『長谷川櫂自選500句』が4月10日(水)に発売されます。事前に予約された方には版元の朔出版から直接お送りします。
下の予約欄に①住所、郵便番号②氏名③電話番号を明記のうえ、お申し込みください。代金+送料は請求書に同封されます。お受け取り後に振り込んでください。
内容は句集『古志』から『太陽の門』までの自選500句、エッセイ「封印」、青木亮人さんによる解説、自筆年譜、索引など。装丁は水戸間功さん。送料を含めて2700円の予定です。
『長谷川櫂自選500句』が4月10日(水)に発売されます。事前に予約された方には版元の朔出版から直接お送りします。
下の予約欄に①住所、郵便番号②氏名③電話番号を明記のうえ、お申し込みください。代金+送料は請求書に同封されます。お受け取り後に振り込んでください。
内容は句集『古志』から『太陽の門』までの自選500句、エッセイ「封印」、青木亮人さんによる解説、自筆年譜、索引など。装丁は水戸間功さん。送料を含めて2700円の予定です。
2004年4月にはじまった読売新聞コラム「四季」が20周年を迎え、3月13日朝刊に特集が掲載されました。またこの日から「四季」には「*7047回」と回数が記されています。
4月には東京大手町の読売新聞本社で講演会、パネル展があります。
石川県立輪島漆芸技術研修所からのお願いです。
石川県立輪島漆芸技術研修所
所 長 小森邦博
日頃より当研修所の事業にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。今回の地震の報道に、皆様さぞお心を痛めていらっしゃることと思います。私を含め職員、講師の先生方、研修生達も胸が張り裂けそうな思いです。
地震以降、見舞金、寄付金に関するお問い合わせが数多く寄せられております。見舞金の受け付けについて、次のとおりご案内いたします。集まった見舞金は研修生の生活再建や道具購入等、有効に活用させていただきます。
1・見舞金額 任意
2・振込口座 北國銀行 七尾支店(ホッコクギンコウ ナナオシテン)普通 60859
口座名義 輪島漆研被災研修生見舞金(ワジマシッケンヒサイケンシュウセイミマイキン)
大朝寝花と死の字のどこか似る | 神奈川 | 中丸佳音 |
目薬を注して目瞑る寒さかな | 岐阜 | 三好政子 |
一文字口閉ぢしまま能登の牡蠣 | 岐阜 | 梅田恵美子 |
荒れ荒れて波の花飛ぶ能登の闇 | 愛知 | 稲垣雄二 |
初鏡母が写つたかと思ふ | 京都 | 氷室茉胡 |
冬深し底はくれなゐ輪島塗 | 奈良 | きだりえこ |
山焼きの火を邪鬼たちと眺めけり | 奈良 | 中野美津子 |
鮟鱇は顎を残して喰はれけり | 長崎 | 川辺酸模 |
赤恥もいまや身に添ひ日向ぼこ | 大分 | 竹中南行 |
寒梅や揺るる大地がわれらの地 | 大分 | 竹中南行 |
雪嶺の襞を深めて青き空 | 北海道 | 柳一斉 |
元日や戻り来たりし旅の龍 | 千葉 | 若土裕子 |
年玉でもの買ふときの嬉しさよ | 千葉 | 谷口正人 |
我知らぬ母の話を女正月 | 千葉 | 池田祥子 |
大佐渡の不機嫌な空ふゆごもり | 新潟 | 安藤文 |
半壊の蔵動き出す寒造り | 石川 | 花井淳 |
目出度さは髭の先まで飾り海老 | 大阪 | 澤田美那子 |
かすむ眼の整うてゆく初景色 | 兵庫 | 加藤百合子 |
「いどばた連句」がはじまります。3グループ同時スタートで、捌きは村松二本さん、木下洋子さん、飛岡光枝さんです。
「古志」以外の人も「うたたね歌仙」の連衆も誰でも参加できます。重複参加も可能です。参加費はありません。
年に1巻、年間賞を決めます。
それぞれのサイトで近く発句を発表、連衆(参加者)を募集します。希望者は各サイトへお申し込みください。
1月12日、慶應義塾大学で開かれた西脇順三郎生誕記念・第13回「アムバルワリア祭」の動画が届きました。
ご感想のある方は「俳句的生活」事務局へメールでお送りください。
2月「お題」
今月のお題は俳人の長谷川櫂さんからの出題です!
