白雲の巻/初裏/六 再募集②
三 死にてなほ一人への恋忘れえず 光枝(雑・恋)
四 金沢で見し夕顔の花 松太(夏)
五 皆眠る新幹線に月涼し 文(夏・月)
六 式に疲れし花婿の母 正人(雑)
花婿の母
なにゆえに?
作者の弁に
引き摺り回されないように。
次へ。
【付句候補】
⚪︎
式に疲れし花婿の母
△
手付かず戻る落とした財布(美津子)
×
課金課金のディズニーランド
酒を酌みつつシューマイ弁当
涙で綴る別れの手紙
一升を隠し持ちけり修学旅行
湖面に蒼く逆さ富士山
どこからともなく豚まんの香
水輪に帰る最後の蛍
通勤ラッシュに雷雨稲妻
消化試合の出番なき日々
湖面を朝の風すべらかに
地酒みやげに友をとぶらふ
十人抜きで真打昇進
ケント紙に引くゆるぎない線
