水俣忌の巻/初裏/初句 再募集④
四 真白にあがる富士の噴煙 光枝(雑)
五 けふの月プテラノドンが掠め飛ぶ 嘉子(秋・月)
六 たわわに熟るる無花果の乳房 陽子(秋)
【初裏】
初句
再募集。
どこかで見た句は
いりません。
【付句候補】
⚪︎
△
灼熱の地平線へと大入日(慧)
×
人類の赤子あふるる秋津島
宙を舞ふ天人は手を差し延べん
肥ゆる馬疾駆してゐる母子連れ
何事も呵呵大笑す生身魂
天高く手拍子響き神の宴
張り込みは夜露の塀に身を隠し
鬼の子を揺らせて風の子守唄
旅寝して早稲の香りに目覚めたり
生まれ来て怖いものなし天の川
秋高し井戸端会議なほ続く
ままごとの母になりきる秋うらら
目に涙水漬く稲から芽が出でて
男でも女でもなく蚯蚓鳴く
啖呵きる場末のバーのママさやか
秋寒のエデンを追はる二人連れ
金風に結婚詐欺師高笑ひ
熊避けの鈴高らかにきのこ狩