虎落笛の巻/名表/九 再募集②
六 誰が隠したか米蔵の米 恭子(雑)
七 夏の月素知らぬ顔で俳句よむ 櫂(夏・月)
八 撃ち続けたる下手な鉄砲 一郎(雑)
九
再募集。
付句まさに
下手な鉄砲!
八の「下手な鉄砲」は
七のつづきでは俳句です。
これを別のものに詠み変えないと。
【付句候補】
○
△
×
連句してごくごくたまに取られては
手土産は十万円のギフト券
あきれ果て地球は逆に回りだす
鉛筆をころがして得し正解で
熊鍋をがつがつと喰ふ破戒僧
軒低くずらりと干して凍豆腐
月曜日訓話に悩む校長室
分断と差別の進む青き星
A Iに恋の悩みを相談す
老いていよよ離したくなき首長の座
必ずやクフ王眠るこの辺り
名人の蕎麦伸す手ぎわ見惚れをり
配りても法に触れねば慰労金
手さばきとポーカーフェースに蠱惑され
あちこちの歌仙に参加すごい人
父継てマタギは探る獣道