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ネット投句(2026年8月31日)特選と入選

ネット投句 投稿日:2026年9月3日 作成者: dvx223272026年9月3日
【特選】
無縁とふかすかな縁草の花 北海道 芳賀匙子
今朝の秋市庁舎今も弾の痕 宮城 長谷川冬虹
ひと雨の去れば何処かで鉦叩 千葉 池田祥子
秋風や髑髏になれば同じ顔 千葉 瀬尾一郎
ゆるゆると三尺玉の昇りゆく 神奈川 松井恭子
名月の裏側を見て老衰す 石川 松川まさみ
白桃や切ればかすかに花の色 大阪 澤田美那子
この道や今朝新しく鰯雲 大阪 澤田美那子
八月の蝿は思ひに耽るらし 兵庫 加藤百合子
田の神が乗つて見回る赤とんぼ 岡山 齋藤嘉子
【入選】
木洩れ日の畳に秋のはじまりぬ 北海道 芳賀匙子
酌み交はすアジアの朋よ天の川 宮城 長谷川冬虹
ぶつぶつと己をかもす濁り酒 埼玉 園田靖彦
サンダルが波に揺られて秋の浜 新潟 安藤文
山葡萄さしすせそつとゆれはじむ 石川 清水薫
金魚らのさざめきも今朝秋らしく 大阪 安藤久美
飛びながらトドに成りゆく鰡ならん 大阪 木下洋子
墓洗ふしばしの涼と詫びながら 大阪 木下洋子
新豆腐手抜きで越ゆる老の波 大阪 澤田美那子
ちりとりへ寄せて秋風まくれなゐ 奈良 きだりえこ
死ぬるまで田舎者なり蕎麦の花 奈良 中野美津子
九頭竜の潺潺と鮎落ちゆけり 奈良 中野美津子
ぶら下がる力残れり古簾 和歌山 玉置陽子
悲鳴あげ氷河崩るる地球かな 長崎 ももたなおよ
布で濾す麦茶の香り母想ふ 熊本 山下環
猫の名はセバスチャンなり秋の風 沖繩 アンドラデ

ネット投句(2026年8月15日)特選と入選

ネット投句 投稿日:2026年8月23日 作成者: dvx223272026年8月23日
【特選】
新生姜洗ひて水に匂ひあり 茨城 袖山富美江
水蜜桃昼の眠りに誘ひけり 茨城 袖山富美江
稲妻や海に落ちればすぐ氷り 神奈川 松井恭子
炎熱の原爆ドームまるはだか 愛知 稲垣雄二
火の神へ火をまゐらする涼しさよ 大阪 安藤久美
レコードの針飛ぶ音や夜の秋 長崎 川辺酸模
天空を真逆さまに土用波 和歌山 玉置陽子
【入選】
手も足も他人のやうにをどりけり 北海道 芳賀匙子
朴の花垣根を高く人の住む 北海道 柳一斉
やはらかな月のひかりに羽抜鶏 千葉 若土裕子
敬老日よき爺などになるものか 神奈川 臼杵政治
風車へとなびく吹浦青すすき 神奈川 丸山分水
洪鐘の微動だにせぬ暑さ哉 神奈川 谷村和華子
シジミ蝶汗の腕を舐めに来る 富山 酒井きよみ
帰省してさつそく裏の岩礁へ 富山 酒井きよみ
鬼やんま戦闘機とはなるなかれ 石川 清水薫
網戸打つむなしき音や夜の虫 大阪 安藤久美
思ひ出は仮寓の庭の芙蓉かな 兵庫 福田光博
大陸の秋めく風や終戦日 高知 森脇杏花
土用波はるかに聞こえ海を去る 大分 山本桃潤

ネット投句スクーリングZOOM句会(2026年8月11日)

