kai says:2012年8月8日 at 10:08 AM
きのう(8月7日)は立秋。そのとおり、このあたりではきのうから冷ややかな風が吹きはじめました。その昔、藤原敏行は、
秋きぬと目にはさやかにみえねども風の音にぞおどろかねぬる
と詠んでいますが、まさに「風の音」に驚くとともに、この歌の鋭さに驚きました。
さて、このサイトでは「うたたね歌仙」「かまくら歌仙」というふたつの歌仙が進行中ですが、歌仙を巻くにあたって心がけるべきことをメモしておきます。
歌仙を巻くとき、何にも増して大事なのは「自由な心」です。これがないと、前句にとらわれて、それから離れることができないばかりか、規則に縛られて歌仙はずいぶん窮屈なものになります。
次ぎに、その裏返しですが、規則は最小限にとどめること。歌仙には理由不明の細かな規則が山のようにあって、これが歌仙が衰退した最大の元凶です。そうならないためにも規則は合理的なものだけにとどめ、ときにはその規則も乗り越えるくらいのダイナミズムが必要です。嵐の海を乗り越えてどうにか目的地まで舟をやる。波瀾万丈こそが歌仙の醍醐味であって、規則どおりに巻かれた歌仙など曲芸であって文芸ではありません。
最後に大事なのは、日ごろから人間や自然をよく観察していること。この下作業ができていないと、概念的な説明の句ばかりがつづくことになります。じつに退屈。
ゆうべは朝の3時までオリンピックの衛星放送をみてしまいました。サッカーの準決勝、日本対メキシコです。日本は先制したもののメキシコに1点を奪い返されてから、動きが乱れてしまいました。さらに悪いことに最終局面で3人も選手を入れ替えた。これでガタガタになり、ロスタイムにも1点とられました。
ここまで無失点で勝ち抜いてきたのでメキシコに点を入れられ、選手も監督も動揺したのではないか。1点を取られてからの立て直しとそのための精神力が大事なようです。
