白雲の巻/初裏/九 再募集①
六 式に疲れし花婿の母 正人(雑・恋)
七 十五年後の離婚劇つゆしらず 櫂(雑・恋)
八 夜覗きみし機織りの部屋 酸模(雑)
九 果知れぬ空に寄り添ふ二重星 まさみ(雑)
次へ。
【付句候補】
⚪︎
天体の闇に寄り添ふ二重星
△
×
明日壊すだれも住はぬ親の家
党人事閣僚人事コップ酒
子もおらず二人淋しき老夫婦
母無し子呼ばれて育つ哀しさに
窓抜けて絨毯空をひるがへり
秋の声麻生詣を繰り返し
担任に盗撮されし生徒達
しんしんと瓦礫を覆ふ細雪
座敷わらしの鼾かきをり
五・六羽の鶴の家族か初飛来
反骨の義賊と呼ばれ回向院
この私ワーフライフバランスしませんと
ゆがみたる唐獅子吠ゆる玉の肌