しかも今月は、いつもとは逆、お題を下の句と見立てて、それに結ぶ上の句を募集いたします。櫂さんからいただいたアイディアなので「櫂(かい)結び」と名付けました。
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
チョコレートの真っ赤なハート
お題の上に結ぶ【14文字】を投句ください。なお、英語では以下となります。
A bright red heart of chocolate
こちらは【6単語】にて上の句を募ります。
【投句例】
Xにて @lighthaiku をフォロー後に
フランス国家最優秀職人による 一青 #laiku
上の句 ➕ 投句名 ➕ #laiku でポストください。
下の句(お題)と同じ【14文字】で上の句の投句をお願いします。
投句名は文字であれば自由です。アカウント名と異なっていても構いません。(ただし、同一のお題に名前を変えての投句はご遠慮ください。審査対象外となります。同じ名前で何度でも投句いただけます)フォローをしていない、14文字以外の句も審査対象外となります。フォローをいただくのは、最優秀句に選ばれた際の連絡時に必要のためです。
また、語数を揃えるのは、詠み捨てではなく、じっくりとそこにはまる言葉を探していただくためになります。いわゆる自由律ですが、語数を揃えるルールを用いることで、定型575の俳句のように、器に入れる言葉を選ぶ感覚が得られます。
お題(下の句)と結び
フランス国家最優秀職人による
チョコレートの真っ赤なハート
一編の詩となります。
*ライトハイク協会のホームページに投句欄があります。
一般社団法人ライトハイク協会
一般社団法人ライトハイク協会
当法人は、万葉の時代から現代の短詩系文芸に受け継がれてきた「俳」のポエジーを国内外に伝えることを目的とする。その手段としての新しい詩形を用いて、世界に明るい詩を広め、ゆくゆくは言語・国籍を超えて一編の詩を結ぶ、新たな文芸文化の創造を目指すこととする。
一般社団法人ライトハイク協会(本部:東京都台東区 代表理事:八塚慎一郎)は、2024年2月7日に港区立赤坂中学校・赤坂小学校(校長:髙松政則)において詩の教室「ライトハイク教室」のモデル授業を中学1年生(7年生)51名を対象に実施いたします。
「ライトハイク教室」(詩の教室)は、世界共通のライトヴァース(軽妙洒脱を旨とした明るい詩)を目指す新たな自由詩「ライトハイク」を用いて、楽しくポエトリー・ティーチャー(詩の先生)と触れ合うことで、子どもたちに本物の「詩体験」を届けるために企画されました。 一度の詩体験が、一生の宝物になることを信じて、ライトハイク教室が提供するのは、日常に詩があふれていること、そして、自分の中に詩人がいることの「気づき」です。
「ライトハイク教室」(詩の教室)では、本物の詩人の言葉に触れてもらうために、詩の先生(ポエトリー・ティーチャー)を毎回お迎えします。詩の先生は、俳人・歌人・柳人等に留まらず、小説家・噺家・作詞家・脚本家、放送作家、コピーライター、アナウンサー、ラジオDJ、その他「言葉」のプロフェッショナルである「詩人」を招聘します。 今回のモデル授業では一般社団法人ライトハイク協会の理事でもある、林家たい平が詩の先生(ポエトリー・ティーチャー)を担います。
「ライトハイク教室」(詩の教室)は令和6年度、全国120ヶ所の幼稚園、小学校、中学校、高校、大学での実施を計画しています。その活動原資として現在、助成金を申請中に加え、この活動に賛同いただける協賛企業を募集中です。学校側にはご負担をいただくことなく、詩の先生(ポエトリー・ティーチャー)が全国の学校に参ります。