ネット投句 投稿日:2026年8月11日 作成者: dvx223272026年8月11日

長谷川 櫂 選

【特選】
原爆ドームかつと貫く西日かな 齋藤嘉子
父の句の中に我あり秋桜 木下風民
芭蕉布はかくも手強し座り皺 酒井きよみ
秋立つや草河豚のぼる町の川 丸山分水
怒れぬか怒らぬ国の原爆忌 酒井きよみ
臓物を煮込む酷暑の中にあり 北村おさむ
【入選】
あをあをと吉野の風を奈良団扇 越智淳子
入院の夫に付き添ふ今朝の秋 髙橋真樹子
蜜豆の豆の塩味母のごと 高角みつこ
夜涼しさそり座の尾は山隠れ 佐藤森恵
登り来て褒美の花や姫早百合 長野いづみ
夕暮れの富士藍色の涼気かな 越智淳子
楸邨の句にしるしあり紙魚の本 加藤百合子
語れぬか語らぬ人の原爆忌 髙橋真樹子
ふるひ立つ一草一木原爆忌 玉置陽子

ネット投句(2026年7月31日)特選と入選

ネット投句 投稿日:2026年8月1日 作成者: dvx223272026年8月1日
【特特選】
夜の秋むかし小町の君逝きぬ 大阪 木下洋子
水道の水のぬるさも残暑かな 東京 楠原正光
引く波やいつも淋しきラムネ玉 神奈川 丸山分水
風穴の氷室は樹々の根の下に 愛知 宗石みずえ
炎天をかの日郵便配達人 長崎 ももたなおよ
【特選】
球児らは闘志秘めたる青林檎 宮城 長谷川冬虹
手花火の消えれば故郷闇深し 茨城 袖山富美江
容赦なく炎帝とほる地震の街 千葉 若土裕子
静かなる赤子の目覚めひつじ草 東京 高橋由紀子
七十や心太にも咽せ返り 神奈川 臼杵政治
流灯のひしめく闇へ人の声 新潟 谷卯木
玄関を大きく開けて帰省せり 石川 清水薫
天龍の流れてここへ冷素麺 大阪 安藤久美
この島の極暑の牢に一億人 大分 竹中南行
【入選】
四つん這ひの塊となり草むしる 北海道 芳賀匙子
沢蟹や岩にしたたる苔清水 埼玉 下家正幸
軒たたく音に目覚める五月雨 千葉 谷口正人
富士見えぬ富士見坂ゆく大暑かな 千葉 麻生十三
白山を丸ごと覆ふ夕立かな 石川 竹野いさお
どこになに置き忘れたる暑さかな 愛知 青沼尾燈子
青春を闇に生きたりソーダ水 京都 夜寺耕太
草刈つて山の暮らしに埋もれけり 京都 夜寺耕太
夏痩せてやさしきことも言ひたまふ 大阪 安藤久美
暑き日や熊蝉さへもはかなげに 大阪 澤田美那子
香水や腕の触れ合ふ更衣室 奈良 中野美津子
けさはもう親子で飛ぶや夏燕 岡山 梶田忠志
海辺の人の消えたる酷暑かな 長崎 川辺酸模
炎天の奈落となりぬ大地震 長崎 川辺酸模
弾丸の如くに熊蝉飛んで来る 大分 山本桃潤
大昼寝河童の住まふ青き淵 大分 山本桃潤
桃源へ地続きならん蟬の穴 大分 竹中南行
今一度戦争放棄蟬時雨 大分 竹中南行
またしても死の迫りくる羽抜鳥 大分 土谷眞理子
炎天の見えざる客に歌ふ女 沖繩 アンドラデ

