なにもかも春の巻/初表/四
発句 今日何も彼もなにもかも春らしく 稲畑汀子(春)
脇 選句四万みな麗らかに 一郎(春)
第三 奴凧天下睨みて昇りゆく まき(春)
四
再募集しかないですよね。
【付句候補】
・☆
・◯
・●
下に下にと槍先揃え(理屈甚だし)
とどろき走る戦車の列よ
伊達の下がりに鬼滅の刃
きらりと光る発電パネル
勝つた勝つたと号外の舞ふ
伊達じやあねえよと背中の唐獅子
ひとり暮らしの母を見舞ふる(日本語?)
尚寧王の英知の守り
海底探る無人カメラ機
復帰五十年うちなんちゅー哭く(下手な鉄砲のきわみ)
死屍累々の二〇三高地
親同伴の新婚旅行
北へ帰れぬ傷負ふ白鳥
南禅寺脇で田楽商ひ
朝の光に城忽然と
有季定型花鳥諷詠(戻るどころではない)
港に入れぬ豪華客船
五十年過ぎなほ基地の街(下手な鉄砲のきわみ)
鳶と鴉の空中バトル
狂ひがちなる春夏秋冬
口先ばかり負担軽減
沖縄復帰今なほ途上(下手な鉄砲のきわみ)
だれも羨む肥沃の国土