<2024年3月に弊会サイト上にて実施希望校を募集予定>
尚、7月頃には開成中学校・高等学校(荒川区西日暮里)での実施を計画しています。
2023年10月10日に、世界の人たちと言葉を交わして一編の詩をつくる公募サイト
「結ぶ言葉 ライトハイク」https://lighthaiku.com を起ち上げました。
ライトハイクとは・・・
季語や定型(5・7・5)等のルールはない自由詩。
上下語数を揃えた「二句一連(Parallel uni-verse)」の詩形を用いて
「俳(HAI)」を掲げ、上の句と下の句で、言葉を結びます。
俳(HAI)とは・・・「人の心をくすぐる何か(Something bright)」
ライトハイク(例) 「結ぶ言葉 ライトハイク」2023年11月題 最優秀句より
軽く押さえてくださいね
恋という字の終わりの点
(英語訳)
Please hold it lightly
The u in luv
translated by @AsurasHaiku
この上下に並べる二行詩
Parallel uni-verse(パラレル・ユニヴァース 並行する上下二つの詩句をひとつにする)
の形は、俳句のエッセンスである
「切れ」(間〔ま〕SPACE=宇宙)と「取り合わせ」を明確にする
究極に洗練された詩形です。
多言語への変換が比較的容易に行えることで、世界のたくさんの人たちが気軽に楽しみながらも、知らず知らずに「切れ」と「取り合わせ」を実践している世界共通のライトヴァースを目指します。尚、ひとりで上下を結ぶ、自問自答でもライトハイクはつくれます。それは自分の中にいる詩人との対話です。誰の中にも必ず、詩人がいる。ライトハイクはダイアローグ(対話)詩です。
「結ぶ言葉 ライトハイク」では毎月、お題ゲストをお迎えして、言葉(1フレーズ)をいただいています。そちらを上の句と見立て、同じ語数(文字数もしくは単語数)で結ぶ下の句を募集しています。
憧れの人の言葉に、自分の言葉を結んで、一編の詩をつくる。
これからも、皆さんが憧れる人達に、言葉をいただいて参ります。
2023年10月のサイト開設より、お迎えしたお題ゲストは
2023年
10月 2023年本屋大賞受賞作 凪良ゆうさん『汝、星のごとく』(講談社)より
11月 林家たい平(ライトハイク協会理事)
12月 春風亭昇太師匠
2024年
1月 ふなっしーさん
となっており、続く2月は、俳人の長谷川櫂さんをお迎えします。
長谷川櫂(はせがわ かい)
1954年熊本県生まれ。俳人。「きごさい(季語と歳時記の会)」代表。
句集『虚空』(花押社,読売文学賞受賞)
著書に『俳句の宇宙』(花押社,サントリー学芸賞受賞)『俳句の誕生』(筑摩書房)『和の思想 日本人の想像力』(岩波現代文庫)『俳句と人間』(岩波新書)『小林一茶』(河出文庫)など。読売新聞紙上で詩歌コラム「四季」を連載中。
長谷川櫂さんは『和の思想 日本人の想像力』(岩波現代文庫)の中で俳句の「取り合わせ」が「対立する人間同士の融和、戦争の絶えない世界の平和に役立つかもしれません」と述べられており、弊会も強く共感しています。
言葉が生み出す力、詩の力を信じて、世界を少しでも明るくしたいと願います。
長谷川櫂さんからのお題は、2月1日に発表いたします。
上の句に、下の句を結ぶ。
公募サイト「結ぶ言葉 ライトハイク」では、開始から4回、お題を上の句と見立てて、下の句を募集して参りましたが今回、長谷川櫂さんからとても素敵な提案をいただきました。
逆(リバース)はどうか。
つまり、いただくお題を下の句に見てて、上の句を結ぶスタイルです。
通常の結び
軽く押さえてくださいね
○○○○○○○○○○○(下の句を公募)
櫂さんご提案の逆結び
