敷は雛の客らし 弘美(春)
十一句目 二親の目を細めたる花衣 二本(春・花)
折端 山藤の香の風に乗りくる 英樹(春)
【名残の表】
初句 手長猿枝から枝へ飛び移り 光枝(雑)
二句目 あをきバナナが頭上に実る 洋子(夏)
三句目 王様の太き眉毛にひとめぼれ 二本(雑・恋)
四句目 息子の顔は瓜ふたつなり 二本(雑)
五句目 本尊は網にかかりし観世音 遊歩(雑)
六句目 マネーゲームは天の声とか 英樹(雑)
七句目 代々の会社つぶして懲りもせず 善子(雑)
八句目 昼行灯に身をやつす秋 櫂(秋)
九句目 あやしげな人影うごく月の薮 松太(秋・月)
十句目 竹伐りにきて赤子たまはる 松太(秋)
十一句目 某をよんで名づけの酒の宴 松太(雑)
十二句目 次の間に出て弁慶を舞ふ 松太(雑)
【名残の裏】
初句 降る雪に荷車押して関を越ゆ 洋子(冬)
二句目 間近に浮かぶ富士は麗し 弘美(雑)
三句目 女湯は波穏やかな田子ノ浦 松太(雑)
四句目 裾をからげて蛤さぐる 松太(春)
五句目 腰つきもをかしく花の幇間(たいこもち) 櫂(春・花)
挙句 顔洗ふ間もうぐひすの声 洋子(春)
