古志軽井沢句会(8月7日)
*一座目
【特選】
木洩れ日は秋のささやき濃くうすく 葛西美津子
木もれ日の盥に冷す西瓜かな 飛岡光枝
川曲り道曲りゆくや大夏野 石川桃瑪
昼寝の子花ひらくごと目覚めけり 山内あかり
涼しさや一杓を置く山の水 北側松太
【入選】
くろぐろと秋の峰なり浅間山 川村玲子
羽織るもの一枚買うて避暑の旅 石川桃瑪
軽井沢てふ大緑陰に句会かな 岩井善子
籐椅子に布かけしまま軽井沢 高橋慧
三伏の闇固まつて浅間山 北側松太
けさ秋の峠の風にふかれけり 川村玲子
ゆく夏を峠の神と送りけり 酒井きよみ
山荘を狐訪ふ秋立つ日 上松美智子
避暑をいふ暇なかりし戦後かな 片山ひろし
避暑といふ夏の遊びや軽井沢 片山ひろし
七重八重つひに一重や揚花火 山内あかり
ししうどの花のやうなる夜空かな 川村玲子
けふよりは秋となりけり浅間山 上松美智子
落葉松のさやぎも秋のはじめかな 葛西美津子
緑陰の小道は楽し軽井沢 岩井善子
犬二頭留守をあづかる夏館 高橋慧
ゆく夏とすれちがひたり森の道 川村玲子
乾びきし花はリースに夏の果 葛西美津子
犬と同じ縞々の服秋暑し 飛岡光枝
天上に秋ひるがへる浅間山 川村玲子
赤とんぼ浅間山より下りて来し 飛岡光枝
*二座目
【特選】
くれなゐの鯉の洗ひや冷し酒 片山ひろし
緑陰に一葉散つてまた一葉 川村玲子
けさ秋の高原野菜サラダにす 酒井きよみ
【入選】
燃ゆるみづのうへ歩きゆく原爆忌 山内あかり
森暗くそこなほ暗き泉かな 北側松太
山荘の庭になに焼く今朝の秋 飛岡光枝
ガラス風鈴まつ赤な紐で吊るしけり 岩井善子
