虎落笛の巻/名表/九 再募集③
六 誰が隠したか米蔵の米 恭子(雑)
七 夏の月素知らぬ顔で俳句よむ 櫂(夏・月)
八 撃ち続けたる下手な鉄砲 一郎(雑)
九
再募集。
【付句候補】
○
△
×
大穴を当てて今では大富豪
何通も履歴書抱へ就活に
かたかたと小皿が卓で笑ひだす
万博に未来への夢あった頃
トランプの発言株価乱高下
ネットカジノ兆を超えゆく金悪へ
戦争のニュースを前に飯熟睡
本当は大の苦手の肝試し
良き師得て槍投げの技仕込まるる
四相撲極めてやがて大関へ
政治とは金をばらまくことなりき
思ひがけずA判定の模擬試験
嘘八百好き放題の大統領
床の間に置きたきほどの器量良し
ポケットに入れて育てて蟋蟀相撲
だらだらと八十八か所ただ巡る