・ 現実を深く。
・ 発想がすべて。
・ 推敲はまず語順を考える。
・ 一途な遊び心を。
| 【特選】 | ||
| 生きのびて幼木に花山桜 | 北海道 | 芳賀匙子 |
| 塩むすび一片の花舞ひ降りぬ | 東京 | 岡田定 |
| なかなかに慣れぬ義足や豆の花 | 神奈川 | 松井恭子 |
| 置きどころなき身をけふは花の中 | 愛知 | 稲垣雄二 |
| 腸へチューブ一本春は行く | 兵庫 | 吉安とも子 |
| 【入選】 | ||
| さあ推敲花疲れなどしてをれず | 神奈川 | 臼杵政治 |
| 母子草押し花にして懐かしむ | 石川 | 花井淳 |
| 行く春の後姿か吉野山 | 奈良 | きだりえこ |
| 囀りは母への挽歌出棺す | 広島 | 森恵美子 |
| 命ある者は恋せよ春干潟 | 埼玉 | 上田雅子 |
| 自転車の籠に揺れてる菖蒲の葉 | 千葉 | 若土裕子 |
| 春愁のありかを探る聴診器 | 東京 | 岡田定 |
| 加賀やいま代田に浮かぶ島いくつ | 石川 | 竹野いさお |
| 戦争が地球を回る春愁ひ | 愛知 | 稲垣雄二 |
| 五重塔二重は花の雲の上 | 京都 | 氷室茉胡 |
| 中ほどに白い洋館春の山 | 岡山 | 梶田忠志 |
| 今はなき二番田植ゑや土佐の夏 | 高知 | 森脇杏花 |
| 去年までは母と愛でたる桜かな | 長崎 | 川辺酸模 |
| この村に五重の塔や梨の花 | 大分 | 国広喜一郎 |
