春着の海の巻/初裏/四_再募集②
【初裏】
初句 秋澄むや高く売れたる裏の山 ひろし(秋)
ニ ものの五分の押し入り強盗 文(雑)
三 親も鬼そのまた親も鬼なりき 櫂(雑)
四
妖しい美女ばかり
まともな美女不在。
再募集。
【付句候補】
・◯
・△
・●
天下の美女と峠落ちゆく
献上されし傾国の美女
スカートめくる地下鉄の風
美女と野獣のくんづほぐれつ
天女の微笑すご腕詐欺師
うなじにそつと舌を這はさせ
チューリップより小さき少女
正倉院の樹下仙女笑む
腰から腿へ奇跡の曲線
歌手も女優も整形美人
妻の不倫の相手が祖父とは
泣く子も黙る花魁道中
江戸を席巻太夫の絵姿
あだになりたる百夜の通ひ
纒足包む麝香のかほり
同じ顔並ぶ整形美人
九尾を隠す艶なる寵姫
夏痩せの身を疎まれつつも
サマードレスの背滑らかな
国を揺るがす閨の睦言