ネット投句(2026年7月15日)特選と入選

ネット投句 投稿日:2026年7月19日 作成者: dvx223272026年7月19日
【特選】
直系は愛子天皇朝の蝉 宮城 長谷川冬虹
太陽を奪ひて繋いでシュートせよ 宮城 長谷川冬虹
もう誰も起こしてくれぬ昼寝かな 神奈川 臼杵政治
戦へる影ぼろぼろの麦藁帽 愛知 稲垣雄二
すこやかに詩は育ちつつ昼寝覚 大阪 古味瑳楓
水揺れて鮑二本の角を出す 岡山 梶田忠志
我が庭はほつたらかしの大夏野 大分 山本桃潤
【入選】
父と母リズムそれぞれ団扇かな 北海道 松山麻樹
夏草や行き倒るならこのあたり 北海道 芳賀匙子
路地空地はだか子のみなボール蹴る 宮城 長谷川冬虹
遠雷や臓器摘出手術待つ 千葉 谷口正人
茅ヶ崎や従姉妹たち来てすぐ水着 神奈川 臼杵政治
日本や青田の果もなほ青田 神奈川 三玉一郎
白玉の出来損なひの我ならん 神奈川 三玉一郎
夕涼み耳目失くせし老犬と 神奈川 松井恭子
水切るや掌にのる海水着 神奈川 片山ひろし
短夜やときどき揺する梅酒瓶 新潟 安藤文
東京は日傘の海や梅雨明けて 新潟 安藤文
宵山の真つ只中へ我もまた 石川 花井淳
鉾町やゆらりゆらりとアラン酌む 石川 花井淳
鉾粽家の香りも新しく 石川 花井淳
店番の婆婆を励ます扇風機 静岡 湯浅菊子
隠居して盲導犬は午睡中 愛知 青沼尾燈子
句の出来るまでは留まる片かげり 京都 氷室茉胡
床の間に汀子師の軸涼しけれ 京都 夜寺耕太
けふも又命尊し夏の朝 京都 夜寺耕太
夏掛の藍の濃淡さざなみす 和歌山 玉置陽子
原爆忌どれほど祈りても足らず 広島 森恵美子
駄菓子屋のやうな賑はひ地蔵盆 広島 森恵美子
思春期の悩みいろいろ胡瓜かな 大分 竹中南行
現し世に背中向けては昼寝かな 大分 竹中南行
検査結果負くるものかと鰻食ぶ 大分 土谷眞理子
我が最期地球も最期朝の蝉 大分 土谷眞理子
父の日や十宝菜ある町中華 沖繩 アンドラデ

ネット投句年間賞/夏は山下たまきさん

ネット投句 投稿日:2026年7月2日 作成者: dvx223272026年7月2日
【年間賞】
振り絞る言の葉一つ水俣忌 熊本 山下たまき
【次点】
春の夜の眠りの螺旋下りけり 大分 山本桃潤
厄介な我が身そのまま更衣 愛知 稲垣雄二
森中が水びたしなりえぞはるぜみ 北海道 芳賀匙子
老いてなお妖しき夢や花石榴 千葉 麻生十三
父の日も無言の父でありにけり 新潟 安藤文
ヨイトマケの唄は空耳夏の空 大阪 木下洋子
先ず開くどす黒き百合沖縄忌 兵庫 藤岡美恵子
大地震や辛苦の民の夏山河 兵庫 加藤百合子
しんかんと沖縄の地へ下がり花 大分 竹中南行
【候補】
遠き世の舟繋ぎあり楠若葉 熊本 山下たまき
置きどころなき身をけふは花の中 愛知 稲垣雄二
腸へチューブ一本春は行く 兵庫 吉安とも子
老眼でよければどうぞ目借時 京都 氷室茉胡
薫風や色即是空の筆の先 奈良 きだりえこ
決然と戦さを拒む桜かな 和歌山 玉置陽子
とくとくと筍の吸ふ水の音 大分 竹中南行
死してなほ戦ふきみのサングラス 神奈川 三玉一郎
母の日や何があらうと我が味方 石川 松川まさみ
蛍烏賊深海は星ふぶくかな 大阪 安藤久美
風を得て眼みひらく鯉幟 北海道 柳一斉
凍解けていま碧眼の大雪間 宮城 長谷川冬虹
掘り出して見れば哀れや蟻地獄 岡山 梶田忠志
堂々と手術痕ある裸かな 神奈川 臼杵政治
共白髪眠るに惜しき梅雨の月 石川 松川まさみ
箱庭に少女は母を埋めけり 奈良 中野美津子
白南風やひしと組み上ぐ真田紐 和歌山 玉置陽子
畳から百足湧き出る古家かな 奈良 中野美津子
草深くひかり消したる蛍かな 広島 瑞木綾乃

