なにもかも春の巻/初表/五
脇 選句四万みな麗らかに 一郎(春)
第三 奴凧天下睨みて昇りゆく まき(春)
四 猫の屍を食らふ人影 文(雑)
五 御簾上げて平安城の月さやか りえこ(秋・月)
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【付句候補】
・☆
御簾上げて清涼殿の月さやか
・◯
青々と茸の光る月の森(善子)
灯を落とす新生児室月高し(一郎)
・●(コメントなしは句作りが甘いだけ)
履き違ふ左右の靴を照す月(前の句読めず)
オータニサン月に伸びゆく大ホームラン(前の句読めず)
名月も三つ四つ見えて千鳥足(前の句読めず)
林檎の唄戦後闇市今日の月(前の句読めず)
煎茶饅頭のんびりと月今宵(前の句読めず)
月浴びる私はわたしを脱ぎ捨てて(前の句読めず)
凍月や革命といふピアノ曲(前の句読めず)
月今宵バーベキュー大会たけなはに(前の句読めず)
湯上りの赤ん坊のよな月出でて
望月へほほゑみかける赤ん坊
月今宵小芋のやうな子が集ひ
島唄は恋の始まり月の下(前の句読めず)
月渡る石蹴りの眼の爛々と(前の句読めず)
塹壕の廃墟の上を望の月
吹き飛びし屋根は何処へ月円か(意味不明)
ひつそりとシェルター覗くけふの月
かすかなる狸囃子や月天心(前の句読めず)
月今宵ゆりかごゆする母の唄