白雲の巻/初裏/九
六 式に疲れし花婿の母 正人(雑・恋)
七 十五年後の離婚劇つゆしらず 櫂(雑・恋)
八 夜覗きみし機織りの部屋 酸模(雑)
九
再募集。
【付句候補】
⚪︎
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鶴と飛び立ち総裁となり
ごんぎつねそつと小魚置いてゆき
捺染はパリのブランド港へと
ぐずる子に乳房含ませ眠る妻
寒空にひらひらと舞ふ鳥の羽
穏やかな風に雪虫乗りて飛ぶ
花散らし迦陵頻伽の飛びたちぬ
髪乱れ火照る肌の身も細り
居眠りの子叩き起こす鬼教師
追ひかければ遠く跳ね行く螽斯
すらすらと筆すべらせる和紙の上
とろとろとむかし話の夢の中
働いて働いてなほ働くと
AIがAIだます情報戦
朗々とコーラン流る朝ぼらけ