ネット投句(2026年6月30日)特選と入選

ネット投句 投稿日:2026年7月2日 作成者: dvx223272026年7月2日
【特選】
この洞窟(がま)が終の棲家か沖縄忌 千葉 安田勅男
四歳の洞窟の記憶沖縄忌 千葉 若土裕子
昼寝覚ここは苦界の四畳半 千葉 麻生十三
老いてなお妖しき夢や花石榴 千葉 麻生十三
堂々と手術痕ある裸かな 神奈川 臼杵政治
共白髪眠るに惜しき梅雨の月 石川 松川まさみ
箱庭に少女は母を埋めけり 奈良 中野美津子
白南風やひしと組み上ぐ真田紐 和歌山 玉置陽子
畳から百足湧き出る古家かな 奈良 中野美津子
草深くひかり消したる蛍かな 広島 瑞木綾乃
振り絞る言の葉一つ水俣忌 熊本 山下たまき
父の日も無言の父でありにけり 新潟 安藤文
蟻地獄何へ怒りの牙ふたつ 岐阜 梅田恵美子
名人の眼は足裏に筍掘 京都 氷室茉胡
ヨイトマケの唄は空耳夏の空 大阪 木下洋子
先ず開くどす黒き百合沖縄忌 兵庫 藤岡美恵子
大地震や辛苦の民の夏山河 兵庫 加藤百合子
しんかんと沖縄の地へ下がり花 大分 竹中南行
【入選】
父の日や勝手に生きる血を継いで 北海道 松山麻樹
ふんころがしわれは真理を突き詰めん 宮城 長谷川冬虹
ヨイトマケの唄歌ひ継ぐ花石榴 宮城 長谷川冬虹
父の日や一族なべて酒強し 埼玉 園田靖彦
けふもまたプリン作りぬ夏休み 神奈川 遠藤美緒
もの言はぬサッカーボール夏の雲 神奈川 三玉一郎
越後路や十全茄子の紺深く 新潟 黒﨑千賀子
籠りゐて我はいつしか黴の塊 石川 松川まさみ
母衣蚊帳の森に眠れる子かな 愛知 稲垣雄二
香水を知りて青春終はりけり 愛知 稲垣雄二
夏の月足に砕けて露天風呂 愛知 宗石みずえ
復旧の瀬見の小川を夕蛍 京都 氷室茉胡
停戦を危ぶみながら胡瓜揉む 大阪 木下洋子
昼寝覚無事にこの世に戻りけり 大阪 澤田美那子
水俣や九十四歳章魚を捕る 奈良 きだりえこ
虹かかるよく闘ひしイレブンへ 奈良 きだりえこ
飴色になりて安らぐ夏帽子 奈良 中野美津子
一匹の蟻の屍へ蟻の群 和歌山 玉置陽子
海底の岩はがしては鮑とる 岡山 齋藤嘉子
美輪明宏不死鳥となり雷鳴す 長崎 ももたなおよ
戦場を一羽見下ろす白鷺は 大分 山本桃潤
群れの蛍が母を運びゆく 大分 山本桃潤
泰山木花の下なる木蔭かな 大分 山本桃潤