○○○○○○○○○○○(上の句を公募)
軽く押さえてくださいね
川柳の元となった「前句付(まえくづけ)」がまさにそのスタイルでしたが、江戸期の前句付のお題は「切りたくもあり切りたくもなし」のように、いわゆる、なぞなぞの問いかけのようにその言葉自体には血が通っていないものになっていました。それは答えやすいように誘導する配慮からだと思われますが、今回、難易度が高くなることを承知で、本来の俳諧で行われていた生きている言葉と言葉のやり取り、令和の俳諧に挑みます。
言葉には不思議な力があり、リバース(reverse)という単語は、Re(再生)verse(詩)にも見えます。逆結びからは、元々そこにあった言葉を復元する、再生して詩にするという感覚を得られます。この素晴らしい気づきをいただきました長谷川櫂さんに敬意を表して、弊会ではこの逆結びを今後「櫂結び(かいむすび)」と呼んで参ります。
長谷川櫂さんの号である櫂(かい)もまた、舟を人力により進ませる道具です。エンジンでもあり、進む方向を決める舵でもあります。まさに下の句を櫂として、上の句の言葉をどのように導くか。2月の「櫂結び」、たくさんの方のご参加(投句)をお待ちしております。
アムバルワリア祭 XⅢ 西脇順三郎と「何でも諧謔」の世界――えっ、芭蕉も?ボードレールも?
2012年より毎年1月に開催している西脇順三郎の生誕記念「アムバルワリア祭」。今回は「西脇順三郎と諧謔」というテーマにて、シンポジウムを行います。
西脇作品に通底する諧謔、おもしろみの表現は、新倉俊一などによる研究においても指摘されてきました。今回は現代を代表する俳人、長谷川櫂氏と、詩人でフランス文学者の岩切正一郎氏を迎えて、時代もジャンルも越境しながら、西脇作品の「諧謔」について多面的に探求します。企画およびコーディネーターを務めるのは詩人の野村喜和夫氏です。
当日はZoomウェビナーによる同時配信も行う予定です。最新の情報はホームページやSNSでご確認ください。
日時:2024年1月20日(土)午後2時より午後5時
場所:慶應義塾大学三田キャンパス 東館6階 G-Lab
対象:どなたでもご参加いただけます
費用:無料
登壇者/出演者
【登壇者】
野村喜和夫(詩人)
長谷川 櫂(俳人)
岩切正一郎(国際基督教大学教授・学長)
タイムテーブル
14:00 – 14:05 アート・センター所長 挨拶
14:05 – 14:35 野村喜和夫「西脇的諧謔の射程」
14:35 – 15:15 長谷川 櫂「諧謔とは何か。古池のほとりで」
15:15 – 15:55 岩切正一郎「習慣と諧謔」
(休憩 15分)
16:10 – 17:00 登壇者によるディスカッション
お問い合わせ
慶應義塾大学アート・センター 森山 緑
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45
TEL 03-5427-1621 FAX 03-5427-1620
moriyama@art-c.keio.ac.jp
主催・共催など
主催:慶應義塾大学アート・センター
共催:慶應義塾大学藝文学会
【参加方法】
オンラインの方はこちらより、ご入場ください。
ウェビナーリンク:https://keio-univ.zoom.us/j/88633062390
ミーティング ID : 886 3306 2390
はじめてZoomを使う場合:Zoomアプリをお手持ちのデバイスにダウンロードしてください。その後、上記のリンクよりご参加ください。
お問い合わせ
慶應義塾大学アート・センター
108-8345 東京都港区三田2-15-45
電話 03-5427-1621 Fax 03-5427-1620