水俣忌の巻/初裏/三 再募集②
六 たわわに熟るる無花果の乳房 陽子(秋)
【初裏】
初句 モンローの唇吸はん熟れ葡萄 遊歩(秋・恋)
ニ 大統領の寝息やすらか 松太(雑)
三
再募集。
【付句候補】
⚪︎
△
✖️ただごと
暁の空に群れ飛ぶ鴉かな
氷山のつぎつぎ崩れ大音量
ミズナラを栗鼠たちのぼりくだりをり
さまざまに鳥は世界を棲み分けし
幾万の露しろがねに朝の道
雀きて庭中の虫食ひ尽す
✖️人事
月光がカーテン揺らす夏の窓
城からの午砲とどろく地中海
ぴかぴかの秘密の宮殿山奥に
冬麗のパールハーバー波もなし
人気なきビルの谷間を朝日出づ
あけぼのの丘に列なす白き墓
タンカーの不意に現る水平線
秋麗のポトマツク河日の沈む
ゴミ箱を食ひ散らかして明烏
肩組んで聖火吹き消す選手達
✖️意味不明(日本語ダメ?)
梟の発ちて垂れる森の奥
菩提樹の花房揺らす明烏
暗黒の宇宙の隅に回る星