ネット投句(2026年6月15日)特選と入選

ネット投句 投稿日:2026年6月18日 作成者: dvx223272026年6月18日

・句はくっきりとつくってください。
・「より」と「から」は異なる。どこが異なるか考える。

【特選】
凍解けていま碧眼の大雪間 宮城 長谷川冬虹
掘り出して見れば哀れや蟻地獄 岡山 梶田忠志
【入選】
六月の窓ノックする風は青 北海道 松山麻樹
一日中つつ鳥をきく野畑かな 北海道 芳賀匙子
かぐはしき夏草の香や熊の糞 北海道 髙橋真樹子
明け方に恋しきものは夏布団 神奈川 松井恭子
退りては仰ぐ大仏あをしぐれ 神奈川 谷村和華子
ややこしきことに悩まず昼寝かな 石川 松川まさみ
終はるまで続く戦争夏の草 長野 金田伸一
隻眼で娑婆を過ごさん夏に入る 愛知 青沼尾燈子
麒麟高く五月の空へ長き舌 大阪 安藤久美
十薬の花あどけなし雨のあと 大阪 古味瑳楓
熊のごとき犬と大の字野に昼寝 兵庫 加藤百合子
柚子の花雨粒つけて香るかな 奈良 中野美津子
向日葵の上から枯れてくる途中 広島 森恵美子
世間から忘れ去られて昼寝かな 高知 森脇杏花
芭蕉布やざわざわと風吹くばかり 長崎 ももたなおよ
亡き母の思ひ出語る団扇かな 長崎 川辺酸模
大空の堰崩れては滝滔々 大分 山本桃潤

ネット投句(2026年5月31日)特選と入選

ネット投句 投稿日:2026年6月4日 作成者: dvx223272026年6月5日

・ 現実を深く。
・ 発想がすべて。
・ 推敲はまず語順を考える。
・ 一途な遊び心を。

【特選】
森中が水びたしなりえぞはるぜみ 北海道 芳賀匙子
風を得て眼みひらく鯉幟 北海道 柳一斉
あきらめてゐれば涼しきこの世かな 神奈川 三玉一郎
遠き世の舟繋ぎあり楠若葉 熊本 山下たまき
【入選】
閑古鳥はやくな鳴きそな泣きそ 北海道 芳賀匙子
映すべき未来はどこぞ大代田 宮城 長谷川冬虹
八十の機嫌うかがふ枇杷届く 埼玉 園田靖彦
午後四時の夕焼色に枇杷熟す 埼玉 園田靖彦
島の子は突き落されて泳ぎだす 埼玉 園田靖彦
蚕豆や何やら惜しき莢の嵩 千葉 木地隆
新宿や誰も眺めぬ月涼し 新潟 安藤文
よき床になれとしづもる代田かな 富山 酒井きよみ
絹のやうな泥となりたる代田かな 富山 酒井きよみ
静寂の代田の中に村ひとつ 石川 花井淳
蟻地獄いつも戦の真つ只中 岐阜 梅田恵美子
草笛に草笛返す夢の中 愛知 稲垣雄二
青春は西日の部屋の扇風機 愛知 稲垣雄二
接心の鼻先に蚊の止まりをり 愛知 青沼尾燈子
青年のごと白シャツのこころざし 大阪 安藤久美
ちつぽけな己へ帰る昼寝覚 長崎 川辺酸模

ネット投句(2026年5月15日)特選と入選

ネット投句 投稿日:2026年5月21日 作成者: dvx223272026年6月4日
【特選】
死してなほ戦ふきみのサングラス 神奈川 三玉一郎
母の日や何があらうと我が味方 石川 松川まさみ
厄介な我が身そのまま更衣 愛知 稲垣雄二
蛍烏賊深海は星ふぶくかな 大阪 安藤久美
袋角恋の駆け引きまだ知らず 奈良 きだりえこ
麦秋や山に寝そべる登窯 長崎 川辺酸模
【入選】
オホーツク一瞬にして夏の海 北海道 芳賀匙子
月涼しグラスに氷触るる音 北海道 柳一斉
人送り麦の穂くはへ帰る道 埼玉 佐藤森恵
川の上を懸橋のごと鯉幟 千葉 安田勅男
星のない夜空見ている端居かな 神奈川 遠藤初惠
沈黙が口開けてゐる蟻地獄 神奈川 三玉一郎
許されよ音やかましき草刈機 新潟 谷卯木
麦秋の麦の声して目覚めけり 石川 平林はや乃
亀の子の何が何でも前進す 静岡 湯浅菊子
水面からの光眩しむ山椒魚 静岡 湯浅菊子
働いて働いて蟻まつくろけ 大阪 安藤久美
火砕流かって目にした干潟かな 熊本 山下たまき
少年を卯の花腐し叩きけり 大分 山本桃潤
竹皮を脱ぐ新しき風の中 大分 竹中南行
薬より解き放たれて夏蜜柑 大分 土谷眞理子

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